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木の中にいる
「17話」
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「それはそうと、そろそろ閉める時間ですよ」
おお、もうそんな時間か……。
やっと、やっと休め……る。
「お、なんだもうそんな時間か……うし、ウッド。 シャワー浴びて飯にすっぞ」
「はひ」
ゴリさん元気すぎない?
俺はもう立つのすらやっとなんですが……。
見てほら、まるで生まれたての子鹿の様。
これご飯食べられるのかなあ、リバースしないといいけど。
「うまうま」
「おう、しっかり食えよ」
飯うめえ!
シャワー浴びたらスッキリすると同時に猛烈にお腹空いてきたよ。
昼間も思ったけど、この世界のご飯美味しい。 ギルドでの食事なのにこのクオリティ、ここ食堂じゃないんだよ?
ひたすら食いまくる俺を見てゴリさんは満足げに頷く。
そして追加で料理を注文すると自分も食い始めた。
そして横に居る人物へと声を掛ける。
「リタちゃんはそれで足りるのか?」
「私はお酒がメインですので」
なんかその場の流れでリタさんと一緒に食事することになったのである。
やはり俺やゴリさんのように体をがっつり動かしていないぶん食事も少なくていいのだろう、リタさんの前に置かれた食事は俺の半分もない……ただ、酒の量はおかしくないですか、なんであんなデカい瓶が一本丸々置いてあるんですかね……?
まさか一人で……?
よく見るとコップじゃなくてでっかいジョッキ持ってるし、やべえこの人大酒飲みだ。
等と俺がちょっと引いているとギルドの扉が開いてドタドタと足音がする。
誰か来たのかなと思っていたらその足音はまっすぐこちらのテーブルへと向かってきた。
「あ、リーダーいたいた」
「お、居たか。 よし、飯と酒だ酒」
「おう、悪ぃな。 ちょっとウッドに付き合ってダンジョン行ってたんだよ」
来たのはゴリさんのパーティーメンバーである3人であった。
俺は慌てて飯をかっ込むと勢い良く椅子を立つ。
挨拶しなきゃと思ったんだ。
「っ…………モゴォ」
「飲み込んでから喋れや」
なんで飯かっこんだし、俺のばか。
ゴリさんに白い目で見られつつ俺は口の中のものを何とか飲み下す。
「……ごめんなさい。 皆さん今晩は、あとすみません今日ずっとゴリさんに付き合って貰ってました……」
そして皆に挨拶をして、ゴリさんに付き合って貰っていたことを謝る。
おそらくこの場に来て最初の一言からして、彼らはゴリさんを探していたのだろう。
酒場で飲んでいるはずのゴリさんがいない……それは俺に付き合っていたからだ。
「そんなことだろうとは思ってましたよ……あ、私は食事は軽くでお酒をくださいな。 リタもお疲れさま」
だが彼らは何となくそうじゃないかと予想していたらしい。
たいした気にした様子もなく席につくとそれぞれ料理や酒を飲む注文しだす。
リタさんの隣に腰掛けたマリーさんであるが、親しげな様子でリタさんへと話しかけていた。
ゴリさんだけじゃなく、きっと皆古い知り合いなのだろう……ほんと年いくつなんだろね?
もちろん聞いたりなんかしませんよ? 命はおしいからね!
「マリーもお疲れさま。 遠征は大変だったでしょう?」
「ええ……でもやらないわけにはいかないですから」
お、なんか気になる言葉が聞こえたね。
遠征ってなんだろう、ダンジョンの最下層……じゃないね、彼らは街道を歩いていたわけだし。
んー……外に溢れたモンスターの退治とかだろうか、気になる。
気になるんだけど――
「ねーねー。 ウッドくんさー、なんで体萎んじゃったの? リーダーに吸われた?」
「吸うかボケ」
――俺は酔っ払いに絶賛絡まれ中なのであった。
「あ、ちがうんだー? じゃあ、何でだろー。 ご飯いっぱい食べたら膨らむのかなー? ほら、もっと食べなきゃほらほら」
あかん、この人ぐいぐい絡むタイプだ。
てかなんでこの二人すっかり出来上がってるの……? ゴリさんはずっと酒瓶持ってたから分かるけど、なぜにカールさんまで……。
てかやめてください、俺はリスじゃないんですそれ以上は入らな……。
素面で酔っ払いの相手はきついものが……あかん、リタさんとマリーさんは喋りに夢中だ。 ベルトラムさんは食事と酒に夢中だ、ものっそい勢いで料理と酒が胃袋に消えてってる。 あかん、助けが期待できない。
「ゴリさんに絞られたんですよ」
必殺タゲ移し。
許せゴリさん、酔っ払いの相手は酔っ払いで頼んます。
「おま……いや、嘘じゃねえけどよ」
「なんだー、やっぱリーダーが原因じゃん。 そう言うことならほら、もっと食べて膨らまないとね、ほらほら」
振り出しに戻ったんですけどぉ!?
