122 / 156
生を受けた理由
「121話」
しおりを挟む
下着を回収し袋に詰めた俺たちはすぐに街へと向かった。
日が暮れちゃうし、お腹空いたし、宿も用意しないとだからね。
まあそれらをやるよりも先に、まずは証拠品持ってギルドにいきまっしょい。面倒事は先に片付けちまうのだ。
……んま、証拠品出さずに済むならそれにこしたことはないんだけどね。
これ、証拠品ですって下着の詰まった袋を差し出すとかさー……ちょっとねえ?
いざとなったらゴリさんに提出して貰おう。なんて考えながらギルドへと突入するとー……おや、何やら騒がしい?
「――ですから、討伐に向かったと……あ、戻ってきました!」
「は? ……て、てめぇっ!」
なんだなんだと騒ぎの元へと視線を向けると、そこには受付に何やら詰め寄っている複数の人物の姿があった。
俺たちがギルドに入ると受付がこちらに気が付いて声を上げる……やめてよぉ。
ほら、なんか騒いでる連中もこっち見るじゃん。
なんか顔真っ赤にしてこっち指さしてるしー。
……あ、下着剥ぎ取られた人だ。
消したはずの映像が脳裏にフラッシュバックする。うごごごご。
「終わりましたよ。 これでもう被害が出る事も無いでしょう」
見なかったことにしよう。
こっちを全身振るわせながら見てるけど、スルーですよスルー。
「ほ、本当ですかっ!?」
もちろんですとも。
俺の心の傷と引き替えにきっちり片付けてきましたよ!
「ああ、全部で10体。始末してきたぞ」
始末というとなんかこう語弊が……いや、あってるんだけどね?
一応殺さずに吸収したわけでー……ま、いっか。受付にあのこと説明する気はないし、いったらややこしくなるから始末したってことでいいや。
「ありがとうございます! これで魔石の回収を再開できます……が、その……何か討伐した証になるものはありますか?」
やーだー。
あるけど出したくない。
何型悲しゅうて証拠品に下着出さなきゃいかんのだ。ゴリさんパスパス。
「あー……ドロッドロになって溶けちまってな。 一応これは回収したが」
ゴリさんに袋をすっと差し出すと、顔をしかめながらも受付に提出してくれた。優しい。
「確認させて頂きますね…………あの?」
「そんな目で見ないでくれ。 それしか回収するもんが無かったんだよ」
袋を覗いた受付さん、え? こいつら何考えてんの?みたいな感じでゴリさん見てるけどー……いや、俺もそう思います。
モンスター退治してなんで証拠品が下着なんだよと言うわけで。
「そ、そうでしたか……あのリロイさん」
「……あ?」
「ちょっとこれ確認して頂けますか……?」
んでもゴリさんのドロッドロになって溶けちまったって説明を一応信じてくれはしたらしい?
さっきからこっちガン見してくる下着剥ぎ取られた人……リロイっていうのね。その人に声をかけるとすっと袋の口を広げて中身を見るよう促す。
「ちっ……なんだってんだよ、糞が」
袋を覗いたリロイさんの動きがびくっと固まる。
「っ…………確かに俺のだ、と思う」
すんごい複雑そうな顔してますね。
まあ自分の下着を確認させられるなんて普通思わないよねー……いやー、めんごめんご。
「ありがとうございます。 では、これで討伐完了と言うことで……こちら謝礼金になります。 どうぞ、お納め下さい」
「え、あ、でも……」
あいつら俺の分体な訳で。
てか原因は俺の腕を埋めたマリーさんにある訳でして。
ちょっと受け取りにくいよねー……なんて戸惑っていると、ゴリさんが謝礼金をがしっと掴むと俺に押し付けてきた。
「貰っとけ。理由はどうあれただ働きはダメだ」
「……うっす」
ただ働きはダメ。
うん、確かにその通りだ。
……自作自演っぽくなってるけど、俺たちみたいに高レベルの人らがただ働きってのは色々問題あるんだろう。
俺、そこまで頭良くないから詳しくは分からないけどねっ。
「……よぉ」
「あ」
受け取ったお金をいそいそと懐にしまっていると、横でガン見してたリロイさんが声かけてきたー……。
に、逃げて良い?
