婚約者に浮気されました。

ねぎまのねぎ

文字の大きさ
3 / 3

アルフレッド

しおりを挟む
ここは貴族が通う学校、王立魔法学園。
そしてアルフレッド=フォン=サークスもまた、この学園に通っていた。とはいえ、アルフレッドは貧乏伯爵家の次男。奨学金を貰いながら通っていた。

ある日のこと。
アルフレッドは学園にある図書室で勉強していた。
ふと伸びをして時計を見るともう帰る時間だった。

(うわぁ、もうこんな時間だ。)

急いで支度をし、帰ろうとした瞬間。声をかけられた。

「あの、すみません。」

可愛らしい人だなと思った。
顔は平凡だし、身長も高くは無いが、それでも、可愛らしいと思った。

「お時間があれば少し、私とお茶をしませんか?」

正気かと思った。
だって、ここは学園内とはいえ、貴族のお嬢様が身も知らない男に声をかけるなど。防犯意識が足りていない。

しかも、見たところ上位貴族のようである。

(なんでまた、俺に。)

しかし、彼女は悲しそうにしていた。
思わず放って置けなくてー

「良いですよ。」

そう答えてしまった。



彼女はやはり上位貴族だった。
どうやら、婚約破棄したらしい。

(…ああ、ソフィア=フォン=グレイシスか。)

聞いたことはあった。最近婚約破棄されたご令嬢がいると。

(でも、こんな事になっているなんて。)

衝撃を受けた。一つのニュースとして捉えるのと、一人の人間の問題として捉えるのでは大きな差があるのだ。

アルフレッドは思わず提案した。

「あの,」
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

この国において非常に珍しいとされている銀髪を持って生まれた私はあまり大切にされず育ってきたのですが……?

四季
恋愛
この国において非常に珍しいとされている銀髪を持って生まれた私、これまであまり大切にされず育ってきたのですが……?

明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。

四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。

腹に彼の子が宿っている? そうですか、ではお幸せに。

四季
恋愛
「わたくしの腹には彼の子が宿っていますの! 貴女はさっさと消えてくださる?」 突然やって来た金髪ロングヘアの女性は私にそんなことを告げた。

その断罪、三ヶ月後じゃダメですか?

荒瀬ヤヒロ
恋愛
ダメですか。 突然覚えのない罪をなすりつけられたアレクサンドルは兄と弟ともに深い溜め息を吐く。 「あと、三ヶ月だったのに…」 *「小説家になろう」にも掲載しています。

帰ってきた兄の結婚、そして私、の話

鳴哉
恋愛
侯爵家の養女である妹 と 侯爵家の跡継ぎの兄 の話 短いのでサクッと読んでいただけると思います。 読みやすいように、5話に分けました。 毎日2回、予約投稿します。 2025.12.24 誤字修正いたしました。 ご指摘いただき、ありがとうございました。

この離婚は契約違反です【一話完結】

鏑木 うりこ
恋愛
突然離婚を言い渡されたディーネは静かに消えるのでした。

もしもゲーム通りになってたら?

クラッベ
恋愛
よくある転生もので悪役令嬢はいい子に、ヒロインが逆ハーレム狙いの悪女だったりしますが もし、転生者がヒロインだけで、悪役令嬢がゲーム通りの悪人だったなら? 全てがゲーム通りに進んだとしたら? 果たしてヒロインは幸せになれるのか ※3/15 思いついたのが出来たので、おまけとして追加しました。 ※9/28 また新しく思いつきましたので掲載します。今後も何か思いつきましたら更新しますが、基本的には「完結」とさせていただいてます。9/29も一話更新する予定です。 ※2/8 「パターンその6・おまけ」を更新しました。 ※4/14「パターンその7・おまけ」を更新しました。

どうやら貴方の隣は私の場所でなくなってしまったようなので、夜逃げします

皇 翼
恋愛
侯爵令嬢という何でも買ってもらえてどんな教育でも施してもらえる恵まれた立場、王太子という立場に恥じない、童話の王子様のように顔の整った婚約者。そして自分自身は最高の教育を施され、侯爵令嬢としてどこに出されても恥ずかしくない教養を身につけていて、顔が綺麗な両親に似たのだろう容姿は綺麗な方だと思う。 完璧……そう、完璧だと思っていた。自身の婚約者が、中庭で公爵令嬢とキスをしているのを見てしまうまでは――。

処理中です...