16 / 17
ボス撃破!
しおりを挟む
レイラとレイサがオークに向かって走っていった。
俺もこっちをなんとかしないと。でもおかしいだろ、前情報ではオーク一匹だったはずなのに・・・
「《穿光》!」
指先に集中させた光を放ちオークの腕を撃ち抜く。
「《ライトニングブレード》!」
ユニさんの魔法攻撃、光魔法で剣の射程を伸ばす技だ。先端に行くほど切れ味が増す。
「《重域》」
ソフィーさんの重力魔法。相手を重くし動きを制限する。
トドメの一撃は勇者とやったアレをユニさんにやってもらう。
「《風域》」
ソフィーさんが風魔法でユニさんを高く持ち上げる。
地面に手をつき支援魔法を発動する。
「《勇気の恩寵》!」
身体能力を3倍にする。
そしてソフィーさんの重力魔法で加速させる。
オークは動けずユニさんの一閃を受けた。
そのまま縦に真っ二つになった。
「やりました! !」
ユニさんは嬉しそうにはしゃいでいる。年上だけどユニさんは結構妹感あるなぁ。
「あ、こっちも終わったよ~。」
メイリアたちもちょうど終わったらしい。
お、魔石を落としてる。貰っとこう。
「よし、ここで一回休憩しよう。モニカ、結界頼めるか?」
「はい、大丈夫です!」
モニカが結界を張り俺が食事を用意する。パンにチーズと肉を挟んだものと水を出す。
「はい、どうぞ。」
「ありがとうございます。」
全員に配り終え、腰を落ち着ける。
「前情報と違ってたな。次の層でもあるかも知れん。」
「ですね、より一層気合を入れていかないと。」
食事を終え出発の準備をする。
2層は何もなく突破することができた。そして3層のボス。
「ここのボスは未だ倒されてない。毒を操るスライムだそうだ。」
「スライム・・・ですか?」
「ああ。普通のスライムは小さいから普通に核ごと両断できるが、ここのスライムはデカすぎて核に届かないそうだ。さらに毒による継続的なダメージと動きの低下によってジリ貧を強いられるそうだ。」
一応モニカは解毒をできるが、みんなに注意を促し扉を開ける。
中に入ると部屋の中央に紫色のスライムが鎮座していた。4mくらいかな。
「《風刃》」
風の刃を6枚前方に飛ばすが当たって削った側から再生する。
これは厳しいぞ・・・
全員が警戒しながら距離を取る。
スライムがプルンッとしたと思ったら一気に距離を詰めてきた。
速い!?
慌てて回避するが服の一部が溶けている。
まずいな・・・物理耐性があるのか? とりあえず前衛組には離れてて貰って遠距離攻撃で全員で穴開けてから前衛組にトドメを刺してもらうか。
スライムの動きを止めようとモニカが光魔法の拘束魔法をかけるがあっさりと抜けられる。
やばい、このままじゃジリ貧になる。何か打開策はないのか? 考えている間にもスライムの攻防が続く。
メイリアたちが頑張ってくれているが徐々に追い詰められていく。
くそっ、考えろ・・・考えるんだ・・・
「《フロストフィールド》!」
凍らせてから削ると再生が遅くなった。
でも俺じゃ軽く表面を凍らせるのが限界だ。
「メイリア、氷魔法頼めるか?」
「まっかせて!!」
メイリアが全体を凍らせて完璧に静止させる。
「ユニさん!トドメの用意してください!レイラ!!レイサ!!核の付近まで削ってくれ!」
「任せてください!」
「行きます・・・!」
このままだと毒に当てられる可能性もある・・・
「モニカ!解毒魔法を2人にかけ続けて!!」
「《速度上昇》!《処理能力向上》!」
2人に速度上昇バフをかけてから、レイラの処理能力を向上させる。レイサは『恩恵』で動体視力が上昇してるから必要ない。
ある程度削った所でユニさんがオークを真っ二つにした技を放つ。
ユニさんの剣は光魔法で切れ味を上げている。
しかし、核を切り裂くには至らない。
体もデケェ分核もデケェのか・・・!!
