41 / 45
第四十話 遠征終了
しおりを挟む
王国への入り口を抜けると、辺りは歓声と拍手で賑わっていた。
馬車が通る大通りの脇道には老若男女大勢の人々で埋め尽くされている。
カケルは馬車の窓から顔を出し、外の賑わいを見る。
「これは凄い! セレスさんいつもこんな感じなの!?」
カケルは目をキラキラと輝かせながら、セレスへ飛ぶ勢いで迫る。
実は彼女、いや彼女たちはカケルにパレードの盛り上がりの大きさをあえて伝えず、反応を楽しもうとしていたのだ。だが思ったより反応が大きく、現在進行形で戸惑っているのだ。
「そ、そうですよ。いつも遠征帰還時には王国学園区の民は街全体でお迎えするんですよ」
王国には四つの区で分けられており、セレスが言った学園区もその中に入っている。その四区の中でも学園区は貴族や、学園、宮殿などがあるため一番力や勢いを持っている。
その為、民の人口を他の区に比べ多い。しかし民の人口が多ければ多いほど富豪と貧困の差は大きくなる。が、他と比べ差がそれほど開いては無い。
それは何故かと言うと、学園、貴族、宮殿と大きな三つのグループで民を支えあっているからだ。そして民も三つのグループを支えている。自然とお互いがお互いを支えあっている事を自覚できているからこそ、今カケル達が見ることが出来る光景にも繋がっているのだ。
カケル達は、大広場で馬車から降りその後は大通りを徒歩で進んでいく。
「馬車の中と外では、やっぱり気迫が違うね。肌に直接伝わってきて、学園って凄いな」
「この国の一つのシンボルですからね。生徒たちもこの学園に入れば有名人みたいなものですから」
「「「「へー」」」」
セレス以外の皆は初めて知ったように、口を揃える。
「ってお前らは知らなかったのかよ」
「だってー興味なかったもん」
と口笛を吹く素振りを見せているスーフ。
「知らないのはしょうがないだろ!」
と言い訳するギル。
「ご、ごめんなさい」
涙目になりそうに謝るディア。
「まあ良いけど。さぁ行こうぜ!」
歓声と熱狂で溢れている大通りを再びカケル達は歩き出す。
大広場から学園まで残り半分の道のりぐらいになった時、ある一人の幼い男の子がカケルの視界に入る。
その子は手に小さな一輪の花を持っている。それを生徒たちにだろうか渡そうと必死になって前に進もうとするが、周りの大人の視界に入ることなく、もみくちゃになって今でも押しつぶされそうになっている所を目撃したのだ。
「セレスさん。フローラリアをちょっと頼む」
そう言い、フローラリアの手を放し民が居る所へ向かう。
「ちょっと! カケルさ!?」
セレスが最後の言葉を言おうとした時、片手を握っていたフローラリアが服の裾を引っ張った。
「だいじょうぶ。きっとだれかをたすけにいったんだよ!」
「そうだと良いんですが……」
カケルは少年が揉みくちゃにされている現場に着くと同時に、その場に居る民に『そこを空けてください』と大声で叫ぶ。
この場に生徒が来たことから注目を集め、言うことを素直に聞いてくれた。
前から大人次々と退いていき、やっと少年が集団の中から解放された。
「少年。大丈夫? 怪我はしてない?」
手を引き、大通りまで誘導すると、怪我が無いか確認する。
「うん! 大丈夫! それよりお兄さんもしかしてカケルって言う人!」
「そうだよ。僕がカケルだよ」
すると少年の瞳はキラキラと輝きだす。
まるでカケルの姿に憧れているように。
「僕も大きくなったらお兄さんみたいに強くなれる?」
「きっと強くなれるさ。君が優しさと、強さを求めれば」
「うん! きっと強くなって見せるよ!」
そう言い少年は手に握っていた一輪の花をカケルに渡し、満足そうに走り去った。
『あれが金の卵と言うのか……将来が楽しみだ』
表の爽やかな表情とは裏腹に、心の中ではオッサン臭いことを思っているのであった。
そして急いで皆の元へ向かうのであった。
大通りを歩き終え、学園内に入ると次は在校生達が遠征から帰ってきた新入生たちをお出迎えする。
その中にはミア、アイ、クレアの姿も確認できた。
何日ぶりにミア達の顔を見て、カケルは『やっと帰ってこれた』と実感を持つことが出来た。
この後の予定は教室に戻るのではなく、ホールで学年集会をした後各自解散となっている。
まだ興奮が冷めていない生徒は学園で夜まで遊んだり、何処かへ食事に行ったりと皆予定を決まっていた。カケルの場合ミーニァに色々と報告することもあるし、奴隷のこともある。それに疲労もかなり溜まっているので早く帰って休みたいのだ。
ホールでの集会は生徒たちの事を考えて、五分も掛かることなく終えた。
カケル終わると同時にフローラリアを片腕で持ち、もう片方の腕で荷物を持ち学園の入り口付近に停められている馬車に向かう。
