ハルカ・カナタの宇宙戦争

morikawa

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第1章

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 ハルカの説明を聞いてる間に、敵も光学迷彩を解いて同じように光の膜に包まれる。

 それと同時にミサイルを発射した?! 沢山のミサイルが噴射剤をもうもうと出しながら、取り囲むようにこっちに来るよ?!

「迎撃ミサイル、第1、第4ポッドから射出します」

 ハルカの声と同時に船体後方が2ヶ所スライドして、ミサイルの射出口が現れる。そして合計20のミサイルがシュッと押し出されるように飛び出す。

 粒子障壁からするっと出たミサイルは噴射剤を出して加速、こっちへ向かってくるミサイルへ向けて高速で動きだす。そして全弾命中! 沢山の爆発が私達の周りで一気に起きる!

「ひゃぅ?!」

「大丈夫、あの程度では船体に影響はありません。それより敵がどんどん近付いてきますよ?」

 悲鳴を上げた私の横で、ハルカは冷静に言う。

「ミサイルで一気に殲滅するのは簡単ですが、それでは練習になりませんね。機銃でドッグファイトをやってみましょう」

「はぅぅ?!」

 私はまた悲鳴を上げた。か、簡単ならそっちにしてよ!?

 こ、こっちに来るのは小さな宇宙船。私達が乗ってるこの船と同じ戦闘艦って言うの? 地球の戦闘機みたいなものかな? それが16。

 ずっと後ろの方に、この船の何十倍もありそうな大きな船が一つ。あれが戦艦なの? 敵の戦闘艦は4隻ずつ編隊を組んで、上下左右から私達を包囲するようにどんどん接近してくる!

「さあ、どの群れから片付けますか?」

 ハルカが楽しそうに言う。ハルカ、怖いよ? おもちゃを前に目を爛々と輝かせてるにゃんこみたいだよ?!

ハルカの質問に言葉では答えず、私は船を左へと向かわせる。こ、こうなったらもう知らない! ど、どうにでもなっちゃえ!

「機銃射程圏内です」

 敵の戦闘艦を補足していた赤い輪が青く変わり、私にロックオンされたことを告げる。私は今度も反射的に、親指のボタンを押す。

 カカカッとごくごく小さな鈍い振動音を立てながら、船体下部の4ヶ所から金色の閃光が連続してロックオンされた敵へ向けて放たれる。

 グラビティ・レールガン、超重力と電磁力で射出された無数の弾丸が、1発も外れることなく敵を粒子障壁ごと貫く。

 一瞬でベコベコッと船体を紙のおもちゃみたいに大きく歪ませた敵機は内部から爆発、バラバラに分解しながら吹き飛ぶ!

「きゃぁぁ!」

 私は悲鳴をまたまた上げながら、飛び散る敵機の残骸から身をかわす。だけどその間に残る3機は散開して、私達の後ろに回り込もうとしてる!
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