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第四番
第38話 雲の海
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鎧の店であった船は、光海国を目指し、湖を北上していた。
百年前までこの船が現役であった、とうそぶく灯は、魔法を介しての操船術を彗と准に教えこんでいる。が、数日が経って、一番に技術を習得しつつあるのは横で見ていた扇であった。
船旅の仲間は、彼らに静湖を加えた六人だ。
聖湖は南北に長い形をしており、光海国は北の端である。南端の天流地方からは、いくつかの地方を越えなければならない。
そのうちのひとつが雲海地方だった。
雲海地方にさしかかった船は、その名の通り、湖上をすべるような雲に周囲を覆われ、見通しがきかなくなっていった。皆は甲板の上の喫茶の建物から、こわごわと外を眺めて過ごしていた。
そんな中、静湖はひとりで船倉の部屋にこもっていた。床に二つの箱を開き、ああでもないこうでもない、と中のものを広げる。
准が出してきた男ものの服と、扇に借りている給仕服だった。
少年らしいいでたちをすべきか、少女にも見える装いを続けてもいいのか。記憶を取り戻したことで、かつて女ものの服を燃やした日の決意もしかと思いだしていた。それでもシャツとズボンを脱いでワンピースをかぶり、ふわりと揺れるスカートごと自分を抱くと、思いがあふれる。
──御影……。
今、どうしているだろう。思いだすのは別れ際の悲しげな顔ばかり。それと父、天海の腕に抱かれる別の姿……。ああ、御影は奥の宮だったのだ。僕は御影のこと、本当になにも知らなかった……。
一方的に好きだっただけ。でもその気持ちは、今なおあふれ続ける。そんなときにぎゅっと抱きしめてしまうのは、少女の衣服なのだった。
「しず、着たい服はあった?」
声に振り向けば、船室の入り口に准が立っていた。
「うん、いくつか准のを借りるね」
「でもやっぱり扇の服が気に入っているんだね」
給仕服をまとい、抱きしめてまでいる静湖の心の声はだだもれだ。静湖はあたふたと言い訳を探す。
「……おかしいよね。たとえば父上が僕を横に立たせて王子だと紹介するとき、女装はしない。女の子になりたいわけでもない」
准は静湖の脇にしゃがみこんだ。
「ここはお城じゃない。落ちつく格好をしてなよ」
ううん、と静湖は首を横に振った。
「なにを着てても、どんどん落ちつかなくなるんだ。御影のこと、思いだして」
准をはじめとした皆は、この店に冬の間、滞在していた無口な魔術師こそが、静湖の師の御影であったと合点したところだ。静湖はとりわけ御影のことを話すわけではないが、同室で長くともにいる准には、静湖の思いはよく伝わっているようだった──師として、という以上に、御影を慕う思いは。
静湖は小さな声でつけたした。
「……女の子になりたいわけじゃない。でも、女の子の格好をしていると、安心して御影のことを好きでいられる。そうじゃないと自分がほつれていきそうで」
「なら、その服でいたらいいじゃないか」
いつのまにか、灯が扉にもたれ腕を組んでいた。
「おまえがどんな装いで人前に立とうと、心に定めたおまえの像をぶれさせなければいい。その像こそが大切だ。そうだろう、〈流の祭司〉の坊?」
「は、はい」
静湖は箱に衣服をしまい、給仕服をまとったまま、准とともに立ちあがった。
「でもその〈流の祭司〉というのは、記憶が蘇ってもよくわからないんです。なにをする祭司なの?」
灯はああ、と目を閉じて語った。
「その昔は〈流の鏡〉ともいわれた。〈流〉の代弁者、〈流〉と〈人〉とをつなぐ者。おまえは自覚がないだろうが、よく〈流〉と渡りあってる立派な〈流の祭司〉だよ。スカートをひらひら揺らして駆けまわる姿が似合いだ」
灯はくつくつと笑う。からかわれたか、と静湖が首をかしげれば、灯は真顔でつけたした。
「そして〈流〉と世界の摩擦、〈流災〉が起これば対処するのも〈流の祭司〉だ。魔術師のように力で押しこめるのではなく〈流〉と対話する役割さ」
──流災! 静湖はにわかに緊張する。
灯はそんな静湖の肩を軽く叩いた。
「生まれ持った資質と長年の修行がなければできるものではない。長年空位だったのもさもありなんというところだ。おまえが期待されて選ばれたのは誇るべきことだぞ」
灯にそのように言われては、〈流の祭司〉として自覚を持たねばならない。静湖は小さくうなずきながら、考えを巡らせた。
静湖が幼い頃には、王都に大雪が降る〈流災〉があった。かぶった者を眠りにつかせる魔法の雪であったという。そのときは〈流の祭司〉がおらず、宮廷魔術師たちが〈流〉を追いやったと聞く。
思いだした知識が、近しい記憶につながっていく。
静湖が御影によって転送魔法をかけられたとき、王都には雪が降りはじめていた。あれが〈白流〉が降らせていた雪だったとしたら? ひょっとして、幼い頃に大雪を降らせ追いやられた〈流〉というのも〈白流〉のことだったのか?
だとしたら、その後、王都はどうなってしまっただろう。〈流災〉といわれるほどの事態に見舞われているのだろうか……?