俺がしばらく口をもごもごさせていると、飯を食い終えたベルトラムさんが酒瓶片手にこちらの会話へと参加してきた。
食うの早すぎじゃないですかね、でもそのおかげで助かりそう。
ありがとう、ベルトラムさん。 貴方も絡み酒じゃないデスヨネ?
「そういやリーダー。 ずっと付き合ってたってことだけど、どうだった?」
あ、酔って性格変わる人じゃなさそう。良かった良かった。
って、それってあれですか。 俺に才能ありそうかとかそういうお話です?
もー……ついさっきまでゴリさんボコられてたんだからそこから察して……あ、ダメかそういや見てないかこの人ら。
「あん? ……武器の扱いはあれだが、それ以外は優秀だ。 恐らくまだ分かっていない能力があるだろうし、このまま育てば相当な所までは行けるだろうさ」
「ほぉ……リーダーがそこまで褒めるとは珍しい」
「そだねー。 ダメだこいつと思ったらぼろくそに言うか、まあまあだの一言で終わらせるのにねー」
え、まじですかゴリさん。
何かすんごい高評価じゃないですかー……変な酒でも飲んだんじゃ……?
「……なに変な顔してんだ?」
「い、いえ! 何でもないでしゅ」
噛んだ。
「……まあ、あの扱きを泣き言言わずに耐えたんだ、根性はあるようだし。 次の仕事始まるまでは付き合ってやるよ」
「っ……モゴ、モゴォ!?」
まさかの稽古延長!?
俺は思わず立ち上がってゴリさんにお礼を言おうとするが……俺は驚きと嬉しさのあまり上手く言葉が紡げないでいた……まるで口の中に食べ物でも突っ込まれているかのようだ。
「だから飲み込んでから喋れや……カールもいい加減飯突っ込むの止めとけ」
「えー……しょうがないなあ。 んじゃ私も暇な時は見にいこーっかなー?」
「こいつ弓の扱いは壊滅的だぞ」
冗談抜きで明後日の方向飛んでくからねっ!
後ろにまで飛んだときは本当どうしようかと思ったよ。 あとゴリさんの顔が怖かった。
「えー、それは良くない。良くないなあ。 よし、じゃー私がせめて矢を避けられるようにしたげよーじゃないか。 まかせといてよー」
…………?
な、何か変なこと言わなかったかな?
気のせい……だよね?
まさか矢を避けるだなんてそんな……ははは。
「急所は射るなよ」
これあかんやつや。
おお、もうそんな時間か……。
やっと、やっと休め……る。
「お、なんだもうそんな時間か……うし、ウッド。 シャワー浴びて飯にすっぞ」
「はひ」
ゴリさん元気すぎない?
俺はもう立つのすらやっとなんですが……。
見てほら、まるで生まれたての子鹿の様。
これご飯食べられるのかなあ、リバースしないといいけど。
「うまうま」
「おう、しっかり食えよ」
飯うめえ!
シャワー浴びたらスッキリすると同時に猛烈にお腹空いてきたよ。
昼間も思ったけど、この世界のご飯美味しい。 ギルドでの食事なのにこのクオリティ、ここ食堂じゃないんだよ?
ひたすら食いまくる俺を見てゴリさんは満足げに頷く。
そして追加で料理を注文すると自分も食い始めた。
そして横に居る人物へと声を掛ける。
「リタちゃんはそれで足りるのか?」
「私はお酒がメインですので」
なんかその場の流れでリタさんと一緒に食事することになったのである。
やはり俺やゴリさんのように体をがっつり動かしていないぶん食事も少なくていいのだろう、リタさんの前に置かれた食事は俺の半分もない……ただ、酒の量はおかしくないですか、なんであんなデカい瓶が一本丸々置いてあるんですかね……?
まさか一人で……?
よく見るとコップじゃなくてでっかいジョッキ持ってるし、やべえこの人大酒飲みだ。
等と俺がちょっと引いているとギルドの扉が開いてドタドタと足音がする。
誰か来たのかなと思っていたらその足音はまっすぐこちらのテーブルへと向かってきた。
「あ、リーダーいたいた」
「お、居たか。 よし、飯と酒だ酒」
「おう、悪ぃな。 ちょっとウッドに付き合ってダンジョン行ってたんだよ」
来たのはゴリさんのパーティーメンバーである3人であった。
俺は慌てて飯をかっ込むと勢い良く椅子を立つ。
挨拶しなきゃと思ったんだ。
「っ…………モゴォ」
「飲み込んでから喋れや」
なんで飯かっこんだし、俺のばか。
ゴリさんに白い目で見られつつ俺は口の中のものを何とか飲み下す。
「……ごめんなさい。 皆さん今晩は、あとすみません今日ずっとゴリさんに付き合って貰ってました……」
そして皆に挨拶をして、ゴリさんに付き合って貰っていたことを謝る。
おそらくこの場に来て最初の一言からして、彼らはゴリさんを探していたのだろう。
酒場で飲んでいるはずのゴリさんがいない……それは俺に付き合っていたからだ。
「そんなことだろうとは思ってましたよ……あ、私は食事は軽くでお酒をくださいな。 リタもお疲れさま」
だが彼らは何となくそうじゃないかと予想していたらしい。
たいした気にした様子もなく席につくとそれぞれ料理や酒を飲む注文しだす。
リタさんの隣に腰掛けたマリーさんであるが、親しげな様子でリタさんへと話しかけていた。
ゴリさんだけじゃなく、きっと皆古い知り合いなのだろう……ほんと年いくつなんだろね?
もちろん聞いたりなんかしませんよ? 命はおしいからね!
「マリーもお疲れさま。 遠征は大変だったでしょう?」
「ええ……でもやらないわけにはいかないですから」
お、なんか気になる言葉が聞こえたね。
遠征ってなんだろう、ダンジョンの最下層……じゃないね、彼らは街道を歩いていたわけだし。
んー……外に溢れたモンスターの退治とかだろうか、気になる。
気になるんだけど――
「ねーねー。 ウッドくんさー、なんで体萎んじゃったの? リーダーに吸われた?」
「吸うかボケ」
――俺は酔っ払いに絶賛絡まれ中なのであった。
「あ、ちがうんだー? じゃあ、何でだろー。 ご飯いっぱい食べたら膨らむのかなー? ほら、もっと食べなきゃほらほら」
あかん、この人ぐいぐい絡むタイプだ。
てかなんでこの二人すっかり出来上がってるの……? ゴリさんはずっと酒瓶持ってたから分かるけど、なぜにカールさんまで……。
てかやめてください、俺はリスじゃないんですそれ以上は入らな……。
素面で酔っ払いの相手はきついものが……あかん、リタさんとマリーさんは喋りに夢中だ。 ベルトラムさんは食事と酒に夢中だ、ものっそい勢いで料理と酒が胃袋に消えてってる。 あかん、助けが期待できない。
「ゴリさんに絞られたんですよ」
必殺タゲ移し。
許せゴリさん、酔っ払いの相手は酔っ払いで頼んます。
「おま……いや、嘘じゃねえけどよ」
「なんだー、やっぱリーダーが原因じゃん。 そう言うことならほら、もっと食べて膨らまないとね、ほらほら」
振り出しに戻ったんですけどぉ!?
俺がしばらく口をもごもごさせていると、飯を食い終えたベルトラムさんが酒瓶片手にこちらの会話へと参加してきた。
食うの早すぎじゃないですかね、でもそのおかげで助かりそう。
ありがとう、ベルトラムさん。 貴方も絡み酒じゃないデスヨネ?
「そういやリーダー。 ずっと付き合ってたってことだけど、どうだった?」
あ、酔って性格変わる人じゃなさそう。良かった良かった。
って、それってあれですか。 俺に才能ありそうかとかそういうお話です?
もー……ついさっきまでゴリさんボコられてたんだからそこから察して……あ、ダメかそういや見てないかこの人ら。
「あん? ……武器の扱いはあれだが、それ以外は優秀だ。 恐らくまだ分かっていない能力があるだろうし、このまま育てば相当な所までは行けるだろうさ」
「ほぉ……リーダーがそこまで褒めるとは珍しい」
「そだねー。 ダメだこいつと思ったらぼろくそに言うか、まあまあだの一言で終わらせるのにねー」
え、まじですかゴリさん。
何かすんごい高評価じゃないですかー……変な酒でも飲んだんじゃ……?
「……なに変な顔してんだ?」
「い、いえ! 何でもないでしゅ」
噛んだ。
「……まあ、あの扱きを泣き言言わずに耐えたんだ、根性はあるようだし。 次の仕事始まるまでは付き合ってやるよ」
「っ……モゴ、モゴォ!?」
まさかの稽古延長!?
俺は思わず立ち上がってゴリさんにお礼を言おうとするが……俺は驚きと嬉しさのあまり上手く言葉が紡げないでいた……まるで口の中に食べ物でも突っ込まれているかのようだ。
「だから飲み込んでから喋れや……カールもいい加減飯突っ込むの止めとけ」
「えー……しょうがないなあ。 んじゃ私も暇な時は見にいこーっかなー?」
「こいつ弓の扱いは壊滅的だぞ」
冗談抜きで明後日の方向飛んでくからねっ!
後ろにまで飛んだときは本当どうしようかと思ったよ。 あとゴリさんの顔が怖かった。
「えー、それは良くない。良くないなあ。 よし、じゃー私がせめて矢を避けられるようにしたげよーじゃないか。 まかせといてよー」
…………?
な、何か変なこと言わなかったかな?
気のせい……だよね?
まさか矢を避けるだなんてそんな……ははは。
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