婚約破棄？ありがとうございます！

その3

「邪魔ですので速やかに退いてくれません？」
私が優しく言ってやったにも限らずこのバカ共は退きません。なんかさらにめんどくさい事になりそうな気がします……
「この卑怯者が！話はまだ終わっていない！まぁ貴様の様な卑屈で低俗ないやらしい女は話すことすら愚か逃げる事しか出来ないのだろうがな」
そう言いながらバカ王子とブスビッチはズカズカと近寄ってました、正直に言うとバカとビッチが移るので半径五百メートル以内には近寄らないで欲しいです。
「なんとか言ったらどぉですかぁー？今ここで土下座して謝ってくれたらぁ王子に頼んでぇ国外追放だけはぁ許してあげますよぉ？」
ブスビッチの醜い顔がさらに歪んでいる。おいおいこれ以上ブスになったらほんとにブタとかに間違えられるよ？大丈夫？という哀れみのこもった目でブスビッチを見ているとその目が気に食わなかったらしく思いっきり平手打ちをしてきた。
「その目は何？本来ならあんたは泣きながら許しを乞うべきなのよ！自分の立場分かってるの？ちょっと顔とスタイルがいいからって調子に乗って！あんたなんか国外追放じゃ甘いくらいよ！いっその事死刑になりなさいよ！」
……もうそろそろキレてもいいですかね？