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第3話 芥藻屑との戦 ノ16
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一応彼女なりに気配りして丁寧に訊いたつもりだったのだが...
「...............................」
暗闇から突然現れた少女によるいきなりの申し出に、というか仙花の登場自体にその場に居た全員が驚き、ただ黙って十六の少女に注目していた。
誰も何も言わないものだから仙花の表情が曇り、村人達が応える前にまた口を開く。
「おいおいおい。其方らなんでずっと黙っておるのだ?早よう困っておることを話せと言っておろうに」
元々丁寧な言葉遣いが得意ではない仙花の言葉遣いは直ぐに元に戻った。
先程村長にものを尋ねていた男が今度は彼女に尋ねる。
「あ、あんた。いきなり現れて力になると言うが、一体何処の誰なんだい?」
質問されて間髪入れずに答えようとする仙花の前にお銀が飛び出す。
「あたし達は何でもないただの旅人だよ。若い娘が急に手助けをすると言って驚くのは分かる。分かるけれど、このお嬢様は困っている人を見かけるといてもたってもいられない性分でねぇ。それにあたし達は武道をかじっているものだから武器の扱いにはちょいと慣れてるんだよ。まぁ、若い女という意味ではあたしもこのお嬢様と同じようなものかもしれない。でもどうだい、ここは一つ藁にでも縋るつもりで話してみては?」
登場するや否や長々と論じたお銀に村の男が言う。
「た、確かに、おら達は滅相困っていることにちげえねぇが...流石に女子供の力を借りるってわけにはなぁ...それとあんたは美人だがあんまり若くねぇ」
「なっ!?お、お主はなんと戯けたことをぬかすのだ!?あたしは二十代の麗しい乙女で...まだまだ若いわぁーーーーーーーっ!!!!」
「ひっ!?ひええええぇぇ!!!鬼だ!?女の鬼だーーーーっ!!?」
村の男は仙花と比べると「若くない」という意味で言ったのだが、過剰に反応したお銀は鬼の形相になり取り乱して怒りまくった!
男が飛び上がって仰天するものだから、他の村人達もどん引きしてしまった...
「なにをしてくれておるのだお銀。其方らしくもない...いや、らしくなくもないか...」
「め、面目ございませぬぅ...」
お銀が仙花に叱られ珍しく肩を落とす。
そんな悪い空気感の中へひょっこり姿を現す蓮左衞門。
肩には一般の男衆四人でやっと持ち上げられるかという巨大な丸太を乗せている。
「各々方ぁ!女の言うことが信じられないと言うならば、この愛と正義の侍、槙島蓮左衞門の怪力っぷりをとくと見るがいいでござるよ!どらどらどらどらーーーーっ!!!」
蓮左衞門が叫びながら巨木を上に掲げてブンブンと振り回す!
「...............................」
暗闇から突然現れた少女によるいきなりの申し出に、というか仙花の登場自体にその場に居た全員が驚き、ただ黙って十六の少女に注目していた。
誰も何も言わないものだから仙花の表情が曇り、村人達が応える前にまた口を開く。
「おいおいおい。其方らなんでずっと黙っておるのだ?早よう困っておることを話せと言っておろうに」
元々丁寧な言葉遣いが得意ではない仙花の言葉遣いは直ぐに元に戻った。
先程村長にものを尋ねていた男が今度は彼女に尋ねる。
「あ、あんた。いきなり現れて力になると言うが、一体何処の誰なんだい?」
質問されて間髪入れずに答えようとする仙花の前にお銀が飛び出す。
「あたし達は何でもないただの旅人だよ。若い娘が急に手助けをすると言って驚くのは分かる。分かるけれど、このお嬢様は困っている人を見かけるといてもたってもいられない性分でねぇ。それにあたし達は武道をかじっているものだから武器の扱いにはちょいと慣れてるんだよ。まぁ、若い女という意味ではあたしもこのお嬢様と同じようなものかもしれない。でもどうだい、ここは一つ藁にでも縋るつもりで話してみては?」
登場するや否や長々と論じたお銀に村の男が言う。
「た、確かに、おら達は滅相困っていることにちげえねぇが...流石に女子供の力を借りるってわけにはなぁ...それとあんたは美人だがあんまり若くねぇ」
「なっ!?お、お主はなんと戯けたことをぬかすのだ!?あたしは二十代の麗しい乙女で...まだまだ若いわぁーーーーーーーっ!!!!」
「ひっ!?ひええええぇぇ!!!鬼だ!?女の鬼だーーーーっ!!?」
村の男は仙花と比べると「若くない」という意味で言ったのだが、過剰に反応したお銀は鬼の形相になり取り乱して怒りまくった!
男が飛び上がって仰天するものだから、他の村人達もどん引きしてしまった...
「なにをしてくれておるのだお銀。其方らしくもない...いや、らしくなくもないか...」
「め、面目ございませぬぅ...」
お銀が仙花に叱られ珍しく肩を落とす。
そんな悪い空気感の中へひょっこり姿を現す蓮左衞門。
肩には一般の男衆四人でやっと持ち上げられるかという巨大な丸太を乗せている。
「各々方ぁ!女の言うことが信じられないと言うならば、この愛と正義の侍、槙島蓮左衞門の怪力っぷりをとくと見るがいいでござるよ!どらどらどらどらーーーーっ!!!」
蓮左衞門が叫びながら巨木を上に掲げてブンブンと振り回す!
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