Venus And The SAKURA

モカ☆まった〜り

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ハイマギーの森編

0136 女神サリーナのカウンセリング

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 やっと涙が収まった俺をサリーナは優しく微笑んで待っていてくれた。

「恥ずかしい事なんだが・・・。」

 俺は、リンド評議国から連れてきた影の男サンが実は心は乙女で、俺はサンに身体を奪われ、悔しいことに感じてしまったことを臨場感たっぷりにサリーナに話した。

「・・・・。」

 サリーナはやっぱり女神なんだな。こんなしょうもない話でも真面目に聞いてくれる。いままでお前とか呼び捨てにしてすみませんでした。

「・・・・。」

 俺の為にどうすればいいのか考えてくれているんだろう。心の傷。難しい問題だし、言い方を少しでも間違えると、問題解決にならないどころか、悪化させてしまうので、言葉を選んでいるのだろう・・・。

「ッ・・・。」

 ん?

「ㇷ゚ッ・・・。」

 んん?

「ブァア~ハッハハハ!」

 はぁ?

 サリーナは腹を抱え、床を叩き絶叫のごとく笑いこけている!

 おいおいおいおい!俺の事で悩んでくれていたんじゃないのかよ!黙っていたのは笑いを堪える為だったのかよ!こっちは真剣なんだよ!

 やっと笑いが収まったサリーナは涙をぬぐいながら、弾んだ息を整えてゆきながら

「おい、わらわを殴らんのか?いつもなら、殴っておるではないか?」

「・・・・。」

「お、おい、桜花よ?」
「・・・もういいよ。」

「もういいって、どういう事なんだ?」
 サリーナは、俺が真剣に落ち込んでいることを初めて悟ったのだろうか。今度こそ真面目に聞く姿勢を保つかのように姿勢を正している。

「俺は、男としてのプライドを失ったんだ。笑われて当然だ。プライドを失くしてしまった俺は、もう勇者じゃない。俺は降りる。他の勇者を探してくれ。」

「桜花にとって、男であることはそんなに大事な事なのか?」
「俺は!女じゃなく男に快楽を覚えてしまったんだぞ!そんなの男って言えるかよ!」

 俺はまた、泣いてしまった。

「そうか、スマンな。桜花よデリカシーのない女神で申し訳ない。せめてもの償いに、心の傷を癒してやろう。」

 サリーナは俺の頭に手を置き、目を閉じてゆったりとした気持ちを持って、これからすることを受け入れよと言った。

 サリーナの手の平から暖かい熱のようなものを感じる。その温かみは頭だけじゃなくやがて身体全体へと広がって行った。

・・・心を開きなさい・・・。そして受け入れなさい・・・。

 なんて優しい声と響きなのだろう。身体が宙に浮いているかのようだ。
 それに、唇に柔らかいものが・・・。
 俺は、うっすらと目を開けた。

 俺の唇にサリーナの唇が触れている。
 以前なら、強引にでも舌を入れて来ていたサリーナだが今回は軽く唇が触れているだけだった。

 それがあまりにも心地良く俺はもう一度、目を閉じた。

・・・貴方に刺さった心の傷は、全て、私が引き受けます。・・・。
・・・貴方は安心していいのですよ。さあ、心を開きなさい・・・。

 俺の身体を包んでいた熱は身体の局部に集まりだし、むくむくと湧き上がる感触があり、気づくと硬く勃起した俺は、ビクンビクンと脈打っていた。

「これで、ひとまずは大丈夫!目を開けていいぞ。桜花よ!」

 俺は、全血液を持って行かれているんじゃないか?局部に心臓があるんじゃないかと思う位に脈打っている。

「し・・・・ん」

 え?

