独り言。

柊 奏

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不在着信1件。

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 深夜2時。不在着信1件。

 なんとも思ってないからそんな時間に電話してくるんだよね。


 ねぇ、知ってる?
 わたしそんな夜遊びしないんだよ?

 君がそういう子が好きだからそう振る舞ってるだけで、実際は平日家にいることの方多いし、男友達なんていないんだよ。

 私もそこまで都合良くないから、
 朝、今さっき気付いたかのようにLINEを送る。

 『どうしたの?』

 そして昼頃、君からの返信。

 『飲んでるかなーって』


 ただ一言それのみ。
 飲んでないし、そんな時間に電話してきたことないよね?

 それって女の子が捕まらなかっただけでしょ?

 わかってるよ、君が私のことなんて数いる女の子のうちの1人だと思ってるってこと。

 でも、そんなたかだか1件の不在着信に一喜一憂する私の気持ち考えたことある??


 知ってるわかってる、連絡先を消してブロックすれば良いだけだって。

 でもそれができないからこんなに苦しい。

 助けてと叫んでも誰もいなくて、友達みんなにそんなのと早くはなれなよって言われるけど、できなくて、自分で自分を追い込んでいる。


 そうして今日も君からの返信をただ待つ私。


 自分に絶望する。


 誰かこの暗い闇から解放してー...




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