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第2章 新天地
2話
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ハインツ・グデーリアン。
ポーランド侵攻戦時にも活躍し、電撃戦の父とすら言われる人物。
彼はドイツの主力部隊、A軍集団の先鋒である第19軍団を指揮している。
配下には戦車師団3つを主力に多数の師団を有している。
A軍集団はベルギー領アルデンヌという地域に広がる森林地帯に展開し、計画ではここを戦車で駆け抜けることになっている。
森林地帯を戦車や装甲車で駆け抜けるのは非常に困難だとされているが、逆を言えばここは敵の警戒が薄いということ。
裏をかくには絶好の条件だ。
「第1義勇戦車旅団、旅団長リューイ・ルーカスであります」
私たちが基地にたどり着くとそこにはグデーリアン自ら待っていた。
「第19軍団長のハインツ・グデーリアンだ。少し用がある。後で指令室にきたまえ」
「了解であります」
私はそう手早く応えるとロレンスに後の指揮を任せ一足先に戦車を駐車場に止めた。
そういえば、先の戦争でロレンスは大隊指揮能力を認められて晴れて少佐へと昇進した。
加えてヴェゼモアも同様にして少佐となったが、彼はまだ中隊長のままだ。
いつかは戦車も増やしたいのだが、さすがに数が足りない。
二号戦車や三号戦車は倉庫に多少余っているが、無理やり編成しても1個中隊できればいいほうで、それをしてしまうと損害を受けた時の予備がなくなってしまう。
結果、いまだ増強には踏み切れていないのが現実だ。
私は新たに配属された搭乗員に「ロレンス少佐の指揮下へ入るように」と命じ、グデーリアンの待つ庁舎へと向かう。
経路には多くのドイツ兵がおり、好機の目で見られた。
(やっぱりまだ、この国では女性の進出は遅いのね……)
不快に思うことはないものの、少し残念に思う。
そんなことを考えながら歩みを進めていると、気が付けば司令部庁舎へとたどり着いていた。
衛兵に用件を伝えると、グデーリアンが使っている執務室の場所を伝えられた。
私はその通り歩く。
通路は飾り気など一切なく武骨さすら感じられる。
私の中でくすぶる中2病を抑えつつ、彼の部屋の前へと達するとドアをノックした。
「リューイ・ルーカス中佐であります!」
私がドアの前でそういうと中から「入りたまえ」と帰ってきた。
私が入ると葉巻を口にくわえたグデーリアンの姿があった。
「失礼致します」
私は緊張しながらもそういうと彼の部屋の中へと歩みを進めた。
いくらヒトラーやウルマニスとは気軽に話せたとしても、軍の上官とはそうそう気軽に話せたものではない。
「いかなるご用でありますか?」
私の問いにグデーリアンは葉巻を一息吸い、その煙を吐き出してから応える。
こんな余裕が私にも欲しいものだと本心から羨ましく思う。
「貴官の部隊は使えるのかね?」
「は?」
溜めた割には率直な問いに私は動揺した。
「貴官の部隊はこの国で編成されてからまだ数週間しか経っていない。実戦に投入するのは時期尚早かと思うのだが」
あぁ、なるほど。
そういうことね、と納得した。
「お答え致します。自動車化中隊2個と海蛇大隊はバルトニア時代の兵士が9割を占めており、補充兵は極一部です。むしろ、大半の歩兵大隊よりは精強である自信があります」
彼は私の問いに資料と見比べながら頷くと問う。
「そのなんだ……海蛇大隊だったか。彼らはどういった部隊なのだ?」
「お答えします。海軍出身者をもとに構成された陸戦部隊であり。渡河、上陸、果ては軽度の水上戦闘までをこなす部隊であります」
私が応えると葉巻の煙を一気に吐き出し、それをつぶした。
明らかに顔色が変わっている。
「その海蛇大隊とやらが所持している車両の装備と編成は?」
一瞬で自らの作戦に組み込もうとしている。
私はそう戦慄するとともに尊敬の念を抱いた。
これほどまでに柔軟になりたいものだ。と。
「37mm砲を搭載した車両と75mm砲を搭載した車両がございます。37mm砲を積んだ車両には25名ほどの歩兵を搭載できるため、2両で1個小隊が編成され、4個小隊で1個中隊となります。そしてその中隊を支援するために火力支援車両として75mm砲が1個中隊につき2両配備されております」
「随分と高火力だな」
呆れたようにグデーリアンが笑う。
この編成だと1個中隊に10両以上の車両が在籍することとなる。
「それがお望みなのでしょう?」
わたしはそう笑って問い返した。
彼が望んでいることは大体わかっている。
要は渡河作戦で使用したいのだ。
「解った、貴隊は予備部隊として後方に置きつつも、橋が破壊されていた場合、渡河作戦を実施し橋頭保を確保することを命じる」
「了解であります!」
私は彼の命令に威勢よく答え、敬礼をした。
さて、すこし現状を確認しよう。
まず私は現在ドイツ軍人として軍に在籍している。
次に、私の配下にあった部隊はほとんどバルトニアからドイツへと移籍し、ドイツは高練度の部隊を得たこととなる。
配下の部隊であるが、次の通りだ。
第1戦車中隊(4号戦車装備)
第1自動車化中隊:通称エストニア中隊(装甲車装備)
第2自動車化中隊:通称リトアニア中隊(装甲車装備)
海蛇大隊(水陸両用戦車装備)
の4部隊である。
支援部隊などはさすがに移籍を拒否されてしまい、本国へと戻っていった。
現在わが部隊はドイツA軍集団の第19軍団隷下にあり、同部隊は次の戦争で先鋒を務める。
次の戦争、そう。それは――
――対フランス戦。
ドイツの栄光と破滅の始まりである。
5月10日午前4時30分。
ドイツ全軍にある電報が放たれた。
「ダンチヒ」それは、全軍へ西進を命じる電報であった。
「さぁ諸君行くぞ!」
グデーリアンはそう叫ぶと自ら先陣を切って、国境へと爆走していく。
それに2個の戦車師団と1個の自動車化師団が続く。
我々は最後に基地を出ることなる。
自動車化師団の最後尾部隊が基地を発ち、我々も出撃しようとしたところで、無線からある声が聞こえた。
それはグデーリアンの物で喜々としてこう報告した。
「国境突破、くりかえす。わが第19軍団は国境を突破した!」と。
私はそれを聞くと「我等も続くわよ!」と叫び出撃を命じた。
私たちが行くのは、敵を掃討したはずの街道。
そう思っていた。
ドォン! すさまじい爆発音が車列の真ん中あたりで鳴り響いた。
伏兵、その可能性を考えていなかった自分の愚かさを呪いながら、反撃の命令を適宜下していく。
しかも伏兵はその1度のみならず何度も繰り返された。
時には後方から敵の戦車が爆走してきたりなど、むしろこちらが包囲されてしまっているのではないかと錯覚を抱くほどであった。
もちろんその数は数両で、おそらく敵の残党であるのだろう。
行軍開始から一度たりとも組織的な攻撃や中隊以上の部隊と接敵していないことからもそれを伺い知れた。
私がキチンと敵を殲滅してほしいとグデーリアンに意見すると、彼は「君に一任する」とだけ返してきた。
私はそれに呆れるとともに、韋駄天グデーリアンなら仕方ないかとため息をついた。
翌日には北部で要塞陥落が告げられ、その二日後の5月13日にA軍集団はアルデンヌの森を突破し、その出口に流れるマーズ川へと到達し渡河作戦を開始した。
その間第19軍団はそれまでの戦功が認められ、一時的に後方に下げられた。
昼頃には渡河に成功し、橋頭保を確保したものの、それを支えるのは1本の浮橋というとても危ういものであった。
それを見逃すフランス軍でもなく、数百機に及ぶ大量の戦闘機と爆撃機が殺到した。
しかし、ドイツ軍の高射砲部隊が健闘して150機余りを撃墜。その間に部隊が前進し、橋頭保は大幅に拡大された。
それと同時に第19軍団には追撃命令が出された。
「さぁ諸君! また行くぞ!」
グデーリアンはそう叫びながらまた先陣を切って進んでいく。
後退していく敵は歩兵ばかりで、いつかは追いつかれる。
そしてグデーリアンに粉砕され、残った一部は我々第1旅団によって消されていく。
なんともまぁ美しい構造が出来上がったものだと自嘲気味にわらう。
5月16日。北部からうれしい知らせが届いた。
敵が我々の浸透に恐れをなして退却を開始したとのことだった。
それに沸き上がったグデーリアンはさらなる進撃を命じようとしたのだが、そこに待ったをかけた人物がいた。
クライストである。彼はグデーリアンの上官であり、命令する権限もあった。
しかもそれがA軍集団からの命令となればなおさらグデーリアンは従わなければならない。
しかしこともあろうにグデーリアンはモンコルネという町の近郊にある野戦飛行場で大口論を繰り広げた。
結果として「24時間の橋頭保の拡大を許可する」と彼に言わせてみせたのだから、物事は声が大きいほうが何とかなったりするのかもしれない。
軍団に戻った彼は師団長や私たちを集めこう笑った。
――「100kmは前進」するぞ。と。
