俺は人間である

でんでん

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第二話

可愛い生徒

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**八重先生**

あぁ眠い。この学校は何故だか保健室に人が来ない。

怪我していても、家で処置しているやつが多い。
噂によると、保健室に来ると俺のファンクラブとやらが怒りだすらしい。

時々来るやつらはそのファンクラブとやらの奴等だろうな。

保健室には怪我とか体調悪かったら早めにこいよ。

俺はただ無口なだけだ。
本当のはなし。腹は真っ黒。
生徒のことは、義務でしか考えていない。

はぁ...最低な教師だな。つくづく思うよ。自分でも。
 
幸い外見が良いからか気付かれていない。

そんななか、チョコチョコ顔を出す生徒がいた。

そいつもなかなかのイケメンで、俺と同じで無口。
人は見た目によらないものだが...こいつはとにかく怪我をよくする。

喧嘩をしているわけでもない。ただ、怪我をする。

えへへー。とも、べつに。とも言わない。
いずらそうにしながら、処置をされるだけだ。

これが、なんだか可愛らしい。

見た目じゃなくて、雰囲気が可愛らしいのか?
存在自体が可愛らしいのか?

俺のファンクラブが怒りださない理由がわかる。

そいつは、そんな魅力を持っていた。


―――――――廊下

今日も暇だ。珍しくそいつは3日間連続来なかった。

過去最長ではないか?と思い廊下を歩いていると...

顔を真っ赤にして、いったりきたりしているそいつを見つけた。

熱でもあるのか?足がふらついている。

こりゃ、怪我するな。おぶってやろう。

おぶって運んでいると、スゥースゥーとおとが聞こえた。

寝ているようだ。温かいな。

保健室のベットに寝かせると、寝顔が見えた。

安心したのか、表情は柔らかい。

...おかしいな。ムラムラする。

女には困っていないし...。セックスにも困っていない。

おかしい。なんなんだ。

体がゾクゾクとする。

触りたい...触りたい。

頬を撫でると、気持ちいいのか頭をすり寄せてくる。

...チュッ

気付いたらキスをしていた。

俺は、こんなにも自制心がなかったのか。
犯罪者になってしまうではないか。

できるだけ、心を落ち着かせようと仕事を始める。

外が赤く染まった頃...

そいつは起きたらしい。

ポフッポフッと掛け布団を叩くおとが聞こえる。
なにやってんだ。

「起きたか。」

そいつは驚いてこちらを見る。

「熱は...」

おでこに手をあてると、ボフッと顔が赤くなる。
もしかして、脈ある?

悪戯心をくすぐられ、おでことおでこをあててみた。

動揺しているようだ。顔が赤くて可愛い。
結構初なんだな。

あとから二人の生徒が迎えに来たが、俺はよく覚えていない。

ただ、そいつ...いや、黒芭が欲しい。それだけだった。
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