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第267話 【BLACK EDGE 其の267 お礼をプレゼント】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第267話
【BLACK EDGE 其の267 お礼をプレゼント】
ルルシアは机の引き出しから袋に詰められた何かを取り出す。そしてそれをフェアに渡した。
それを見たブラッドは、
「なにこれ……」
と声を出した。
城に忍び込み、もしも見つかったのならどうなるか分からない状況。そんなことまでしてお礼としてもらったもの…………。それは…………。
「私の手作りクッキーです!!」
まさかのクッキーだった。
いや、確かにクッキーをあげたのだから、クッキーが返ってきて当然だろう。
しかし、ここまで命懸けでやってきたのだ。それがまさかのクッキー。
しかも王女様のお礼としてもらうものだ。
もっと高価なものを貰えると期待していたブラッドは、軽くショックを受ける。
だが、当然といえば、当然だ。
クッキーのお返しなのだから…………。
フェアは喜んでルルシアのクッキーを受け取った。
「ありがとうございます!!」
フェアはルルシアから受け取ったクッキーをしまう。すると、
「では帰ってもらいますか」
とジーナスが言い出した。
確かに帰れって気持ちはわかる。だが、
「いや、どうやって帰ったら良いんですか!?」
するとルルシアは答える。
「簡単です。正面から出れば良いんですよ」
「出れるの?」
ブラッドが聞くとジーナスが首を振る。
「いえ、確実に捕まりますね」
「ですよねーーーーーー!!」
ルルシアはベッドに座ると、
「まぁ、すぐに帰れっていうのは冗談です。…………実はあなた達をここに連れてきたのは理由があってですしね」
と真剣に喋り出した。
「理由……ですか?」
ブラッドが尋ねると、ルルシアは首を頷いた。
「はい、最近私そっくりな少女が街にいるって話を聞いて、その子に会いに行ったんです」
そう言ってフェアをみんなは見る。
「え、私?」
突然注目されて困惑している感じだ。
「実は私、行きたいところがあって、でも、こうやって抜け出せる時間も少なくて、それで…………」
なんだか嫌な予感がしてきた。こうやって抜け出して遊んでいる王女様だ。
なにを言い出してもおかしくない。
「私と一日だけ、入れ替わってください!!」
ルルシアはフェアにそう告げた。
「わ、私と入れ替わる!?」
フェアは自分のことを指差して驚いている。
ブラッドは嫌な予感が的中したと思った。
「ど、どういうことですか?」
フェアが聞くとジーナスが答えた。
「ルルシア様は毎日多くの習い事をなされております。それは王家に必要なこと、しかし、そのため時間も足りず、普段は外出も許されておりません」
あんたは外出を許してるし、共犯だけどな。
「私と二人だけの時間なら、ああして抜け出すことができるのですが、ルルシア様の行きたい場所にはその短時間ではどうしても間に合わないのです」
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第267話
【BLACK EDGE 其の267 お礼をプレゼント】
ルルシアは机の引き出しから袋に詰められた何かを取り出す。そしてそれをフェアに渡した。
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「なにこれ……」
と声を出した。
城に忍び込み、もしも見つかったのならどうなるか分からない状況。そんなことまでしてお礼としてもらったもの…………。それは…………。
「私の手作りクッキーです!!」
まさかのクッキーだった。
いや、確かにクッキーをあげたのだから、クッキーが返ってきて当然だろう。
しかし、ここまで命懸けでやってきたのだ。それがまさかのクッキー。
しかも王女様のお礼としてもらうものだ。
もっと高価なものを貰えると期待していたブラッドは、軽くショックを受ける。
だが、当然といえば、当然だ。
クッキーのお返しなのだから…………。
フェアは喜んでルルシアのクッキーを受け取った。
「ありがとうございます!!」
フェアはルルシアから受け取ったクッキーをしまう。すると、
「では帰ってもらいますか」
とジーナスが言い出した。
確かに帰れって気持ちはわかる。だが、
「いや、どうやって帰ったら良いんですか!?」
するとルルシアは答える。
「簡単です。正面から出れば良いんですよ」
「出れるの?」
ブラッドが聞くとジーナスが首を振る。
「いえ、確実に捕まりますね」
「ですよねーーーーーー!!」
ルルシアはベッドに座ると、
「まぁ、すぐに帰れっていうのは冗談です。…………実はあなた達をここに連れてきたのは理由があってですしね」
と真剣に喋り出した。
「理由……ですか?」
ブラッドが尋ねると、ルルシアは首を頷いた。
「はい、最近私そっくりな少女が街にいるって話を聞いて、その子に会いに行ったんです」
そう言ってフェアをみんなは見る。
「え、私?」
突然注目されて困惑している感じだ。
「実は私、行きたいところがあって、でも、こうやって抜け出せる時間も少なくて、それで…………」
なんだか嫌な予感がしてきた。こうやって抜け出して遊んでいる王女様だ。
なにを言い出してもおかしくない。
「私と一日だけ、入れ替わってください!!」
ルルシアはフェアにそう告げた。
「わ、私と入れ替わる!?」
フェアは自分のことを指差して驚いている。
ブラッドは嫌な予感が的中したと思った。
「ど、どういうことですか?」
フェアが聞くとジーナスが答えた。
「ルルシア様は毎日多くの習い事をなされております。それは王家に必要なこと、しかし、そのため時間も足りず、普段は外出も許されておりません」
あんたは外出を許してるし、共犯だけどな。
「私と二人だけの時間なら、ああして抜け出すことができるのですが、ルルシア様の行きたい場所にはその短時間ではどうしても間に合わないのです」
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