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生を受けた理由
「95話」
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まだ昼前なので当然外はまだまだ明るい。
普通はこんな時間から飲んでいる人はそうそう居ないものだが……。
「わあ地獄絵図」
討伐の報酬が入ったこともあって、ギルド内は酒を求める人でごった返していた。
仕事を受けに来た人よりも酒を求める人の方が多いのではないだろうか?
これじゃギルドなのか酒場なのか分からないぐらいである……それに完全に出来上がってというか、既に潰れてる人がちらほら見える。
素っ裸で踊ってる人もいるし、回りもそれを咎める何てことはせず、逆にはやし立てている。
いやあ、素面であそこに行くのはきついですね。
「うるさいニャ……あっちに座るニャー」
そういってタマさんが空いている席に……先客居たんだけど、どけてくれました。
すみませんすみません……あ、もう出掛ける所だったと? おう……それじゃお礼にバナナでもどうぞどうぞ。
「ふいー」
「明日は朝早くから出るニャ。 飲み過ぎには気を付けるニャー」
「おー。 元からそんな大量に飲む方じゃないしね、へいきへいき」
明日はタマさんの故郷に行かないとだからね、二日酔いになる訳にはいかんのです。
なのでお酒は控えめにしてーその分がっつりご飯食うのですよ。 全メニュー制覇しても良いかも知れない。
さて、注文するべさ。
「お、ウッド来たか」
そんな訳で色々注文してたら横から声が掛けられた。
この声は間違いない、ゴリさんである。
「ゴリさんお疲れさまっす」
振り返って見ればやはりゴリさんでした。
なんか頭がスッキリしてるけどゴリさんです。
アフロになったところに火魔法くらったって話だし……。
頭皮のダメージってポーションで治るんかしらね?
「あ、いたいたー」
「タイミング良かったな」
「ご一緒しても宜しいかしら?」
パーティの皆さんもご一緒で。
どうぞどうぞぜひご一緒に。
タマさん以外にも知り合いが居るんだぜぇとアピールするチャンスである。
今回の討伐で知り合い……と言うか俺を知っている人は増えただろうけど、友達とかそう言うのはじぇんじぇんだからねー。 ハッハー!
「それじゃ改めて。 皆、今回の討伐お疲れさん。 報酬も入ったことだし、今日はぱーっとやろうや……つーわけで乾杯だ!」
ゴリさんの音頭に合わせて皆で乾杯をする。
いいねいいねこう言うの、充実してる感じがする! あー!お酒がうまいっ!
ご飯もきたしがっつり食わんとだ。
……タマさんが毎度の事ながら野菜を押し付けてくるけど、今日ぐらいはいっか。
「おう、そうだそうだ……酔っぱらう前に渡しておかねえとな。 ウッド」
「もご?」
なんでっしゃろ?
ゴリさんが何やら袋をゴソゴソとあさって俺に何かを渡そうと……? なんだろう、何か良い物くれるんかしら。
「お前には助けられたからな。 あれが無けりゃ指導者討伐は無理だった……こいつは礼だ、受け取ってくれ」
そう言ってゴリさんが俺にぽんと渡してきた物。
それは何かの頭部……俺の記憶が正しければこれ、指導者の頭だ!?
「もご……っもごぉ!? もぐぉ」
「飲み込んでから喋れ……」
「……っぷは! ゴ、ゴリさんこれって指導者のドロップ品じゃないですか?? 受け取ってくれってそんな困りますよ」
まじで困る!
指導者からのドロップ品とか相当なお宝だよね?? てか頭部とかさ、すっごい呪われそうなんだけど!??
「そんだけ感謝してるってことだ……それにな、ギルドで鑑定して貰ったがどうもそいつは俺達には扱えそうになくてな、倉庫で腐らせておくぐらいならウッド、お前に貰って欲しい」
「いや、でも……」
呪われそうなんですが、それは。
てかゴリさん押し付けようとしてない……? マサカネー。
「まあ、そいつの鑑定結果聞けば納得するさ」
……本当かなあ。
ちょっと疑わしい視線で見ちゃうけど……あ、視線逸らしたぞ!?
「そいつを被った者は指導者と同じ力を使う事が出来る。 具体的に言うと触手を操って相手を攻撃……ウッドの蔦とか根っこ見たいな感じだな。それに加えて目や口なんかも生やすことが出来る。 自分の背後も見れるし、魔法が使えるなら複数同時に使うことも可能になる。 ああ、使える触手は2本だ」
「……それむっちゃ強いんじゃ」
あれ、これだけ聞くとめっちゃすごい物なんじゃーない?
てか俺まだ魔法使えないし、それこそゴリさん達が使った方が良いんじゃないのかな……?
「ただこいつには問題があってな……」
「や、やっぱ呪われてるんですか?」
ほら、やっぱ何かあるじゃん!
俺知ってる、これ付けたら取れない奴デショ。
「いや、呪われてる訳じゃ無い。 被ってもちゃんと外せる」
あら? 外れるのか。
「ただ、皮膚と一体化して剥がすのに無茶苦茶苦労する」
「頭皮のダメージ半端ないんですが、それは」
だめじゃん!
「やですよーっ!? 俺まだ禿げたくないっす! ゴリさん禿げてるんだからゴリさん被ればいいじゃないですかー!」
脱ごうとしたら頭皮剥がれるじゃん!
髪も持ってかれるよね!? 禿げ一直線じゃん!
俺まだ若いんだし禿げたくねーです!
「ばっか!禿げてねえよっ! 剃っただけだっての! ……ったく、お前が被ってるその兜」
つい勢いで言っちゃったけど禿げじゃなくて剃ったのね、ごめんなさい!
でもやっぱ俺が被るのは御免被りたい……ん? 俺の兜がどうかしたのかな?
「それ、お前の体と一体化するんだってな? で、取り外しも自由と」
ゴリさんの言葉にコクコクと頷く俺。
この兜……ダンジョンの宝箱から出た奴なんだけどねー何かさ、被ると首辺りの木が伸びてくっつくんだよね。
最初は焦ったけどちゃんと外せるから最近は気にすること無くなってたけど。
「その兜にこの触手くっつけりゃ皮膚と一体化する事なく使えるんじゃないか?」
「おお! 確かにそうかも!」
やべえ、ゴリさん天才じゃね?
タマさんと言い、俺の回りには天才が多い……いや、これはむしろ俺の頭が……よそう、これ以上考えるのはよそう。
「だろ? ほれ、そう言うわけだから付けてみろ」
「うっす!」
まあとりあえず付けて見るべさ。
……てかさ、この兜……見た目が結構厳ついんだよね。
ねじれた角みたいの生えてるし、悪魔?竜?みたいな顔?してるし……これに指導者の頭部とか付けたら見た目がやばすぎるんじゃなかろうか。
ただでさえ俺の外見ってあれなのに、ますます酷いことになっちゃうよーな。
まあ、今更か。
とりあえずペトッとな。
普通はこんな時間から飲んでいる人はそうそう居ないものだが……。
「わあ地獄絵図」
討伐の報酬が入ったこともあって、ギルド内は酒を求める人でごった返していた。
仕事を受けに来た人よりも酒を求める人の方が多いのではないだろうか?
これじゃギルドなのか酒場なのか分からないぐらいである……それに完全に出来上がってというか、既に潰れてる人がちらほら見える。
素っ裸で踊ってる人もいるし、回りもそれを咎める何てことはせず、逆にはやし立てている。
いやあ、素面であそこに行くのはきついですね。
「うるさいニャ……あっちに座るニャー」
そういってタマさんが空いている席に……先客居たんだけど、どけてくれました。
すみませんすみません……あ、もう出掛ける所だったと? おう……それじゃお礼にバナナでもどうぞどうぞ。
「ふいー」
「明日は朝早くから出るニャ。 飲み過ぎには気を付けるニャー」
「おー。 元からそんな大量に飲む方じゃないしね、へいきへいき」
明日はタマさんの故郷に行かないとだからね、二日酔いになる訳にはいかんのです。
なのでお酒は控えめにしてーその分がっつりご飯食うのですよ。 全メニュー制覇しても良いかも知れない。
さて、注文するべさ。
「お、ウッド来たか」
そんな訳で色々注文してたら横から声が掛けられた。
この声は間違いない、ゴリさんである。
「ゴリさんお疲れさまっす」
振り返って見ればやはりゴリさんでした。
なんか頭がスッキリしてるけどゴリさんです。
アフロになったところに火魔法くらったって話だし……。
頭皮のダメージってポーションで治るんかしらね?
「あ、いたいたー」
「タイミング良かったな」
「ご一緒しても宜しいかしら?」
パーティの皆さんもご一緒で。
どうぞどうぞぜひご一緒に。
タマさん以外にも知り合いが居るんだぜぇとアピールするチャンスである。
今回の討伐で知り合い……と言うか俺を知っている人は増えただろうけど、友達とかそう言うのはじぇんじぇんだからねー。 ハッハー!
「それじゃ改めて。 皆、今回の討伐お疲れさん。 報酬も入ったことだし、今日はぱーっとやろうや……つーわけで乾杯だ!」
ゴリさんの音頭に合わせて皆で乾杯をする。
いいねいいねこう言うの、充実してる感じがする! あー!お酒がうまいっ!
ご飯もきたしがっつり食わんとだ。
……タマさんが毎度の事ながら野菜を押し付けてくるけど、今日ぐらいはいっか。
「おう、そうだそうだ……酔っぱらう前に渡しておかねえとな。 ウッド」
「もご?」
なんでっしゃろ?
ゴリさんが何やら袋をゴソゴソとあさって俺に何かを渡そうと……? なんだろう、何か良い物くれるんかしら。
「お前には助けられたからな。 あれが無けりゃ指導者討伐は無理だった……こいつは礼だ、受け取ってくれ」
そう言ってゴリさんが俺にぽんと渡してきた物。
それは何かの頭部……俺の記憶が正しければこれ、指導者の頭だ!?
「もご……っもごぉ!? もぐぉ」
「飲み込んでから喋れ……」
「……っぷは! ゴ、ゴリさんこれって指導者のドロップ品じゃないですか?? 受け取ってくれってそんな困りますよ」
まじで困る!
指導者からのドロップ品とか相当なお宝だよね?? てか頭部とかさ、すっごい呪われそうなんだけど!??
「そんだけ感謝してるってことだ……それにな、ギルドで鑑定して貰ったがどうもそいつは俺達には扱えそうになくてな、倉庫で腐らせておくぐらいならウッド、お前に貰って欲しい」
「いや、でも……」
呪われそうなんですが、それは。
てかゴリさん押し付けようとしてない……? マサカネー。
「まあ、そいつの鑑定結果聞けば納得するさ」
……本当かなあ。
ちょっと疑わしい視線で見ちゃうけど……あ、視線逸らしたぞ!?
「そいつを被った者は指導者と同じ力を使う事が出来る。 具体的に言うと触手を操って相手を攻撃……ウッドの蔦とか根っこ見たいな感じだな。それに加えて目や口なんかも生やすことが出来る。 自分の背後も見れるし、魔法が使えるなら複数同時に使うことも可能になる。 ああ、使える触手は2本だ」
「……それむっちゃ強いんじゃ」
あれ、これだけ聞くとめっちゃすごい物なんじゃーない?
てか俺まだ魔法使えないし、それこそゴリさん達が使った方が良いんじゃないのかな……?
「ただこいつには問題があってな……」
「や、やっぱ呪われてるんですか?」
ほら、やっぱ何かあるじゃん!
俺知ってる、これ付けたら取れない奴デショ。
「いや、呪われてる訳じゃ無い。 被ってもちゃんと外せる」
あら? 外れるのか。
「ただ、皮膚と一体化して剥がすのに無茶苦茶苦労する」
「頭皮のダメージ半端ないんですが、それは」
だめじゃん!
「やですよーっ!? 俺まだ禿げたくないっす! ゴリさん禿げてるんだからゴリさん被ればいいじゃないですかー!」
脱ごうとしたら頭皮剥がれるじゃん!
髪も持ってかれるよね!? 禿げ一直線じゃん!
俺まだ若いんだし禿げたくねーです!
「ばっか!禿げてねえよっ! 剃っただけだっての! ……ったく、お前が被ってるその兜」
つい勢いで言っちゃったけど禿げじゃなくて剃ったのね、ごめんなさい!
でもやっぱ俺が被るのは御免被りたい……ん? 俺の兜がどうかしたのかな?
「それ、お前の体と一体化するんだってな? で、取り外しも自由と」
ゴリさんの言葉にコクコクと頷く俺。
この兜……ダンジョンの宝箱から出た奴なんだけどねー何かさ、被ると首辺りの木が伸びてくっつくんだよね。
最初は焦ったけどちゃんと外せるから最近は気にすること無くなってたけど。
「その兜にこの触手くっつけりゃ皮膚と一体化する事なく使えるんじゃないか?」
「おお! 確かにそうかも!」
やべえ、ゴリさん天才じゃね?
タマさんと言い、俺の回りには天才が多い……いや、これはむしろ俺の頭が……よそう、これ以上考えるのはよそう。
「だろ? ほれ、そう言うわけだから付けてみろ」
「うっす!」
まあとりあえず付けて見るべさ。
……てかさ、この兜……見た目が結構厳ついんだよね。
ねじれた角みたいの生えてるし、悪魔?竜?みたいな顔?してるし……これに指導者の頭部とか付けたら見た目がやばすぎるんじゃなかろうか。
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