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侵略者の宇宙船を叩け!!
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「誤差修正、方位+0.1、上下角-0.2!!」
ただちに第二射が用意される。
「撃て!!」
トリガが引かれ、数秒の沈黙の後…
「標的の消失を確認した。」
一斉にフゥ~と吐息が漏れでてきた。
ここは戦場である。
それも宇宙空間…太陽系外縁部のワープポイント近くにいる。
ワープアウトしてきた侵略者の宇宙船を叩くのが任務である。
司令部からの指示に従いビーム砲を調整し、指示に従いトリガを引く。
殆どはビーム砲で撃退できるのだが。死角を突いてきた侵略者の宇宙船は搭載機で肉薄し撃ち落とすことになる。
しかし、ひとたび搭載機で出撃すると帰還できるのは一割にも満たない。
侵略者の反撃により撃墜される場合もあるが、未帰還の最大の要因はそこにはない。
侵略者の宇宙船との交戦を終えた時点で現在地を見失ってしまう事にある。
母艦との距離が離れ過ぎると母艦からのビーコンが届かなくなってしまうのだ。
搭載機には自動航法装置も搭載されているが、ビーコンの受信が前提となっている。
さらに、搭載機にはあまり多くの燃料は搭載されておらず、闇雲に母艦を探して動きまわると即に動けなくなってしまうのだ。
太陽系外縁では肉眼では太陽も他の恒星と見分けがつかない、
もし、太陽を特定できたとしても、星系内ワープエンジンが無ければ地球軌道に戻るのでさえ年単位の時間が掛かり、当然生命維持に必要な資源が足りる筈もない。
艦内にサイレンが響き渡った。
侵略者の宇宙船が現れたようだ。
再び砲撃の位置に着いた。…が、告げられた指示は…
「各員、搭載機に搭乗し迎撃せよ!!」
カタパルトの奥に固定された搭載機に乗り込む。
キャノピーの前方には小さく切り取られた宇宙空間が覗いている。
搭載機はカタパルトでそこから打ち出されるのだ。
全搭載機を収容するのに多大な時間を要する構造である。
最初から大量の未帰還機を想定しているとしか思えない…
「全機発信!!」
一気に加速し宇宙空間に放り出された。
自動航法装置が作動し、前方に侵略者の宇宙船が見える。
「距離5000!!」
搭載機がランダムな軌道を描き出す。
「攻撃開始!!」
僚機からビームが放たれ、ミサイルが発射され始めた。
照準が標的を捉える度にビームのトリガを引くが、まだ距離があり有効打とはなっていない。
更に接近する。
既に僚機の何機かの識別信号が消えていた。
アラームが響く!!
すぐ脇を僚機のミサイルが掠めていった。
その衝撃で機体が大きく揺れた。
掠めていったミサイルは目標を外れ…別の僚機を爆散させていた。
僚機の識別信号がまたひとつ消えていった。
次に標的を捉えるまでにはしばらく時間が掛かった。
大きく揺れたことで自動航法装置の補正が追い付かなくなったのだろう、僚機から離されてしまっていた。
かなり大回りで標的に向かう事になった。その間にも僚機の数が次々と減ってゆく…
燃料計にアラームが上がった。
このままでは母艦に戻ることができなくなる。
全てのミサイルを発射して身軽にした。
母艦に向けて最後の加速をかけるべく、母艦の位置を確認する。
(?!!)
たった今発射したミサイルの射線に…母艦が居た!!
(どうしてそこに?)
等と考えている暇はない。
ミサイルに自爆信号を送る。
が、侵略者の宇宙船から放たれた妨害波で自爆信号が無効化されてしまう。
ビームの精密射撃であればミサイルを撃ち落とす事は可能かもしれない…
が、放たれた全てのミサイルを撃ち落とすには時間と…搭載機を廻り込ませるための燃料が足りない!!
その逡巡が全てを「無」に帰した。
一瞬後、母艦はその存在を失っていた。
燃料が尽きて宇宙空間を漂っている。
その前方に侵略者の宇宙船の姿があった。
まだビーム砲のエネルギーは残っていた。
が、ここでトリガを引いたとて何になるのだろうか…
搭載機はそのまま侵略者の宇宙船の中に収容された。
「我々は『侵略者』とされているという事か…」
その男はふぅと溜息を吐いた。
「何が彼等…彼女等を変質させてしまったのでしょう?
一見、ハチの生態に近い行動様式ですね。
母星には女王バチに相当する『マザー』がいて、侍らせたオスとともに働きバチを産み落とす。
オスは限られた優生種のみとするため、それ以外は男性性を除去される。
大量のメスが働きバチとして『侵略者の宇宙船』を攻撃する。
攻撃兵器は何世代も前のものであり、ほぼ特攻のようにして…」
侵略者達は何を言っているのだろう?
自分の役割は司令部からの指示に従い標的を射ち落とすだけである。
オスとかメスとか…
それは何を意味するのだろう。
…ぁあ、お腹が空いた…
滋養液はどこにある?