「《重化》」
ユニさんの体重を5倍にする。
「《耐久力上昇》!」
ユニさんの体が耐えられるように耐久力を上げたところでソフィーさんが重力魔法でスライム全体を重くする。
「はあぁぁぁぁ!!!!!」
珍しくユニさんが声を荒げてる。そんなに硬いのか・・・
パキンと乾いた音がして核を破壊する。
「勝った!!!」
メイリアが喜色に満ちた声を出す。
でもさっきの戦闘で全員かなり消耗している。
みんなに回復ポーションを配る。
「次の階層は未知の領域だ。しっかり体を休めてから行こう。念のため俺が見張りしておくからゆっくり休んでくれ。」
この勝利は確実に俺たちを成長させてくれた。C級の足掛かりにはなったかな・・・
俺もこっちをなんとかしないと。でもおかしいだろ、前情報ではオーク一匹だったはずなのに・・・
「《穿光》!」
指先に集中させた光を放ちオークの腕を撃ち抜く。
「《ライトニングブレード》!」
ユニさんの魔法攻撃、光魔法で剣の射程を伸ばす技だ。先端に行くほど切れ味が増す。
「《重域》」
ソフィーさんの重力魔法。相手を重くし動きを制限する。
トドメの一撃は勇者とやったアレをユニさんにやってもらう。
「《風域》」
ソフィーさんが風魔法でユニさんを高く持ち上げる。
地面に手をつき支援魔法を発動する。
「《勇気の恩寵》!」
身体能力を3倍にする。
そしてソフィーさんの重力魔法で加速させる。
オークは動けずユニさんの一閃を受けた。
そのまま縦に真っ二つになった。
「やりました! !」
ユニさんは嬉しそうにはしゃいでいる。年上だけどユニさんは結構妹感あるなぁ。
「あ、こっちも終わったよ~。」
メイリアたちもちょうど終わったらしい。
お、魔石を落としてる。貰っとこう。
「よし、ここで一回休憩しよう。モニカ、結界頼めるか?」
「はい、大丈夫です!」
モニカが結界を張り俺が食事を用意する。パンにチーズと肉を挟んだものと水を出す。
「はい、どうぞ。」
「ありがとうございます。」
全員に配り終え、腰を落ち着ける。
「前情報と違ってたな。次の層でもあるかも知れん。」
「ですね、より一層気合を入れていかないと。」
食事を終え出発の準備をする。
2層は何もなく突破することができた。そして3層のボス。
「ここのボスは未だ倒されてない。毒を操るスライムだそうだ。」
「スライム・・・ですか?」
「ああ。普通のスライムは小さいから普通に核ごと両断できるが、ここのスライムはデカすぎて核に届かないそうだ。さらに毒による継続的なダメージと動きの低下によってジリ貧を強いられるそうだ。」
一応モニカは解毒をできるが、みんなに注意を促し扉を開ける。
中に入ると部屋の中央に紫色のスライムが鎮座していた。4mくらいかな。
「《風刃》」
風の刃を6枚前方に飛ばすが当たって削った側から再生する。
これは厳しいぞ・・・
全員が警戒しながら距離を取る。
スライムがプルンッとしたと思ったら一気に距離を詰めてきた。
速い!?
慌てて回避するが服の一部が溶けている。
まずいな・・・物理耐性があるのか? とりあえず前衛組には離れてて貰って遠距離攻撃で全員で穴開けてから前衛組にトドメを刺してもらうか。
スライムの動きを止めようとモニカが光魔法の拘束魔法をかけるがあっさりと抜けられる。
やばい、このままじゃジリ貧になる。何か打開策はないのか? 考えている間にもスライムの攻防が続く。
メイリアたちが頑張ってくれているが徐々に追い詰められていく。
くそっ、考えろ・・・考えるんだ・・・
「《フロストフィールド》!」
凍らせてから削ると再生が遅くなった。
でも俺じゃ軽く表面を凍らせるのが限界だ。
「メイリア、氷魔法頼めるか?」
「まっかせて!!」
メイリアが全体を凍らせて完璧に静止させる。
「ユニさん!トドメの用意してください!レイラ!!レイサ!!核の付近まで削ってくれ!」
「任せてください!」
「行きます・・・!」
このままだと毒に当てられる可能性もある・・・
「モニカ!解毒魔法を2人にかけ続けて!!」
「《速度上昇》!《処理能力向上》!」
2人に速度上昇バフをかけてから、レイラの処理能力を向上させる。レイサは『恩恵』で動体視力が上昇してるから必要ない。
ある程度削った所でユニさんがオークを真っ二つにした技を放つ。
ユニさんの剣は光魔法で切れ味を上げている。
しかし、核を切り裂くには至らない。
体もデケェ分核もデケェのか・・・!!
「《重化》」
ユニさんの体重を5倍にする。
「《耐久力上昇》!」
ユニさんの体が耐えられるように耐久力を上げたところでソフィーさんが重力魔法でスライム全体を重くする。
「はあぁぁぁぁ!!!!!」
珍しくユニさんが声を荒げてる。そんなに硬いのか・・・
パキンと乾いた音がして核を破壊する。
「勝った!!!」
メイリアが喜色に満ちた声を出す。
でもさっきの戦闘で全員かなり消耗している。
みんなに回復ポーションを配る。
「次の階層は未知の領域だ。しっかり体を休めてから行こう。念のため俺が見張りしておくからゆっくり休んでくれ。」
この勝利は確実に俺たちを成長させてくれた。C級の足掛かりにはなったかな・・・
0
あなたにおすすめの小説
Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。
故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。
一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。
「もう遅い」と。
これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
無能と追放された鑑定士、実は物の情報を書き換える神スキル【神の万年筆】の持ち主だったので、辺境で楽園国家を創ります!
黒崎隼人
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――勇者パーティーの【鑑定士】リアムは、戦闘能力の低さを理由に、仲間と婚約者から無一文で追放された。全てを失い、流れ着いたのは寂れた辺境の村。そこで彼は自らのスキルの真価に気づく。物の情報を見るだけの【鑑定】は、実は万物の情報を書き換える神のスキル【神の万年筆】だったのだ!
「ただの石」を「最高品質のパン」に、「痩せた土地」を「豊穣な大地」に。奇跡の力で村を豊かにし、心優しい少女リーシャとの絆を育むリアム。やがて彼の村は一つの国家として世界に名を轟かせる。一方、リアムを失った勇者パーティーは転落の一途をたどっていた。今さら戻ってこいと泣きついても、もう遅い! 無能と蔑まれた青年が、世界を創り変える伝説の王となる、痛快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。
無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。
やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる