【R18】俺の楽しい異世界性活

屋台の店員

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はじまり


目が覚めると、本がぎっしりと隙間なく敷き詰められた図書館のような場所にいた。部屋は筒状になっており、壁面は全て本になっている。


「…え、なにここ。」

「ようこそ、いらっしゃいました。天岸陸斗さん。」

「えっと、誰?」


俺は突然の声に後ろを振り返った。
そこには、天女とも呼べそうなほど美しい女性がいつのまにか立っていた。


「私は全てにおける世界での、色恋を担当する神。色欲の女神です。まず単刀直入に言いますが、あなたは亡くなりました。そしてさらに突然ですが、あなたには、転生してもらい、元の世界とは違う世界に行ってもらいます。そして、そこで暮らしてもらいます。」

「え、いきなり情報量多くないですか?
えーと、死んだってことの記憶はあります。そして、転生?のことも…まあ、わかりました。で、その世界で暮らすだけでいいんですか?」


いやっ、いきなりだな。おいw
俺が元の世界で死んだってことは、このよくわかんない空間で目覚めた瞬間に記憶から察してたけど、そこから先の話はもっと丁寧に説明して欲しいなあ…

転生って最近よくネット小説とか漫画とかで流行ってるあれだよな…
転移じゃなくて転生と…

ふむふむ、だんだん頭が働いてきたぞ。
俺は、即座に状況に適応することは誰にも負けない自信がある!
ーーで、違う世界に行くのね。
あれかな?ファンタジー的な?


「そうですそうです、ファンタジー的なアレですよ!」

「あ…頭の中とか読めるんですね。てか、いきなりキャラ変わってませんか?」

「えっ、あーうん。普段こっちだからさ。堅苦しいのってめんどくさいし、いいでしょ?
ほら、あなたもこっちの方が親しみやすいと思うし。
私ってやっさしー!それにこれからとっても楽しいお話するんだから、こっちの方がテンション上がりやすいしね!」

「はあ、なるほど。ありがとうございます?」

「疑問形にしないでよ~」

「で、なんですか楽しいお話って。」

「うっわ、辛辣!まあいいけど。
楽しいお話っていうのは、あなたに授ける使命のことなの!達成したら成功報酬もバッチリ!
どう?気分上がってきたでしょ!?」


はあ?なに言ってんだこの人?いや、人なのか?

使命って言っても難しいのとか、辛いのとかだったらやりたくないし。っていうか、報酬ぶら下げたらなんでも言うこと聞いてくれると思ってるのか?俺は人参をぶら下げた豚ではないぞ。そんな、ちょっと甘い言葉で誘惑しようったて俺には効かないからな?
誘惑は色欲だけにしとけ?

うーん使命か。ファンタジー的な世界って言ってたし、定番は魔王討伐とか?それとも領地経営?それともあれか?神の使徒的なのになって、人々を導けとか?

いや、無理無理。俺、正義感も倫理観もちょっと自信ないし。まず、そういうのやる気が出ない。色々人としてちょっとアレよ?自分で言うもんじゃないけど。
ーーーそれに、一番の理由が……


「あーーー!!違うよ!!そう言うんじゃないから!誤解しないで!?
あと、心の声だだ漏れなのわかってる!?
それに、あなたがどんな人なのか、どんなことを今までしてきたのかもわかって頼んでるんだから、あなたがどんなクズでも関係ないよ!
っていうか、あなただからこそ頼もうと思ってるの!」

「ああ、なんか…なんとなく頼もうとしてる内容の系統もわかってきました。」


あと、さらっとクズって言ったなこの神。


「俺に頼もうとしてる内容って…」

「っっっっそう!!!!
あなたにはね、私に濃厚なBとLを見せてほしいの!!!!
私はね、あなたのそのゆるっゆるな貞操観念と、もはや頭の中がショッキングピンクなのかってくらいのイカした脳内に惚れたのよ!!!!あなたには、異世界に行っていろんな人との濃厚な濡れ場、ベッドシーン、私のおかz…ん゛ん゛ッを見せてほしいの!!!!!!!!!!」


いっや圧がすごい!圧が!近いし!!

