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それは
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コラックトゥーリアコロコロ
それは魔法の呪文
ある世界のある塔に動物や魔物を元気にする不思議な力を持った小さな男の子が
ある世界のある風車小屋に動物と魔物達と暮らす元気で明るい一人の少女が
裕福だが寂しく縛り付けられた暮らしを
貧しいが満ち足りて自由な暮らしを送っていました
少年は願いました
寂しくなくて自由な暮らしを
少女は願いました
幸せな生活が永遠に、皆が幸せな生活を
コラックトゥーリアコロコロ
それぞれの願いを持った2人の前に、一人一人別の神様が現れました
そして、2人の神様は彼らに全く同じ呪文を授けてしまいました
それは全くの偶然でした
コラックトゥーリアコロコロ
少年は願いました
裕福などなくてもいい、寂しくない生活が欲しいと
コラックトゥーリアコロコロ
少女は願いました
貧乏のままでいい、このまま幸せな暮らしをと
さて、二人の神様は揃って頭を抱えていました
この魔法の呪文は一人だけにしか使えないからです
神様は神様ですから願いを叶えないわけにはいきません
コラックトゥーリアコロコロ
この呪文を彼らが唱える前に神様はどうするかを考えなくてはいけませんでした
そこで神様は思いつきます
願い事が綺麗な方に、願う心が純粋である方にその願い事を授けようと
そう思って2人を眺めます
すると、もっと困ったことになりました
男の子と女の子の願い事はどちらも綺麗で、どちらも全く同じ時に、どちらも星の輝く夜空を眺めて、その星のどれよりも二つの願いは輝いていました。
輝く色に違いはあれど、寂しさを埋める変化と変わらない安寧を求める違いはあれど、
どちらも等しく輝いていました
二人の神様には優劣をつけることができませんでした
神様は、新しい魔法を作るには時間がかかるけれど
それを作っている間に彼らは年老いてしまうかもしれないけれど
二人に謝ろうと決意します
そのために神様は二人を同じ場所に呼び寄せました
少年は困惑していました
願い事をした瞬間、白くて何もないいつもと変わらない寂しさを持つ場所に飛ばされてしまったからです
少女は困惑していました
願い事をした瞬間、真っ白の寂しい空間に、いつもとは違う彼女にとっての幸せとは無縁の場所に飛ばされてしまったからです
少年は辺りを見回しました
そして、少女を見つけました
少女は辺りを見回しました
そして、少年を見つけました
神様達は悩んでいました
今さら願い事は叶えられないので待ってくれ。などと言うことが非常に怖かったのです
だから、ほんの少しためらっていました
そう、神様にとってのほんの少し
人間にとってのそこそこの時間、悩んでいました
だから少年と少女はいつまでも待っていました。きっと神様は忙しいだろう。きっと何か理由があったのだろう。二人は神様を心配しながらおとなしく待っていました
それは魔法の呪文
ある世界のある塔に動物や魔物を元気にする不思議な力を持った小さな男の子が
ある世界のある風車小屋に動物と魔物達と暮らす元気で明るい一人の少女が
裕福だが寂しく縛り付けられた暮らしを
貧しいが満ち足りて自由な暮らしを送っていました
少年は願いました
寂しくなくて自由な暮らしを
少女は願いました
幸せな生活が永遠に、皆が幸せな生活を
コラックトゥーリアコロコロ
それぞれの願いを持った2人の前に、一人一人別の神様が現れました
そして、2人の神様は彼らに全く同じ呪文を授けてしまいました
それは全くの偶然でした
コラックトゥーリアコロコロ
少年は願いました
裕福などなくてもいい、寂しくない生活が欲しいと
コラックトゥーリアコロコロ
少女は願いました
貧乏のままでいい、このまま幸せな暮らしをと
さて、二人の神様は揃って頭を抱えていました
この魔法の呪文は一人だけにしか使えないからです
神様は神様ですから願いを叶えないわけにはいきません
コラックトゥーリアコロコロ
この呪文を彼らが唱える前に神様はどうするかを考えなくてはいけませんでした
そこで神様は思いつきます
願い事が綺麗な方に、願う心が純粋である方にその願い事を授けようと
そう思って2人を眺めます
すると、もっと困ったことになりました
男の子と女の子の願い事はどちらも綺麗で、どちらも全く同じ時に、どちらも星の輝く夜空を眺めて、その星のどれよりも二つの願いは輝いていました。
輝く色に違いはあれど、寂しさを埋める変化と変わらない安寧を求める違いはあれど、
どちらも等しく輝いていました
二人の神様には優劣をつけることができませんでした
神様は、新しい魔法を作るには時間がかかるけれど
それを作っている間に彼らは年老いてしまうかもしれないけれど
二人に謝ろうと決意します
そのために神様は二人を同じ場所に呼び寄せました
少年は困惑していました
願い事をした瞬間、白くて何もないいつもと変わらない寂しさを持つ場所に飛ばされてしまったからです
少女は困惑していました
願い事をした瞬間、真っ白の寂しい空間に、いつもとは違う彼女にとっての幸せとは無縁の場所に飛ばされてしまったからです
少年は辺りを見回しました
そして、少女を見つけました
少女は辺りを見回しました
そして、少年を見つけました
神様達は悩んでいました
今さら願い事は叶えられないので待ってくれ。などと言うことが非常に怖かったのです
だから、ほんの少しためらっていました
そう、神様にとってのほんの少し
人間にとってのそこそこの時間、悩んでいました
だから少年と少女はいつまでも待っていました。きっと神様は忙しいだろう。きっと何か理由があったのだろう。二人は神様を心配しながらおとなしく待っていました
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