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第五章:“星”の欠片
53:忘れてくれ
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城に着き、ネイトさんとはそこで別れた。私はエリオットくんを部屋まで送っていく。彼の部屋はそう大きくなく、最低限の家具は揃っていた。話を聞くと、時折陛下からお小遣いを貰っているらしい。
皇帝陛下からのお小遣い……金銭感覚がバグっている人のお小遣いってなんなんだろう、何桁万円の話なんだろう。いやまさか彼にそんな大金を持たせるとも思わないし彼もそんな大金を受け取らないだろう。
「じゃあエリオットくん、今日はお疲れ様。ちゃんとベッドで寝るんだよ」
「うん……」
うん? 敬語じゃない、様子がおかしい。なにを思ったのか、エリオットくんは私の手を両手で握る。うつらうつらと舟を漕ぎながら。さては寝惚けているな。
「姉さん、おやすみ……」
「かっわ……じゃなくて……おやすみ、エリオ」
うっかり本音が出掛けたが、わざわざ「リオだよ」なんて言うほど野暮じゃない。彼の頭を優しく撫でて、ベッドに戻るのを見届けた。やっぱりまだお姉さんの件は心の傷になってるみたい。
アイドルとして名を挙げて、迎えに来てもらえるといいね。そのために私もやるべきことをやらないと。
っていうか、ちょっと待って。結局昨日からイアンさんに会えてない。話もしてない。門限を決めるような過保護な人だ、いったいどれだけ心配されているだろう。ひょっとすると激怒しているかもしれない。
……ええいままよ、腹を括れリオ。なーに、ちょっと上司に怒られるだけだ。恐れることなんてあんまりない。
自室への道を行く。気のせいか、恐ろしく静かだ。なにかを予感させる。なにかって……阿修羅の如く怒り狂ったイアンさんくらいだろうけど。
そうして、辿り着く。そこにいたのは、ドアにもたれるように立つイアンさんだった。私に気付くと、笑顔を見せる。不自然な笑顔――うん、これは間違いなく怒っている。あまりの不自然さに鳥肌が立った。
「随分遅い帰りだな?」
「あ、はは……ただいま戻りました……」
変な笑いを浮かべてしまう。誠意の欠片もなく、へらへらと。火に油を注ぐ形になるのに、どうして真剣さを出せない。こういうときの土下座か? いや、でも待って、様子がおかしい――。
「ひぇあっ!?」
なにを思ったのか、私を抱き締めるイアンさん。どういう状況だ、理解がまったく追いつかない。このまま背骨折られる!? 私死ぬ!? そこまでお怒りですか!?
――と、思ったけど、本当におかしい。力は強いけど、震えてる? 息が漏れている、小刻みに。こんなイアンさんは初めて見た。いったいなにがあったんだろう。
「イアンさん……?」
「心配かけさせやがって、このボケ……!」
その声は震えていた。まさか、泣いている? どうしてだろう、たった一日帰らなかっただけなのに。怒っている、ような声ではない。切実に、帰ってきたことに安心した声に聞こえた。
――そっか、きっと“リオ”との別れを思い出したんだ。
どういう経緯で別れたのかは知らない。でも、イアンさんにとってはとても大きな別れだったのだろう。彼の様子から、本当に離れたくなかったことが窺える。私は彼の背中に手を回し、優しく叩いた。
「大丈夫ですよ、イアンさん。私、ちゃんと帰ってきます。これからも」
「嘘吐くなよ……絶対だぞ……勝手にいなくなったら絶対許さねぇからな……!」
「はい、いなくなりません。安心してください。大丈夫だから、ね?」
そういえば、イアンさんは牧野理央よりも年下なんだ。脆いところはあるだろう。過去のことはわからないけど、順風満帆な人生ではなかったのかもしれない。上司と部下という立場ではあるが、彼のフォローも私の仕事だ。
倒れないように、折れないように支えてあげよう。先輩のフォローも後輩のケアもやってきた、私なら大丈夫だ。ちゃんと彼を支えてあげられる。
「事務所に行きましょっか、ここで突っ立っててもなんですし」
「……ああ、悪い」
ようやく離れたイアンさん。どこか子供っぽく見えた。大人の男性に見えるのに、大事なところが子供のまま――そんな印象を抱く。エリオットくんを初めて見たときの感覚に似ている。
この人はどんな人生を送ってきたのだろう。過去を知れれば、もっと違う接し方ができると思う。けれど、イアンさんは語らないだろう。“私”を大事に思ってくれている。だからこそ、知らなくていいと思っているかもしれない。
そんなことないのに。知らないままじゃできないこともある。そう伝えても、彼はきっと隠すと思う。それだけ触れられたくないことだと思うから。
事務所に入り、イアンさんを先に座らせる。私は冷蔵庫から適当に飲み物を取り出し、差し出した。
「こういうとき、あったかいものを用意できればいいんですけどね」
「……そうだな、検討するか」
飲み物を口に含み、一息吐く。ちゃんと話せるかな?
「まずはご心配おかけしました。昨日はケネット商店にお世話になっていて、一度城には帰ってきたんですけどエリオットくんの提案で出掛けていたんです。ネイトさんと三人で」
「そうか、無事ならそれでいいんだ。けど、今度からは連絡くらい寄越せ」
「そうします。遠くの人と連絡が取れるものがあればいいんですけど……」
携帯電話、と言っても伝わるわけはない。元フィンマ騎士団のクーデター制圧の際、通信機を借りはしたが、あれもおいそれと持たせられるものではないだろう。
そのときイアンさんが「そうだ」と声を上げた。ポケットに手を突っ込み、なにかを取り出す。イヤリングのようなものだった。同じ形をしたものが、二つ。
「これは?」
「帝国の技術者が作ったもんだ、試作品だが。同じ形のものを身に着けた相手と遠距離で会話ができるんだってよ。会話が可能な距離はまだわからんが、持っとけ」
「試作品って……私が頂いていいものなんですか?」
「俺が頼んで作らせたもんだ。お前は一人で動くことも多いし、俺もエリオットやネイトと動くこともあるだろうから、緊急の連絡用にな」
しっかりしてるなぁ。そうですよね、私、結構勝手に動き回ってますもんね。首輪みたいなものですかね。
どういうニュアンスで作らせたかはともかくとして、連絡用のツールが手に入ったのは大きい。ありがたく頂戴しておこう。右耳に添えてみると、電子音のようななにかが聞こえた。
「聞こえるか?」
「うわ、すごい。耳元からも声が聞こえる……」
無線のイヤホンみたいだ。レッドフォード帝国の技術は目を見張るものがある。思えば、ミカエリアの上空を覆う煙。街中には煙突も多かったし、この国は蒸気機関と科学技術が発達した国なのかもしれない。魔法が発達した国とかもあるのかな。
「じゃ、渡すもんも渡したし俺は寝る」
「わかりました。おやすみなさい、イアンさん」
一礼して、事務所から出る。今日はお出掛けもあったし、昼間はネイトさんの事件があったから疲れは溜まっていたみたいだ。自然とあくびが漏れる。着替えくらいはちゃんとしなきゃ……。
「リオ」
「はい?」
背中にかかる声。振り向くと、イアンさんがなにか言おうとして口を動かしている。言葉を待っていると、彼は右手で顔を隠した。
「さっきのは、忘れてくれ……」
「……ふふっ、はい。寝て起きたら忘れます。おやすみなさい、良い夢を」
事務所の扉を閉めて、自室に戻る。なんだか濃い一日だった。着替えを済ませ、ベッドに転がる。イアンさんのあんな一面、初めてだった。本当に“リオ”のことが大事なのだろう。
――本当に、過去になにがあったんだろう。
イアンさんは経歴の一切が謎に包まれている。公にできない事情があるのかもしれないが、その過程で“リオ”に会っていると考えるのが妥当だろう。日記を見返しても、イアンさんとの出会いについては記されていなかった。
いつか、知れたらいいな。
願うくらいはいいだろう。まぶたを閉じ、暗闇を迎える。柔らかな感触に身を委ねると、睡魔が手を伸ばしてくる。抗うこともせず、溶けるように眠りに落ちていった。
皇帝陛下からのお小遣い……金銭感覚がバグっている人のお小遣いってなんなんだろう、何桁万円の話なんだろう。いやまさか彼にそんな大金を持たせるとも思わないし彼もそんな大金を受け取らないだろう。
「じゃあエリオットくん、今日はお疲れ様。ちゃんとベッドで寝るんだよ」
「うん……」
うん? 敬語じゃない、様子がおかしい。なにを思ったのか、エリオットくんは私の手を両手で握る。うつらうつらと舟を漕ぎながら。さては寝惚けているな。
「姉さん、おやすみ……」
「かっわ……じゃなくて……おやすみ、エリオ」
うっかり本音が出掛けたが、わざわざ「リオだよ」なんて言うほど野暮じゃない。彼の頭を優しく撫でて、ベッドに戻るのを見届けた。やっぱりまだお姉さんの件は心の傷になってるみたい。
アイドルとして名を挙げて、迎えに来てもらえるといいね。そのために私もやるべきことをやらないと。
っていうか、ちょっと待って。結局昨日からイアンさんに会えてない。話もしてない。門限を決めるような過保護な人だ、いったいどれだけ心配されているだろう。ひょっとすると激怒しているかもしれない。
……ええいままよ、腹を括れリオ。なーに、ちょっと上司に怒られるだけだ。恐れることなんてあんまりない。
自室への道を行く。気のせいか、恐ろしく静かだ。なにかを予感させる。なにかって……阿修羅の如く怒り狂ったイアンさんくらいだろうけど。
そうして、辿り着く。そこにいたのは、ドアにもたれるように立つイアンさんだった。私に気付くと、笑顔を見せる。不自然な笑顔――うん、これは間違いなく怒っている。あまりの不自然さに鳥肌が立った。
「随分遅い帰りだな?」
「あ、はは……ただいま戻りました……」
変な笑いを浮かべてしまう。誠意の欠片もなく、へらへらと。火に油を注ぐ形になるのに、どうして真剣さを出せない。こういうときの土下座か? いや、でも待って、様子がおかしい――。
「ひぇあっ!?」
なにを思ったのか、私を抱き締めるイアンさん。どういう状況だ、理解がまったく追いつかない。このまま背骨折られる!? 私死ぬ!? そこまでお怒りですか!?
――と、思ったけど、本当におかしい。力は強いけど、震えてる? 息が漏れている、小刻みに。こんなイアンさんは初めて見た。いったいなにがあったんだろう。
「イアンさん……?」
「心配かけさせやがって、このボケ……!」
その声は震えていた。まさか、泣いている? どうしてだろう、たった一日帰らなかっただけなのに。怒っている、ような声ではない。切実に、帰ってきたことに安心した声に聞こえた。
――そっか、きっと“リオ”との別れを思い出したんだ。
どういう経緯で別れたのかは知らない。でも、イアンさんにとってはとても大きな別れだったのだろう。彼の様子から、本当に離れたくなかったことが窺える。私は彼の背中に手を回し、優しく叩いた。
「大丈夫ですよ、イアンさん。私、ちゃんと帰ってきます。これからも」
「嘘吐くなよ……絶対だぞ……勝手にいなくなったら絶対許さねぇからな……!」
「はい、いなくなりません。安心してください。大丈夫だから、ね?」
そういえば、イアンさんは牧野理央よりも年下なんだ。脆いところはあるだろう。過去のことはわからないけど、順風満帆な人生ではなかったのかもしれない。上司と部下という立場ではあるが、彼のフォローも私の仕事だ。
倒れないように、折れないように支えてあげよう。先輩のフォローも後輩のケアもやってきた、私なら大丈夫だ。ちゃんと彼を支えてあげられる。
「事務所に行きましょっか、ここで突っ立っててもなんですし」
「……ああ、悪い」
ようやく離れたイアンさん。どこか子供っぽく見えた。大人の男性に見えるのに、大事なところが子供のまま――そんな印象を抱く。エリオットくんを初めて見たときの感覚に似ている。
この人はどんな人生を送ってきたのだろう。過去を知れれば、もっと違う接し方ができると思う。けれど、イアンさんは語らないだろう。“私”を大事に思ってくれている。だからこそ、知らなくていいと思っているかもしれない。
そんなことないのに。知らないままじゃできないこともある。そう伝えても、彼はきっと隠すと思う。それだけ触れられたくないことだと思うから。
事務所に入り、イアンさんを先に座らせる。私は冷蔵庫から適当に飲み物を取り出し、差し出した。
「こういうとき、あったかいものを用意できればいいんですけどね」
「……そうだな、検討するか」
飲み物を口に含み、一息吐く。ちゃんと話せるかな?
「まずはご心配おかけしました。昨日はケネット商店にお世話になっていて、一度城には帰ってきたんですけどエリオットくんの提案で出掛けていたんです。ネイトさんと三人で」
「そうか、無事ならそれでいいんだ。けど、今度からは連絡くらい寄越せ」
「そうします。遠くの人と連絡が取れるものがあればいいんですけど……」
携帯電話、と言っても伝わるわけはない。元フィンマ騎士団のクーデター制圧の際、通信機を借りはしたが、あれもおいそれと持たせられるものではないだろう。
そのときイアンさんが「そうだ」と声を上げた。ポケットに手を突っ込み、なにかを取り出す。イヤリングのようなものだった。同じ形をしたものが、二つ。
「これは?」
「帝国の技術者が作ったもんだ、試作品だが。同じ形のものを身に着けた相手と遠距離で会話ができるんだってよ。会話が可能な距離はまだわからんが、持っとけ」
「試作品って……私が頂いていいものなんですか?」
「俺が頼んで作らせたもんだ。お前は一人で動くことも多いし、俺もエリオットやネイトと動くこともあるだろうから、緊急の連絡用にな」
しっかりしてるなぁ。そうですよね、私、結構勝手に動き回ってますもんね。首輪みたいなものですかね。
どういうニュアンスで作らせたかはともかくとして、連絡用のツールが手に入ったのは大きい。ありがたく頂戴しておこう。右耳に添えてみると、電子音のようななにかが聞こえた。
「聞こえるか?」
「うわ、すごい。耳元からも声が聞こえる……」
無線のイヤホンみたいだ。レッドフォード帝国の技術は目を見張るものがある。思えば、ミカエリアの上空を覆う煙。街中には煙突も多かったし、この国は蒸気機関と科学技術が発達した国なのかもしれない。魔法が発達した国とかもあるのかな。
「じゃ、渡すもんも渡したし俺は寝る」
「わかりました。おやすみなさい、イアンさん」
一礼して、事務所から出る。今日はお出掛けもあったし、昼間はネイトさんの事件があったから疲れは溜まっていたみたいだ。自然とあくびが漏れる。着替えくらいはちゃんとしなきゃ……。
「リオ」
「はい?」
背中にかかる声。振り向くと、イアンさんがなにか言おうとして口を動かしている。言葉を待っていると、彼は右手で顔を隠した。
「さっきのは、忘れてくれ……」
「……ふふっ、はい。寝て起きたら忘れます。おやすみなさい、良い夢を」
事務所の扉を閉めて、自室に戻る。なんだか濃い一日だった。着替えを済ませ、ベッドに転がる。イアンさんのあんな一面、初めてだった。本当に“リオ”のことが大事なのだろう。
――本当に、過去になにがあったんだろう。
イアンさんは経歴の一切が謎に包まれている。公にできない事情があるのかもしれないが、その過程で“リオ”に会っていると考えるのが妥当だろう。日記を見返しても、イアンさんとの出会いについては記されていなかった。
いつか、知れたらいいな。
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