「しんぼう・・・・らん。」

 え?何と言ったか?桜花よ。

「辛抱たまらん!」

 俺はサリーナに大きく盛り上がった股間を見せつけながら、サリーナに迫っていく。

「お。桜花よ、早まるでない、わらわじゃ、女神クリス・サリーナ様だぞ!」

 サリーナは桜花が一歩一歩迫って来るのと同じように焦りと恐怖を感じながら後ろへと退いていく。

「しんぼうぉ~たぁまぁら~ん!」
「桜花よ!まて!早まるでない!女神に何をするつもりだ!」

 心と脳を完全に亀頭に持って行かれている俺にサリーナの言葉が聞こえるはずもなく、俺は嫌がるサリーナに強引にキスをしていく。

 最初は嫌がっていたサリーナの目はとろけ、腕や身体の力も抜けて行った。

 サリーナの唇を散々弄んだ俺の唇はサリーナの耳を攻め始める。
 サリーナの口からは、切なく小さな声が漏れ始め、息遣いも荒くなっていった。

 サリーナの身体を貪るように俺の口と舌は首筋へと進み、サリーナの頭が少しずつ暴れだした。
 俺の手はサリーナの小さな胸をまさぐり始め、硬くなった小さな突起をまるで苛めるように弄ぶのと合わせるかのように、サリーナの口からは声が漏れ始めた・・・。

 俺の舌はその突起を絡め、時には吸い、時には歯を立て、さらに苛めていく。
 俺の手はサリーナの局部へと向かい・・・。

「だ、だめ・・・。そこは・・・だめぇ・・・。」

 サリーナの静止も聞かず、俺の唇はサリーナの局部へと移動していった。
 サリーナの声が大きくなった。その声で俺の興奮度は上がって行く!

 俺は、ズボン、パンツを脱ぎ捨て、サリーナに見せつける。

「だめぇ・・・。本当にだめぇ・・・。」

 サリーナは涙を浮かべながら懇願し、後ろへと下がって行くのだが、その時に見える太ももにさらに興奮を覚えた俺の脈打つ鼓動は更に俺をさらに大きくさせる。逃げようとするサリーナを捕まえ、柔らかな足を広げ花の蕾を顕にした。

 嫌がるサリーナの言葉とは裏腹に花の蕾からは蜜が溢れ出している。

 甘い蜜を舌で掬い取る度に、漏れる声と共に身体をビクッと震わせながらサリーナは身体をくねらせている。

 小さく開いた蕾からは、とめどなく蜜が溢れ出し蕾めがけて俺は固くなった俺自身をあてがい、そして・・・。

「だめぇー!」


 カーン!


 俺は気を失ってしまった。



「間に合った!大丈夫でしたか!サリーナ様!」

 間一髪、玲子のコピーがフライパンを片手にサリーナを気遣う。

「大丈夫、大丈夫だ。桜花も治った事で嬉しかったのだろう。それにな」
「それに、何ですか?」
「わ、わらわも、少しよかったし、まんざらでも・・・。いや!聞かなかったことにしてくれ!」




***




 う、う~ん、いてて・・・。
 あれ、俺何やってんだ?パンツはいてないし。

 気が付けば、俺と玲子のコピーが蔑んだ眼で俺を見ている。
 その横に顔を真っ赤にしたサリーナがいた。

「サリーナ、俺、なんかやらかしたのか?」
「やらかしたですって!この変態野郎!もう一度殴られたいのですか!」

 玲子のコピーはフライパン片手に怒り狂っている。俺のコピーを見ても、味方にはなれません。と突き放された。

 そんな中でもサリーナは顔を真っ赤にして俺を見ようとはしない。パンツを脱いでいることに関係があるのか?それにしてもフライパンで俺の頭を殴ったのかよ!そうしないといけない事情があったという事だな?

 あれ、そう言えば俺の心の傷は治してやると言った時からの記憶がない!

「あ~、桜花よ。お前の心の傷は治ったから、明日は病院に行かなくてもよいぞ。」
「治ったのか!ありがとう!さすがは女神だぜ!」
「お、おう・・・。」

「それから、桜花は心の鍛錬が必要だ。明日からは心の修行をして来い。いいな。」


 そう言い残してサリーナは俺の顔を見ることなく消えてしまった。
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