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11年前、この国ではあおり運転というものは処罰の対象ではなくなった。いや、正確には国が罰を与えるのをやめたというだけでドライバー同士で解決しろと投げただけだ。本当に呆れた話である。しかし、この国も一応は法治国家を名乗っているだけあってか、対策はやった。それは自動車への自衛機能の強化である。当時不況だった自動車業界もこれにより新たな価値を付与されるとの触れ込みでその機能はメーカー競争によって発展していった。話を戻すとドライバー同士の喧嘩は当然、暴行や傷害事件になるので違法ではあるが、車同士の戦いであれば正当防衛ということで法は一切関与しないということになったのである。つまり、あおり運転含むすべての問題は車体同士の戦闘ですべての決着をつけろ! ということなのである!!
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