「あいつら討伐してくれたんだってな、ありがとうな。 それとさっきはすまん」
「いえいえいえいえっ」
おう……普通にいい人じゃん!
まさか礼を言って頭下げられるとは予想してなかったデスヨ。
なんかすっっごい申し訳なくなって、こっちも頭ぺこぺこ下げてたら……後ろからガシッと頭を鷲づかみにされた。
「ふっ?」
え、なになに??
と思って視線だけで振り返れば掴んだのゴリさんだった。
な、なんでしょう……?
「よし、飲むか」
「へ?」
「こう言う時はなあ、とりあえず飲めば良いんだよ! おらっ、お前らも付き合えっ」
そして始まったギルドでの飲み会。どういうことなの。
……まあ、みんな楽しそうだし良いか。
ちょっとギスギスしてたギルド内の空気も、アレがもう居なくなった事が広まると通常に戻って……今ではギルドのみんなが飲み会に参加してベロンベロンになってる。
気まずい感じだったリロイさん達ともお酒の力もあってか打ち解ける事が出来た。
お酒の力は偉大ですね。感謝感謝。
もちろんゴリさんにも感謝ですわ、俺だけだったら多分あの後宿に行ってそれでお終いだったろうし。
年の功というか何というか……お酒飲みたかっただけという可能性もちょっとあるけどね。ははは。
ここのお会計は俺が持とうかな、さっきの報酬使ってしまおう。その方が後腐れも無いし、良いと思う。
急いで出て来たからお金余り持ってきて無かったんだけど、報酬貰えて良かったわ。
「……タマさんお金貸してください」
「……」
足らなかった。
いや、だっておかしい。
みんな徹夜で飲んでるんだもん……。
くそぅ、締まらないぞ。
あ、ここの会計俺が持ちますからーつって足らないとか泣きそう。
「それじゃ俺たち帰りますね。 それじゃまた!」
まあ、そんな感じで締まらなかったけど仕事を終えた俺たちはギルドを後にして帰るのであった……。
飲み過ぎな状態で走るのはちょっと辛かったけど、走っている内にアルコールは全て分解されたようだ。
その日の昼過ぎには俺たちはギルドへと戻り、リタさんへの報告を終えていた。
報告を終えたけど、すぐには家に帰る気にもならず適当なテーブルへと向かい椅子に腰掛ける。
「あ゛ぁ゛ぁ~…………」
色々と主に精神的に疲れた。
ふと隣に座ったタマさんのテーブルに乗った腕が目に入り、そこに顔を押し付けようとするが、返ってきたのはゴツッという木の感触。
手を伸ばしてあたりを探すもタマさんの感触は無い。
顔を起こしてみれば隣に座っていたタマさんは俺の向かいへと移動していた。シャーっていってる。
うぅ……癒やしが欲しい。
そんな風にぐったりしていると、テーブルにコトリとコップが置かれる。
んー……? 誰かな。
「お疲れですね、ウッドさん」
リタさんだった。休憩時間かな? テーブルに置いたコップは3つ、俺とタマさんの分も持ってきてくれたらしい。
中身は濃いめの温かいお茶だった。
ありがてえありがてえ。
「あーリタさんどもですー。 ……いやあ、なんかもう精神的にボッコボコになりましてねえ。ふふふははは」
お礼をいって御茶を受け取り、ちょっと愚痴気味に話すが……いかん、なんかテンションおかしくなってきたぞ。
「そうでしたか……そんなウッドさんに良いお話しがあるのですが」
「良いお話し……」
そんな俺をリタさんは気遣わしげ見つめ、そう切り出した。
良いお話しってなんだろう……?
「複数のパーティー合同による最下層への遠征のお誘いが来てますよ」
「良いお話し……?」
良いお話し……なのかなそれって?
日が暮れちゃうし、お腹空いたし、宿も用意しないとだからね。
まあそれらをやるよりも先に、まずは証拠品持ってギルドにいきまっしょい。面倒事は先に片付けちまうのだ。
……んま、証拠品出さずに済むならそれにこしたことはないんだけどね。
これ、証拠品ですって下着の詰まった袋を差し出すとかさー……ちょっとねえ?