「おぅい!」
大きな呼び声がして、静湖は現実に引き戻される。准と灯とともに廊下に顔をだすと、船倉の扉のもとで鎧が手招きしていた。
「灯さんや! 外は雲でいっぱい、なんも見えやしねぇ。彗がわめくから、操舵室に来てやってくれねぇか」
開いた扉からは雲の切れ端が流れこんできた。外は真っ白だ。三人は鎧とともに甲板の白い世界に踏みだし、喫茶の建物へ向かった。
*
百年前までこの船が現役であった、とうそぶく灯は、魔法を介しての操船術を彗と准に教えこんでいる。が、数日が経って、一番に技術を習得しつつあるのは横で見ていた扇であった。
船旅の仲間は、彼らに静湖を加えた六人だ。
聖湖は南北に長い形をしており、光海国は北の端である。南端の天流地方からは、いくつかの地方を越えなければならない。
そのうちのひとつが雲海地方だった。
雲海地方にさしかかった船は、その名の通り、湖上をすべるような雲に周囲を覆われ、見通しがきかなくなっていった。皆は甲板の上の喫茶の建物から、こわごわと外を眺めて過ごしていた。
そんな中、静湖はひとりで船倉の部屋にこもっていた。床に二つの箱を開き、ああでもないこうでもない、と中のものを広げる。
准が出してきた男ものの服と、扇に借りている給仕服だった。
少年らしいいでたちをすべきか、少女にも見える装いを続けてもいいのか。記憶を取り戻したことで、かつて女ものの服を燃やした日の決意もしかと思いだしていた。それでもシャツとズボンを脱いでワンピースをかぶり、ふわりと揺れるスカートごと自分を抱くと、思いがあふれる。
──御影……。
今、どうしているだろう。思いだすのは別れ際の悲しげな顔ばかり。それと父、天海の腕に抱かれる別の姿……。ああ、御影は奥の宮だったのだ。僕は御影のこと、本当になにも知らなかった……。
一方的に好きだっただけ。でもその気持ちは、今なおあふれ続ける。そんなときにぎゅっと抱きしめてしまうのは、少女の衣服なのだった。
「しず、着たい服はあった?」
声に振り向けば、船室の入り口に准が立っていた。
「うん、いくつか准のを借りるね」
「でもやっぱり扇の服が気に入っているんだね」
給仕服をまとい、抱きしめてまでいる静湖の心の声はだだもれだ。静湖はあたふたと言い訳を探す。
「……おかしいよね。たとえば父上が僕を横に立たせて王子だと紹介するとき、女装はしない。女の子になりたいわけでもない」
准は静湖の脇にしゃがみこんだ。
「ここはお城じゃない。落ちつく格好をしてなよ」
ううん、と静湖は首を横に振った。
「なにを着てても、どんどん落ちつかなくなるんだ。御影のこと、思いだして」
准をはじめとした皆は、この店に冬の間、滞在していた無口な魔術師こそが、静湖の師の御影であったと合点したところだ。静湖はとりわけ御影のことを話すわけではないが、同室で長くともにいる准には、静湖の思いはよく伝わっているようだった──師として、という以上に、御影を慕う思いは。
静湖は小さな声でつけたした。
「……女の子になりたいわけじゃない。でも、女の子の格好をしていると、安心して御影のことを好きでいられる。そうじゃないと自分がほつれていきそうで」
「なら、その服でいたらいいじゃないか」
いつのまにか、灯が扉にもたれ腕を組んでいた。
「おまえがどんな装いで人前に立とうと、心に定めたおまえの像をぶれさせなければいい。その像こそが大切だ。そうだろう、〈流の祭司〉の坊?」
「は、はい」
静湖は箱に衣服をしまい、給仕服をまとったまま、准とともに立ちあがった。
「でもその〈流の祭司〉というのは、記憶が蘇ってもよくわからないんです。なにをする祭司なの?」
灯はああ、と目を閉じて語った。
「その昔は〈流の鏡〉ともいわれた。〈流〉の代弁者、〈流〉と〈人〉とをつなぐ者。おまえは自覚がないだろうが、よく〈流〉と渡りあってる立派な〈流の祭司〉だよ。スカートをひらひら揺らして駆けまわる姿が似合いだ」
灯はくつくつと笑う。からかわれたか、と静湖が首をかしげれば、灯は真顔でつけたした。
「そして〈流〉と世界の摩擦、〈流災〉が起これば対処するのも〈流の祭司〉だ。魔術師のように力で押しこめるのではなく〈流〉と対話する役割さ」
──流災! 静湖はにわかに緊張する。
灯はそんな静湖の肩を軽く叩いた。
「生まれ持った資質と長年の修行がなければできるものではない。長年空位だったのもさもありなんというところだ。おまえが期待されて選ばれたのは誇るべきことだぞ」
灯にそのように言われては、〈流の祭司〉として自覚を持たねばならない。静湖は小さくうなずきながら、考えを巡らせた。
静湖が幼い頃には、王都に大雪が降る〈流災〉があった。かぶった者を眠りにつかせる魔法の雪であったという。そのときは〈流の祭司〉がおらず、宮廷魔術師たちが〈流〉を追いやったと聞く。
思いだした知識が、近しい記憶につながっていく。
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だとしたら、その後、王都はどうなってしまっただろう。〈流災〉といわれるほどの事態に見舞われているのだろうか……?
「おぅい!」
大きな呼び声がして、静湖は現実に引き戻される。准と灯とともに廊下に顔をだすと、船倉の扉のもとで鎧が手招きしていた。
「灯さんや! 外は雲でいっぱい、なんも見えやしねぇ。彗がわめくから、操舵室に来てやってくれねぇか」
開いた扉からは雲の切れ端が流れこんできた。外は真っ白だ。三人は鎧とともに甲板の白い世界に踏みだし、喫茶の建物へ向かった。
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