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小説を書くためのヒント
異世界恋愛小説でコメント欄が荒れる前に……(泣)
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web小説の『異世界恋愛ジャンル』を執筆するのなら、それなりに準備が必要です。
そして読者様の陰に潜む毒者様よりよせられる『怒メント』から、ナイーブな作者の『絹ごし豆腐メンタル』を守りましょう!
異世界恋愛ジャンルの世界観は『小説家になろう』をはじめとした男性向け異世界ファンタジーのいわゆる『ナーロッパ』とは少し違います。
男性向けの『ナーロッパ』は『ドラクエ』や『ファイナル・ファンタジー』など、初期のRPGの世界観がベースとなっています。
これは実際の歴史では中世ヨーロッパの初期、10世紀前後から15世紀くらいと似通っています。
ですが異世界恋愛系の『ナーロッパ』は、マンガの『ベルばら』を代表に、16世紀から19世紀のヨーロッパがメインの、もっと近代的な世界観になっています。
家具や衣装など含めた美術と文化に関しては、16世紀後半から始まったイタリアのバロック調、18世紀のフランスのロココ調、19世紀後半から始まったイギリスのヴィクトリアン調が当てはまります。
そこに『乙女ゲーム』という架空の世界の設定を入れ込んで、はじめて『異世界恋愛のナーロッパ』が出来上がっていると思います。
これにより作者は日本の文化や感覚、言葉や食べ物などを出してもおかしくない世界になっていて、この設定を考えた人ってすごいなぁと、改めて驚きそしてありがたく使わせてもらっている次第です(^^;
集まってくる読者層も、そういう世界観を当てにして読みに来てるので、それ以外のものがあると納得がいかないなんてこともあり、それがそのまま感想欄に反映されて、荒れてしまう事だってあります。
例外としては『銃と蒸気機関』が出てくる19世紀の終わりから20世紀にかけての世界が舞台になっているとか、古代『中華風』や日本の『平安時代の陰陽師が出てくる系』のお話でしょうか。
そういえば、アラビアンナイトのような世界はダメじゃないと思いますが、書く人は少ないですね。
それでもそういった一風変わった世界観よりは、やっぱり漠然と中世ヨーロッパを全部混ぜ込んで、良いとこ取りをした『異世界恋愛ナーロッパ』を採用する作者様が多いように思います。
中世ヨーロッパを全部まとめた感じなので、城塞都市が乱立しているのに絶対王政とか。
紙は貴重なはずなのに書類仕事に追われていたり、印刷技術が無さそうなのに本が気軽に買えるとか、大量の蔵書が有ったりなんて描写が普通にある。
本来の貴族は『いかに働かないで遊んで暮らすか』がステータスであり、仕事をしている姿は大っぴらにしないのがスマートなのですが、実際の作品には仕事に追われる描写がかなり多い。
そして本来なら貴族の生活でメインとなるはずの芸術やゲーム、スポーツなどがほとんど出てこない(笑)
そうなんです。
異世界恋愛小説には、本当なら貴族子女が最も時間を費やすはずの『遊び』はほとんど出てきません。
また、楽器は貴族だけでなく上流階級の嗜みの一つで、誰でも何かしら楽器ができるのは当たり前なのですが、作者側に知識が無い場合もあるようで、楽器自体が出てきません。
極端な場合なんて、楽器が浸透していない世界を設定しているのに王宮で舞踏会があって『オーケストラ無しで、ピアノすら無いのに、いったいどうやってダンス踊るんだろう?』と首をかしげたくなる作品なんてのもあります。
あとは、楽器はあんまり発達してないとか書いてるのに、主人公が観劇に出かけるシーンが登場する。
この時代の劇はオペラや歌劇なので、オーケストラまでいかなくても、楽器は設定として『発達してない』では矛盾します。
他にも、自宅の邸宅で音楽に合わせたダンスのレッスンしてるんですけど、ピアノ奏者も無し、レコードも無し。
もしかして手拍子とかのリズムだけで練習している?
これではさすがにちょっと……と思うのですが、そこはスルーされてますし。
絵画に関しても、もっと重要視されているはずなのに、画家や美術商はあんまり出てきません。
お屋敷のいたる場所に絵画を飾るわけだし、写真の代わりに肖像画を描かせる文化なのに、まったく出てこないので、この辺りが詳しい人なら目新しい作品が書けるかもしれないですね。
そんなこんなで、よく考えると設定が穴だらけでメチャクチャなものが多いと思います。
まぁ、それでもランキング上位に入る作品だってあるので、設定がしっかりしてるかどうか、気にしてない人や初めから知らない人も多いんだと思います。
だからと言って、何でもいい訳ではないと思うんです。
貴族の階級とか、階級社会の線引きとか、そういうところはきっちり書かないと、それだけでクレームが来たりしますから(TT)
それに途中で静かに脱落していく、奥ゆかしい読者様が増えてしまう事にも成り兼ねません。
なので……。
とりあえず、ヨーロッパ社会の貴族の階級と、それを引き継いでいくシステムなどは、しっかりそれらしく整えてから書く方が良いと思います。
じゃないとクレーム来ることもあるという、実体験からのボヤキでした(笑)
そして読者様の陰に潜む毒者様よりよせられる『怒メント』から、ナイーブな作者の『絹ごし豆腐メンタル』を守りましょう!