これが、天才ハインツ・グデーリアンの始まりであった。
ポーランド侵攻戦時にも活躍し、電撃戦の父とすら言われる人物。
彼はドイツの主力部隊、A軍集団の先鋒である第19軍団を指揮している。
配下には戦車師団3つを主力に多数の師団を有している。
A軍集団はベルギー領アルデンヌという地域に広がる森林地帯に展開し、計画ではここを戦車で駆け抜けることになっている。
森林地帯を戦車や装甲車で駆け抜けるのは非常に困難だとされているが、逆を言えばここは敵の警戒が薄いということ。
裏をかくには絶好の条件だ。
「第1義勇戦車旅団、旅団長リューイ・ルーカスであります」
私たちが基地にたどり着くとそこにはグデーリアン自ら待っていた。
「第19軍団長のハインツ・グデーリアンだ。少し用がある。後で指令室にきたまえ」
「了解であります」
私はそう手早く応えるとロレンスに後の指揮を任せ一足先に戦車を駐車場に止めた。
そういえば、先の戦争でロレンスは大隊指揮能力を認められて晴れて少佐へと昇進した。
加えてヴェゼモアも同様にして少佐となったが、彼はまだ中隊長のままだ。
いつかは戦車も増やしたいのだが、さすがに数が足りない。
二号戦車や三号戦車は倉庫に多少余っているが、無理やり編成しても1個中隊できればいいほうで、それをしてしまうと損害を受けた時の予備がなくなってしまう。
結果、いまだ増強には踏み切れていないのが現実だ。
私は新たに配属された搭乗員に「ロレンス少佐の指揮下へ入るように」と命じ、グデーリアンの待つ庁舎へと向かう。
経路には多くのドイツ兵がおり、好機の目で見られた。
(やっぱりまだ、この国では女性の進出は遅いのね……)
不快に思うことはないものの、少し残念に思う。
そんなことを考えながら歩みを進めていると、気が付けば司令部庁舎へとたどり着いていた。
衛兵に用件を伝えると、グデーリアンが使っている執務室の場所を伝えられた。
私はその通り歩く。
通路は飾り気など一切なく武骨さすら感じられる。
私の中でくすぶる中2病を抑えつつ、彼の部屋の前へと達するとドアをノックした。
「リューイ・ルーカス中佐であります!」
私がドアの前でそういうと中から「入りたまえ」と帰ってきた。
私が入ると葉巻を口にくわえたグデーリアンの姿があった。
「失礼致します」
私は緊張しながらもそういうと彼の部屋の中へと歩みを進めた。
いくらヒトラーやウルマニスとは気軽に話せたとしても、軍の上官とはそうそう気軽に話せたものではない。
「いかなるご用でありますか?」
私の問いにグデーリアンは葉巻を一息吸い、その煙を吐き出してから応える。
こんな余裕が私にも欲しいものだと本心から羨ましく思う。
「貴官の部隊は使えるのかね?」
「は?」
溜めた割には率直な問いに私は動揺した。
「貴官の部隊はこの国で編成されてからまだ数週間しか経っていない。実戦に投入するのは時期尚早かと思うのだが」
あぁ、なるほど。
そういうことね、と納得した。
「お答え致します。自動車化中隊2個と海蛇大隊はバルトニア時代の兵士が9割を占めており、補充兵は極一部です。むしろ、大半の歩兵大隊よりは精強である自信があります」
彼は私の問いに資料と見比べながら頷くと問う。
「そのなんだ……海蛇大隊だったか。彼らはどういった部隊なのだ?」
「お答えします。海軍出身者をもとに構成された陸戦部隊であり。渡河、上陸、果ては軽度の水上戦闘までをこなす部隊であります」
私が応えると葉巻の煙を一気に吐き出し、それをつぶした。
明らかに顔色が変わっている。
「その海蛇大隊とやらが所持している車両の装備と編成は?」
一瞬で自らの作戦に組み込もうとしている。
私はそう戦慄するとともに尊敬の念を抱いた。
これほどまでに柔軟になりたいものだ。と。
「37mm砲を搭載した車両と75mm砲を搭載した車両がございます。37mm砲を積んだ車両には25名ほどの歩兵を搭載できるため、2両で1個小隊が編成され、4個小隊で1個中隊となります。そしてその中隊を支援するために火力支援車両として75mm砲が1個中隊につき2両配備されております」
「随分と高火力だな」
呆れたようにグデーリアンが笑う。
この編成だと1個中隊に10両以上の車両が在籍することとなる。
「それがお望みなのでしょう?」
わたしはそう笑って問い返した。
彼が望んでいることは大体わかっている。
要は渡河作戦で使用したいのだ。
「解った、貴隊は予備部隊として後方に置きつつも、橋が破壊されていた場合、渡河作戦を実施し橋頭保を確保することを命じる」
「了解であります!」
私は彼の命令に威勢よく答え、敬礼をした。
さて、すこし現状を確認しよう。
まず私は現在ドイツ軍人として軍に在籍している。
次に、私の配下にあった部隊はほとんどバルトニアからドイツへと移籍し、ドイツは高練度の部隊を得たこととなる。
配下の部隊であるが、次の通りだ。
第1戦車中隊(4号戦車装備)
第1自動車化中隊:通称エストニア中隊(装甲車装備)
第2自動車化中隊:通称リトアニア中隊(装甲車装備)
海蛇大隊(水陸両用戦車装備)
の4部隊である。
支援部隊などはさすがに移籍を拒否されてしまい、本国へと戻っていった。
現在わが部隊はドイツA軍集団の第19軍団隷下にあり、同部隊は次の戦争で先鋒を務める。
次の戦争、そう。それは――
――対フランス戦。
ドイツの栄光と破滅の始まりである。
5月10日午前4時30分。
ドイツ全軍にある電報が放たれた。
「ダンチヒ」それは、全軍へ西進を命じる電報であった。
「さぁ諸君行くぞ!」
グデーリアンはそう叫ぶと自ら先陣を切って、国境へと爆走していく。
それに2個の戦車師団と1個の自動車化師団が続く。
我々は最後に基地を出ることなる。
自動車化師団の最後尾部隊が基地を発ち、我々も出撃しようとしたところで、無線からある声が聞こえた。
それはグデーリアンの物で喜々としてこう報告した。
「国境突破、くりかえす。わが第19軍団は国境を突破した!」と。
私はそれを聞くと「我等も続くわよ!」と叫び出撃を命じた。
私たちが行くのは、敵を掃討したはずの街道。
そう思っていた。
ドォン! すさまじい爆発音が車列の真ん中あたりで鳴り響いた。
伏兵、その可能性を考えていなかった自分の愚かさを呪いながら、反撃の命令を適宜下していく。
しかも伏兵はその1度のみならず何度も繰り返された。
時には後方から敵の戦車が爆走してきたりなど、むしろこちらが包囲されてしまっているのではないかと錯覚を抱くほどであった。
もちろんその数は数両で、おそらく敵の残党であるのだろう。
行軍開始から一度たりとも組織的な攻撃や中隊以上の部隊と接敵していないことからもそれを伺い知れた。
私がキチンと敵を殲滅してほしいとグデーリアンに意見すると、彼は「君に一任する」とだけ返してきた。
私はそれに呆れるとともに、韋駄天グデーリアンなら仕方ないかとため息をついた。
翌日には北部で要塞陥落が告げられ、その二日後の5月13日にA軍集団はアルデンヌの森を突破し、その出口に流れるマーズ川へと到達し渡河作戦を開始した。
その間第19軍団はそれまでの戦功が認められ、一時的に後方に下げられた。
昼頃には渡河に成功し、橋頭保を確保したものの、それを支えるのは1本の浮橋というとても危ういものであった。
それを見逃すフランス軍でもなく、数百機に及ぶ大量の戦闘機と爆撃機が殺到した。
しかし、ドイツ軍の高射砲部隊が健闘して150機余りを撃墜。その間に部隊が前進し、橋頭保は大幅に拡大された。
それと同時に第19軍団には追撃命令が出された。
「さぁ諸君! また行くぞ!」
グデーリアンはそう叫びながらまた先陣を切って進んでいく。
後退していく敵は歩兵ばかりで、いつかは追いつかれる。
そしてグデーリアンに粉砕され、残った一部は我々第1旅団によって消されていく。
なんともまぁ美しい構造が出来上がったものだと自嘲気味にわらう。
5月16日。北部からうれしい知らせが届いた。
敵が我々の浸透に恐れをなして退却を開始したとのことだった。
それに沸き上がったグデーリアンはさらなる進撃を命じようとしたのだが、そこに待ったをかけた人物がいた。
クライストである。彼はグデーリアンの上官であり、命令する権限もあった。
しかもそれがA軍集団からの命令となればなおさらグデーリアンは従わなければならない。
しかしこともあろうにグデーリアンはモンコルネという町の近郊にある野戦飛行場で大口論を繰り広げた。
結果として「24時間の橋頭保の拡大を許可する」と彼に言わせてみせたのだから、物事は声が大きいほうが何とかなったりするのかもしれない。
軍団に戻った彼は師団長や私たちを集めこう笑った。
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これが、天才ハインツ・グデーリアンの始まりであった。
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