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本編
第二十二話 ヘンゼル殺人事件【中編】
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お菓子の家の食堂の暖炉。
遺体の周りは彼岸警察が写真を撮ったり指紋を取ったりと、
皆忙しそうに動き回っている。
そんな中、ヘンゼルの焼死体の周りを囲んで、
私と零時さん、小鳥さんと遼さんが立っている。
「被害者は福田 奏介
今日転生予定の人間であり、
お菓子の家の暖炉で焼死体として発見
現在は詳しい死因と死亡時刻を調べている最中だよ」
「まさか、また事件に巻き込まれることになるとはな……」
「こうした事件は正月の時以来ですね
あれはもう手遅れでしたが……」
「そうだな、あの時は無月がいたんだったか」
「黒王様の側近を呼び捨てだなんて、
後にも先にも君だけなんじゃないかな……」
遼さんは被害者の情報を記入しながら、
苦笑いしながら私達に答える。
確かに無月さんを呼び捨てなんてしてるの、
今のところ零時さんくらいですよね……
「おいリョウ、被害者について何か分かった事はあるか?」
「そうだね……外傷は少ないように見えるかな
特に背後から撲殺されたような痕跡もないし……
ただ……妙に爪がボロボロなのが気になるかな」
「確かに言われてみれば……
暖炉に突き飛ばされただけにしては、
爪がボロボロなのか気がかりだな」
零時さんは遺体の近くにしゃがみ、
手袋を付けた手で遺体の手に触れる。
言われてみれば黒焦げの状態でも分かるほど、
遺体の爪がボロボロなのが気がかりだ。
死亡する前に何かを引っ掻いたのだろうか。
「暖炉の中も調べてみたけど、
特に引っ掻き傷のようなものは見当たらなかったよ
どうやら引っ掻いた場所はここじゃないみたいだね」
「……………犯行場所が違う可能性があるな」
零時さんは小さく呟くと、遺体の手を放して立ち上がる。
「三成、犯行場所を見つけにいくぞ」
「はい、零時さん」
「僕達はもう少し遺体を調べるから、
何か気になることがあったら聞くんだよ」
「ありがとうございます、リョウ先輩」
「行くぞ、小鳥
お菓子の家の案内を頼む」
「う、うん、分かった」
零時さんなりの気遣いなのか、
死体をこれ以上見ないようになのか、
零時さんは小鳥さんと一緒にこの場を後にした。
◇◇◇
現場から離れると、先頭を歩いていた零時さんが振り返る。
「小鳥、お菓子の家のスケジュールを聞いても良いか?」
「お菓子の家のスケジュール?
何か事件に関係あるの?」
「犯人が自由に行動が出来る時間を知りたい」
「スケジュールならね、建物内の色んな所に貼ってあるよ
ほら、ここにも!」
小鳥さんは廊下に貼ってあるスケジュール表を指差す。
そこにはお菓子の家の細かい予定が書かれていた。
◇◇◇
5:00 起床
6:00 朝礼
7:00 朝食
8:00 清掃
10:00 野外活動
12:00 昼食
13:00 自由時間
14:00 お菓子作り
16:00 庭の手入れ
18:00 勉強時間
19:00 夕食
20:00 就寝
◇◇◇
「この野外活動というのは?」
「れーくんは、外でお菓子販売を見たことない?」
「ああ、駅前や公園とかで売ってましたよね確か
私、何度か買ったことありますよ」
そういえば、たまに駅前とかでお菓子の家の子供が、
お菓子を販売してるのを見たことがある。
私も何度か買ったことがあるんだけど、
シンプルで素朴なクッキーが美味しかったのを覚えている。
「まあ、たまに見たことはあるな
もしかして野外活動ってそれのことか?」
「そう、お菓子の家は毎週決まった場所で
グレーテル達が作ったお菓子を販売してるの
野外活動ってのはこのことね」
「ということは、14時のお菓子作りは、
野外活動で販売してるお菓子を売ってるってことか……」
「うん、それもあるんだけど……
お菓子の家は通信販売もやってるから、
14時に作ってるのは通信販売用のお菓子も入ってるの
通信販売用のは受注生産になるから、
そう頻繁には作らないんだけどね」
「俺の知らないところで色々してるんだな」
「ふふっ、意外と評判良いんだよー?」
小鳥さんは嬉しそうに、誇らしそうに笑う。
グレーテル達のことを褒められて嬉しいのだろう。
「庭の手入れは……まあ、あそこしかないか」
零時さんは廊下のガラス越しの庭に目を向ける。
庭は所々にお菓子のオブジェや、
色とりどりの花が咲き乱れ、とても綺麗だ。
「この庭も結構こだわってるんだよ
クッキーの道、綿菓子の木、砂糖菓子の花…
集めるの苦労したんだぁ」
小鳥さんは庭を眺めながら懐かしそうに語る。
この景色を作るのに、小鳥さんは一体どれだけの、
時間と労力を消費したのだろうか。
その苦労は私達には知ることは出来ないし、分からない。
「良いところでしょ?ここ」
小鳥さんは私達に向き直り、私達に微笑みかける。
その一言に、小鳥さんの気持ちの全てが詰まっていた。
「ああ、とてもな」
小鳥さんの問いかけに対し、零時さんは感慨深そうに告げる。
それを聞いた小鳥さんは、嬉しそうに笑った。
「へへっ、良かったぁ」
小鳥さんの桜色のリボンが、ユラユラと揺れる。
零時さんはそのリボンを興味深そうに見つめた。
「そのリボンは……」
「ああ、これはね……桜ちゃんとのお揃いなの
私とね、お揃いにしたいって」
小鳥さんが桜色のリボンを大事そうに撫でながら答えると、
零時さんは驚いた顔をした後、暗い顔をして俯く。
「そうか、桜が……」
「桜ちゃん?」
「桜ちゃんはね、れーくんの妹よ」
桜。桜というのか、零時さんの妹さんは。
零時さんの大切な家族の一人であり、
シンデレラ爆弾事件の被害者。
どうやらその桜ちゃんの痕跡は、
こんな形で零時さんを苦しめるらしい。
「零時さん、犯人を見つけましょう
確かに桜ちゃんは大切なのは分かります
けれど……今大事なのはこれ以上犠牲者を増やさぬよう、
犯人を見つけることです」
「……………ああ、そうだな」
零時さんは俯いた顔を上げ、私達に向き直る。
先程まで暗い顔をしていた零時さんはどこにもいない。
「現場の周辺を探ってみるか
何か新しい発見があるかもしれないからな」
私達はもう少し現場の周りを詳しく調べるため、
まずはキッチンへと向かった。
◇◇◇
キッチンだ。
現在は野外活動のグレーテルが出ているせいか、
グレーテルの数は先程よりは少ない。
「ふと思ったが、グレーテルを野外活動に行かせて良かったのか?」
「きちんと持ち物検査は済ませていますし、
彼岸警察監視の元という条件付きですから、
凶器の遺棄は難しいと思いますよ」
「そうか、それなら良い」
確認が終わると、零時さんは興味を失ったのか、
これ以上野外活動について聞いてくることはなかった。
零時さんは指紋が付かないよう白い手袋を付けると、
キッチンの捜査を始める。
私も負けずに捜査に協力しないと!
カパッ。
「犯人さーん、いますかー!」
まあまあ大きな寸胴鍋を開けて声をかけてみる。
当たり前だが犯人がその中にいるはずはない。
零時さんはキッチンをくまなく調べながらも、
そんな私を呆れた目で見つめていた。
「そんな所にいるわけがないだろう」
「いや、案外隠れてるかもしれないじゃないですか
人間のポテンシャル舐めたらダメですよ?」
「………………」
零時さんの何言ってんだコイツの視線が刺さる。
「零時さん、そんな無言で見つめてないで、
言いたいことあるなら正直に言ってください」
「お前はアホなのか?」
「ド直球のチクチク言葉は心に刺さります
もっとマイルドにしてください」
零時さんは私の無茶振りにめんどくさそうな顔をした後、
呆れた顔のまま言葉を投げ掛ける。
「知性を母胎に捨ててきたのか?」
「大して変わってないじゃないですか!」
「配慮してやっただけ有り難く思え」
そうしてアホみたいな会話をした直後、
零時さんがあることに気づいた。
「!三成、ちょっと来い」
「何ですか零時さん、
私ちょっと残り物のホワイトシチューを
つまみ食いするのに忙し……」
「良いから来い、腹ペコわんぱくモンスター」
零時さんはツカツカと私の方に来たかと思うと、
ホワイトシチューをつまみ食いしてる私の首根っこを掴む。
ああ!私のホワイトシチュー!
というか私モンスターじゃないんだけど!?
「何ですか零時さん!私つまみ食いで忙し……」
「それは後で俺が謝ってやるから!
