息の仕方を教えてよ。

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僕はプクプク、プクプク小さく息を漏らしながら海の中へと沈んでいっていた。

ああ、やっぱりこの中は静かで、息がしやすい。



本当は、柿沼さんとまだ暮らしていたかった。

だけどあの人が結婚するなら僕はただの邪魔者で。

除け者にされる事には慣れていたから、別にいいやと逃げ出した。


今頃恋人と仲良く過ごしているんだろうなぁ。



ーー名前を、呼んでみたかったな。



コポコポ、コポコポ。

自分の中の酸素は確実に減っていて。

僕は結局上でも下でも息の仕方が分からなかったな、なんて思って目を閉じた。


感想 1

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