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ゾーデドーロ(東の最果て)
王族用宿舎へと上がる階段での一幕
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ロットバルトは王子用客室の応接間の扉の前で、エルデリオンの喘ぎ声を聞いて固まり。
横の従者用宿舎の扉を開け、応接間のソファに腰掛けた。
ラステルは階段を上がろうとしたけれど。
丁度、シュテフザインの皆が、レジィと階段へと歩いて来たところで、公爵はエウロペの横に立つと
「話があるんだが」
と詰め寄っているのを目にし、額に手を当て、ため息を吐き出した。
エウロペはエリューンとテリュスに、レジィを連れて上がるよう促した後。
階段下の右手にあるソファへと、公爵を促した。
その時、オーガスタスがギュンターとローフィスを連れ、二人がソファに腰掛けるのを見る。
背後から、エディエルゼとラウールがミラーシェンを連れてやって来ていた。
「…あいつ、お前と張る一物の持ち主だって?」
オーガスタスはギュンターに見上げられて聞かれ、沈痛な表情で俯いた。
「…あのな。ワーキュラスの言う事で、俺が直接見て確認した訳じゃない」
ローフィスも頷くと
「連中、あるらしいな?
かなりな遺恨」
と囁く。
背後にいたエディエルゼは、呆れ混じりに呟く。
「南では、王子を巡って男が睨み合うのか?
しかも王子は女扱いされても、平気なのか?」
ラウールは思わず、整いきったエディエルゼの、ため息が出るほど色白な横顔を見つめた。
「…貴方ぐらい綺麗だったら。
オーデ・フォールだけで無くシャロナス公国でも、男達がこぞって口説く」
エディエルゼはそう告げたラウールを見つめた。
銀色の巻き毛。
けぶる睫の、碧い瞳をした、麗しい顔立ち。
「君くらい美麗な青年なら分かる」
ラウールはそう言われて、呆れた。
「鏡、見た事無いんですか?
確かに貴方は毅然としてる。
けれどとてもお美しい。
その犯しがたい気位を乱そうと、不埒な男らはヨダレを垂らすでしょうね」
エディエルゼは肩を竦めた。
「斬って捨てるまで」
「捕らえられて縄を打たれれば、そうもいきますまい」
ラウールの意見に、エディエルゼはじっ…と彼を見つめた。
「我が国と山脈の間の吹きだまりには。
化け物が住んでる。
大きな毛むくじゃらの猿のような姿だが。
人を食う。
特に、食料の無くなる冬は、集落や村を群れで襲う。
我が王族は、そんな飢えた化け物から人民を守るために存在してる。
そんな凶暴な化け物の群れと対峙し、常に生死を賭け、戦っていたら。
そんなふざけた不埒…?な男など。
塵に等しい」
ラステルはそれを聞いて…思い出した。
ドズゴルと呼ばれる、北の化け物の事を。
雪原の吹雪に紛れ、突如姿を見せて人を襲い、食う。
大きな熊ですら。
その化け物に群れで襲われると…食われると言う。
奴らは雪原を彷徨い、吹雪と共に現れるから…。
吹雪の中彷徨うのは、凍死すればそれでも御の字。
食われる恐怖に襲われるよりはマシ。
そう聞いた。
「(…道理で…ノルデュラス公爵の城の屋上で、賊の群れにたった一人飛び込んでも、無傷で帰って来るはずだ…)」
レジィはそう言ったエディエルゼを、階段横の廊下から見下ろし、じっ…と見た。
隙の無い立ち居振る舞いで、とても強そう…。
隣にいるエリューンに振り向き
「…エシェフガランの王子って…強そう?」
と尋ねる。
テリュスも振り向き、階段へと歩くエシェフガランの王子を見た。
「半端無いね。
敵に回すのは、勘弁だ。
流石の俺でも、弓を放って掠ればいい方。
とにかく、素早い」
レジィは目をまん丸に見開いた。
「テリュスが射殺せないの…って、エウロペだけかと思った」
テリュスはレジィを見る。
「世の中、広いから」
エリューンはそれを聞いてクスクス笑い、テリュスに背を手でど突かれた。
ラステルは本来下の部屋なのに、上がって来るオーガスタスとギュンター、ローフィスを見る。
オーガスタスは気づくと
「ミラーシェンの様子を見ないと」
と告げ、ローフィスは
「その件や他の件についても、貴方と話したい」
と告げ、ギュンターは
「俺が出張ってミラーシェンを抱いても。
にーちゃんが怒らないか、聞かないと」
と砕けた言葉使いで言った。
ラステルが美貌のギュンターの、言葉と容貌とのギャップに目を見開いてると、ギュンターは言った。
「俺は育ちが悪い。
貧乏領主の三男坊で、荒っぽい男兄弟に、揉まれて育ってる」
と言い訳た。
ラステルが見てると、ローフィスは顔を下げる。
「それで言うなら、オーガスタスの育ちの方が過酷だ」
言った後、ギュンターが歯を剥くのを見て、慌てて言い足した。
「…お前が過酷じゃ無かったとは言わない。
が、オーガスタスはちゃんと必要な時、マトモな言葉使いが使える」
ラステルが金髪美貌のギュンターを見てると、ギュンターは
「だって俺、左将軍補佐じゃないしな。
一隊長だし、言葉使いが悪かろうが、誰が気にする?」
と、気にも止めない。
オーガスタスはラステルを見ると、ギュンターの性格を説明した。
「腹に溜めておけない男で。
こう見えて中身はストレートな男で、裏表が無い」
ラステルはそれを聞いて、にっこり笑った。
「こちらの国で、美麗な男は大抵、人をたぶらかすのが得意なので。
すっかり、誤解してました。
が、裏表が無いのは良いことですね」
ギュンターは褒められ、少し頬を染め、言った。
「あんた、油断ならない男に見えるが。
なかなか、いいヤツだな」
けどオーガスタスが、釘指した。
「…が、言葉使いが、目上の相手だろうが一切変わらないのは、問題なんだ。
ディアヴォロスはお前の性格を気に入ってるから、咎めないが。
本当はちゃんと改めないと。
それだけは、忘れるな」
けれどギュンターはぼやく。
「だが俺が、これ以上出世するとは思えないしな。
覚えたって身分がそこまで上がらなかったら。
結局、ムダだろう?」
とうとうラステルはくすくす笑った。
「ディアヴォロス左将軍が、彼を気に入る訳が分かりましたよ」
ローフィスが項垂れる。
「ただでさえ、言っても聞かない性格なのに。
そうやって周囲が容認するので、いっこうに改まらない」
ラステルはますますくすくす笑い、背後からやって来るエディエルゼとラウールに、まじまじと見つめられた。
横の従者用宿舎の扉を開け、応接間のソファに腰掛けた。
ラステルは階段を上がろうとしたけれど。
丁度、シュテフザインの皆が、レジィと階段へと歩いて来たところで、公爵はエウロペの横に立つと
「話があるんだが」
と詰め寄っているのを目にし、額に手を当て、ため息を吐き出した。
エウロペはエリューンとテリュスに、レジィを連れて上がるよう促した後。
階段下の右手にあるソファへと、公爵を促した。
その時、オーガスタスがギュンターとローフィスを連れ、二人がソファに腰掛けるのを見る。
背後から、エディエルゼとラウールがミラーシェンを連れてやって来ていた。
「…あいつ、お前と張る一物の持ち主だって?」
オーガスタスはギュンターに見上げられて聞かれ、沈痛な表情で俯いた。
「…あのな。ワーキュラスの言う事で、俺が直接見て確認した訳じゃない」
ローフィスも頷くと
「連中、あるらしいな?
かなりな遺恨」
と囁く。
背後にいたエディエルゼは、呆れ混じりに呟く。
「南では、王子を巡って男が睨み合うのか?
しかも王子は女扱いされても、平気なのか?」
ラウールは思わず、整いきったエディエルゼの、ため息が出るほど色白な横顔を見つめた。
「…貴方ぐらい綺麗だったら。
オーデ・フォールだけで無くシャロナス公国でも、男達がこぞって口説く」
エディエルゼはそう告げたラウールを見つめた。
銀色の巻き毛。
けぶる睫の、碧い瞳をした、麗しい顔立ち。
「君くらい美麗な青年なら分かる」
ラウールはそう言われて、呆れた。
「鏡、見た事無いんですか?
確かに貴方は毅然としてる。
けれどとてもお美しい。
その犯しがたい気位を乱そうと、不埒な男らはヨダレを垂らすでしょうね」
エディエルゼは肩を竦めた。
「斬って捨てるまで」
「捕らえられて縄を打たれれば、そうもいきますまい」
ラウールの意見に、エディエルゼはじっ…と彼を見つめた。
「我が国と山脈の間の吹きだまりには。
化け物が住んでる。
大きな毛むくじゃらの猿のような姿だが。
人を食う。
特に、食料の無くなる冬は、集落や村を群れで襲う。
我が王族は、そんな飢えた化け物から人民を守るために存在してる。
そんな凶暴な化け物の群れと対峙し、常に生死を賭け、戦っていたら。
そんなふざけた不埒…?な男など。
塵に等しい」
ラステルはそれを聞いて…思い出した。
ドズゴルと呼ばれる、北の化け物の事を。
雪原の吹雪に紛れ、突如姿を見せて人を襲い、食う。
大きな熊ですら。
その化け物に群れで襲われると…食われると言う。
奴らは雪原を彷徨い、吹雪と共に現れるから…。
吹雪の中彷徨うのは、凍死すればそれでも御の字。
食われる恐怖に襲われるよりはマシ。
そう聞いた。
「(…道理で…ノルデュラス公爵の城の屋上で、賊の群れにたった一人飛び込んでも、無傷で帰って来るはずだ…)」
レジィはそう言ったエディエルゼを、階段横の廊下から見下ろし、じっ…と見た。
隙の無い立ち居振る舞いで、とても強そう…。
隣にいるエリューンに振り向き
「…エシェフガランの王子って…強そう?」
と尋ねる。
テリュスも振り向き、階段へと歩くエシェフガランの王子を見た。
「半端無いね。
敵に回すのは、勘弁だ。
流石の俺でも、弓を放って掠ればいい方。
とにかく、素早い」
レジィは目をまん丸に見開いた。
「テリュスが射殺せないの…って、エウロペだけかと思った」
テリュスはレジィを見る。
「世の中、広いから」
エリューンはそれを聞いてクスクス笑い、テリュスに背を手でど突かれた。
ラステルは本来下の部屋なのに、上がって来るオーガスタスとギュンター、ローフィスを見る。
オーガスタスは気づくと
「ミラーシェンの様子を見ないと」
と告げ、ローフィスは
「その件や他の件についても、貴方と話したい」
と告げ、ギュンターは
「俺が出張ってミラーシェンを抱いても。
にーちゃんが怒らないか、聞かないと」
と砕けた言葉使いで言った。
ラステルが美貌のギュンターの、言葉と容貌とのギャップに目を見開いてると、ギュンターは言った。
「俺は育ちが悪い。
貧乏領主の三男坊で、荒っぽい男兄弟に、揉まれて育ってる」
と言い訳た。
ラステルが見てると、ローフィスは顔を下げる。
「それで言うなら、オーガスタスの育ちの方が過酷だ」
言った後、ギュンターが歯を剥くのを見て、慌てて言い足した。
「…お前が過酷じゃ無かったとは言わない。
が、オーガスタスはちゃんと必要な時、マトモな言葉使いが使える」
ラステルが金髪美貌のギュンターを見てると、ギュンターは
「だって俺、左将軍補佐じゃないしな。
一隊長だし、言葉使いが悪かろうが、誰が気にする?」
と、気にも止めない。
オーガスタスはラステルを見ると、ギュンターの性格を説明した。
「腹に溜めておけない男で。
こう見えて中身はストレートな男で、裏表が無い」
ラステルはそれを聞いて、にっこり笑った。
「こちらの国で、美麗な男は大抵、人をたぶらかすのが得意なので。
すっかり、誤解してました。
が、裏表が無いのは良いことですね」
ギュンターは褒められ、少し頬を染め、言った。
「あんた、油断ならない男に見えるが。
なかなか、いいヤツだな」
けどオーガスタスが、釘指した。
「…が、言葉使いが、目上の相手だろうが一切変わらないのは、問題なんだ。
ディアヴォロスはお前の性格を気に入ってるから、咎めないが。
本当はちゃんと改めないと。
それだけは、忘れるな」
けれどギュンターはぼやく。
「だが俺が、これ以上出世するとは思えないしな。
覚えたって身分がそこまで上がらなかったら。
結局、ムダだろう?」
とうとうラステルはくすくす笑った。
「ディアヴォロス左将軍が、彼を気に入る訳が分かりましたよ」
ローフィスが項垂れる。
「ただでさえ、言っても聞かない性格なのに。
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