刀姫 in 世直し道中ひざくりげ 疾風怒濤編

流川おるたな

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第190話 駆逐

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 お銀が「そんなことも分からぬのか」と言わんばかりに九兵衛に対し、蔑むように冷たい視線を送る。

「お銀さん。そんなにまじまじと見つめないでおくんなまし、女の方に見つめられるとうぶなあっしは照れてしまうんでさぁ」

 お銀の意図した反応とはかけ離れた反応を示す九兵衛であった。

 呆れた感じでため息を一つついたお銀が辺りを見回す仙花に問う。

「仙花様。如何致しましょう?この村を
避けて別の道を探すのか、この村に巣食う多数の怪異を全て駆逐するのも一興ではございますが...」

 様子を探りつつ辺りを見回したままお銀に視線を移さず仙花が答える。

「確かに、異様な雰囲気のこの村には怪異が多数潜んでいるのは感じるが、儂は僅かに人の気配も感じておる。怪異によって荒らされたこの村の人々を救うという一択じゃな」

 
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