これ見ろ!パン釜の薪を入れる部分だ!」
零時さんに言われた所をよく見ると、
パン釜に黒い煤が付いているのが見える。
それに、微かに引っ掻き傷のようなものも……
「零時さん、これもしかして……」
「ああ、恐らくだが、殺害現場はここだ
被害者はここで殺されて、暖炉でもう一度焼かれたことになる」
これは余談だが、この後零時さんが私が勝手に
ホワイトシチューを食べた件について謝ったけど、
普通に許して貰えたそうだ。
私は意地汚さで零時さんに怒られたけど……
結局ホワイトシチューは没収となり、
これ以上ホワイトシチューは食べられなかった。
美味しかったなぁ……ホワイトシチュー。
遺体の周りは彼岸警察が写真を撮ったり指紋を取ったりと、
皆忙しそうに動き回っている。
そんな中、ヘンゼルの焼死体の周りを囲んで、
私と零時さん、小鳥さんと遼さんが立っている。
「被害者は福田 奏介
今日転生予定の人間であり、
お菓子の家の暖炉で焼死体として発見
現在は詳しい死因と死亡時刻を調べている最中だよ」
「まさか、また事件に巻き込まれることになるとはな……」
「こうした事件は正月の時以来ですね
あれはもう手遅れでしたが……」
「そうだな、あの時は無月がいたんだったか」
「黒王様の側近を呼び捨てだなんて、
後にも先にも君だけなんじゃないかな……」
遼さんは被害者の情報を記入しながら、
苦笑いしながら私達に答える。
確かに無月さんを呼び捨てなんてしてるの、
今のところ零時さんくらいですよね……
「おいリョウ、被害者について何か分かった事はあるか?」
「そうだね……外傷は少ないように見えるかな
特に背後から撲殺されたような痕跡もないし……
ただ……妙に爪がボロボロなのが気になるかな」
「確かに言われてみれば……
暖炉に突き飛ばされただけにしては、
爪がボロボロなのか気がかりだな」
零時さんは遺体の近くにしゃがみ、
手袋を付けた手で遺体の手に触れる。
言われてみれば黒焦げの状態でも分かるほど、
遺体の爪がボロボロなのが気がかりだ。
死亡する前に何かを引っ掻いたのだろうか。
「暖炉の中も調べてみたけど、
特に引っ掻き傷のようなものは見当たらなかったよ
どうやら引っ掻いた場所はここじゃないみたいだね」
「……………犯行場所が違う可能性があるな」
零時さんは小さく呟くと、遺体の手を放して立ち上がる。
「三成、犯行場所を見つけにいくぞ」
「はい、零時さん」
「僕達はもう少し遺体を調べるから、
何か気になることがあったら聞くんだよ」
「ありがとうございます、リョウ先輩」
「行くぞ、小鳥
お菓子の家の案内を頼む」
「う、うん、分かった」
零時さんなりの気遣いなのか、
死体をこれ以上見ないようになのか、
零時さんは小鳥さんと一緒にこの場を後にした。
◇◇◇
現場から離れると、先頭を歩いていた零時さんが振り返る。
「小鳥、お菓子の家のスケジュールを聞いても良いか?」
「お菓子の家のスケジュール?
何か事件に関係あるの?」
「犯人が自由に行動が出来る時間を知りたい」
「スケジュールならね、建物内の色んな所に貼ってあるよ
ほら、ここにも!」
小鳥さんは廊下に貼ってあるスケジュール表を指差す。
そこにはお菓子の家の細かい予定が書かれていた。
◇◇◇
5:00 起床
6:00 朝礼
7:00 朝食
8:00 清掃
10:00 野外活動
12:00 昼食
13:00 自由時間
14:00 お菓子作り
16:00 庭の手入れ
18:00 勉強時間
19:00 夕食
20:00 就寝
◇◇◇
「この野外活動というのは?」
「れーくんは、外でお菓子販売を見たことない?」
「ああ、駅前や公園とかで売ってましたよね確か
私、何度か買ったことありますよ」
そういえば、たまに駅前とかでお菓子の家の子供が、
お菓子を販売してるのを見たことがある。
私も何度か買ったことがあるんだけど、
シンプルで素朴なクッキーが美味しかったのを覚えている。
「まあ、たまに見たことはあるな
もしかして野外活動ってそれのことか?」
「そう、お菓子の家は毎週決まった場所で
グレーテル達が作ったお菓子を販売してるの
野外活動ってのはこのことね」
「ということは、14時のお菓子作りは、
野外活動で販売してるお菓子を売ってるってことか……」
「うん、それもあるんだけど……
お菓子の家は通信販売もやってるから、
14時に作ってるのは通信販売用のお菓子も入ってるの
通信販売用のは受注生産になるから、
そう頻繁には作らないんだけどね」
「俺の知らないところで色々してるんだな」
「ふふっ、意外と評判良いんだよー?」
小鳥さんは嬉しそうに、誇らしそうに笑う。
グレーテル達のことを褒められて嬉しいのだろう。
「庭の手入れは……まあ、あそこしかないか」
零時さんは廊下のガラス越しの庭に目を向ける。
庭は所々にお菓子のオブジェや、
色とりどりの花が咲き乱れ、とても綺麗だ。
「この庭も結構こだわってるんだよ
クッキーの道、綿菓子の木、砂糖菓子の花…
集めるの苦労したんだぁ」
小鳥さんは庭を眺めながら懐かしそうに語る。
この景色を作るのに、小鳥さんは一体どれだけの、
時間と労力を消費したのだろうか。
その苦労は私達には知ることは出来ないし、分からない。
「良いところでしょ?ここ」
小鳥さんは私達に向き直り、私達に微笑みかける。
その一言に、小鳥さんの気持ちの全てが詰まっていた。
「ああ、とてもな」
小鳥さんの問いかけに対し、零時さんは感慨深そうに告げる。
それを聞いた小鳥さんは、嬉しそうに笑った。
「へへっ、良かったぁ」
小鳥さんの桜色のリボンが、ユラユラと揺れる。
零時さんはそのリボンを興味深そうに見つめた。
「そのリボンは……」
「ああ、これはね……桜ちゃんとのお揃いなの
私とね、お揃いにしたいって」
小鳥さんが桜色のリボンを大事そうに撫でながら答えると、
零時さんは驚いた顔をした後、暗い顔をして俯く。
「そうか、桜が……」
「桜ちゃん?」
「桜ちゃんはね、れーくんの妹よ」
桜。桜というのか、零時さんの妹さんは。
零時さんの大切な家族の一人であり、
シンデレラ爆弾事件の被害者。
どうやらその桜ちゃんの痕跡は、
こんな形で零時さんを苦しめるらしい。
「零時さん、犯人を見つけましょう
確かに桜ちゃんは大切なのは分かります
けれど……今大事なのはこれ以上犠牲者を増やさぬよう、
犯人を見つけることです」
「……………ああ、そうだな」
零時さんは俯いた顔を上げ、私達に向き直る。
先程まで暗い顔をしていた零時さんはどこにもいない。
「現場の周辺を探ってみるか
何か新しい発見があるかもしれないからな」
私達はもう少し現場の周りを詳しく調べるため、
まずはキッチンへと向かった。
◇◇◇
キッチンだ。
現在は野外活動のグレーテルが出ているせいか、
グレーテルの数は先程よりは少ない。
「ふと思ったが、グレーテルを野外活動に行かせて良かったのか?」
「きちんと持ち物検査は済ませていますし、
彼岸警察監視の元という条件付きですから、
凶器の遺棄は難しいと思いますよ」
「そうか、それなら良い」
確認が終わると、零時さんは興味を失ったのか、
これ以上野外活動について聞いてくることはなかった。
零時さんは指紋が付かないよう白い手袋を付けると、
キッチンの捜査を始める。
私も負けずに捜査に協力しないと!
カパッ。
「犯人さーん、いますかー!」
まあまあ大きな寸胴鍋を開けて声をかけてみる。
当たり前だが犯人がその中にいるはずはない。
零時さんはキッチンをくまなく調べながらも、
そんな私を呆れた目で見つめていた。
「そんな所にいるわけがないだろう」
「いや、案外隠れてるかもしれないじゃないですか
人間のポテンシャル舐めたらダメですよ?」
「………………」
零時さんの何言ってんだコイツの視線が刺さる。
「零時さん、そんな無言で見つめてないで、
言いたいことあるなら正直に言ってください」
「お前はアホなのか?」
「ド直球のチクチク言葉は心に刺さります
もっとマイルドにしてください」
零時さんは私の無茶振りにめんどくさそうな顔をした後、
呆れた顔のまま言葉を投げ掛ける。
「知性を母胎に捨ててきたのか?」
「大して変わってないじゃないですか!」
「配慮してやっただけ有り難く思え」
そうしてアホみたいな会話をした直後、
零時さんがあることに気づいた。
「!三成、ちょっと来い」
「何ですか零時さん、
私ちょっと残り物のホワイトシチューを
つまみ食いするのに忙し……」
「良いから来い、腹ペコわんぱくモンスター」
零時さんはツカツカと私の方に来たかと思うと、
ホワイトシチューをつまみ食いしてる私の首根っこを掴む。
ああ!私のホワイトシチュー!
というか私モンスターじゃないんだけど!?
「何ですか零時さん!私つまみ食いで忙し……」
「それは後で俺が謝ってやるから!
これ見ろ!パン釜の薪を入れる部分だ!」
零時さんに言われた所をよく見ると、
パン釜に黒い煤が付いているのが見える。
それに、微かに引っ掻き傷のようなものも……
「零時さん、これもしかして……」
「ああ、恐らくだが、殺害現場はここだ
被害者はここで殺されて、暖炉でもう一度焼かれたことになる」
これは余談だが、この後零時さんが私が勝手に
ホワイトシチューを食べた件について謝ったけど、
普通に許して貰えたそうだ。
私は意地汚さで零時さんに怒られたけど……
結局ホワイトシチューは没収となり、
これ以上ホワイトシチューは食べられなかった。
美味しかったなぁ……ホワイトシチュー。
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