いざとなったらゴリさんに提出して貰おう。なんて考えながらギルドへと突入するとー……おや、何やら騒がしい?
「――ですから、討伐に向かったと……あ、戻ってきました!」
「は? ……て、てめぇっ!」
なんだなんだと騒ぎの元へと視線を向けると、そこには受付に何やら詰め寄っている複数の人物の姿があった。
俺たちがギルドに入ると受付がこちらに気が付いて声を上げる……やめてよぉ。
ほら、なんか騒いでる連中もこっち見るじゃん。
なんか顔真っ赤にしてこっち指さしてるしー。
……あ、下着剥ぎ取られた人だ。
消したはずの映像が脳裏にフラッシュバックする。うごごごご。
「終わりましたよ。 これでもう被害が出る事も無いでしょう」
見なかったことにしよう。
こっちを全身振るわせながら見てるけど、スルーですよスルー。
「ほ、本当ですかっ!?」
もちろんですとも。
俺の心の傷と引き替えにきっちり片付けてきましたよ!
「ああ、全部で10体。始末してきたぞ」
始末というとなんかこう語弊が……いや、あってるんだけどね?
一応殺さずに吸収したわけでー……ま、いっか。受付にあのこと説明する気はないし、いったらややこしくなるから始末したってことでいいや。
「ありがとうございます! これで魔石の回収を再開できます……が、その……何か討伐した証になるものはありますか?」
やーだー。
あるけど出したくない。
何型悲しゅうて証拠品に下着出さなきゃいかんのだ。ゴリさんパスパス。
「あー……ドロッドロになって溶けちまってな。 一応これは回収したが」
ゴリさんに袋をすっと差し出すと、顔をしかめながらも受付に提出してくれた。優しい。
「確認させて頂きますね…………あの?」
「そんな目で見ないでくれ。 それしか回収するもんが無かったんだよ」
袋を覗いた受付さん、え? こいつら何考えてんの?みたいな感じでゴリさん見てるけどー……いや、俺もそう思います。
モンスター退治してなんで証拠品が下着なんだよと言うわけで。
「そ、そうでしたか……あのリロイさん」
「……あ?」
「ちょっとこれ確認して頂けますか……?」
んでもゴリさんのドロッドロになって溶けちまったって説明を一応信じてくれはしたらしい?
さっきからこっちガン見してくる下着剥ぎ取られた人……リロイっていうのね。その人に声をかけるとすっと袋の口を広げて中身を見るよう促す。
「ちっ……なんだってんだよ、糞が」
袋を覗いたリロイさんの動きがびくっと固まる。
「っ…………確かに俺のだ、と思う」
すんごい複雑そうな顔してますね。
まあ自分の下着を確認させられるなんて普通思わないよねー……いやー、めんごめんご。
「ありがとうございます。 では、これで討伐完了と言うことで……こちら謝礼金になります。 どうぞ、お納め下さい」
「え、あ、でも……」
あいつら俺の分体な訳で。
てか原因は俺の腕を埋めたマリーさんにある訳でして。
ちょっと受け取りにくいよねー……なんて戸惑っていると、ゴリさんが謝礼金をがしっと掴むと俺に押し付けてきた。
「貰っとけ。理由はどうあれただ働きはダメだ」
「……うっす」
ただ働きはダメ。
うん、確かにその通りだ。
……自作自演っぽくなってるけど、俺たちみたいに高レベルの人らがただ働きってのは色々問題あるんだろう。
俺、そこまで頭良くないから詳しくは分からないけどねっ。
「……よぉ」
「あ」
受け取ったお金をいそいそと懐にしまっていると、横でガン見してたリロイさんが声かけてきたー……。
に、逃げて良い?
「あいつら討伐してくれたんだってな、ありがとうな。 それとさっきはすまん」
「いえいえいえいえっ」
おう……普通にいい人じゃん!
まさか礼を言って頭下げられるとは予想してなかったデスヨ。
なんかすっっごい申し訳なくなって、こっちも頭ぺこぺこ下げてたら……後ろからガシッと頭を鷲づかみにされた。
「ふっ?」
え、なになに??
と思って視線だけで振り返れば掴んだのゴリさんだった。
な、なんでしょう……?
「よし、飲むか」
「へ?」
「こう言う時はなあ、とりあえず飲めば良いんだよ! おらっ、お前らも付き合えっ」
そして始まったギルドでの飲み会。どういうことなの。
……まあ、みんな楽しそうだし良いか。
ちょっとギスギスしてたギルド内の空気も、アレがもう居なくなった事が広まると通常に戻って……今ではギルドのみんなが飲み会に参加してベロンベロンになってる。
気まずい感じだったリロイさん達ともお酒の力もあってか打ち解ける事が出来た。
お酒の力は偉大ですね。感謝感謝。
もちろんゴリさんにも感謝ですわ、俺だけだったら多分あの後宿に行ってそれでお終いだったろうし。
年の功というか何というか……お酒飲みたかっただけという可能性もちょっとあるけどね。ははは。
ここのお会計は俺が持とうかな、さっきの報酬使ってしまおう。その方が後腐れも無いし、良いと思う。
急いで出て来たからお金余り持ってきて無かったんだけど、報酬貰えて良かったわ。
「……タマさんお金貸してください」
「……」
足らなかった。
いや、だっておかしい。
みんな徹夜で飲んでるんだもん……。
くそぅ、締まらないぞ。
あ、ここの会計俺が持ちますからーつって足らないとか泣きそう。
「それじゃ俺たち帰りますね。 それじゃまた!」
まあ、そんな感じで締まらなかったけど仕事を終えた俺たちはギルドを後にして帰るのであった……。
飲み過ぎな状態で走るのはちょっと辛かったけど、走っている内にアルコールは全て分解されたようだ。
その日の昼過ぎには俺たちはギルドへと戻り、リタさんへの報告を終えていた。
報告を終えたけど、すぐには家に帰る気にもならず適当なテーブルへと向かい椅子に腰掛ける。
「あ゛ぁ゛ぁ~…………」
色々と主に精神的に疲れた。
ふと隣に座ったタマさんのテーブルに乗った腕が目に入り、そこに顔を押し付けようとするが、返ってきたのはゴツッという木の感触。
手を伸ばしてあたりを探すもタマさんの感触は無い。
顔を起こしてみれば隣に座っていたタマさんは俺の向かいへと移動していた。シャーっていってる。
うぅ……癒やしが欲しい。
そんな風にぐったりしていると、テーブルにコトリとコップが置かれる。
んー……? 誰かな。
「お疲れですね、ウッドさん」
リタさんだった。休憩時間かな? テーブルに置いたコップは3つ、俺とタマさんの分も持ってきてくれたらしい。
中身は濃いめの温かいお茶だった。
ありがてえありがてえ。
「あーリタさんどもですー。 ……いやあ、なんかもう精神的にボッコボコになりましてねえ。ふふふははは」
お礼をいって御茶を受け取り、ちょっと愚痴気味に話すが……いかん、なんかテンションおかしくなってきたぞ。
「そうでしたか……そんなウッドさんに良いお話しがあるのですが」
「良いお話し……」
そんな俺をリタさんは気遣わしげ見つめ、そう切り出した。
良いお話しってなんだろう……?
「複数のパーティー合同による最下層への遠征のお誘いが来てますよ」
「良いお話し……?」
良いお話し……なのかなそれって?
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
おばさん冒険者、職場復帰する
神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。
子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。
ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。
さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。
生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。
-----
剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
-----
※小説家になろう様にも掲載中。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
転生したら鎧だった〜リビングアーマーになったけど弱すぎるので、ダンジョンをさまよってパーツを集め最強を目指します
三門鉄狼
ファンタジー
目覚めると、リビングアーマーだった。
身体は鎧、中身はなし。しかもレベルは1で超弱い。
そんな状態でダンジョンに迷い込んでしまったから、なんとか生き残らないと!
これは、いつか英雄になるかもしれない、さまよう鎧の冒険譚。
※小説家になろう、カクヨム、待ラノ、ノベルアップ+、NOVEL DAYS、ラノベストリート、アルファポリス、ノベリズムで掲載しています。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる