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魔王国編
0048 ドワーフ王国
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サイゲの森を抜け、山岳地帯を50キロ程はなれた場所にドワーフ王国はある。
王国と言っても、城壁などはなく、大きな村と言った感じ。
それでも一応、王国に入るための関所というか門だけがある。
「オウカ殿、ドワーフ王国に着きましたぞ!」とドラゴン族のダダンが言う。
場内に入ると、さすがにドワーフ、鍛冶工房といった感じの石で出来た建物が目立つ。
ダダンに王国内を案内されると、王国内の形が解って来た。簡単に言うと、王国内の右側が職場、左側が住宅と商業の街といった感じ。
ひときわ大きな建物・・といっても、大きな工場のようなものがあって、そこにドワーフ王がいるという。
「そこの者、何用か!」と傭兵らしき者が数人、槍を向けてきた。やっぱりドワーフ、日本で見たアニメのまま、小さい。
「我はドラゴン族のダダンと言う。国王に会いに来た!」と書状を見せると俺達に向けられた槍の刃は傭兵の手に収まった。
「失礼を致しました。それで、その方たちは・・・。」俺たちの方を疑いの眼差しで見てくる。そりゃ、そうだよね。俺たちの他に獣人族の傭兵団30人も連れているのだから。
「この方は女神クリス・サリーナ様の使者で在られる!頭が高い!」
「め、女神様!申し訳ございません!すぐに案内を致します!」
傭兵は、その言葉を疑わないのか王が住まう建物へと案内をしてくれた。
ー***-
建物の中は薄暗く、何といっても暑い!
どうやら、王自身も鍛冶仕事をするらしい。
鍛冶職人は大体、30名位だろうか建物の中は鉄を打つ音だけが響く・・・。
「実家を思い出すなぁ~。」と言っていると
「オウカ殿も鍛冶仕事をされるので?」ダダンが聞く。
「いや、俺の親父が鍛冶職人なんだよ。俺の刀も親父に打って貰った物なんだ。」
「ただいま、棟梁を呼んでまいりますので!」
ん?棟梁?国王に会う前に棟梁に会うのか。さすがドワーフだな。
「いや、仕事の邪魔をするのは心苦しい、我々は待つので、ひと仕事が終わってからで結構、そう伝えてくれ。」
「畏まりました!」と傭兵が奥に歩いていく。
「ちなみに、この国は何人ぐらいの国民がいるんだろうね。」
「大体、3000名ぐらいでしょうか?そのうちの1/3が鍛冶の仕事をしていると聞いております。」とダダンが答える。
そういう会話をしながら待っていると、
「兄ちゃん、その腰の物、見せてもらえねぇか?」と声が聞こえた。
その男は、他のドワーフよりも一回り大きく、毎日鉄を打っているのだろう、筋骨隆々の体は褐色に焼けている。
「これはこれは国王様、仕事の段取りは済んだのですかな?」とダダンが言う。
「国王なんて堅っ苦しい呼び方はやめてくっれ、いつも言ってるだろう?棟梁でいいんだよ!俺は!」
「そうでした、それは申し訳ない。」
「ダダン、この人がもしかして・・・?」
「はい!この方がドワーフ王国国王、ムッタ・ゴラン様です!」
「よう兄ちゃん、よろしくな!」と右手を出してきた。
王国と言っても、城壁などはなく、大きな村と言った感じ。
それでも一応、王国に入るための関所というか門だけがある。
「オウカ殿、ドワーフ王国に着きましたぞ!」とドラゴン族のダダンが言う。
場内に入ると、さすがにドワーフ、鍛冶工房といった感じの石で出来た建物が目立つ。
ダダンに王国内を案内されると、王国内の形が解って来た。簡単に言うと、王国内の右側が職場、左側が住宅と商業の街といった感じ。
ひときわ大きな建物・・といっても、大きな工場のようなものがあって、そこにドワーフ王がいるという。
「そこの者、何用か!」と傭兵らしき者が数人、槍を向けてきた。やっぱりドワーフ、日本で見たアニメのまま、小さい。
「我はドラゴン族のダダンと言う。国王に会いに来た!」と書状を見せると俺達に向けられた槍の刃は傭兵の手に収まった。
「失礼を致しました。それで、その方たちは・・・。」俺たちの方を疑いの眼差しで見てくる。そりゃ、そうだよね。俺たちの他に獣人族の傭兵団30人も連れているのだから。
「この方は女神クリス・サリーナ様の使者で在られる!頭が高い!」
「め、女神様!申し訳ございません!すぐに案内を致します!」
傭兵は、その言葉を疑わないのか王が住まう建物へと案内をしてくれた。
ー***-
建物の中は薄暗く、何といっても暑い!
どうやら、王自身も鍛冶仕事をするらしい。
鍛冶職人は大体、30名位だろうか建物の中は鉄を打つ音だけが響く・・・。
「実家を思い出すなぁ~。」と言っていると
「オウカ殿も鍛冶仕事をされるので?」ダダンが聞く。
「いや、俺の親父が鍛冶職人なんだよ。俺の刀も親父に打って貰った物なんだ。」
「ただいま、棟梁を呼んでまいりますので!」
ん?棟梁?国王に会う前に棟梁に会うのか。さすがドワーフだな。
「いや、仕事の邪魔をするのは心苦しい、我々は待つので、ひと仕事が終わってからで結構、そう伝えてくれ。」
「畏まりました!」と傭兵が奥に歩いていく。
「ちなみに、この国は何人ぐらいの国民がいるんだろうね。」
「大体、3000名ぐらいでしょうか?そのうちの1/3が鍛冶の仕事をしていると聞いております。」とダダンが答える。
そういう会話をしながら待っていると、
「兄ちゃん、その腰の物、見せてもらえねぇか?」と声が聞こえた。
その男は、他のドワーフよりも一回り大きく、毎日鉄を打っているのだろう、筋骨隆々の体は褐色に焼けている。
「これはこれは国王様、仕事の段取りは済んだのですかな?」とダダンが言う。
「国王なんて堅っ苦しい呼び方はやめてくっれ、いつも言ってるだろう?棟梁でいいんだよ!俺は!」
「そうでした、それは申し訳ない。」
「ダダン、この人がもしかして・・・?」
「はい!この方がドワーフ王国国王、ムッタ・ゴラン様です!」
「よう兄ちゃん、よろしくな!」と右手を出してきた。
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