しかも、さっきから罵倒してね?
ひどいな、おい。精神の自由っ知ってる?
いいじゃん。頭ん中くらいナニ考えても。あと、この神様“私のおかず”って言おうとしてなかった?本当に色欲を担当してんのかわかんないくらい、色気とかけ離れてんだけど。セックス見せてほしいってただの変態じゃん!別にいいけどさあ…。

というか、使命ってそんなんでいいの?
それに報酬付きとはえらい豪華だな。


「ほら!そういうSなところとか!ゆるっゆるなところとか!こんなにも魅力的な私に近づかれてもかけらもなびかない所とか!
……私もこんなに微塵も意識されないと女神としての自信を失いそうだよ!
もうっ!まさに私の攻めの理想のドストライク!!!!ナイスです!!
そんなあなたにプレゼントってことよ!!!


………私の趣味も含まれてるけど。」



ーーいや、最後のが一番の理由だろ。

つまり、まとめると…
・異世界に転生する
・男と致す
・それを女神様が見るッ!

ーーーうん…まとめるほどでもなかったな。


「なんとなくはわかりました。それで、報酬の内容を聞いても?」

「報酬はねえ、ずばり!その働きの分だけ死後、私の下僕として楽しく楽して過ごせる権利!
ーーどう?魅力的でしょ?
下僕って言うのはただ単に私の下につくってだけ。部下の方が言い方がいいかな?
それで、私の部下になれば、大抵のことならなんでもできるよ。ナンデモね…」


おお、随分と甘美な響きだこと…
なんでも、ナンデモかあ…


「確かに、それは魅力的な報酬ですね…
ちなみに、働きの分とは?女神様のおかず満足度パラメータ的な感じですか?働きに対してどのくらいの報酬を得ることができるのですか?」

「…ちょっと!おかずって言わないでよ!
いんやあ、それを言うことはできないなあ。どれくらいでどのくらいの報酬になるのか言っちゃったら、満足する所でやめちゃうでしょ?そこを秘密にすることで、君がバリバリ働くことになるんじゃーん!」

ーーーごもっともな意見だ。

「じゃあ、働きの分とは?なにを働きと見なすんですか?」

「それはねえ、君が摂取した精気の量だよ!
そしてこれから大事なこと言うけど、君にはインキュバスになってもらうよ!!で、きみが男と致して中出ししたり、相手がイったりすると相手から精気が放出されるんだけど、それを、君が摂取する、と。まあ、こんな感じ。
あ、逆でもオッケーだよ!私的には君には是非ともタチをやってもらいたいが…。
まあ、その量に応じて報酬を出そう。」


あっ、人間じゃないんだ。
俺、異世界で脱人間するってこと?脱人間するってこと?!

わーお、まじかしかも淫魔だし。
え、つまり夢の中で致すの?そうなの?

逆もオッケーってことは俺がネコやってもいいってことね。


「ん?ああ、インキュバスと言っても、見た目は人間、生まれも人間も、調べても人間ってなるように私の力でちょちょっとやるから安心して?精気を摂取するってなった時とかにそっちの方が生物的に便利なの。あと、まあ夢の中を入ることもできるけど、現実世界でやったほうが、取れる精気の量が多いから、リアルでヤった方がお得よ?」
 
「ほお、なるほど…。便利ですね。人間ってことは俺はやっぱり俗世で暮らしていくわけですね。」

「ええ、そうなるわ。
じゃあ、これからあなたが暮らしていく世界のことについて説明していくわ…………。」




ーーーそれから、俺はこれから暮らしていく世界の常識、ルール、自分の立場、注意事項などの説明を受けた。


「……………っとまあ、こんな所ね。説明は以上よ。何か質問はある?」

「いえ、大丈夫です。とりあえずのところは、わかりました。」

「よっし、オッケーね!じゃあ早速あっちの世界に行ってもらうわ!ふふふ…楽しんできてね!!!!!!男をハメてもいいけど、外しすぎたらダメよ~!!!」

「は、はい…。色々と説明ありがとうございました。




……それでは、行ってきます!」

「はーい!!いってらっしゃ~い!!!
……私に素晴らしいものを提供できるようにしっかりと励むのよー!!!!!!」


この果てしなく自分の欲望に忠実な、これまでの会話に俺も苦笑いしてしまった。









ーーー変態女神様に別れの挨拶を告げると、俺の視界は暗転した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~小話~
ちなみにですが、この女神様のいる部屋の本は全て薄い本となっています。様々な世界の様々な国の薄い本をそれはそれは丁寧にカバーをかけ、きっちりとしまわれています。ジャンルも多種多様です。エロに対する愛とはこのことですね。

あと、主人公は状況適応のプロです。

作者はご都合主義という言葉を愛してます。


















感想 1

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