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アルゴーの集落編 〜クーリエ 30歳?〜
X-59話 研究所にいた人物!
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「今解錠されたのか? この丈夫そうな扉が、自ずと?」
試しにドアを開けようとしてみる。ふむ、すぐに扉が何かに開放されるのを、妨げられることはない。それどころか、誰かがここを頻繁に通っているのか、不自然なほどすんなりと開いてみせる。
その先にも、廊下の延長線上にいくつか扉が設けられているように見えたが、そのどれもが既に大きく開放されていた。
「これは・・・。歓迎されている、って認識で問題ないのかな」
とは言っても、ここまで道が続いているのだから引き返す必要は無くなった。俺は、意を決して身体を前に進める。その先に何が待ち受けているのか。この時の俺は、そこまで深くは考えていなかった。だが、歩みを進める以外の選択肢が、頭に浮かんで来なかったことだけは、紛れもない事実だ。
しばらく歩くと、俺はある大きな部屋に出た。大きいと言っても、飛び抜けて大きいわけではなく、そうだな、俺がキリの村でお世話になっていたアンディー牧師がいた、教会の一室。丁度あれ二つ分ほどの大きさ位と言えばわかりやすいだろうか。
だが、その時の部屋と目の前に広がる部屋では何から何までが異なっていた。
「ここで・・・。人の命を踏みにいるような研究が行われていたのか・・・!?」
まず、この場所の大半を占めているのは、二つのガラスケースであった。見ている分には軟弱そうで、僅かな衝撃でも壊れてしまいそうな代物。だが、俺が本気で殴っても壊れることはない頑丈さを誇っていた。所謂、超頑丈ガラスというやつだろう。なぜ、それが分かるかって?一度、試しに殴ってみたからだ。
ガラスケースの中には、簡素な白いベッドとテーブルが置かれているだけで、それ以外は特に何も置かれていない。しかし、垣間見える赤い血痕。それが、この中で被験者が観察されていたことは容易に想像がついた。
それ以外には、顕微鏡やら、今だ稼働している実験器具が置かれた机があったり、乱雑に積まれた論文の束があったり。本当にここで実験が行われていたことをひしひしと物語っていた。
「ここに、ユウシもいたのか・・・?」
溢れる声は誰の耳にも届くことはない。この場には俺以外誰もいるはずがないんだから。しかし、その考えはすぐに打ち砕かれることとなる。後ろから、何者かが声をかけてきたからだ。
「ようこそ、我が研究所へ。クーリエ君。何年ぶりの再会かな? 心躍るものがあるね!」
試しにドアを開けようとしてみる。ふむ、すぐに扉が何かに開放されるのを、妨げられることはない。それどころか、誰かがここを頻繁に通っているのか、不自然なほどすんなりと開いてみせる。
その先にも、廊下の延長線上にいくつか扉が設けられているように見えたが、そのどれもが既に大きく開放されていた。
「これは・・・。歓迎されている、って認識で問題ないのかな」
とは言っても、ここまで道が続いているのだから引き返す必要は無くなった。俺は、意を決して身体を前に進める。その先に何が待ち受けているのか。この時の俺は、そこまで深くは考えていなかった。だが、歩みを進める以外の選択肢が、頭に浮かんで来なかったことだけは、紛れもない事実だ。
しばらく歩くと、俺はある大きな部屋に出た。大きいと言っても、飛び抜けて大きいわけではなく、そうだな、俺がキリの村でお世話になっていたアンディー牧師がいた、教会の一室。丁度あれ二つ分ほどの大きさ位と言えばわかりやすいだろうか。
だが、その時の部屋と目の前に広がる部屋では何から何までが異なっていた。
「ここで・・・。人の命を踏みにいるような研究が行われていたのか・・・!?」
まず、この場所の大半を占めているのは、二つのガラスケースであった。見ている分には軟弱そうで、僅かな衝撃でも壊れてしまいそうな代物。だが、俺が本気で殴っても壊れることはない頑丈さを誇っていた。所謂、超頑丈ガラスというやつだろう。なぜ、それが分かるかって?一度、試しに殴ってみたからだ。
ガラスケースの中には、簡素な白いベッドとテーブルが置かれているだけで、それ以外は特に何も置かれていない。しかし、垣間見える赤い血痕。それが、この中で被験者が観察されていたことは容易に想像がついた。
それ以外には、顕微鏡やら、今だ稼働している実験器具が置かれた机があったり、乱雑に積まれた論文の束があったり。本当にここで実験が行われていたことをひしひしと物語っていた。
「ここに、ユウシもいたのか・・・?」
溢れる声は誰の耳にも届くことはない。この場には俺以外誰もいるはずがないんだから。しかし、その考えはすぐに打ち砕かれることとなる。後ろから、何者かが声をかけてきたからだ。
「ようこそ、我が研究所へ。クーリエ君。何年ぶりの再会かな? 心躍るものがあるね!」
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