156 / 167
マイカ帝国編
0153 情報
しおりを挟む
ヤヌス王国は大陸一の国土・民を持っている大国。ゆえに他国からスパイや刺客が送られていてもおかしくない。
とは言えども、国民全てに疑いの眼差しを送る訳にもいかない。ましてや我が王国の傭兵団員や貴族など・・・。
バレットは頭を抱えていた。マイカ帝国皇帝ロンベルクとの講和調印式が行われるまでの時間がないのだ。
近衛師団団長のアム・ロッシを呼ぶと皇帝ロンベルクが来られた際の安全確保の為の対策を練るように命令したものの、もしかすれば身内にも裏切者がいるかもしれない・・・。そう考えると気が気でないのだ。
オウカさんの私設傭兵団に頼めば安心も出来るだろうが、それでは我が国の傭兵団の信頼を損なう可能性もある。それだけは避けなければならない。バレットはふぅ~っと深いため息をついては思慮を廻らわせるべく天井を見つめるのであった。
「皇帝ロンベルクの護衛対策会議を行う。」
ベルサイユ宮殿では、桜花が傭兵団員全員を集め念入りに用意するために会議の場を儲けた。
「セバス、その後の情報はあるか?」
桜花の隠密部隊長のセバスは桜花の下で挨拶をすると、現在の所は王国内で暗殺を実行するとの情報しかなく、いつ、誰が犯行に及ぶかの情報は入っていないと報告をした。
「王国内での犯行に限るか・・・。城門から王宮までの道のり及び、王宮内が目的になるな。皇帝をお守りするにはどの方法が効果的だと思う?」
団員達は顔を見合わせ、ざわざわと騒がしくなっている。その中で一人の団員が手を上げた。
「やはり、王族の傭兵団と共同で警備に当たるしかないのではないでしょうか?」
確かにそれが一番の手だとは思う。内戦以来、傭兵団と私設傭兵団は仲が良くなった。しかし、当のバレットからは要請がないのだ。
「バレットからの要請は晩さん会でのレストランミツヤへの料理提供のみだ。今現在でバレットからの警護の要請は受けていない。要請がなかった場合を考えての意見が欲しい。」
いくら桜花が異世界人であっても、面子や体裁の事情を考えるバレットの気持ちは分かる。下手に桜花の傭兵団員を配置すれば国の威信にも関わるから、依頼したくても出来ないのだという事も。
だから、陰ながら応援するしかない答えが出ることも分かっている。
「オウカ様なら、どの様にすれば暗殺が可能だと思われますか?」
意外な質問が団員から上がった。
そうだ、守るには暗殺者の気持ちを考えるのも手だと思う。なかなか良い質問だと思う。
「俺だったらそうだなぁ、王国の傭兵団員にまぎれて手を下すのが有効だと思うのだが、それでは、暗殺者は命を捨てる覚悟がいると思うんだよね。」
桜花達がいた日本がある世界では暗殺は銃が定番アイテムだと思うが、この世界には銃がない。
遠距離攻撃の弓では当たる可能性が低くなる。確実に仕留めるには至近距離から剣による攻撃しかない。もしくは食事の際に毒を盛るぐらいしか考えられない。だから暗殺者は命を 捨てる覚悟が出来ていなければ実行には移せないと思う。
故に、桜花の中では考えにくい価値観ではあるのだろう。
「ご主人様、ウチラを忘れてへんか?」
カーミラがここが出番と声を出してきた。
「ウチが傭兵団員に認識阻害の魔法をかけたる。そしたら堂々と王族の傭兵団員に混じってても問題ないで。」
そうか!この世界は魔法もあるファンタジーな世界だった!認識阻害が出来るのなら、問題が解決するのではないか。
桜花はカーミラの提案を受けることにした。
「では実際に暗殺が実行された時を考慮して訓練に取り掛かろう。俺はバレットに報告をしてくる。」
バレットは調印式における来賓護衛について話しを詰めていた。傭兵団幹部や貴族達がテーブルを囲んでの話し合いだ。
「オウカ殿は呼ばれないのですか?」
ゼノン司祭の質問にバレットは首を横に振る。これは国の面子に関わる事だからだと。
「それは寂しいな、バレット!」
桜花が扉を開けたと同時に口を開いた。
「俺達は従兄弟なんだぜ?なぜ、そんな細かいことを気にするんだ?お前から言いにくいのなら、俺の方から協力を進言させてくれ。」
「オウカさん・・・。ありがとうございます。よろしくお願いします。」
「それで、いい方法があるのですか?」
「ああ、皇帝には死んでもらう。」
「な、なにを・・・。」
バレットが震えだした。
「大丈夫だ。」
オウカがパチンと指を鳴らすと、バレットがオウカの隣にいた。そして桜花は隣にいた近衛兵の剣を素早く取り、切り捨てた。
あまりの行動に、会議室は緊張感が増し、近衛兵達は桜花に向かって剣を抜いた。
「安心しろ!バレットはそこにいるじゃないか。」
全員がオウカの指さした先を見るとバレットが立っているが、オウカの足元にもバレットの死体が転げ落ちている。
「オウカ殿、これは一体?」
桜花がパチンと指を鳴らすと、床に転げ落ちていたバレットの死体が消えてなくなった。
「幻影魔法だよ。これを使う。皇帝には調印式の前日に王宮に入ってもらい、当日はこの幻影に動いてもらう。これなら確実に皇帝を守ることが出来るし、犯人を捕まえることが可能だ。」
オウカの実演と作戦を伝えられた会議室は、オオっ!これで安心ですなと騒ぎ出し、安堵の空気で溢れていた。
「では、会議を続けよう。」
作戦会議は夜遅くまで続いた。
***
「報告があります!」
ここはマイカ帝国軍本部。
「ヤヌス王国の協力者よりの報告で、皇帝ロンベルクのヤヌス王国の訪問は予定の前日になると報告がありました!
報告によると、式典当日は勇者オウカによる幻影魔法によって作りだされた皇帝が出席するとの事です!」
「そうか。」
ドレン指揮官は葉巻の煙と共に小さく返事をした。
「ならば、暗部に伝えよ!この情報を伝えた貴族と共に皇帝ロンベルクを暗殺せよ!」
ククク、面白くなってきた。バレット国王並びに勇者オウカよ、我々の方が一枚上手だという事を思い知らさせてくれる。ヤヌス王国は我がマイカ帝国軍に落ちるのだという事を!
ドレン指揮官は葉巻をすりつけるように火を消した。
とは言えども、国民全てに疑いの眼差しを送る訳にもいかない。ましてや我が王国の傭兵団員や貴族など・・・。
バレットは頭を抱えていた。マイカ帝国皇帝ロンベルクとの講和調印式が行われるまでの時間がないのだ。
近衛師団団長のアム・ロッシを呼ぶと皇帝ロンベルクが来られた際の安全確保の為の対策を練るように命令したものの、もしかすれば身内にも裏切者がいるかもしれない・・・。そう考えると気が気でないのだ。
オウカさんの私設傭兵団に頼めば安心も出来るだろうが、それでは我が国の傭兵団の信頼を損なう可能性もある。それだけは避けなければならない。バレットはふぅ~っと深いため息をついては思慮を廻らわせるべく天井を見つめるのであった。
「皇帝ロンベルクの護衛対策会議を行う。」
ベルサイユ宮殿では、桜花が傭兵団員全員を集め念入りに用意するために会議の場を儲けた。
「セバス、その後の情報はあるか?」
桜花の隠密部隊長のセバスは桜花の下で挨拶をすると、現在の所は王国内で暗殺を実行するとの情報しかなく、いつ、誰が犯行に及ぶかの情報は入っていないと報告をした。
「王国内での犯行に限るか・・・。城門から王宮までの道のり及び、王宮内が目的になるな。皇帝をお守りするにはどの方法が効果的だと思う?」
団員達は顔を見合わせ、ざわざわと騒がしくなっている。その中で一人の団員が手を上げた。
「やはり、王族の傭兵団と共同で警備に当たるしかないのではないでしょうか?」
確かにそれが一番の手だとは思う。内戦以来、傭兵団と私設傭兵団は仲が良くなった。しかし、当のバレットからは要請がないのだ。
「バレットからの要請は晩さん会でのレストランミツヤへの料理提供のみだ。今現在でバレットからの警護の要請は受けていない。要請がなかった場合を考えての意見が欲しい。」
いくら桜花が異世界人であっても、面子や体裁の事情を考えるバレットの気持ちは分かる。下手に桜花の傭兵団員を配置すれば国の威信にも関わるから、依頼したくても出来ないのだという事も。
だから、陰ながら応援するしかない答えが出ることも分かっている。
「オウカ様なら、どの様にすれば暗殺が可能だと思われますか?」
意外な質問が団員から上がった。
そうだ、守るには暗殺者の気持ちを考えるのも手だと思う。なかなか良い質問だと思う。
「俺だったらそうだなぁ、王国の傭兵団員にまぎれて手を下すのが有効だと思うのだが、それでは、暗殺者は命を捨てる覚悟がいると思うんだよね。」
桜花達がいた日本がある世界では暗殺は銃が定番アイテムだと思うが、この世界には銃がない。
遠距離攻撃の弓では当たる可能性が低くなる。確実に仕留めるには至近距離から剣による攻撃しかない。もしくは食事の際に毒を盛るぐらいしか考えられない。だから暗殺者は命を 捨てる覚悟が出来ていなければ実行には移せないと思う。
故に、桜花の中では考えにくい価値観ではあるのだろう。
「ご主人様、ウチラを忘れてへんか?」
カーミラがここが出番と声を出してきた。
「ウチが傭兵団員に認識阻害の魔法をかけたる。そしたら堂々と王族の傭兵団員に混じってても問題ないで。」
そうか!この世界は魔法もあるファンタジーな世界だった!認識阻害が出来るのなら、問題が解決するのではないか。
桜花はカーミラの提案を受けることにした。
「では実際に暗殺が実行された時を考慮して訓練に取り掛かろう。俺はバレットに報告をしてくる。」
バレットは調印式における来賓護衛について話しを詰めていた。傭兵団幹部や貴族達がテーブルを囲んでの話し合いだ。
「オウカ殿は呼ばれないのですか?」
ゼノン司祭の質問にバレットは首を横に振る。これは国の面子に関わる事だからだと。
「それは寂しいな、バレット!」
桜花が扉を開けたと同時に口を開いた。
「俺達は従兄弟なんだぜ?なぜ、そんな細かいことを気にするんだ?お前から言いにくいのなら、俺の方から協力を進言させてくれ。」
「オウカさん・・・。ありがとうございます。よろしくお願いします。」
「それで、いい方法があるのですか?」
「ああ、皇帝には死んでもらう。」
「な、なにを・・・。」
バレットが震えだした。
「大丈夫だ。」
オウカがパチンと指を鳴らすと、バレットがオウカの隣にいた。そして桜花は隣にいた近衛兵の剣を素早く取り、切り捨てた。
あまりの行動に、会議室は緊張感が増し、近衛兵達は桜花に向かって剣を抜いた。
「安心しろ!バレットはそこにいるじゃないか。」
全員がオウカの指さした先を見るとバレットが立っているが、オウカの足元にもバレットの死体が転げ落ちている。
「オウカ殿、これは一体?」
桜花がパチンと指を鳴らすと、床に転げ落ちていたバレットの死体が消えてなくなった。
「幻影魔法だよ。これを使う。皇帝には調印式の前日に王宮に入ってもらい、当日はこの幻影に動いてもらう。これなら確実に皇帝を守ることが出来るし、犯人を捕まえることが可能だ。」
オウカの実演と作戦を伝えられた会議室は、オオっ!これで安心ですなと騒ぎ出し、安堵の空気で溢れていた。
「では、会議を続けよう。」
作戦会議は夜遅くまで続いた。
***
「報告があります!」
ここはマイカ帝国軍本部。
「ヤヌス王国の協力者よりの報告で、皇帝ロンベルクのヤヌス王国の訪問は予定の前日になると報告がありました!
報告によると、式典当日は勇者オウカによる幻影魔法によって作りだされた皇帝が出席するとの事です!」
「そうか。」
ドレン指揮官は葉巻の煙と共に小さく返事をした。
「ならば、暗部に伝えよ!この情報を伝えた貴族と共に皇帝ロンベルクを暗殺せよ!」
ククク、面白くなってきた。バレット国王並びに勇者オウカよ、我々の方が一枚上手だという事を思い知らさせてくれる。ヤヌス王国は我がマイカ帝国軍に落ちるのだという事を!
ドレン指揮官は葉巻をすりつけるように火を消した。
0
あなたにおすすめの小説
悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~
shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて
無名の英雄
愛を知らぬ商人
気狂いの賢者など
様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。
それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま
幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる