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2章〜仲間との出会い〜
モール
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僕は彼女とふたり、店が並ぶ大通りを歩きながら
「ところで聞いてなかったね、君名前は?」と僕は彼女に聞いた。
すると彼女は「私の事は好きなように呼んで。」と俺を疑う様な目をして言った。
俺がさきに名乗るべきとは思ったが、彼女はまるで僕の名前などどうでもいいような目をしていたのであえて言わなかった。
「そっか、じゃあ……」
僕は少し悩んで言った「猫目、とかどう?」
自分でもわかってた、クソみたいなネーミングセンスだってことは、ただ彼女が猫目だからという理由つけたのだ、
「フフっ…、本気なの?」
彼女は少し微笑んでそう言った 。
笑うと目じりにシワができ、その笑顔は美里によく似ていた。
気が付くと僕は悲しい顔をしていたのだろう、彼女が僕の方をチラッと見て言った
「あんたも、色々あったんだよね、いいよ、私は猫目っ!そう呼んでよ」
僕に気を使っているのをわかった。
「うん、そう呼ばせてもらうよ」
こんな世界になってまでも、僕は人に気を使わせてしまった。
すると、彼女がある方向を指さした
「あれっ、あそこ入らない?」
彼女が指をさした方向には、こうなる前は繁盛していたであろう大きなショッピングモールがあった
何かを企んでいるかのような顔で僕にそう言った彼女は急ぎ足でそこに僕を引っ張っていった
つられるまま中へ一緒に入った
中は薄暗く、品物棚には思ったよりも多くの物が残っていた
「ここで何するの?」そう聞くと彼女は
「ここにあるはず~っ、どこだどこだー」っと言いながら、倉庫と思われる場所へ向かって行った。
そして、okashiと書いてある箱を漁り始めたと思うと
「ない……。ないっー!」と急に猫目は大声を出した
僕はビックリしてのけぞった
「な……何が?」僕はボソッと聞いた
「シュガークッキー」と我に返ったのか彼女は恥ずかしげに呟いた
懐かしい名前だ、シュガークッキーとは子供に人気のあるお菓子の名前である
なんだ、ツンツンしているイメージが強かったが、女子高生らしく可愛らしい部分があり、ほっとした。
僕はフォローするように
「あれ、おいしいよね!」と楽しげな声で言った
そしたら、彼女は無言でそっと立って出口へと歩いていった。
ドアを開け外の様子を伺ってみると、さっきまではいなかったはずのデッドがうようよといた。
「ここでよそへ消えるのを待ってよう」そう僕が言うと
彼女はそれを聞いてなかったかのように「私は今虫の居所が悪いの」と呟いたと思えば手に持っているバットを強く握り直し勢いよくドアを蹴り開けてデッドの方へバットを振り上げて向かっていった。
「ところで聞いてなかったね、君名前は?」と僕は彼女に聞いた。
すると彼女は「私の事は好きなように呼んで。」と俺を疑う様な目をして言った。
俺がさきに名乗るべきとは思ったが、彼女はまるで僕の名前などどうでもいいような目をしていたのであえて言わなかった。
「そっか、じゃあ……」
僕は少し悩んで言った「猫目、とかどう?」
自分でもわかってた、クソみたいなネーミングセンスだってことは、ただ彼女が猫目だからという理由つけたのだ、
「フフっ…、本気なの?」
彼女は少し微笑んでそう言った 。
笑うと目じりにシワができ、その笑顔は美里によく似ていた。
気が付くと僕は悲しい顔をしていたのだろう、彼女が僕の方をチラッと見て言った
「あんたも、色々あったんだよね、いいよ、私は猫目っ!そう呼んでよ」
僕に気を使っているのをわかった。
「うん、そう呼ばせてもらうよ」
こんな世界になってまでも、僕は人に気を使わせてしまった。
すると、彼女がある方向を指さした
「あれっ、あそこ入らない?」
彼女が指をさした方向には、こうなる前は繁盛していたであろう大きなショッピングモールがあった
何かを企んでいるかのような顔で僕にそう言った彼女は急ぎ足でそこに僕を引っ張っていった
つられるまま中へ一緒に入った
中は薄暗く、品物棚には思ったよりも多くの物が残っていた
「ここで何するの?」そう聞くと彼女は
「ここにあるはず~っ、どこだどこだー」っと言いながら、倉庫と思われる場所へ向かって行った。
そして、okashiと書いてある箱を漁り始めたと思うと
「ない……。ないっー!」と急に猫目は大声を出した
僕はビックリしてのけぞった
「な……何が?」僕はボソッと聞いた
「シュガークッキー」と我に返ったのか彼女は恥ずかしげに呟いた
懐かしい名前だ、シュガークッキーとは子供に人気のあるお菓子の名前である
なんだ、ツンツンしているイメージが強かったが、女子高生らしく可愛らしい部分があり、ほっとした。
僕はフォローするように
「あれ、おいしいよね!」と楽しげな声で言った
そしたら、彼女は無言でそっと立って出口へと歩いていった。
ドアを開け外の様子を伺ってみると、さっきまではいなかったはずのデッドがうようよといた。
「ここでよそへ消えるのを待ってよう」そう僕が言うと
彼女はそれを聞いてなかったかのように「私は今虫の居所が悪いの」と呟いたと思えば手に持っているバットを強く握り直し勢いよくドアを蹴り開けてデッドの方へバットを振り上げて向かっていった。
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