『早く家に帰りたい! 早く家に帰りたい!』
心の中で何回も復唱し呪文のように言い続ける。
この時、もう頭の中から班の皆の事は抜け出しており、考えても居なかった。
ただ、早く家に帰ることしか考えていなかった。
馬車を宿まで持っていったように運ぶのだが、急いでいるあまりに神速を使いながら運んでしまうという荒業に走ってしまう。だが、そこはしっかり衝撃が中に伝わらないよう細心の注意を払う。
そして家まで歩きだと片道三十分掛かる道のりを、たった五分で着いてしまった。
家の前に馬車を停め、フローラリアと荷物を持って家に入る。
「た、ただいま~」
ゆっくり扉を開け中を確認する。
中を見た感じは誰も居なかったが、部屋の奥の方から徐々に足音らしき音が大きく聞こえる。
そして彼女が姿を現した。
「お帰りなさいです!!カケルさんずっと待ってましたよ! って横に居る女の子は誰の子ですか?」
ミーニァは耳と尻尾をぶんぶんと振っていた。
余程カケルと会いたかったのだろう。
自然な動作で荷物をカケルから預かる。
「この子は帝都で色々問題があってね。元奴隷で今は僕が親になっているんだよ。そして何だけど……」
「ん? 何か言いたくないことでもあるんですか?」
カケルは気まずそうな顔でミーニァを見る。
「実は外にも買い取った奴隷が居るんですよ……その可愛そうだったので、こうつい……」
ミーニァは大きな溜め息をすると、荷物を下に置き両手を腰に当てた。
「全く、カケルさんらしくて良いですけど。丁度今宮殿内が人員不足なのでエリン王女に相談してみますね」
「すみません。ありがとうございます」
「はい! ではお風呂が沸いていますので、入りたいのでしたらどうぞ」
「うん。この後はご飯を食べて寝るから、フローラリアをよろしくね。あ! その子フローラリアって言うからよろしくしてあげて」
「分かりました。よろしくねフローラリアちゃん」
ミーニァはフローラリアに優しく微笑み、それに答えるようにフローラリアも笑顔で答える。
「おねーちゃん! よろしくね」
その後はお風呂に入り、早めの夕ご飯を食べすぐベッドに入り眠りに就く。
フローラリアはミーニァが世話をしてくれているので、安心できた。
こうして色々あった帝都遠征が終わったのだ……
馬車が通る大通りの脇道には老若男女大勢の人々で埋め尽くされている。
カケルは馬車の窓から顔を出し、外の賑わいを見る。
「これは凄い! セレスさんいつもこんな感じなの!?」
カケルは目をキラキラと輝かせながら、セレスへ飛ぶ勢いで迫る。
実は彼女、いや彼女たちはカケルにパレードの盛り上がりの大きさをあえて伝えず、反応を楽しもうとしていたのだ。だが思ったより反応が大きく、現在進行形で戸惑っているのだ。
「そ、そうですよ。いつも遠征帰還時には王国学園区の民は街全体でお迎えするんですよ」
王国には四つの区で分けられており、セレスが言った学園区もその中に入っている。その四区の中でも学園区は貴族や、学園、宮殿などがあるため一番力や勢いを持っている。
その為、民の人口を他の区に比べ多い。しかし民の人口が多ければ多いほど富豪と貧困の差は大きくなる。が、他と比べ差がそれほど開いては無い。
それは何故かと言うと、学園、貴族、宮殿と大きな三つのグループで民を支えあっているからだ。そして民も三つのグループを支えている。自然とお互いがお互いを支えあっている事を自覚できているからこそ、今カケル達が見ることが出来る光景にも繋がっているのだ。
カケル達は、大広場で馬車から降りその後は大通りを徒歩で進んでいく。
「馬車の中と外では、やっぱり気迫が違うね。肌に直接伝わってきて、学園って凄いな」
「この国の一つのシンボルですからね。生徒たちもこの学園に入れば有名人みたいなものですから」
「「「「へー」」」」
セレス以外の皆は初めて知ったように、口を揃える。
「ってお前らは知らなかったのかよ」
「だってー興味なかったもん」
と口笛を吹く素振りを見せているスーフ。
「知らないのはしょうがないだろ!」
と言い訳するギル。
「ご、ごめんなさい」
涙目になりそうに謝るディア。
「まあ良いけど。さぁ行こうぜ!」
歓声と熱狂で溢れている大通りを再びカケル達は歩き出す。
大広場から学園まで残り半分の道のりぐらいになった時、ある一人の幼い男の子がカケルの視界に入る。
その子は手に小さな一輪の花を持っている。それを生徒たちにだろうか渡そうと必死になって前に進もうとするが、周りの大人の視界に入ることなく、もみくちゃになって今でも押しつぶされそうになっている所を目撃したのだ。
「セレスさん。フローラリアをちょっと頼む」
そう言い、フローラリアの手を放し民が居る所へ向かう。
「ちょっと! カケルさ!?」
セレスが最後の言葉を言おうとした時、片手を握っていたフローラリアが服の裾を引っ張った。
「だいじょうぶ。きっとだれかをたすけにいったんだよ!」
「そうだと良いんですが……」
カケルは少年が揉みくちゃにされている現場に着くと同時に、その場に居る民に『そこを空けてください』と大声で叫ぶ。
この場に生徒が来たことから注目を集め、言うことを素直に聞いてくれた。
前から大人次々と退いていき、やっと少年が集団の中から解放された。
「少年。大丈夫? 怪我はしてない?」
手を引き、大通りまで誘導すると、怪我が無いか確認する。
「うん! 大丈夫! それよりお兄さんもしかしてカケルって言う人!」
「そうだよ。僕がカケルだよ」
すると少年の瞳はキラキラと輝きだす。
まるでカケルの姿に憧れているように。
「僕も大きくなったらお兄さんみたいに強くなれる?」
「きっと強くなれるさ。君が優しさと、強さを求めれば」
「うん! きっと強くなって見せるよ!」
そう言い少年は手に握っていた一輪の花をカケルに渡し、満足そうに走り去った。
『あれが金の卵と言うのか……将来が楽しみだ』
表の爽やかな表情とは裏腹に、心の中ではオッサン臭いことを思っているのであった。
そして急いで皆の元へ向かうのであった。
大通りを歩き終え、学園内に入ると次は在校生達が遠征から帰ってきた新入生たちをお出迎えする。
その中にはミア、アイ、クレアの姿も確認できた。
何日ぶりにミア達の顔を見て、カケルは『やっと帰ってこれた』と実感を持つことが出来た。
この後の予定は教室に戻るのではなく、ホールで学年集会をした後各自解散となっている。
まだ興奮が冷めていない生徒は学園で夜まで遊んだり、何処かへ食事に行ったりと皆予定を決まっていた。カケルの場合ミーニァに色々と報告することもあるし、奴隷のこともある。それに疲労もかなり溜まっているので早く帰って休みたいのだ。
ホールでの集会は生徒たちの事を考えて、五分も掛かることなく終えた。
カケル終わると同時にフローラリアを片腕で持ち、もう片方の腕で荷物を持ち学園の入り口付近に停められている馬車に向かう。
『早く家に帰りたい! 早く家に帰りたい!』
心の中で何回も復唱し呪文のように言い続ける。
この時、もう頭の中から班の皆の事は抜け出しており、考えても居なかった。
ただ、早く家に帰ることしか考えていなかった。
馬車を宿まで持っていったように運ぶのだが、急いでいるあまりに神速を使いながら運んでしまうという荒業に走ってしまう。だが、そこはしっかり衝撃が中に伝わらないよう細心の注意を払う。
そして家まで歩きだと片道三十分掛かる道のりを、たった五分で着いてしまった。
家の前に馬車を停め、フローラリアと荷物を持って家に入る。
「た、ただいま~」
ゆっくり扉を開け中を確認する。
中を見た感じは誰も居なかったが、部屋の奥の方から徐々に足音らしき音が大きく聞こえる。
そして彼女が姿を現した。
「お帰りなさいです!!カケルさんずっと待ってましたよ! って横に居る女の子は誰の子ですか?」
ミーニァは耳と尻尾をぶんぶんと振っていた。
余程カケルと会いたかったのだろう。
自然な動作で荷物をカケルから預かる。
「この子は帝都で色々問題があってね。元奴隷で今は僕が親になっているんだよ。そして何だけど……」
「ん? 何か言いたくないことでもあるんですか?」
カケルは気まずそうな顔でミーニァを見る。
「実は外にも買い取った奴隷が居るんですよ……その可愛そうだったので、こうつい……」
ミーニァは大きな溜め息をすると、荷物を下に置き両手を腰に当てた。
「全く、カケルさんらしくて良いですけど。丁度今宮殿内が人員不足なのでエリン王女に相談してみますね」
「すみません。ありがとうございます」
「はい! ではお風呂が沸いていますので、入りたいのでしたらどうぞ」
「うん。この後はご飯を食べて寝るから、フローラリアをよろしくね。あ! その子フローラリアって言うからよろしくしてあげて」
「分かりました。よろしくねフローラリアちゃん」
ミーニァはフローラリアに優しく微笑み、それに答えるようにフローラリアも笑顔で答える。
「おねーちゃん! よろしくね」
その後はお風呂に入り、早めの夕ご飯を食べすぐベッドに入り眠りに就く。
フローラリアはミーニァが世話をしてくれているので、安心できた。
こうして色々あった帝都遠征が終わったのだ……
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる