セフレとはじまる恋

パンダパンダ

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「もうっほんっとありえない!」


「まぁまぁ、落ち着いて」


「落ち着いてられないよ!結婚は考えられないって...なによ!!」


一気に酒を煽る

私、26歳で4年付き合った彼に振られました
結婚願望が大きく、27歳で結婚したいと思っている
それを彼に伝えたら....
一緒にいて楽しいけど、結婚は考えられないって!!

どういうこと?!時間返せ!


そんな男とは付き合ってられず私から別れを告げたのだ


「ちょっと、飲みすぎ」


「いいじゃん!今日くらい許してよ」


私の愚痴に付き合ってくれているのは高校時代からの友達の洸だ

彼とは高校時代が一緒で大学は離れたが、職場で再会した
最初再会した時は正直まじかって気持ちがあったが、今では一緒にいて楽しいし優しいしで大切な飲み友達だ


「ねぇ、洸ももっと飲んでよ!」


「いや、俺は遠慮しとくわ」


「ノリ悪いなぁ」


「そのぶん今日はいっぱい愚痴聞くから」


「あっそうだ聞いてよ!あの~~~」


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「こうぅ、ねむい」



「だから、飲み過ぎなんだって、そろそろ帰るぞ?」



「う、ん......」



「ほら!帰るぞ!........って寝た?」


もうその声は私の耳には届いていなかった












「.....ん?」


ふと目が覚めると知らない天井
まだ酔いが抜けていなく頭が回らない



「あ、起きた?」


そばからよく知ってる人の声がする


「....あれ?ここ...?」


「俺の家、酔い潰れたからとりあえず連れてきたよ、酔い覚めたら帰んな」


「ん~~~~」


だるさからか
久しぶりの安心する匂いのするベットからなのかはわからないがなかなか動けない




「ねぇ......元彼とはエッチが上手くいかなかったんでしょ?」



「ふぇ?」


急になんて話をしてくるんだ
いつそんな話になったんだ
驚いていると



「もう一度オレとやってみたら変わるかもよ?...練習してみる?」



私たち高校時代いわゆるセフレ、という関係だった
いつもの私だったらしっかり断れたが
酔いで頭が回ってない私は即答できなかった



「気が変わっちゃう前にやろっか、ほらちゅーするよ」


「っん....」


最初は優しいフレンチキス
元彼とは全然違うキス
久しぶりの優しいキスに心があったまっていく



「口、少し開けて?」


その言葉を聞くとすぐ口の中に舌が入ってくる
頭がぼーっとしてしまうようなキス
もっともっとと自然に求めてしまう


「ははっ昔よりもキス上手になってるな」


「.....っん!」



それはこっちのセリフだ!
と言いたかったが、口を塞がれてて声にならない


「ん、久しぶり、全身すべすべ、相変わらず綺麗だね」


彼は褒め上手だ
思わなかった言葉に少し照れている間に
あっという間に下着姿にされていた


「胸、触るよ」


「えっちょ、まっ..ん!...」


急にきた刺激に思わず声が出てしまう
乳首を優しく撫でられて、たまにコリコリされる
それだけで私の体は反応してしまう


「ふふっ、きもちい?」


「っ......」


そんな恥ずかしいこと言えるわけない



「言えないの?.....下も触るね」


「え、ひぁっ..だめっ」



止めなきゃ
恥ずかしい
気持ちいい
いろんな感情がごちゃ混ぜになる



「ははっびちゃびちゃじゃん、期待してた?」


「してな、い!....」


「可愛いね......クリも触ってあげる」


弾くように触られたり
コリコリとつままれたり
優しく撫でられたり
どんな触り方も気持ちよくて溺れてしまう


「ぁあっ....っん、それっだめっ....」


「ん?つままれるのがいい?」


「えぁ、だめ、待って..イっちゃう」

自然と視界が滲んでいく
ダメなのに
手はより強い刺激を与えてくる


「あっ、イッく......あぁぁ-----------」


気持ちいことをされあっさりとイカされる



「じゃあ次は舐めてあげる、乳首も一緒に触ってあげるね、昔コレ好きだったよね?」


「えっそれはだめ!」


「いいから、遠慮しないで」



「ちがっ.....ひぁっん.....ぁ、あぁ....」




「乳首もクリもビンビンじゃん、かわいっ」


「ん、や、だぁ......」


乳首を手でコリコリいじられながら
クリトリスをペロペロ舐められる
舌先でつんつんされ
息を吹きかけられて
たまに吸われたり甘噛みされる


気持ちいいけどイケない
そんなもどかしい感覚に陥っていると
 


「どう?きもちい?」


「っん....」

こくんと首を縦に動かす


「ちゃんと、言葉にして?昔教えたでしょ?」


「そんなの、恥ずかしい、よ」


「じゃあ、イかせてあげないよ」


ほんっとうに意地悪だ
このままなんて我慢できるわけない
イキたくて私の体は疼いている
本能に従って自然と口が動いていた


「気持ちいい、よぉ、もっと!」


「.......ほんっと、かわいい」


いきなり乳首とクリに強い刺激がくる


「ああ!っん、んんっ」


「気持ちいいっていいながらイって?」


「ぁ、あっきもち、いっ....あっイクッ-----」


びくんっと強い快感が私の体を襲う
息も整う前に



「俺のこんな硬くなっちゃった、舐めてくれる?」


優しい言い方とは裏腹に強制的に口に喰わさせられる


「っん、きもちいいよ、」


「...っ..ん..んぐっ...」


口を離そうとしたがそれを許してはくれない


「ちゃんと、きもちよくして?」


「ん...ふっ....ん...」


このヤロウ!
と上目遣いで彼を人睨みする
だが私の睨みなんて何にも聞いていないかのように、ニコニコしている彼が憎たらしい



ただ一心不乱に顔を動かしてご奉仕する
彼が私で気持ちよくなってる
その事実になんとも言えず必死になっていると



「ほんっと、上手になったね、妬けちゃうなぁ」
「そろそろ、出すよ...ちゃんと飲んでね」


そう言われて私の口に放たれた
精液の匂いと苦味とで吐き出そうとしたら


「だめ、ちゃんと飲んで」


--高校時代は無理やり飲ませてなんてこなかったのに
それでも私に拒否権はなく
決しておいしいとは言えないものを飲み込んだ



「ん、えらいね」

そう言ってすぐにキスされる


元彼は飲ませた後絶対にキスをしてくれなかった
そんなもの飲んだ後なんてイヤだよ
なんてことを言ってて
お前のもんだろ!
と言いたいことを頑張って隠していた


そんなことを思い出していると


「......ねぇ、何考えてるの?」


いつもより低い声が耳元で聞こえる


「っ.....なんでも、ないよ」


「ふーん、そっかぁ」



急な怖い声と表情に驚かされる
不機嫌そうな姿にご機嫌取りしなきゃという気になり
そっと自分から唇を重ねた


「っ!初めてじゃない?そっちからキス」


「え?そう、かな」


「うん、そうだよ」

さっきよりも機嫌の良くなった様子に
ほっとするも束の間


「おれ、そろそろ我慢できないや、挿れていい?」


「ん、ほんとに、するの?」


「今更後戻りなんてできるの?」


「それは......」


「大人しく-------諦めて」


そう耳元で呟いて一気に彼のものが入ってきた


「んっ!」


「きっつ、やっぱ相性いいよね....」



私はそんなに経験人数が多いわけではないが、それでもわかるほど彼との行為は気持ちがいい
薬物のような中毒性があるほど、だ


「手、繋ごっか、ほら」

そう言ってゆっくりと彼が動き始める



「ん、んん、ぁ....ぁん....」


ゆっくりとした動きでも感じやすい体には十分な刺激だった


「んっ、いっぱい突いても、いい?」


そう言うと何度も突かれる
気持ちいいとこばかりを責め立てられ
自然と自然と視界が滲んでいく
気持ちよさに自然と涙がでてしまう


「んぁっあっ、っ、ん、あっ、イキ、そう」


「イクの?イクときはちゃんと目、みて」


「んっ、....」

少し顔を近づければキスできそうな位近い距離に心がざわめく
恥ずかしくて目を背けてしまいたくなるが
彼の手がそれを許さない
無理やり顎を持たれ見つめ合ったまま



「ひぁっ、あっ、あっ..イクッ------------」



気持ちよさがまだ収まっていないうちに


「次は横向きになって、足を上げて」


「んっ...」


「挿れたまま、これでクリいじられんの好きだったよね、?」


ぼんやりしていると急に振動音がして音のする方を見ると手の中にあるバイブが目についた

壊れちゃう

直感でそう感じた


「えっ、や、やだ」


「やじゃないでしょ、すきでしょ」

そう言ってクリと中を同時に攻められる


「んあっ!あっ、あっあっ!」


「あっ、足閉じちゃだめでしょ」


「あんっ、むりぃ」


「もう、仕方ないな、バイブ自分で持って」



そう言ってバイブを渡され足を持たれる


「んあっ、あっあんっ」


「ははっ、気持ちよさそうだね、」


「ひっ壊れ、ちゃうっ」


「大丈夫だよ、昔もしてきたでしょ」


「あっんあっぁぁぁっ」



クリと中への強い刺激
だんだん水音が大きくなっていく


「あっあっあ--------」

激しく痙攣しながらイってしまう
止めて欲しいのに一向に止まる気配はない



「やっやっ、イッた!の.....んっだめっ」


「うん、連続でイこうね」


「あっだめ、ちょっと、休憩ぃ!」


「まだ、イケるよ、てかそろそろ吹いちゃう?」


「あっ、だめっ、でちゃうっ、でちゃうっから!」


「いいよ、出しな」


そう言われてプシャーと勢いよく潮吹きしてしまう
出終わるまでずっと刺激され続け気持ちよくて死んでしまいそうだ


「んぁっ、あっ、あんっ.....」




「んっ、じゃあ次は寝バックだ」

もう動けないわたしをひっくり返して寝バックの体制を作られる


「ほら、尻だけあげて?」


素直に尻をあげる


「絶対に尻、下すなよ?」


今まで届かなかった奥まで届いてさらに気持ちいい

「ふぁっ...っん....」


「てか、変態だったから尻だけあげて頭枕に押さえつけられんの好きだったよね?やってあげる」



「んぐっ....んっん」


枕でくぐもった声しか出ない
少しの息苦しさでもう何にも考えられない


「はぁまじで気持ちいいよ、いっぱい突く」


そう言っていっぱい突かれる
気持ちいい
それしか考えられない

じゅぽじゅぽとお互いの体液が混ざった音が響き
さらに気分が高揚する


「そろそろ、イキそう、このまま、出すよ?」


「ん、んぐ、んっんんん---------」


あっという間に絶頂へと連れてかれる

やっと息が整ったとき


「大丈夫?生きてる?」


「いき、てる」


「最後に、正常位で、やろっか」


そういってゆっくりと挿れられる
正常位がなんだかんだいって
一番好きだ
相手の表情が見れるところはかなりいい


「んっんっ...」 


「きもちい..........きもちいい?」


「きもちっいいっ!」


「ん、ほんとかわいっずっとこうしたかった」


「っん....んっ....」


「すきって言って?」

 
「んっ、しゅ、しゅき!」


「はぁまじで可愛い....そろそろ、イキそう」


「んっ、きて?」


「んっ、ほら、最後だよ、ちゃんと締めろ」


「んっ、んっ....気持ちっいいっ」


「んっ、出すよ、受けとれろ....」


「んっんんん-------」


意識がなくなる前、首元にチクっとした痛みを感じた気がした






朝、目が覚める
知らない天井
どこからか生活音が聞こえる
とりあえず行かなくては
そう思い起き上がる


頭痛い 
腰痛い
嫌な痛みに朝から憂鬱な気持ちになる



「お、おはよう」


「あ、おはよう、朝ごはんできてるよ」



「えっ、すごい!おいしそう!」



「一緒に食べよう、後、話したいことがある」



「う、うん、わかった」


何を言われるんだろうか
忘れて欲しいとか?
セフレになってほしいとか?
----もしかしたら好き?とか
男の行為中の言葉は信じてはいけないとわかっているが
もしかしたら、と思っていると




「あのさ、俺なら今すぐでも結婚できるけど、どう?」











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