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王宮の夜会
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この国の第二王子は、兄様と同じ歳です。
第二王子は、学院に通っておられなかったから私は知らないのですが、どうやら留学されていたそうです。
留学先を卒業したからと、王宮で第二王子のお披露目夜会をするそうです。
その夜会でお披露目をして初めて、政務を任されるそうです。
18歳で大人と見なされるという事ですわね。
兄様も、卒業したのでお父様の元、政務をされるのかと思ったのですけれど、先日はまだ分からないと言っておりましたものね。確かにまだまだお父様も現役でやれるのでしょうけれど、どうするおつもりなのかしら。
「アリールル、ちょっと地味過ぎない?いいの?それで。」
「まぁお母様!落ち着いた雰囲気だと言って頂きたいですわ。ねぇ姉様。どうです?」
「そうね。いつものドレスもとても素敵ですけれど、今日のもいつもとは違ってまた素晴らしいわ。ねぇお母様?」
「ま、まぁねぇ……。」
「お母様のドレスはいつもに増して、とても素敵ですわね。」
今日も真っ赤なドレスね。デコルテもかなり広がっているし…以前着ていたものとどこが違うのかしら?
…このようなドレス、私は選んだりはしないわね。
「ええそうでしょうとも!レフィアもその紫のドレス、大人っぽく見えて素敵ね。でも、あなたも赤色のが良かったのじゃなくて?」
め、滅相もない!!
「いいえお母様。赤にしてしまうとお母様と同じになってしまいますわ。比べられると切なくなりますもの。この色で十分ですわ。」
「そう?まぁ、そうね。……じゃぁ行きましょうか。」
お父様は今日はこの懇親会でお仕事があるそうで、残念ながらいらっしゃらないのです。
王宮は毎年懇親会という意味のダンスパーティーがある。ダンスをするのはパートナーがいる人達もしくはその場で誘い合った人達が踊るものなので、私はそういうのは苦手だったし相手もいない為それにはまだ参加していなかった。
けれど、前回は第一王子のお披露目夜会をした時に来たので、王宮は初めてではない。が、煌びやかな場所である事に変わりは無かった。
「いつ来ても綺麗ね!」
広いホールには人が多く、熱気がすごかった。天井にはシャンデリアがキラキラと輝いているし、まさに夢の世界のよう。
「あ、兄様だわ。」
アリールルが、入ってすぐ右奥の壁際の人だかりを指差して言った。
「本当ね。腕を組まれている隣の女性は誰かしら?」
と、お母様が眉をひそめて言った。
え、隣の女性?サーリン姉様じゃないの?
それに、女性が腕を組むのはそれなりの仲だと周りに思われてしまうから、お母様はいい顔をしていないわ。
「ちょっと!あなただれよ!!」
と、私達の後ろからその人だかりへカツカツとヒールを鳴らしながら勢いよく進んで行く女性がいた。
サーリン姉様!!
第二王子は、学院に通っておられなかったから私は知らないのですが、どうやら留学されていたそうです。
留学先を卒業したからと、王宮で第二王子のお披露目夜会をするそうです。
その夜会でお披露目をして初めて、政務を任されるそうです。
18歳で大人と見なされるという事ですわね。
兄様も、卒業したのでお父様の元、政務をされるのかと思ったのですけれど、先日はまだ分からないと言っておりましたものね。確かにまだまだお父様も現役でやれるのでしょうけれど、どうするおつもりなのかしら。
「アリールル、ちょっと地味過ぎない?いいの?それで。」
「まぁお母様!落ち着いた雰囲気だと言って頂きたいですわ。ねぇ姉様。どうです?」
「そうね。いつものドレスもとても素敵ですけれど、今日のもいつもとは違ってまた素晴らしいわ。ねぇお母様?」
「ま、まぁねぇ……。」
「お母様のドレスはいつもに増して、とても素敵ですわね。」
今日も真っ赤なドレスね。デコルテもかなり広がっているし…以前着ていたものとどこが違うのかしら?
…このようなドレス、私は選んだりはしないわね。
「ええそうでしょうとも!レフィアもその紫のドレス、大人っぽく見えて素敵ね。でも、あなたも赤色のが良かったのじゃなくて?」
め、滅相もない!!
「いいえお母様。赤にしてしまうとお母様と同じになってしまいますわ。比べられると切なくなりますもの。この色で十分ですわ。」
「そう?まぁ、そうね。……じゃぁ行きましょうか。」
お父様は今日はこの懇親会でお仕事があるそうで、残念ながらいらっしゃらないのです。
王宮は毎年懇親会という意味のダンスパーティーがある。ダンスをするのはパートナーがいる人達もしくはその場で誘い合った人達が踊るものなので、私はそういうのは苦手だったし相手もいない為それにはまだ参加していなかった。
けれど、前回は第一王子のお披露目夜会をした時に来たので、王宮は初めてではない。が、煌びやかな場所である事に変わりは無かった。
「いつ来ても綺麗ね!」
広いホールには人が多く、熱気がすごかった。天井にはシャンデリアがキラキラと輝いているし、まさに夢の世界のよう。
「あ、兄様だわ。」
アリールルが、入ってすぐ右奥の壁際の人だかりを指差して言った。
「本当ね。腕を組まれている隣の女性は誰かしら?」
と、お母様が眉をひそめて言った。
え、隣の女性?サーリン姉様じゃないの?
それに、女性が腕を組むのはそれなりの仲だと周りに思われてしまうから、お母様はいい顔をしていないわ。
「ちょっと!あなただれよ!!」
と、私達の後ろからその人だかりへカツカツとヒールを鳴らしながら勢いよく進んで行く女性がいた。
サーリン姉様!!
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