異世界恋愛ジャンルの世界観は『小説家になろう』をはじめとした男性向け異世界ファンタジーのいわゆる『ナーロッパ』とは少し違います。
男性向けの『ナーロッパ』は『ドラクエ』や『ファイナル・ファンタジー』など、初期のRPGの世界観がベースとなっています。
これは実際の歴史では中世ヨーロッパの初期、10世紀前後から15世紀くらいと似通っています。
ですが異世界恋愛系の『ナーロッパ』は、マンガの『ベルばら』を代表に、16世紀から19世紀のヨーロッパがメインの、もっと近代的な世界観になっています。
家具や衣装など含めた美術と文化に関しては、16世紀後半から始まったイタリアのバロック調、18世紀のフランスのロココ調、19世紀後半から始まったイギリスのヴィクトリアン調が当てはまります。
そこに『乙女ゲーム』という架空の世界の設定を入れ込んで、はじめて『異世界恋愛のナーロッパ』が出来上がっていると思います。
これにより作者は日本の文化や感覚、言葉や食べ物などを出してもおかしくない世界になっていて、この設定を考えた人ってすごいなぁと、改めて驚きそしてありがたく使わせてもらっている次第です(^^;
集まってくる読者層も、そういう世界観を当てにして読みに来てるので、それ以外のものがあると納得がいかないなんてこともあり、それがそのまま感想欄に反映されて、荒れてしまう事だってあります。
例外としては『銃と蒸気機関』が出てくる19世紀の終わりから20世紀にかけての世界が舞台になっているとか、古代『中華風』や日本の『平安時代の陰陽師が出てくる系』のお話でしょうか。
そういえば、アラビアンナイトのような世界はダメじゃないと思いますが、書く人は少ないですね。
それでもそういった一風変わった世界観よりは、やっぱり漠然と中世ヨーロッパを全部混ぜ込んで、良いとこ取りをした『異世界恋愛ナーロッパ』を採用する作者様が多いように思います。
中世ヨーロッパを全部まとめた感じなので、城塞都市が乱立しているのに絶対王政とか。
紙は貴重なはずなのに書類仕事に追われていたり、印刷技術が無さそうなのに本が気軽に買えるとか、大量の蔵書が有ったりなんて描写が普通にある。
本来の貴族は『いかに働かないで遊んで暮らすか』がステータスであり、仕事をしている姿は大っぴらにしないのがスマートなのですが、実際の作品には仕事に追われる描写がかなり多い。
そして本来なら貴族の生活でメインとなるはずの芸術やゲーム、スポーツなどがほとんど出てこない(笑)
そうなんです。
異世界恋愛小説には、本当なら貴族子女が最も時間を費やすはずの『遊び』はほとんど出てきません。
また、楽器は貴族だけでなく上流階級の嗜みの一つで、誰でも何かしら楽器ができるのは当たり前なのですが、作者側に知識が無い場合もあるようで、楽器自体が出てきません。
極端な場合なんて、楽器が浸透していない世界を設定しているのに王宮で舞踏会があって『オーケストラ無しで、ピアノすら無いのに、いったいどうやってダンス踊るんだろう?』と首をかしげたくなる作品なんてのもあります。
あとは、楽器はあんまり発達してないとか書いてるのに、主人公が観劇に出かけるシーンが登場する。
この時代の劇はオペラや歌劇なので、オーケストラまでいかなくても、楽器は設定として『発達してない』では矛盾します。
他にも、自宅の邸宅で音楽に合わせたダンスのレッスンしてるんですけど、ピアノ奏者も無し、レコードも無し。
もしかして手拍子とかのリズムだけで練習している?
これではさすがにちょっと……と思うのですが、そこはスルーされてますし。
絵画に関しても、もっと重要視されているはずなのに、画家や美術商はあんまり出てきません。
お屋敷のいたる場所に絵画を飾るわけだし、写真の代わりに肖像画を描かせる文化なのに、まったく出てこないので、この辺りが詳しい人なら目新しい作品が書けるかもしれないですね。
そんなこんなで、よく考えると設定が穴だらけでメチャクチャなものが多いと思います。
まぁ、それでもランキング上位に入る作品だってあるので、設定がしっかりしてるかどうか、気にしてない人や初めから知らない人も多いんだと思います。
だからと言って、何でもいい訳ではないと思うんです。
貴族の階級とか、階級社会の線引きとか、そういうところはきっちり書かないと、それだけでクレームが来たりしますから(TT)
それに途中で静かに脱落していく、奥ゆかしい読者様が増えてしまう事にも成り兼ねません。
なので……。
とりあえず、ヨーロッパ社会の貴族の階級と、それを引き継いでいくシステムなどは、しっかりそれらしく整えてから書く方が良いと思います。
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