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第314話 【BLACK EDGE 其の314 リベリオン】
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BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第314話
【BLACK EDGE 其の314 リベリオン】
予選を勝ち残ったギアムは、本戦が始まる前に控え室でメリッサと話をしていた。
「すみません。私は予選で負けてしまって……」
メリッサが下を向いて悔しがる。かなり責任を感じているようだ。
「仕方がないさ。Aブロックはかなりの猛者がいた」
ギアムはそんなメリッサの肩を叩いて励ました。
「しかし、団長の相手はその猛者勝ちを倒して勝ち上がってきた人です。心配で……」
「俺が……か?」
ギアムが聞くとメリッサは小さく頷いた。それを見たギアムは大笑いする。
「何心配してんだよ! 俺だぞ俺! お前達のリベリオンの団長だ!! 心配なんざいらねーよ!!」
ギアムはメリッサの不安な気持ちを無くそうと笑うが、それでもメリッサはまだ深刻そうな顔をしている。
「俺が団長になる時に言っただろ。この国を変えるまで俺は負けないって!! 心配すな!!」
ギアムがそう言ったところで、一回戦開始のアナウンスが流れる。
「それじゃ、ちょっくら行ってくっからよ」
ギアムは赤いバンダナを頭に巻くと、テーブルに置いてあった二本の短剣を両腰につけた。
そして部屋を出て行こうとする。そんなギアムにメリッサは、
「団長……無事に帰ってきてください」
ギアムはメリッサの方は向くことなく。そして何も答えることなく、部屋を出ていった。
一回戦がついに始まった。ゴングが鳴るとギアムは両腰にある短剣に手をかけていつでも戦闘できる体制になる。
しかし、レトバが武器を持ってないことに気がついた。
「おい、爺さん。武器はどうしたんだ?」
ギアムが聞くとレトバは答える。
「ああ、今から用意するんじゃよ」
レトバはそう言うと右手を上に伸ばす。すると、レトバの伸ばした手の周囲に、半透明の物体が集まり出す。
「あれは……? 水か?」
ギアムが驚いていると、その水は集まり形を形成していく。そして形も色も変わり、槍へと変形した。
レトバはその槍を握ると、それを持って構えた。それを見ていたギアムは
「…………変わった技を使うな」
「お主も予選で不思議な力を使っておったじゃろ?」
ギアムは予選で剣を燃やしていた。そのことをレトバは見ていたということか。
「そうか、あんたも普通じゃないってことが分かったよ。手加減はしてやらねーから、覚悟しな」
ギアムは両腰の剣を抜いて構えた。
「手加減なしか……。まぁ、程々にの」
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第314話
【BLACK EDGE 其の314 リベリオン】
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「すみません。私は予選で負けてしまって……」
メリッサが下を向いて悔しがる。かなり責任を感じているようだ。
「仕方がないさ。Aブロックはかなりの猛者がいた」
ギアムはそんなメリッサの肩を叩いて励ました。
「しかし、団長の相手はその猛者勝ちを倒して勝ち上がってきた人です。心配で……」
「俺が……か?」
ギアムが聞くとメリッサは小さく頷いた。それを見たギアムは大笑いする。
「何心配してんだよ! 俺だぞ俺! お前達のリベリオンの団長だ!! 心配なんざいらねーよ!!」
ギアムはメリッサの不安な気持ちを無くそうと笑うが、それでもメリッサはまだ深刻そうな顔をしている。
「俺が団長になる時に言っただろ。この国を変えるまで俺は負けないって!! 心配すな!!」
ギアムがそう言ったところで、一回戦開始のアナウンスが流れる。
「それじゃ、ちょっくら行ってくっからよ」
ギアムは赤いバンダナを頭に巻くと、テーブルに置いてあった二本の短剣を両腰につけた。
そして部屋を出て行こうとする。そんなギアムにメリッサは、
「団長……無事に帰ってきてください」
ギアムはメリッサの方は向くことなく。そして何も答えることなく、部屋を出ていった。
一回戦がついに始まった。ゴングが鳴るとギアムは両腰にある短剣に手をかけていつでも戦闘できる体制になる。
しかし、レトバが武器を持ってないことに気がついた。
「おい、爺さん。武器はどうしたんだ?」
ギアムが聞くとレトバは答える。
「ああ、今から用意するんじゃよ」
レトバはそう言うと右手を上に伸ばす。すると、レトバの伸ばした手の周囲に、半透明の物体が集まり出す。
「あれは……? 水か?」
ギアムが驚いていると、その水は集まり形を形成していく。そして形も色も変わり、槍へと変形した。
レトバはその槍を握ると、それを持って構えた。それを見ていたギアムは
「…………変わった技を使うな」
「お主も予選で不思議な力を使っておったじゃろ?」
ギアムは予選で剣を燃やしていた。そのことをレトバは見ていたということか。
「そうか、あんたも普通じゃないってことが分かったよ。手加減はしてやらねーから、覚悟しな」
ギアムは両腰の剣を抜いて構えた。
「手加減なしか……。まぁ、程々にの」
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