BLACK EDGE

ピラフドリア

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 第261話  【BLACK EDGE 其の261 王都で見かけた】

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 BLACK EDGE


 著者:pirafu doria
 作画:pirafu doria


 第261話
 【BLACK EDGE 其の261 王都で見かけた】



 フリジア村。そこから少し歩いたところにある一軒の家。そこに一人の女性が住んでいた。



「うーんと、これと、これと、これも入れちゃえ!!」



 鍋の中に次々と食材を入れていく。朝食の調理をしていると、玄関の扉が叩かれた。



 火を消してから玄関に向かう。扉を開けるとそこにいたのは、金髪碧眼に青いコートを着た男。




「ブレイド兄様!」



 それは王都ガルデニアにいるはずの兄だった。



「久しぶりです。ブレイド兄様…………」



 リナはブレイドがやってきたことを驚く。



 ブレイドがここに来るのは久しぶりだ。



「久しぶりだな。リナ……」



「どうしたのですか?」



 リナが聞くとブレイドは答えた。



「王都での騒ぎを知っているか?」



「はい。村でも噂になっていました。兄様が活躍なされたことも聞いております」



 あの事件はグリモワールという組織の赤崎という男が起こした事件だった。そしてそれを捕まえたのは王国兵ということになっている。



 その理由はグリモワールを大々的に世間に晒すことができないのと、グリモワールを倒した人物を隠すことになったからだ。
 なぜかは分からない。王都で過去に有名だった賞金稼ぎ。しかし、なぜそれを王国は隠すのか、そしてグリモワールも隠そうとするのか。



 だが、それ以外にブレイドは驚くことがその事件の時に起こっていた。




「俺はその事件の時、兄さんにあったかもしれない」



 ブレイドの言葉を聞いたリナは驚く。



「兄さんに!? 本当ですか!!」



「ああ、手紙では伝えたが、俺たちの故郷はすでに無くなっており、兄さんの行方も分からなかった。兵士と共に各地を歩き回ったが何の情報も得られなかった。だが、俺はあの事件の時に兄さんに会ったんだ」



 それを聞いたリナは喜ぶ。



 この前にリナもその人物に似た人に出会った。話しかけることはできず、遠くから見ただけだったが、もしかしたらそうだったのかもしれない。



 しかし、喜ぶリナに真剣な表情でブレイドが話しかけた。



「だが、決して兄さんを信用するな」



「どうしてですか? あの優しかった兄さんですよ?」



 ブレイドはあの時の戦いを思い出す。そして黒いオーラを纏い、巨大なゴーレムを倒す姿を思い出した。



「もしかしたらもう、兄さんは俺たちの知る存在じゃ無いのかもしれない。俺が見た兄さんは、俺の知る兄さんじゃなかった。だから、決して信用するな」







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