タンクから延びたチューブに似たものがそこにあるようだ…
口を伸ばし吸い付く…と、いつもの暖かな滋養液がソコから零れてきた♪
ただちに第二射が用意される。
「撃て!!」
トリガが引かれ、数秒の沈黙の後…
「標的の消失を確認した。」
一斉にフゥ~と吐息が漏れでてきた。
ここは戦場である。
それも宇宙空間…太陽系外縁部のワープポイント近くにいる。
ワープアウトしてきた侵略者の宇宙船を叩くのが任務である。
司令部からの指示に従いビーム砲を調整し、指示に従いトリガを引く。
殆どはビーム砲で撃退できるのだが。死角を突いてきた侵略者の宇宙船は搭載機で肉薄し撃ち落とすことになる。
しかし、ひとたび搭載機で出撃すると帰還できるのは一割にも満たない。
侵略者の反撃により撃墜される場合もあるが、未帰還の最大の要因はそこにはない。
侵略者の宇宙船との交戦を終えた時点で現在地を見失ってしまう事にある。
母艦との距離が離れ過ぎると母艦からのビーコンが届かなくなってしまうのだ。
搭載機には自動航法装置も搭載されているが、ビーコンの受信が前提となっている。
さらに、搭載機にはあまり多くの燃料は搭載されておらず、闇雲に母艦を探して動きまわると即に動けなくなってしまうのだ。
太陽系外縁では肉眼では太陽も他の恒星と見分けがつかない、
もし、太陽を特定できたとしても、星系内ワープエンジンが無ければ地球軌道に戻るのでさえ年単位の時間が掛かり、当然生命維持に必要な資源が足りる筈もない。
艦内にサイレンが響き渡った。
侵略者の宇宙船が現れたようだ。
再び砲撃の位置に着いた。…が、告げられた指示は…
「各員、搭載機に搭乗し迎撃せよ!!」
カタパルトの奥に固定された搭載機に乗り込む。
キャノピーの前方には小さく切り取られた宇宙空間が覗いている。
搭載機はカタパルトでそこから打ち出されるのだ。
全搭載機を収容するのに多大な時間を要する構造である。
最初から大量の未帰還機を想定しているとしか思えない…
「全機発信!!」
一気に加速し宇宙空間に放り出された。
自動航法装置が作動し、前方に侵略者の宇宙船が見える。
「距離5000!!」
搭載機がランダムな軌道を描き出す。
「攻撃開始!!」
僚機からビームが放たれ、ミサイルが発射され始めた。
照準が標的を捉える度にビームのトリガを引くが、まだ距離があり有効打とはなっていない。
更に接近する。
既に僚機の何機かの識別信号が消えていた。
アラームが響く!!
すぐ脇を僚機のミサイルが掠めていった。
その衝撃で機体が大きく揺れた。
掠めていったミサイルは目標を外れ…別の僚機を爆散させていた。
僚機の識別信号がまたひとつ消えていった。
次に標的を捉えるまでにはしばらく時間が掛かった。
大きく揺れたことで自動航法装置の補正が追い付かなくなったのだろう、僚機から離されてしまっていた。
かなり大回りで標的に向かう事になった。その間にも僚機の数が次々と減ってゆく…
燃料計にアラームが上がった。
このままでは母艦に戻ることができなくなる。
全てのミサイルを発射して身軽にした。
母艦に向けて最後の加速をかけるべく、母艦の位置を確認する。
(?!!)
たった今発射したミサイルの射線に…母艦が居た!!
(どうしてそこに?)
等と考えている暇はない。
ミサイルに自爆信号を送る。
が、侵略者の宇宙船から放たれた妨害波で自爆信号が無効化されてしまう。
ビームの精密射撃であればミサイルを撃ち落とす事は可能かもしれない…
が、放たれた全てのミサイルを撃ち落とすには時間と…搭載機を廻り込ませるための燃料が足りない!!
その逡巡が全てを「無」に帰した。
一瞬後、母艦はその存在を失っていた。
燃料が尽きて宇宙空間を漂っている。
その前方に侵略者の宇宙船の姿があった。
まだビーム砲のエネルギーは残っていた。
が、ここでトリガを引いたとて何になるのだろうか…
搭載機はそのまま侵略者の宇宙船の中に収容された。
「我々は『侵略者』とされているという事か…」
その男はふぅと溜息を吐いた。
「何が彼等…彼女等を変質させてしまったのでしょう?
一見、ハチの生態に近い行動様式ですね。
母星には女王バチに相当する『マザー』がいて、侍らせたオスとともに働きバチを産み落とす。
オスは限られた優生種のみとするため、それ以外は男性性を除去される。
大量のメスが働きバチとして『侵略者の宇宙船』を攻撃する。
攻撃兵器は何世代も前のものであり、ほぼ特攻のようにして…」
侵略者達は何を言っているのだろう?
自分の役割は司令部からの指示に従い標的を射ち落とすだけである。
オスとかメスとか…
それは何を意味するのだろう。
…ぁあ、お腹が空いた…
滋養液はどこにある?
タンクから延びたチューブに似たものがそこにあるようだ…
口を伸ばし吸い付く…と、いつもの暖かな滋養液がソコから零れてきた♪
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