310 / 354
第308話 【BLACK EDGE 其の308 予想】
しおりを挟む
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第308話
【BLACK EDGE 其の308 予想】
Fブロック予選が始まった。参加者達の戦いを見ながら、ブラッドはある選手に注目していた。
それは白い道着を着た黒髪の選手。今のところは目立った動きはないが、それでもすでに数人の選手を倒している。
だが、その選手の動きを見たブラッドは、それだけでこの選手が強いと理解した。
最小限で敵の攻撃を躱し、そして敵の攻撃に合わせてほとんど身体を動かさずにカウンターをしている。そして狙うのは全て急所であり、自分から戦闘を仕掛けることはないが、攻撃されたら反撃をする。
その調子で今のところ二人の選手を一撃で倒している。
そんな道着を着た選手とは反対側で、スカイが注目している選手が派手に暴れていた。
大剣を振り回し、その一撃でこちらもほぼ一回で敵を倒している。
そんな大剣を持った眼帯の選手の目の前に盾を二つ持った筋肉質な男が現れた。彼は試合開始前に紹介された実力者の一人だ。
名前はマキシム・ヨルダン。鉄壁の異名を持つ頑丈な男であり、転がる大岩に潰されても無傷で生還したという伝説のある男だ。
そんなマキシムに向かって、眼帯の男は大剣を振り攻撃する。
しかし、マキシムの攻撃に眼帯の男の大剣は弾き返されてしまった。
大剣の攻撃ですら余裕で受け止めるマキシムの鉄壁の防御。
このまま眼帯の男はマキシムに何もできずにやられてしまうのか。
だが、そんなことはなかった。眼帯の男は眼帯を外す。
眼帯をつけていたが目に傷があるということではないらしい。格好をつけているのか。
だが、眼帯を外したあと、男は再びマキシムに大剣を振る。すると、今度の一撃はマキシムは受け止めきれなかったようで、マキシムは場外まで吹っ飛んで行ってしまった。
マキシムを倒したあと、眼帯を付け直す。
マキシムを倒した一撃。最初の攻撃は受け止められてしまったのに、なぜ、二回目の攻撃はマキシムに効果があったのか。
上から見ていたブラッド達にはその理由がわからなかった。だが、眼帯を外した途端、マキシムを倒せるほどのパワーになったということだろう。
そして試合は続いていく。眼帯を付け直した後も、次々と大剣を振り回し選手を倒す。
反対側では攻撃をされれば、反撃するという形で道着を着た男も選手と戦闘をしていく。
そして選手の数が半分になった時。ついにその二人が遭遇した。
眼帯の男と道着を着た男。二人が舞台の中央で出会ったのだ。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第308話
【BLACK EDGE 其の308 予想】
Fブロック予選が始まった。参加者達の戦いを見ながら、ブラッドはある選手に注目していた。
それは白い道着を着た黒髪の選手。今のところは目立った動きはないが、それでもすでに数人の選手を倒している。
だが、その選手の動きを見たブラッドは、それだけでこの選手が強いと理解した。
最小限で敵の攻撃を躱し、そして敵の攻撃に合わせてほとんど身体を動かさずにカウンターをしている。そして狙うのは全て急所であり、自分から戦闘を仕掛けることはないが、攻撃されたら反撃をする。
その調子で今のところ二人の選手を一撃で倒している。
そんな道着を着た選手とは反対側で、スカイが注目している選手が派手に暴れていた。
大剣を振り回し、その一撃でこちらもほぼ一回で敵を倒している。
そんな大剣を持った眼帯の選手の目の前に盾を二つ持った筋肉質な男が現れた。彼は試合開始前に紹介された実力者の一人だ。
名前はマキシム・ヨルダン。鉄壁の異名を持つ頑丈な男であり、転がる大岩に潰されても無傷で生還したという伝説のある男だ。
そんなマキシムに向かって、眼帯の男は大剣を振り攻撃する。
しかし、マキシムの攻撃に眼帯の男の大剣は弾き返されてしまった。
大剣の攻撃ですら余裕で受け止めるマキシムの鉄壁の防御。
このまま眼帯の男はマキシムに何もできずにやられてしまうのか。
だが、そんなことはなかった。眼帯の男は眼帯を外す。
眼帯をつけていたが目に傷があるということではないらしい。格好をつけているのか。
だが、眼帯を外したあと、男は再びマキシムに大剣を振る。すると、今度の一撃はマキシムは受け止めきれなかったようで、マキシムは場外まで吹っ飛んで行ってしまった。
マキシムを倒したあと、眼帯を付け直す。
マキシムを倒した一撃。最初の攻撃は受け止められてしまったのに、なぜ、二回目の攻撃はマキシムに効果があったのか。
上から見ていたブラッド達にはその理由がわからなかった。だが、眼帯を外した途端、マキシムを倒せるほどのパワーになったということだろう。
そして試合は続いていく。眼帯を付け直した後も、次々と大剣を振り回し選手を倒す。
反対側では攻撃をされれば、反撃するという形で道着を着た男も選手と戦闘をしていく。
そして選手の数が半分になった時。ついにその二人が遭遇した。
眼帯の男と道着を着た男。二人が舞台の中央で出会ったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~
おやっつ
ファンタジー
王国魔導師団指南役をしていたシューファはある日突然、王様に追放されてしまう。王様曰く、シューファみたいなアラサーが教えていたら魔導師団が衰えるとのことだった。
突然の追放で行く場所を失ったシューファは貴族社会の王国では卑下されていた冒険者での強さが全ての帝都に行くことにした。
シューファが帝都に行ったと報告を受けたかつての弟子達はガクに会いに自分の仕事を放棄して帝都に向かう。
そう、彼女らの仕事は国の重鎮だというのに───
小説家になろうにも投稿中です!
毎日投稿していこうと思うので、ブクマなどをしていただけると励みになります。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
【12月末日公開終了】これは裏切りですか?
たぬきち25番
恋愛
転生してすぐに婚約破棄をされたアリシアは、嫁ぎ先を失い、実家に戻ることになった。
だが、実家戻ると『婚約破棄をされた娘』と噂され、家族の迷惑になっているので出て行く必要がある。
そんな時、母から住み込みの仕事を紹介されたアリシアは……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる