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動かない機体
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Twitterで見かけた設定を拝借しています
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「うごけ~~~!!」
しかし、俺が何を操作してもこの機体は微動だにしなかった。
最新・最強のこの機体に搭乗するために俺は全てを捨ててきたのだ。
学校は中退した…
友人達や故郷も捨てた…
親子の縁も切った…
そして「男」も捨てた…
この機体の搭乗条件はTS娘であることなのだ。
俺は完璧なTS娘となるため、あらゆる試練を受け、それに耐え抜いたのだ。
そして手に入れたこの機体の操縦席だ!!
これまでも何度も戦果をあげてきた。
が、しかし、
今!!
何故動かん?
俺の目の前で親友が最大のピンチを迎えているのだ。
このままでは彼は確実に死んでしまう!!
今駆け付けなくて何の意味がある?
「動けっ、うごけ~~~!!」
『無理です。』
サポートAIが冷たく語り掛けてきた
『この機体はTS娘でなければ動かせません。今、あなたはその心も女となってしまいました。完全な「女」となった貴女にはもうこの機体を動かすことはできません。』
「そ…そんな……」
俺は操縦席の中で涙を落とすしかなかった…
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「うごけ~~~!!」
しかし、俺が何を操作してもこの機体は微動だにしなかった。
最新・最強のこの機体に搭乗するために俺は全てを捨ててきたのだ。
学校は中退した…
友人達や故郷も捨てた…
親子の縁も切った…
そして「男」も捨てた…
この機体の搭乗条件はTS娘であることなのだ。
俺は完璧なTS娘となるため、あらゆる試練を受け、それに耐え抜いたのだ。
そして手に入れたこの機体の操縦席だ!!
これまでも何度も戦果をあげてきた。
が、しかし、
今!!
何故動かん?
俺の目の前で親友が最大のピンチを迎えているのだ。
このままでは彼は確実に死んでしまう!!
今駆け付けなくて何の意味がある?
「動けっ、うごけ~~~!!」
『無理です。』
サポートAIが冷たく語り掛けてきた
『この機体はTS娘でなければ動かせません。今、あなたはその心も女となってしまいました。完全な「女」となった貴女にはもうこの機体を動かすことはできません。』
「そ…そんな……」
俺は操縦席の中で涙を落とすしかなかった…
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