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最終章 ”ヒーロー”
第36話
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モニターに次々出てくる文字は、その一つ一つがわたしの心を突き刺してきた。
――どうせ口だけだろ?
――はいはい、糖質乙
――出た出た、虚言壁
誰も、わたしの言うことなんか信じてくれない。
所詮、ネットのイチ掲示板。
ネタだ、ただ面白ければいいなどと軽い気持ちで書き込んでいるだけだろう。
直接会ったことも、どんな顔をしているのかも、声だって聞いたことのない相手だが、そう考えていることは手に取るようにわかった。
「〝そんなわけないだろ、本気だ〟」
そう書き込んでやると、またネットの住人が茶化したててくる。
どこの誰かもわからない、ゴミのような連中の書き込み。
気にすることはない――そう考えられれば楽なのだろうが、画面の向こうでも相手がいると知っている以上、どうしても屈服させたくなってしまう。
性分なのだろう。
そういう歪な人間だから、こうして世間に認めてもらえないのだろう。
「〝明日、テレビを見てろ〟」
手が、止まらない。
心が、止まらない。
やつらに、世界に、わたしがここにいる、と伝える必要がある。
「〝とある学校で、事件が起こる。今世紀最大で、今世紀最悪の事件だ〟」
そこまでかき込んで、わたしはブラウザを閉じた。
すると、背後で並行して開いていたピクチャページが表示された。
表示されているのは、スクリーンショット。
切り取ったのは、とある学校のホームページ。
成望高校。
県内でも有数の進学校だ。
他の高校が夏休みの期間に入っている八月末に、どうやら文化祭を開くらしい。
そこまでなら特段驚くことはないのだが、興味深いのは〝一般でも入場可能〟という一文だった。
今では削除されているが、そういう計画があったこと、警備の関係もそこまで強固ではないことがわかる。
削除しているということはミスに気付いたということ、それに伴って警備が強化されているのなら、その旨を記事にしてもいいものだが、現状〝学校関係者以外の方はご遠慮ください〟と書かれる程度に収まっている。
有数の進学校とはいえ、ここは県立の高校。
それほど警備に人手が裂けるとは思えない。
加えて、だいたいの校内を示した地図に、それぞれの棟の説明まで丁寧に記載されていた。
――これなら……。
わたしは決意を胸に、包丁を握りしめた。
◇◇◇
「思ったより盛況だったね……」と、奏音がマスキングテープを手に呟くと「想像以上だったわ……」とまゆりがぐったりとした様子で続く。
そんな二人を脚立の上から見下ろしながら「午前中は一先ず及第点って感じだね」と、陽太は掲示していた展示物を取り外していた。
現在、午前十二時ちょうど。
午前の部が終了し、昼に入るころ。
食堂や料理部などに集中するため、飲食関係がメインではない部活以外は昼休憩となる。
空想研究会も例外ではなく、壁に貼り付けた掲示物を入れ替えたらすぐに昼休憩に入る予定になっていた。
掲示物を張り替えて新しく興味深い情報を提示することで午前と午後の二回来てもらおう、というのは奏音発案の計画だ。
実験も、午前と午後で別のものに入れ替えることで二重に楽しんでもらい、好意を持ってもらって票を増やす――手間こそかかるが、そんなことを言っていられる状況ではないことは一番わかっている。
寝る間も惜しんで――は誇張しすぎだが、それに近い労力と時間をかけて制作したそれを張り付ける。
脚立の上で我が子のようなそれを眺めていると「失礼する」と翔が教室に入ってきた。
そのタイミングで飾りつけのし直しが終わった陽太は、「おっ、翔じゃん。お疲れ」と脚立の上から降りて「どう?」と言いながら両手を広げて見せた。
今年の文化祭は夏休み中に行われるので、各教室をはじめとして様々な場所を解放して広さを確保している。
校門の近くや学校の中心にある中庭など、人が集まりやすい場所はくじで決めるのだが、空想研究会はその中で一番希望が多かった入り口に一番近い校門近くにある一年一組の教室を引き当てていた。
そんないつもは三十人ほどの生徒が使用している教室を目一杯に使っている。
午前は〝刀を口にくわえて戦うキャラがいるが、何キロの力で噛めば戦えるのか〟や〝デコピンで人を吹き飛ばすにはどれくらいの力が必要なのか〟などといった数字よりの内容だったが、午後は〝漫画やアニメで行われた主人公の行為を裁判にかけたらどうなるか〟を調べてイラストにしたものを、〝巨大な怪獣が地球で実際に活動をしたら体がどうなるのか〟を調べた妄想を科学的に調べた資料が掲げられている。
そして、教室の中央では、様々な実験装置を用意していた。
「これは?」
傍らに佇んでいる仰々しいアルミのツボを指差して翔は首を傾げた。
「あぁ、それはドライアイス。ホラ、今日暑いだろ? 少しでも涼しんでもらえるような内容が良いんじゃないかと思ってさ」
「へー……結構いいじゃないか」
「だろ? 結構大変だったんだぜ? 用意するの」
「ふっ、こんないい場所を取れたんだからな。これくらい頑張ってくれなくちゃ困る……」と、いつも通りの皮肉めいたことを言ってから、「SNSの件、すまなかった」と頭を下げた。
「謝るなって。アレを提案してくれただけで充分だよ」
翔はケンカのあと、改めてSNSを活用できるように先生に掛け合ってくれた。
その甲斐なく、一般向けのSNSを使用することは安全保障上の理由から許可が下りなかった。
その代わりに、翔から提案されたのは、ホームページ内で生徒手帳に書かれている番号を入力することで学校に所属している生徒だけが確認できる学生専用ページによる宣伝だった。
本来であれば台風や地震などの災害が起きた際の緊急時に生徒へ学校の状況などを伝えるために使用されるのだが、平時では学校スケジュールや時間割などを確認することができるようになっている。
今回は、そのページの中で災害時に使用するシステムを利用して、自由に部活の行動を紹介できる〝文化祭専用掲示板〟を開設してくれた。
ここで動画を数本公開してみたり、ちょっとした漫画に関する豆知識を投稿した結果、午前中は生徒の来客が多めだった。
割合として考えればよくはないが、総数としては悪くない。
午後もこの調子で行ければ――なんてことを考えていると、翔が「ま、俺なりの罪滅ぼしだよ」と言って一枚の折りたたまれた紙を取り出して「これもその一種」と陽太に手渡した。
「ん?」
「あとで、部室に持ってって、三人で見てくれ。きっと、いいことが書いてある」
「いいこと?」
「そう。やる気が上がると思うよ……ただ、部室で見てくれ。もし見つかったらまた俺が怒らることになる。それじゃ」
言いたいことだけ言い終えると、翔はその場を後にした。
「……部室で、ねぇ」
「何かいけないことでも書いてあるのかな」
「どうだろ。ま、いいや。奏音ちゃん、園崎……二人とも、先に部室に戻ってて」
「えっ、いいの?」
「あとは一人でできるくらいだし、少しでも体力温存しておいてほしい。午後もバリバリ動いてもらわないといけないしね。かわりに、トリモチとか午前中つかった道具持ってってくれると助かるな」
陽太は困惑する奏音から最後の掲示物を取り上げて、代わりに笑顔を振りまく。
でも、となお抵抗しようとする奏音を「はいはい。それじゃ、お姫様は連れて行くわ」とまゆりが奏音の袖を引っ張っていった。
「あ、ちょ……ごめんね、ヨウくん!」
――どうせ口だけだろ?
――はいはい、糖質乙
――出た出た、虚言壁
誰も、わたしの言うことなんか信じてくれない。
所詮、ネットのイチ掲示板。
ネタだ、ただ面白ければいいなどと軽い気持ちで書き込んでいるだけだろう。
直接会ったことも、どんな顔をしているのかも、声だって聞いたことのない相手だが、そう考えていることは手に取るようにわかった。
「〝そんなわけないだろ、本気だ〟」
そう書き込んでやると、またネットの住人が茶化したててくる。
どこの誰かもわからない、ゴミのような連中の書き込み。
気にすることはない――そう考えられれば楽なのだろうが、画面の向こうでも相手がいると知っている以上、どうしても屈服させたくなってしまう。
性分なのだろう。
そういう歪な人間だから、こうして世間に認めてもらえないのだろう。
「〝明日、テレビを見てろ〟」
手が、止まらない。
心が、止まらない。
やつらに、世界に、わたしがここにいる、と伝える必要がある。
「〝とある学校で、事件が起こる。今世紀最大で、今世紀最悪の事件だ〟」
そこまでかき込んで、わたしはブラウザを閉じた。
すると、背後で並行して開いていたピクチャページが表示された。
表示されているのは、スクリーンショット。
切り取ったのは、とある学校のホームページ。
成望高校。
県内でも有数の進学校だ。
他の高校が夏休みの期間に入っている八月末に、どうやら文化祭を開くらしい。
そこまでなら特段驚くことはないのだが、興味深いのは〝一般でも入場可能〟という一文だった。
今では削除されているが、そういう計画があったこと、警備の関係もそこまで強固ではないことがわかる。
削除しているということはミスに気付いたということ、それに伴って警備が強化されているのなら、その旨を記事にしてもいいものだが、現状〝学校関係者以外の方はご遠慮ください〟と書かれる程度に収まっている。
有数の進学校とはいえ、ここは県立の高校。
それほど警備に人手が裂けるとは思えない。
加えて、だいたいの校内を示した地図に、それぞれの棟の説明まで丁寧に記載されていた。
――これなら……。
わたしは決意を胸に、包丁を握りしめた。
◇◇◇
「思ったより盛況だったね……」と、奏音がマスキングテープを手に呟くと「想像以上だったわ……」とまゆりがぐったりとした様子で続く。
そんな二人を脚立の上から見下ろしながら「午前中は一先ず及第点って感じだね」と、陽太は掲示していた展示物を取り外していた。
現在、午前十二時ちょうど。
午前の部が終了し、昼に入るころ。
食堂や料理部などに集中するため、飲食関係がメインではない部活以外は昼休憩となる。
空想研究会も例外ではなく、壁に貼り付けた掲示物を入れ替えたらすぐに昼休憩に入る予定になっていた。
掲示物を張り替えて新しく興味深い情報を提示することで午前と午後の二回来てもらおう、というのは奏音発案の計画だ。
実験も、午前と午後で別のものに入れ替えることで二重に楽しんでもらい、好意を持ってもらって票を増やす――手間こそかかるが、そんなことを言っていられる状況ではないことは一番わかっている。
寝る間も惜しんで――は誇張しすぎだが、それに近い労力と時間をかけて制作したそれを張り付ける。
脚立の上で我が子のようなそれを眺めていると「失礼する」と翔が教室に入ってきた。
そのタイミングで飾りつけのし直しが終わった陽太は、「おっ、翔じゃん。お疲れ」と脚立の上から降りて「どう?」と言いながら両手を広げて見せた。
今年の文化祭は夏休み中に行われるので、各教室をはじめとして様々な場所を解放して広さを確保している。
校門の近くや学校の中心にある中庭など、人が集まりやすい場所はくじで決めるのだが、空想研究会はその中で一番希望が多かった入り口に一番近い校門近くにある一年一組の教室を引き当てていた。
そんないつもは三十人ほどの生徒が使用している教室を目一杯に使っている。
午前は〝刀を口にくわえて戦うキャラがいるが、何キロの力で噛めば戦えるのか〟や〝デコピンで人を吹き飛ばすにはどれくらいの力が必要なのか〟などといった数字よりの内容だったが、午後は〝漫画やアニメで行われた主人公の行為を裁判にかけたらどうなるか〟を調べてイラストにしたものを、〝巨大な怪獣が地球で実際に活動をしたら体がどうなるのか〟を調べた妄想を科学的に調べた資料が掲げられている。
そして、教室の中央では、様々な実験装置を用意していた。
「これは?」
傍らに佇んでいる仰々しいアルミのツボを指差して翔は首を傾げた。
「あぁ、それはドライアイス。ホラ、今日暑いだろ? 少しでも涼しんでもらえるような内容が良いんじゃないかと思ってさ」
「へー……結構いいじゃないか」
「だろ? 結構大変だったんだぜ? 用意するの」
「ふっ、こんないい場所を取れたんだからな。これくらい頑張ってくれなくちゃ困る……」と、いつも通りの皮肉めいたことを言ってから、「SNSの件、すまなかった」と頭を下げた。
「謝るなって。アレを提案してくれただけで充分だよ」
翔はケンカのあと、改めてSNSを活用できるように先生に掛け合ってくれた。
その甲斐なく、一般向けのSNSを使用することは安全保障上の理由から許可が下りなかった。
その代わりに、翔から提案されたのは、ホームページ内で生徒手帳に書かれている番号を入力することで学校に所属している生徒だけが確認できる学生専用ページによる宣伝だった。
本来であれば台風や地震などの災害が起きた際の緊急時に生徒へ学校の状況などを伝えるために使用されるのだが、平時では学校スケジュールや時間割などを確認することができるようになっている。
今回は、そのページの中で災害時に使用するシステムを利用して、自由に部活の行動を紹介できる〝文化祭専用掲示板〟を開設してくれた。
ここで動画を数本公開してみたり、ちょっとした漫画に関する豆知識を投稿した結果、午前中は生徒の来客が多めだった。
割合として考えればよくはないが、総数としては悪くない。
午後もこの調子で行ければ――なんてことを考えていると、翔が「ま、俺なりの罪滅ぼしだよ」と言って一枚の折りたたまれた紙を取り出して「これもその一種」と陽太に手渡した。
「ん?」
「あとで、部室に持ってって、三人で見てくれ。きっと、いいことが書いてある」
「いいこと?」
「そう。やる気が上がると思うよ……ただ、部室で見てくれ。もし見つかったらまた俺が怒らることになる。それじゃ」
言いたいことだけ言い終えると、翔はその場を後にした。
「……部室で、ねぇ」
「何かいけないことでも書いてあるのかな」
「どうだろ。ま、いいや。奏音ちゃん、園崎……二人とも、先に部室に戻ってて」
「えっ、いいの?」
「あとは一人でできるくらいだし、少しでも体力温存しておいてほしい。午後もバリバリ動いてもらわないといけないしね。かわりに、トリモチとか午前中つかった道具持ってってくれると助かるな」
陽太は困惑する奏音から最後の掲示物を取り上げて、代わりに笑顔を振りまく。
でも、となお抵抗しようとする奏音を「はいはい。それじゃ、お姫様は連れて行くわ」とまゆりが奏音の袖を引っ張っていった。
「あ、ちょ……ごめんね、ヨウくん!」
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