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「114話」
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その後、普通はある程度狩ったら休憩入れるし、毎日は狩るものじゃないし、休憩無しに狩ったら精神が病む……というか実際病みかけた的なお話をされ、遠回しに頭おかしいと言われたので、半べそになりながら帰宅した島津です。
あ、ちゃんと合流組のオーク戦のお手伝いはしたからね、サボってないよっ。
「狩りすぎかー……どう思う?クロ」
夕飯までまだ時間あるし居間でゴロゴロしながら、同じくソファーでゴロゴロ……と言うか香箱座りしているクロにそう話し掛ける。
だが、返ってきたのは、くあぁぁ……て感じの欠伸でした。
眠いのかな。
「……えい」
猫の香箱座りって好きなんだよね。
いかにも猫って感じがする。
折り畳んだ前足とお腹の隙間につい指を入れてしまうのは可愛すぎるのがいけないんだ。
「いだだだっ」
最初はすっっっごい迷惑そうな顔をしていたクロだけど。
俺が何時まで経っても指を抜かないのを見て、ガブリと実力行使にでる。
ちょっと手に穴が空いたけど、ちゃんと手加減してくれているあたり、やっぱクロは優しい。
俺が指を抜くと、フンッて鼻を鳴らし、うにゃーと尋ねてくるクロ。
「別にきつくは無いよ、むしろ楽しい。クロは?」
狩るのはきついか?と聞かれたのできつくないし、楽しいと返しておく。
クロはどうなんだろう?と思いクロは?と尋ねると、返事はにゃーんだった。
「じゃあ、このままでいっか。もしキツくなったら言ってね?俺も言うからさ」
俺も楽しいし、クロも楽しい。
なので別に他に合わせる必要もないし、今のままで良いだろうってことである。
まだまだ気合い入れて狩ってくぞーっ。
翌日。
気合い入れて狩っていくぞーと言ったそばから、アマツとお茶してる島津です。ごめんなさい。
ちょっとした雑談のつもりだったんだけど、ついつい長話してしまって……気が付けば午前中が終わってしまいそうだ。
まあ、今日はもう狩るの止めて休むか。
クロもだらけモードに入って、へそ天で寝転がってるし。
「そういや米軍で何あったか、結局分からなかったなー」
この間話してたやつ、結局何があったのか分かってないんだよね。
合流した隊員さん達の顔色からして、そこまで大事では無さそうだけど。
……まあ、気になるものは気になるのです。
ただ隊員さん達が話すことはたぶん無いだろうなーと思ってる。
守秘義務とか色々あるだろーしね。
そんな訳で知るのは諦めるかー……って思ったんだけど。
「ああ、彼らも銃を使用せずにダンジョンに潜り始めたんだけどね、苦戦しているんだよ」
「あー」
こやつさらっと漏らしやがりましたよ?
「それでアドバイスが欲しいって事で、今一番攻略が進んでいる彼らが呼ばれたそうだよ」
「しかし苦戦ねえ……」
軍人がネズミ相手に苦戦?そんなバカなって話だよね。
まさかいきなりゴブリンのとこでも行ったか?さすがにレベル上げておかないときついと思うけど……。
「アメリカもイギリスも極小ダンジョンはもう無いからね。小ダンジョンを使っているけど、少し敵が強くなっているし、数も多いからねえ……もう少し強力な装備を使えば良いのだけど、彼らは自衛隊員とほぼ同じ装備で行ったようだからさ。それにちょっとばかしゴリ押し気味で進んでいるからねえ」
「なるほど」
そういや極小ダンジョンあるの日本だけだった。
小ダンジョンか……たぶんここよりちょっと強いぐらいかな?
軍人さんなら無理なく進めば問題は起きないと思うけど、おそらく日本が一歩先進んでて焦っているのかな?
「刃渡りだって変わるし、飛び道具だってある程度解禁されるよ。防具だってもっと重装備で良い」
あとは装備か。
自衛隊もそうだけど、意外と近接装備って充実してないのかな?あと飛び道具って言っても軍なら当然銃は使えるだろうけど……それ以外ってあまり使えないんじゃなかろうか。あっても弓とかぐらい?ダンジョン内動き回る相手に当てるって相当難しそうだけど。
うーん。まあ、この辺りはねえ……そのうち色々な会社がダンジョン向けの装備を開発するんでないかなーと思ってる。
チュートリアル突破しちゃえばダンジョン内で購入出来るけど、突破するまでの装備は事前に用意せにゃいかんだろうし。
ダンジョンで購入した装備を買い取ったりって手もあるけど、5階ぐらいの性能なら、メーカーさんが頑張って開発した装備を使った方がいい気がする。
もっと深い階層のなら別だろうけど、買い取りのお値段がとんでもない事になるだろうし。
そんなの用意できるのは極一部だろう。
とか何とか色々と今後のことについて妄想していたらですね、アマツがさらっととんでもない事を言い出しまして。
「ちょっと向こうの様子見てみるかい?」
「みたーい」
「よし見よう!」
いやー、ちょっと気になったもんで……こっちの様子は見て分かってるけど、向こうがどれぐらい進んでるかとか、やっぱ知りたいじゃない?苦戦の具合も気になるし。
そんな訳でわっくわくしながらアマツの用意してくれた空中に浮かぶディスプレイを覗き込むと……。
「筋トレしてるのね」
そこにはむさい男衆に交じり、筋トレにはげむテレビで見たことある人達がいた。
正直あまり嬉しくない映像だ。
「相当張り切ってるようだよ」
「でしょうねー」
最初はなんか揉めてたらしーけど、こうして筋トレに励んでるってことはやる決まったって事だろうし、そりゃー必死になって鍛えるよね。実際にどうかは別として自分らの命が掛かっているわけだし。
まあ、この感じなら1週間後にはダンジョン潜り初めて、2週間……今月中にはチュートリアル突破できるんでないかな?
チュートリアルと言えばふと気になった事が。
アメリカのダンジョンで突破した場合って、そっちもアマツが対応するんだよね?
移動とか大変そうだけど、そのへんどうなってるんだろ。
あ、ちゃんと合流組のオーク戦のお手伝いはしたからね、サボってないよっ。
「狩りすぎかー……どう思う?クロ」
夕飯までまだ時間あるし居間でゴロゴロしながら、同じくソファーでゴロゴロ……と言うか香箱座りしているクロにそう話し掛ける。
だが、返ってきたのは、くあぁぁ……て感じの欠伸でした。
眠いのかな。
「……えい」
猫の香箱座りって好きなんだよね。
いかにも猫って感じがする。
折り畳んだ前足とお腹の隙間につい指を入れてしまうのは可愛すぎるのがいけないんだ。
「いだだだっ」
最初はすっっっごい迷惑そうな顔をしていたクロだけど。
俺が何時まで経っても指を抜かないのを見て、ガブリと実力行使にでる。
ちょっと手に穴が空いたけど、ちゃんと手加減してくれているあたり、やっぱクロは優しい。
俺が指を抜くと、フンッて鼻を鳴らし、うにゃーと尋ねてくるクロ。
「別にきつくは無いよ、むしろ楽しい。クロは?」
狩るのはきついか?と聞かれたのできつくないし、楽しいと返しておく。
クロはどうなんだろう?と思いクロは?と尋ねると、返事はにゃーんだった。
「じゃあ、このままでいっか。もしキツくなったら言ってね?俺も言うからさ」
俺も楽しいし、クロも楽しい。
なので別に他に合わせる必要もないし、今のままで良いだろうってことである。
まだまだ気合い入れて狩ってくぞーっ。
翌日。
気合い入れて狩っていくぞーと言ったそばから、アマツとお茶してる島津です。ごめんなさい。
ちょっとした雑談のつもりだったんだけど、ついつい長話してしまって……気が付けば午前中が終わってしまいそうだ。
まあ、今日はもう狩るの止めて休むか。
クロもだらけモードに入って、へそ天で寝転がってるし。
「そういや米軍で何あったか、結局分からなかったなー」
この間話してたやつ、結局何があったのか分かってないんだよね。
合流した隊員さん達の顔色からして、そこまで大事では無さそうだけど。
……まあ、気になるものは気になるのです。
ただ隊員さん達が話すことはたぶん無いだろうなーと思ってる。
守秘義務とか色々あるだろーしね。
そんな訳で知るのは諦めるかー……って思ったんだけど。
「ああ、彼らも銃を使用せずにダンジョンに潜り始めたんだけどね、苦戦しているんだよ」
「あー」
こやつさらっと漏らしやがりましたよ?
「それでアドバイスが欲しいって事で、今一番攻略が進んでいる彼らが呼ばれたそうだよ」
「しかし苦戦ねえ……」
軍人がネズミ相手に苦戦?そんなバカなって話だよね。
まさかいきなりゴブリンのとこでも行ったか?さすがにレベル上げておかないときついと思うけど……。
「アメリカもイギリスも極小ダンジョンはもう無いからね。小ダンジョンを使っているけど、少し敵が強くなっているし、数も多いからねえ……もう少し強力な装備を使えば良いのだけど、彼らは自衛隊員とほぼ同じ装備で行ったようだからさ。それにちょっとばかしゴリ押し気味で進んでいるからねえ」
「なるほど」
そういや極小ダンジョンあるの日本だけだった。
小ダンジョンか……たぶんここよりちょっと強いぐらいかな?
軍人さんなら無理なく進めば問題は起きないと思うけど、おそらく日本が一歩先進んでて焦っているのかな?
「刃渡りだって変わるし、飛び道具だってある程度解禁されるよ。防具だってもっと重装備で良い」
あとは装備か。
自衛隊もそうだけど、意外と近接装備って充実してないのかな?あと飛び道具って言っても軍なら当然銃は使えるだろうけど……それ以外ってあまり使えないんじゃなかろうか。あっても弓とかぐらい?ダンジョン内動き回る相手に当てるって相当難しそうだけど。
うーん。まあ、この辺りはねえ……そのうち色々な会社がダンジョン向けの装備を開発するんでないかなーと思ってる。
チュートリアル突破しちゃえばダンジョン内で購入出来るけど、突破するまでの装備は事前に用意せにゃいかんだろうし。
ダンジョンで購入した装備を買い取ったりって手もあるけど、5階ぐらいの性能なら、メーカーさんが頑張って開発した装備を使った方がいい気がする。
もっと深い階層のなら別だろうけど、買い取りのお値段がとんでもない事になるだろうし。
そんなの用意できるのは極一部だろう。
とか何とか色々と今後のことについて妄想していたらですね、アマツがさらっととんでもない事を言い出しまして。
「ちょっと向こうの様子見てみるかい?」
「みたーい」
「よし見よう!」
いやー、ちょっと気になったもんで……こっちの様子は見て分かってるけど、向こうがどれぐらい進んでるかとか、やっぱ知りたいじゃない?苦戦の具合も気になるし。
そんな訳でわっくわくしながらアマツの用意してくれた空中に浮かぶディスプレイを覗き込むと……。
「筋トレしてるのね」
そこにはむさい男衆に交じり、筋トレにはげむテレビで見たことある人達がいた。
正直あまり嬉しくない映像だ。
「相当張り切ってるようだよ」
「でしょうねー」
最初はなんか揉めてたらしーけど、こうして筋トレに励んでるってことはやる決まったって事だろうし、そりゃー必死になって鍛えるよね。実際にどうかは別として自分らの命が掛かっているわけだし。
まあ、この感じなら1週間後にはダンジョン潜り初めて、2週間……今月中にはチュートリアル突破できるんでないかな?
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アメリカのダンジョンで突破した場合って、そっちもアマツが対応するんだよね?
移動とか大変そうだけど、そのへんどうなってるんだろ。
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