【完結】44億年ぼっちドラゴンが友だち探しの旅に出る

マルジン

文字の大きさ
52 / 52

52.疲れた

しおりを挟む
学校の中庭に転移すると、ソーチャルに導かれて校門と校舎を分かつ修練場へ案内された。

そこで待ち受けていたのは、あまりにも質素な一団だった。

体格の良い男たちの間から、顔をのぞかせたのは、ノース竜皇国の宰相ロホスであった。
ロホスはアスドーラを発見するや、男たちをかき分けて、前へ出る。
その背後からは、とんがり帽子のサイスがニコニコしながら、アスドーラへと頭を下げた。

「アスドーラ……君。あー、そのー」

ロホスの視線で、何かを察したアスドーラ。

「ここにいる人はみんな知ってるよ。大丈夫!気を使ってくれて、ありがとうねえ」

「あ、いえ。左様でしたか。ではアスドーラ様、いえ、アスドーラ陛下。ノース竜皇国の務めを果たすべく参上いたしました。このロホスめが、必ずや学校を再開させてみせますぞ!」

キメ顔で拳を握ったロホスであったが、周囲の雰囲気はよろしくない。
そりゃあそうだ。
宰相といえば王の次に偉い役職である。しかもノース竜皇国という大国の宰相なのだ。

「お久しぶりですな。アスドーラ様。覚えておいでですかな?」

「覚えてます!サイスさんですねえ」

「フォッフォ。身に余る光栄。感謝いたしまする」

この四竜教大祭司のサイスも、とんでもない大物であった。
まず四竜教という宗教は、世界的に最も信者の多い宗教であり、大祭司は国に一人しかいない聖職者である。
四竜教総本山である、四竜法国しりゅうほうこくには、法皇、枢機卿という、とんでもなく偉い聖職者たちがいるが、そのすぐ下に位置するのが、大祭司であり、一般信者が触れ合える最も高位の人物である。

そんな大物2人にもビビるが、もっと別の理由でラハール王国の騎士たちは、距離を取っていた。

それは、護衛がいないからだ。

屈強な男たちが、平服で睨みを利かせてはいるが、剣もなければ鎧もない。
裸同然でラハール王国にやってきたというわけだ。

「し、失礼ながら。宰相閣下、大司祭様、護衛はどちらに?」

ソーチャルが恐る恐る聞いてみると、ロホスは背後を指さした。

「……武器などは」

「敵意はない。それを示すための措置である。我々は話し合いを求めに来ただけだと、お分かりいただけたか騎士殿」

「は、はっ!」

背筋を伸ばしたソーチャルであったが、別に敵意だなんだで、会合を引き伸ばしているわけじゃない。
ソーチャルから無言の圧力を受け取ったジャックは、ため息混じりで進み出た。

「デラベルク家当主、ジャック・ダルトン・デラベルクです。はっきり申し上げまして、この地にはお二方を歓待する用意がございません。さらに言えば、この有り様です。機を改めてはいただけませんか」

「ええ?どうして?」

「……黙ってろ」

ジャックが言いたいのは、今日はやめて本当に、ということだ。
準備不足も甚だしく、ボロボロの町にいきなり来られても困る。
だから一旦帰ってもらえますか?と表面上は取れるわけ……だが。
実際には、マジで歓待できないし、この有り様見たら分かるよね?金も時間も惜しいから、失礼だなんだって文句言わないでよ?それでもいい?
と言っているだけである。

貴族的な言い回しを知る由もないアスドーラが、狼狽えてしまうのも頷ける。

「ではここでお話するのはいかがか。我々は一向に構わぬ故」

いつになく、ロホスは貴族っぽかった。
アスドーラも忘れていたが、彼は出会ったときから宰相なのだ。
とても優秀で、先々王の時代から宰相を務める、貴族の中の貴族みたいな人物なのだ。
アスドーラの前でだけは、何故かへっぽこになってしまうが。

