あ☆げ☆た☆て☆ポテト❤️

リュウ

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ノリカ②

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 ハチ公前は、いつものようにゴミゴミしていた。

でも、すぐにノリカを見つけることができた。薄いピンク色のワンピ-スを着た美少女がたたずんでいた。
 
 ノリカの周りだけ漂う空気が違う。涼しく感じるのだ。

「ごめん、待たせて」

「いいえ。店長、忙しいところすいません」


  渋谷駅の近くのレストランに入った。

 店内には、ジャズが流れていて、良い雰囲気だったがどうも落ちつかない。

  ノリカは、唐突に切りだした。

「私・・・、実はそういうことしたことないんです。」

「えっ、そういうことって」

「セッ、セッ○クス」

  ノリカは、顔を赤らめて囁くよう言った。

「ブホッ、ゴホホ。ゴックン」

ノリカの言葉で、食べかけのハンバーグが口から飛び出したそうになり、慌ててもう一度無理矢理飲み込んだ。

 長身のウェイタ-が目だけ僕に向けて、
すぐに逸らした。

 お嬢様のノリカからそんな卑猥な言葉が出てくるとは思わなかった。

「私、中学と高校が女子だけでした」

「そうなんだ」

「今まで彼氏とかいたことがなくて。それどころか、男性とまともに話したこともないんです」

 ノリカは、遠くを見るように話した。

「女子大ならサ-クルで知り合わないの?有名女子大ならモテるでしょ。しかもノリカさんは、きれいだし」

「ふふっ、ありがとうございます。大学に入学したときに、いくつかサ-クルの新歓コンパに行きました。でも、なんだか男子がチャラチャラというか、ギラギラしていて。雰囲気が自分には合わないから、入るのをやめました」

「そうか、そんなものなんだ」
 ノリカは、お嬢様様だからな。ノリノリには合わないか。シャレじゃないけど。

「そうだ、それで悩みって何?」
  店でのノリカの話を思い出す。

「店長、あのっ・・・」
 ノリカは、思い詰めたような表情をした。

「何?」

「私の大切なものをもらってください」
 
「はっ?大切なもの?」
 
 僕の思考は混乱した。

「私の、バッ、バ-ジンを」

「ブッ、ブ-」
 
 飲みかけの水を吐きだした。

先程の長身のウェイタ-に睨まれた。

「待ってよ。そういうことは、きちんとお付き合いしている彼氏とするものだよ。まして、初めてのことだし。手順が
違うよ」

  「・・・」

   ノリカは、上目遣いで僕を見つめた。

「しかも、僕は君の上司というか、店長なんだ。アルバイトとと関係は持ちたくない。仕事がしづらくなるしね」

情けないぐらいに声が上ずっている。

自分で話していて、白々しかった。
気持ちと真逆のことを言っている。
僕の体が疼いている。

「店長ってかっこいいんです」

「はぁ?そうか」

 僕は、イケメンではないし、学生時代もいわゆるモテる男ではなかった。

「働いてる姿がとても素敵なんです。アルバイトに指示を出すところとかが」

「ありがとう。初めて言われた」

「変なことは、やめようぜ。お互いに」

ノリカは、コクリと首を動かした。
おどけた表情が、かわいらしかった。

バイトの中で罰ゲームかな。
よくテレビとかであるような。

からかわれているかもしれないが、
悪い気はしなかった。

 僕とノリカは、レストランを出て居酒屋を二軒はしごしていた。

すっかり酔いが回り、気がつくと道玄坂から裏通りに入ってしまった。

 ノリカが、スルリと細い腕を絡ませてくる。

ノリカの腕は、白くて冷んやりと気持ち良かった。

「店長、私疲れた。もう歩きたくない」

甘えた声。

僕の二の腕にノリカの胸が当たっている。服の上から想像していたよりもずっと大きかった。

蒸せるようなシャンプーの香りが漂っている。

僕達は、ホテルの前にいた。

「カシャッ」

あれっ、目がチカチカする。

飲み過ぎかな。まっ、気のせいか。

僕は、夢見心地だった。

夢かな?最近いい夢みてないからな。

ノリカに腕を組まれたまま、
ホテルの自動ドアをくぐり抜けた。

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