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トラウマ
21(途中から 颯Sideになります)
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それから、京くんは何事もなかったかのように接してくれて俺は最低だな、なんて思いつつもそれに甘えていた。
…甘えてばかりで、申し訳ないけれど俺はどうしたらいいのかわかんなくて。
「よーしの」
「うわぁっ!…は、やてくん!び、びっくりした…!」
「あはは、わりぃわりぃ!」
「絶対悪いと思ってないでしょ…」
じとーっとした目で見つめると、んな事ねぇって!と髪の毛をぐしゃぐしゃにされた。
ま、また…!!
ぐしゃぐしゃ攻撃がやんで口を尖らせながら髪の毛を直していると「てか、珍しいな」と颯くんが不思議そうな声で言った。
「…なにが?」
「ん?一人でいるの!今日は京と帰らねーの?」
「京くんなら用事があるからって先に帰ったよ?」
「え?」
「へ?」
きょとんとした表情で首を傾げる颯くんと同じ様に首を傾げれば「…や、なんでもねーや!じゃー今日は俺と帰ろーぜ!」と爽やかな笑顔で誤魔化された。…ええ、気になる…。
…まっ、いっか!
「えへへ、颯くんと帰るのなんだかんだ初めてな気がするね」
「そうだっけかぁ?まー確かに俺部活あるしなぁ」
寮までの帰り道、話題は尽きる事なく沢山話をした。
部活ばっかで勉強全然してないなんて笑う颯くんを本気で心配したけど、本人は至って普通だったから取り敢えずエールを送った。
**
佳乃とじゃあまた明日、なんて言ってわかれて俺は京に連絡をした。
聞きたいことが、山ほどあるんだわ。
「…はぁ…俺が見ない間になぁんでこんなに面倒な事になってんかねぇ…」
腰掛けていたソファにボフッとうつ伏せに寝転がる。
…全然返事こねーし。
「あーめんどくせぇ!電話してやる!」
プルルルル…という音が何度かした後「…なに」と低い声で相手は出た。
なっんでそんなに機嫌悪ぃんだよ!怖ぇーわ!
「おいおい、何キレてんの?」
「別に、なんでもないけど」
「……まあ、いい。今日さ、佳乃に用事があるって言って帰ったんだって?」
「…ああ」
「お前なぁ…俺そんな事知らなかったから普通に驚いたわ。何嘘ついてんの」
「…嘘じゃないじゃん」
ちょっと拗ねたように言ってもかわいくなんてないからな!?
てか、嘘じゃないって俺とは違うこと佳乃に伝えてる時点でアウトだから!
「お前、俺には会長のとこ行くって言ってたよな?」
「立派な用事じゃん」
「…そうかもしれねーけど!…それに、なんとなくだけど…」
「なに?」
「……あーこれは言わないでおく。なんか悔しいわ」
「はぁ?」
「まだ話したいことあったけど気ぃ抜けたしもういい。じゃあまた明日な!」
「はっ?おいっ…」
京がまだ何か話していたけどブチッと切って溜息を吐く。
会長のとこ行って何話したんだとか、佳乃の様子がおかしいこととか。本当にまだまだ話したい事あったけど、もういい。なんか、疲れた…。
俺、こんなキャラじゃなかったのにな…。
「…佳乃、寂しそうだったな」
京にはムカついて言えなかったけど、帰り道どことなく寂しそうな佳乃に俺は何故かモヤっとして笑わせようと奮闘した。
…まあ結果は俺を心配する佳乃で終わったけど。
モヤっとした理由は分からないけど、多分友だちを取られた感じがしたからだろうな。多分、多分な。
「…勉強なぁ…」
そろそろちゃんとやらないと…と考えている内に俺はいつのまにか眠りについていた。
…どんだけやる気ないんだ。
***
体調激悪人間に成り果ててしまい、仕事も休みを頂いてしまって冬が益々嫌いになった私です。
本日から更新再開致します。不定期にはなるかと思いますが、よろしくお願いします。
…甘えてばかりで、申し訳ないけれど俺はどうしたらいいのかわかんなくて。
「よーしの」
「うわぁっ!…は、やてくん!び、びっくりした…!」
「あはは、わりぃわりぃ!」
「絶対悪いと思ってないでしょ…」
じとーっとした目で見つめると、んな事ねぇって!と髪の毛をぐしゃぐしゃにされた。
ま、また…!!