ロホスの言葉を聞いたジャックは「分かりました」と言って、ソーチャルに耳打ちした。

「……マジですか?」
「早く連れてこい」

動揺を隠せないソーチャルは駆け出した。
さっきも走っていたのに、今日はよく走る日である。

ソーチャル見送ったジャックは、ドサリと地面に座り、ロホスを見上げて座るように促した。

「では失礼。うーむ、これはなかなか。たまには地面に座ってみるものだ」

ロホスに続き、サイスまでも座り込む。

「さて、皆様も座りなされ。疲れが顔に出ておりまする」

そうして、ノース竜皇国使節団と、アスドーラの友だちたちは、互いに見合う形で地面に座った。

怪我人等の救護にあたっていた騎士やら医者やら教師やらは、そんな不思議な座談会を、凝視はしないが傍目でチラチラ見やり、様子を窺っていた。

何が起きるのか、どんな話をするのか。

十中八九、この状況をどうにかするお話だろうことは、察しがついていたから、それはもう聞き耳を立てていた。

それから30分ほどしてから馬車が到着し、緊張した様子でソーチャルと一緒にやってきたのは、一人の淑女であった。

「お初にお目にかかります。パウペリス家当主、マリアーデ・シャッハ・パウペリスでございます」

震える手でカーテシーをすると、ロホスとサイスも名乗って握手をした。

「……」

「……いや、さすがに淑女を座らせるわけにはな。うむ、アスドーラ様。ここはいかがでしょう――」

ウキウキのピクニックでもあるまいに、淑女を地べたに座らせるのは気が引けたのか、立ったままでの会合にしようと言いかけたロホスであった。

だが緊張しまくりのパウペリス家当主マリアーデは、少し躊躇いながらも地べたに座った。
しかも、サイスの隣に。

「フォッフォ。始めましょう、ロホス殿」

「……あ、ああ。そうです、ね」

こうして、謎の座組みのまま会合が始まる。

「ゴホン。では、まずは私から率直に申し上げます。明日から学校を再開していただけますかな?」

ロホスは自分の座り位置を失ったため、議長というか審判というか、まるで中立の立場を表すかのように、相対する2つの組を見渡せる場所に腰を落ち着けた。
中立もクソも、当事者中の当事者であるから、真っ先に切り出したのだが。

ロホスの質問を受けて、マリアーデは目を剥く。
ソーチャルに話は聞いていたが、まさか学校のために宰相が来るはずもないと、疑心を芽吹かせたままこの場へ来た。
それだというのに、ノース竜皇国宰相は、真剣な顔つきで学校の再開を熱望している様子。
国が滅びかけているというのに。

「……それは、どうでしょう。町を見ていただければ分かる通り、復興に際して、学校の優先順位は限りなく低くございます。仮に校長が学校再開を決断しても、止める気はございませんが、町としてはなんの支援もできません」

「ノース竜皇国は、この町を全面的に支援いたします。人、金、物、すべて支援いたします。であれば、いかがです?」

「それはありがたい申し出ですが……。私はこの町の公吏であって領主ではございません。まずはアバールス家にお話を通していただかないと、お答えは致しかねます」

地方領と国の交易は、ままある話だ。
敵対している国と交易しているだとか、自国に不利に働かない限りは、領主自身の裁量で決められる。
だから王都を通す必要はないのだが、必ず領主の裁可が必要となる。
ラハールの町のただの公吏に、決められる話ではなかった。

「しかし、アバールス家の当主は王都にいると伺っております。そして竜が災厄を振りまいた地もまた、王都かと存じますが?」

ラハール王国で起きた、亜人たちが死んでいく怪事件の主犯は、亡き国王である。そして魔法は止められた。
ここまでは、アスドーラとジャックの情報で知っていた。

その後、突然現れた光の柱は、方角と位置を勘案するにラハール王都で間違いなく、ドラゴンが暴れていた位置もその辺り。

王都にいるというアバールス家当主のみならず、身分関係なく人々は死に絶えているはずだ。

亡き人物を待つのか。それがロホスの質問であった。

「アバールスには、お子がおります。その方が当主になった際にでも――」

「話の腰を折って申し訳ないが、待てませぬ。明日、確実に学校を再開していただきたい。ですから、パウペリス家の御当主殿。あなたの要望を言われませ」

かなり強引ではあるが、ノース竜皇国側の希望のすべては明かされた。
ラハールの町を復興させたいわけでも、学校が早めに再開するといいなーでもない。
明日、絶対に学校を再開させる。
ノース竜皇国はそう考えている。

「要望……それはどういう意味ですか?」

マリアーデの顔が険しくなった。
要望とは、どういう意味か。

まるで、望みを叶えてやるから指示に従えと、言っているようにも聞こえる。

パウペリス家が、貴族から嫌われている理由は、その家風にあった。
清廉潔白、質実剛健と名高いパウペリス家は、もともと税務官の重要ポストを担う家だった。
国を支える重要な税金を徴収する官吏であるから、身の綺麗さや遵法精神には常に気を使い、彼女もそう躾られてきた。

そんな中、降って湧いた叙爵の話。
だがしかし、それは悪魔の囁きでもあった。
男爵位を得たがゆえに、関わるはずのなかった王甥おうせいに重用され、そして口車に乗せられた。
王族は法と同義。
その王族の意に背くことはできず、マリアーデの父は死を選んだ。
その事件を機に、ラハールの町へ飛ばされ、アバールス家という王と親しい家の監視下に置かれた。

王家を恨みはすれど、彼女は決して父の教えを誤りだとは考えず、むしろ父よりも強固に法に忠実であろうとした。

己の良心に忠実であろうとした。
家の教えに忠実であろうとした。

王や王族ではなく、確固たる己の信念に忠実であろうとした。

歪んだこの国において、それが正しい道だと思ったからだ。

だからこそ、ロホスの甘言に踊らされるまいとした。
互いに意地がぶつかりあい、膠着する。

そんな中ジャックが割り込んだ。

「王家は滅んだ。そしてアバールス家当主も死んだ。この国はもう終わりだと分からないかパウペリス」

「……誰なのですあなたは。無礼ですよ」

「デラベルクだ」

「……デラベルク家の。もしやご子息なのですか!?」

「ああ。パウペリス家もあの王甥おうせいに、滅茶苦茶にされたと聞いている。だから分かるだろう?今こそ変わる時だと」

領地を奪われ、家族を奪われ、爵位も何もかもを奪われた。
奪ったのは他でもない、王甥おうせいである。
デラベルク家の境遇には、パウペリス家と重なる部分が多くあった。
だからこそ、ジャックの言葉は重く響く。

腐った王家が絶えた今ならば。

国がない今、法はあるのか。

ないならば誰の法に従うべきか。

答えは明白であった。

「……学校を再開するだけで、復興を支援していただけるのですね?」

「ノース竜皇国宰相がお約束致します」

「返事をする前に。どうして学校に拘るのです?」

マリアーデの質問には、事情を知る者の視線が答えた。

「……その少年がなにか?」

「我が国の、なんと言いますか……宝でしてな。それだけで察していただけると、助かりますな」

「宝?」

マリアーデは、首を傾げた。
王家の子弟だとか、貴族家の子だとかならば話が早いのに、宝と。

「フォッフォ」

隣に座る大司祭サイスを見て、マリアーデは察した。

唐突な国名変更。
元首はアースドラゴンというバカげた宣言。
そして何故か、大司祭を交えての会合。

すべてはアースドラゴンに帰結する。

「宝かあ。僕、宝だってえ」

「触っんなや。おい、揺らすな。吐く吐く……ぉぇぇ」

ジャックの肩をグラグラ揺らす少年こそ、この北の地を統べる者。

マリアーデは、こうして自分が地べたに座っていることも、ノース竜皇国の宰相たちと対話していることも、何もかもの説明がついた気がした。

「明日も学校を開けましょう。ただし、教員や教員の家族、生徒たちの心の問題もあります。これまで通りとはいかないことを、ご承知おき下さい」

「うむ。承知した。では支援の件だが――」

学校再開が決定し、アスドーラはもう満足だった。
支援の内容にまで興味はなかったが、じゃあ帰りますと言える雰囲気でもなく。

ソワソワしながら、話が終わるのを待っていると、隣から脇腹を突かれた。

「どうしたの?」

ネネは顔を近づけると、耳元で囁いた。

「おばさんが心配してるかもしれないから、お家に送ってくれない?」

「……うん!いいよ」

いい口実を見つけたアスドーラは立ち上がった。
何事かと視線が集まる中、ニコリと笑う。

「用事があるので、バイバイ!」

そうして、ネネの家の前へと転移する。
熱心に話を聞いていたノピーやジャックまで引き連れて。
もちろん、眠そうにしていたパノラもである。

それからネネは、おばさんに叱られていた。
勝手にどこ行ってたのだとか、お父さんに報告するだとか。

怒鳴り声は、壊れた扉の隙間からよく響いた。
アスドーラたちは、気まずい空気の中家の前で立ちすくむ。

ネネが、まだ帰らないでねと、家に入る前に言っていたからである。

それから数分後、目を真っ赤にしたネネが出てきた。
彼女は取り繕っているが、鼻声を聞けば泣いていたんだろうと、アスドーラでも気づく。

「ありがとうアスドーラ。助けてくれて。まだ言ってなかったから、どうしても伝えたかったの」

ネネはニコリと笑うと、アスドーラの手を取った。

「たぶん、ううん。明日にはもう、国に帰るね。おばさんもその方が良いって。これから、戦争が起きるかもしれないからって」

「……戦争は、起きないよ。ノースの人がさ、そのー、何とかしてくれるって」

「そうかもしれないけど、おばさんたちは納得しないよ。だから、ごめんね」

アスドーラもジャックも、戦争は起きないと確信していた。
ノース竜皇国の牽制と、ラハール王国での災厄は間違いなく二大国の戦意を削いだ。
そして国内問題も、パウペリス家を筆頭にして、着実に平定されていくだろう。

だが市民には、常に不安がつきまとう。
常に当事者であり、真っ先に被害を受けるからだ。

だから説得は難しいだろう。

けれどアスドーラは、落ち込まない。
ちょっぴり寂しいけれど、全然悲しくはなかった。

亜空間にいた長い時間、もう会えないと思っていた絶望感。
それに比べれば、全然大丈夫。
だって生きてるし、また会えるから。

「じゃあさ、今日は一緒に居ようよ!みんなでさ!」

皆が首を傾げる提案であった。
アスドーラたちは寮に戻らねばならないし、ネネはこの家に帰らなければならない。

一体どこへ?

「いい宿があるんだッ!みんなで泊まろう!お金は僕が出すからお願いッ!」

災厄と呼ばれる事態が起きた後である。
宿が無事かどうか、アスドーラも、自信はなかった。
けれどどうしても、あの宿にみんなで泊まりたい。

初めて泊まったあの宿で、新しい思い出を作りたいと思った。

アスドーラの発案は、意外にもすんなり了承された。
ネネのおばさんは、最初こそダメだと言っていたけれど、アスドーラがお願いすると断りづらそうにして、結局頷いた。
おばさんにしてみれば、アスドーラは命の恩人であるのだから、当然だ。

てくてく歩く2区の道。

学校のある中央区からは離れていたためか、被害はそこまで大きくなかった……とはいっても、王都よりはである。
数軒の家は倒れているし、怪我人も多くいる。
瘴気の影響で倒れた人も多く、騎士や医者、教会の人々が慌ただしく走り回っていた。

そうして到着した【保身亭】。
もともと古びた宿であったのに、意外にも無事であった。
唯一の損壊は、傾いた看板ぐらいだ。

アスドーラが息を吹きかけると、ガタリと音を立てて看板はまっすぐになった。

そして、書かれた宿の名を、アスドーラはゆっくりと呟く。

「や、すみ……てい。やすみてい。合ってる?」

「うん。合ってるよ。勉強した甲斐があったね」

「やすみてい。休みてい!ってことか。ふーん。確かに休みたいね。みんなで!」

アスドーラは満面の笑みで暖簾をくぐる。

「こんにちはー」

「あいよ、1人……って、あんたかい。お連れもいるんじゃないか。何人だい?」

「5人でッ!」

そうして彼らは夜まで騒いだ。
疲れ果てているはずなのに、寝るのがもったいない気がしたからだ。

スースーと皆が寝息を立てる中、アスドーラは天板を見つめて小さくこぼす。

「世界を創って良かったなあ。こんなに楽しい友だちができるんだからねえ」





――――作者より――――
最後までお読みいただき、ありがとうごさいます。
作者の励みになりますので、♡いいね、コメント、☆お気に入り、をいただけるとありがたいです!
お手数だとは思いますが、何卒よろしくお願いします!

これにて「44億年ぼっちドラゴンが友だち探しの旅に出る」は終了となります。
続編のお声がありましたら、もしかしたら続きを書くかもしれません。


新作投稿してます!
「残念ヒロインとギルドシェア爆上げ旅~スキル【コールセンター】では知識無双もできません~」
ファンタジーギャグコメディです。
下ネタ多めで、1話の字数も少なめ。サクッと読めます。
お読みいただけると嬉しいです。

重ね重ねで恐縮ですが、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...