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第9話 『古代の墓地』
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怪盗イタッチ大作戦!!
著者:ピラフドリア
第9話
『古代の墓地』
亀の老人から依頼を受けた俺は、西のジャングルにある遺跡にやってきていた。
「ここに黄金の甲羅があるはずだ……」
黄金の甲羅。それはこのジャングルに住んでいた古代人が残した遺産。墓の守護者として作られた物だが、遺跡のはるか奥にあるため、黄金の甲羅までたどり着いた人物はただ一人である。
遺跡の中は下へと続いており、最下層にお宝はある。俺は一本道の通路を進み続けた。
「これは……」
しばらく進むと通路に白骨死体がいくつも並んでいた。
「コイツは先に侵入した同業者ってところか」
そして遺跡に入った侵入者がここでやられているということは……。
俺は折り紙を折り盾を作る。そして飛んでくる矢を防いだ。
「トラップか」
古典的なトラップだが、十分効果はある。俺は盾で矢を防ぎながら先に進んでいく。矢の飛んでくるトラップは切り抜けたが、次のトラップが俺を待っていた。
「……次は落とし穴か」
床をボタンを踏むと落とし穴が出てくるトラップ。落とし穴の下には針が突き詰められている。
落ちれば即死。だが、落ちなければ良い。
俺は折り紙を折って足場を作ると、落とし穴の上を進んでいく。
先もトラップは続く。鉄球が転がってきたり、壁が迫ってきたり、しかし、全てのトラップを切り抜けた俺は遂に最下層へとたどり着いた。
「ここが最下層だな」
俺が最後の扉を開こうとした時。
「……そこまでだ。イタッチ」
後ろから刀を突きつけられた。首にひんやりと冷たさを感じる。
「道案内、ご苦労だった」
「爺さんの屋敷で見当たらないとは思っていたが、俺のことをつけていたか。次期当主」
俺の後ろで刀を突きつけているのは、灰色と白の模様のダッチウサギ。
「親父には拾ってもらった恩はある。だが、こんな見ず知らずの野郎に遺産をくれてやるくらいなら、俺がぶんどる……」
「お前、なんの話を……」
俺が聞き返そうとした時。遺跡が揺れ出す。そして天井から岩で出来たゴーレムが落ちてきた。
「なんだコイツ……」
俺が驚く中、ウサギは溜息を吐く。
「遺跡の番人か」
二メートル近い身長にその身体の倍ある長さの腕。そんな長い腕を振り回しながらゴーレムは俺たちに襲いかかってくる。
ウサギは素早く逃げ、俺は折り紙で盾を作ると振り下ろされる長い腕を受け止める。
「……クソ、重たい」
岩で出来た腕が俺を潰そうとしてくる。俺は必死で耐える中。ウサギは俺とゴーレムを置いて、奥の扉を開けた。
「じゃあな、イタッチ……。死ぬ気で戦いな」
扉が閉まり、ウサギは姿を消した。
著者:ピラフドリア
第9話
『古代の墓地』
亀の老人から依頼を受けた俺は、西のジャングルにある遺跡にやってきていた。
「ここに黄金の甲羅があるはずだ……」
黄金の甲羅。それはこのジャングルに住んでいた古代人が残した遺産。墓の守護者として作られた物だが、遺跡のはるか奥にあるため、黄金の甲羅までたどり着いた人物はただ一人である。
遺跡の中は下へと続いており、最下層にお宝はある。俺は一本道の通路を進み続けた。
「これは……」
しばらく進むと通路に白骨死体がいくつも並んでいた。
「コイツは先に侵入した同業者ってところか」
そして遺跡に入った侵入者がここでやられているということは……。
俺は折り紙を折り盾を作る。そして飛んでくる矢を防いだ。
「トラップか」
古典的なトラップだが、十分効果はある。俺は盾で矢を防ぎながら先に進んでいく。矢の飛んでくるトラップは切り抜けたが、次のトラップが俺を待っていた。
「……次は落とし穴か」
床をボタンを踏むと落とし穴が出てくるトラップ。落とし穴の下には針が突き詰められている。
落ちれば即死。だが、落ちなければ良い。
俺は折り紙を折って足場を作ると、落とし穴の上を進んでいく。
先もトラップは続く。鉄球が転がってきたり、壁が迫ってきたり、しかし、全てのトラップを切り抜けた俺は遂に最下層へとたどり着いた。
「ここが最下層だな」
俺が最後の扉を開こうとした時。
「……そこまでだ。イタッチ」
後ろから刀を突きつけられた。首にひんやりと冷たさを感じる。
「道案内、ご苦労だった」
「爺さんの屋敷で見当たらないとは思っていたが、俺のことをつけていたか。次期当主」
俺の後ろで刀を突きつけているのは、灰色と白の模様のダッチウサギ。
「親父には拾ってもらった恩はある。だが、こんな見ず知らずの野郎に遺産をくれてやるくらいなら、俺がぶんどる……」
「お前、なんの話を……」
俺が聞き返そうとした時。遺跡が揺れ出す。そして天井から岩で出来たゴーレムが落ちてきた。
「なんだコイツ……」
俺が驚く中、ウサギは溜息を吐く。
「遺跡の番人か」
二メートル近い身長にその身体の倍ある長さの腕。そんな長い腕を振り回しながらゴーレムは俺たちに襲いかかってくる。
ウサギは素早く逃げ、俺は折り紙で盾を作ると振り下ろされる長い腕を受け止める。
「……クソ、重たい」
岩で出来た腕が俺を潰そうとしてくる。俺は必死で耐える中。ウサギは俺とゴーレムを置いて、奥の扉を開けた。
「じゃあな、イタッチ……。死ぬ気で戦いな」
扉が閉まり、ウサギは姿を消した。
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