シュウシン

UNKNOWM

文字の大きさ
3 / 7
第3章

想い出

しおりを挟む
第三章 想い出
 ー昨日の深夜、

 殺人の容疑で捜索されていた、、、ー



 いつも見ている朝のニュースのアナウンサーの声が聞こえる。駄菓子屋のおばあちゃんを殺して逃げていた犯人が捕まったらしい。

 この犯人は、逃げ回りながらも人を殺していたためが言い渡されたらしい。

 どうやら今は終身刑と無期懲役の違いについて、専門家が説明してるらしい。

 簡単に言うと無期懲役はに分類されて、期限が決まってないものらしい。

 まー世間的には、『無期懲役=終身刑』と思ってる人が多いらしい。

 ニュースに夢中で忘れていた。あの時の睡魔だ。

 僕は今何歳だ?あまり変わってないようにも思える。



 「なんだ、やっぱり記憶力が壊滅的にないだけか。でもそんな漫画みたいなことある訳ないな。」



 そう思いいつも通りに中学に行こうとしたら、自分の足は違う方へと向かった。

 長い道を歩き、ついた場所はここら辺では名の知れた高校だった。やっぱり記憶が飛んでいた。

 もう自分が自分なのかさえもわからなくなった。

 しかし、思い出そうとしても、思い出せない。むしろ、激しい頭痛がするのだ。

 自分は二重人格なんだ。そう言い聞かせ、学校に入った。



 こんなに頭のいい高校なら、馬鹿なカスミはいないだろうね、そう思ったら



 「いい加減にしなさい!」



 と聞き慣れた声がした。カスミだ。馬鹿がなんでここにいるのか?それが、不思議だった。



 「なんでお前この高校にいるの?お前じゃ入れないだろ。」



 「何言ってるの?この3年間、一緒にいたのに。中学の頃、一緒に同じ高校に行けるようにって、守と2人で色々教えてくれたじゃん。」



 聞きたくない名前が出た時にあれから3年経ったことを知った。カスミは続けた。



 「そうじゃなくて、いい加減守と仲直りしなさいよ。いつまで喧嘩してんの!もう大学受験も始まって、高校生活が終わるんだよ。今日また3人で放課後に遊ぶから、それまでにちゃんと謝りなさいよ。絶対だよ。」



 話してる感じだと守とカスミは付き合っていないみたいだ。なんだかもどかしい気持ちになった。

 意外と、授業にもついていけて安心した。四限目が終わり昼休憩の入った。



 「おい」



 なんだか懐かしげのある声だ。その持ち主はやはり守だった。



 「一緒に飯食うぞ、勘違いするな。カスミに言われただけだからな。」



 「あぁわかった。」



 素っ気ない返事とともに僕らは中庭へ向かっていった。

 

 話す内容がない。カスミが言っていたのから推測すると、僕らは3年も喋っていなかったらしい。



 「俺は謝る気はないからな。」



 案の定まだ怒っていたらしい。僕だって謝る気にはならない。でも、このままではいけないと思う自分もいた。重い口を開け僕は言った。



 「ごめんなさい。あの時黙っていて、話したら嫌われると思って。でも、そのままじゃいけないと思って、だから僕は、、、本当にごめん。」



 今まで明かさなかった自分の思いを曝け出した。守を見ると泣いていた。その泣き顔は、弱虫だった守そのものだった。



 「俺の方こそ、こ゛め゛ん゛、俺、意地を、はってたもんで、なんか、つよがってた、ほんとごめんなさい。」



 高校生とは思えないほどのギャン泣きで、少し引いたが変わりのない守とまた一緒に過ごせると思うと、嬉しかった。守は鼻の詰まった声で言った。



 「お前はまだ、カスミが好きなの?」



 「友達としか思ってないよ。」



 僕はまた嘘をついていた。



 少し時間が経つとカスミが走ってきた。仲直りしている僕らを見て安心していた。



 「じゃあ仲直りもできたことだし、あの日できなかった勉強会開きますか。私、数Ⅲの部分積分全く分かんないんだ笑。○○先生教えてください。」



 「俺もお願い。○○!」



 「しょうがないな、その代わり寝るなよ。」



 そう僕は言うと、カスミの家へ向かった。



 まあ予想していたように、カスミの出来は最悪なものだった。



 「こんなの使わないからやんなくていいじゃん!」



 「バカかお前は、次赤点だと大学行けなくなるじゃないか!」



 「大学なんて行かなくてもいいもん。」



 カスミはそんなことを言い、漫画を読み始めた。

 漫画を取り上げようとしている僕を見て、守は微笑んでいた。



 「何笑ってんだよ、守」



 「いや、こんなバカみたいな日常も走馬灯としてよぎるのかな、って考えてたら面白くて、、、」



 ソウマトウ、、、走馬灯だ!今までの変な現象は走馬灯だったのではないか?だとしたら本当の僕は死にかけていることになるけど、、、



 「もし、僕が走馬灯を見てるって言ったら守はどう思う?」



 「、、、?ナニイッテンノ?走馬灯は死にかけの時に見るって言っただろ。目の前にいるお前はピンピンじゃねえか。」



 「でも、なんかおか」



 「ちょっとストップ。私の前で、難しい話はゴホッドだよ。ゴホッド?、、、御法度だ!とにかく変な空気に鳴るのはダメ!○○も最近顔が暗いよ。前みたく笑顔になんないと。名前にある花見たいにさ!」



 名前、そうだ、名前が聞こえない理由も解明してなかった。記憶が飛ぶことに加えて名前も聞こえないし思い出せない。

 花の名前がついていることは分かった。でも、もうめんどくさい。今この時が十分楽しいから、今後考えるのをやめることにした。




 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい 

設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント110万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀ 結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。 結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。 それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて しなかった。 呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。 それなのに、私と別れたくないなんて信じられない 世迷言を言ってくる夫。 だめだめ、信用できないからね~。 さようなら。 *******.✿..✿.******* ◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才   会社員 ◇ 日比野ひまり 32才 ◇ 石田唯    29才          滉星の同僚 ◇新堂冬也    25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社) 2025.4.11 完結 25649字 

妻を蔑ろにしていた結果。

下菊みこと
恋愛
愚かな夫が自業自得で後悔するだけ。妻は結果に満足しています。 主人公は愛人を囲っていた。愛人曰く妻は彼女に嫌がらせをしているらしい。そんな性悪な妻が、屋敷の最上階から身投げしようとしていると報告されて急いで妻のもとへ行く。 小説家になろう様でも投稿しています。

処理中です...