ぐしゃぐしゃ攻撃がやんで口を尖らせながら髪の毛を直していると「てか、珍しいな」と颯くんが不思議そうな声で言った。
「…なにが?」
「ん?一人でいるの!今日は京と帰らねーの?」
「京くんなら用事があるからって先に帰ったよ?」
「え?」
「へ?」
きょとんとした表情で首を傾げる颯くんと同じ様に首を傾げれば「…や、なんでもねーや!じゃー今日は俺と帰ろーぜ!」と爽やかな笑顔で誤魔化された。…ええ、気になる…。
…まっ、いっか!
「えへへ、颯くんと帰るのなんだかんだ初めてな気がするね」
「そうだっけかぁ?まー確かに俺部活あるしなぁ」
寮までの帰り道、話題は尽きる事なく沢山話をした。
部活ばっかで勉強全然してないなんて笑う颯くんを本気で心配したけど、本人は至って普通だったから取り敢えずエールを送った。
**
佳乃とじゃあまた明日、なんて言ってわかれて俺は京に連絡をした。
聞きたいことが、山ほどあるんだわ。
「…はぁ…俺が見ない間になぁんでこんなに面倒な事になってんかねぇ…」
腰掛けていたソファにボフッとうつ伏せに寝転がる。
…全然返事こねーし。
「あーめんどくせぇ!電話してやる!」
プルルルル…という音が何度かした後「…なに」と低い声で相手は出た。
なっんでそんなに機嫌悪ぃんだよ!怖ぇーわ!
「おいおい、何キレてんの?」
「別に、なんでもないけど」
「……まあ、いい。今日さ、佳乃に用事があるって言って帰ったんだって?」
「…ああ」
「お前なぁ…俺そんな事知らなかったから普通に驚いたわ。何嘘ついてんの」
「…嘘じゃないじゃん」
ちょっと拗ねたように言ってもかわいくなんてないからな!?
てか、嘘じゃないって俺とは違うこと佳乃に伝えてる時点でアウトだから!
「お前、俺には会長のとこ行くって言ってたよな?」
「立派な用事じゃん」
「…そうかもしれねーけど!…それに、なんとなくだけど…」
「なに?」
「……あーこれは言わないでおく。なんか悔しいわ」
「はぁ?」
「まだ話したいことあったけど気ぃ抜けたしもういい。じゃあまた明日な!」
「はっ?おいっ…」
京がまだ何か話していたけどブチッと切って溜息を吐く。
会長のとこ行って何話したんだとか、佳乃の様子がおかしいこととか。本当にまだまだ話したい事あったけど、もういい。なんか、疲れた…。
俺、こんなキャラじゃなかったのにな…。
「…佳乃、寂しそうだったな」
京にはムカついて言えなかったけど、帰り道どことなく寂しそうな佳乃に俺は何故かモヤっとして笑わせようと奮闘した。
…まあ結果は俺を心配する佳乃で終わったけど。
モヤっとした理由は分からないけど、多分友だちを取られた感じがしたからだろうな。多分、多分な。
「…勉強なぁ…」
そろそろちゃんとやらないと…と考えている内に俺はいつのまにか眠りについていた。
…どんだけやる気ないんだ。
***
体調激悪人間に成り果ててしまい、仕事も休みを頂いてしまって冬が益々嫌いになった私です。
本日から更新再開致します。不定期にはなるかと思いますが、よろしくお願いします。
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