330 / 389
第七章『過去の幻影の大戦』
帰還
しおりを挟む
皆が眠る寝台横。
…びっちり目には見えない茨で取り囲まれていた…その茨が透けて消え行き、一人一人が目を開ける姿に、“里”の癒やし手達が狂喜乱舞し、飛びはね大声で歓声を上げていた。
その大騒動の中、次々に皆が身を、起こし始める。
「…やたら五月蠅いな…」
ディンダーデンが唸って額に手をやりながら、身を起こす。
ディングレーが目を開けた時、冷静な筈のミラーレスが、横で全開の笑顔でぴょんひょん飛び跳ねてるのを見、目を見開き見つめ、視線が吸い付いて離れないのを感じた。
アイリスは飛び起きると叫ぶ。
「テテュス!」
そして首振り、周囲に姿が無いのに寝台から飛び起き…だが長い間眠っていた為、足がもつれ転び駆けても構わず、叫ぶ。
「テテュス!!!」
転び駆ける様を抱き止めた“里”の者が見かねて、テテュスの寝室へとアイリスを、一瞬で送った。
ローランデは目を覚ますと、ギュンターに、きっ!!!と振り向き、オーガスタスもローフィスも憮然。と身を起こしてやはり、ギュンターに怒鳴り付けようとし、ローランデに先越された。
「たかかキスくらい!!!
どうして君はさっさと出来ないんだ!!!」
直ぐ様飛び起きたラフォーレンとスフォルツァが追随する。
「天下の垂らしでしょう!!!」(ラフォーレン)
「相手がアイリスってだけで、あの“間”の長さは、何だ!!!」(スフォルツァ)
最後に追随して、アシュアークまで叫んでた。
「どうして私が相手じゃ、ないんだ!!!」
「………………………」
スフォルツァとラフォーレンが同時に、叫ぶアシュアークに振り向き、どっちがアシュアークに説明するかを譲り合った。
オーガスタスとローフィスは口開けたまま怒鳴り付けそびれ、はっ!と気づくオーガスタスへ、ローフィスが顎しゃくり、促す。
オーガスタスは寝台飛び出し、“里”の者が気を利かせ、ディアヴォロス、アルファロイス、エルベスらが眠る別寝室へと飛ばす。
ローフィスはほっ…。
と吐息吐くと、睨むシェイルに怖気て振り向く。
途端、シェイルが怒鳴った。
「傷は…?!
あれだけ無茶したんだから!
また開いてたら、もう容赦しないからな!!!」
「痛むが…開いてない………」
「ホントだな?!」
ゼイブンが、思い切り情けないローフィスに同情し、顔を下げた。
ギュンターはローランデに怒鳴られ続け、キョロキョロしたいのを必死で我慢した。
だって…幻影判定の部屋に居たはずだ。
“…どうして一緒の部屋に寝てるんだ”
心の中で“里”の奴らを呪いつつ、ローランデの怒号を聞き続け、どこで腕を掴み、口づけで黙らせようか。と、顔下げたまま、機会を伺い続けた。
止まぬローランデの罵り声のその向こう…笑いこける、ディンダーデンの笑い声を聞きながら、心の中でディンダーデンに怒鳴り付ける。
“笑ってないで、ローランデを止めろ!!!”
「日頃あれだけ平気な君がどうして!!!
あそこで躊躇うんだ?!
どれだけみんなが苦労して、あの幻影から出ようとしていたのか!!!
君は解らないくらい馬鹿か?!
しかもたかが、キスだ!!!
しかも君は、垂らしが代名詞だろう?!」
ゼイブンは止まぬ噴出したローランデの怒号の周囲で、“里”の者らが…サーチボルテス、アッカマン達迄も、狂喜で飛び跳ねてるのをぼんやり見つめ…流石、アースラフテスは居ないな…。
と、ほっとしてる自分に気づいた。
アースラフテスまで飛び跳ねていたら、きっとこれはまだ夢で、目が覚めたらまたあそこに戻ってるんじゃないか…。
と思い、きっと大層、ぞっとした事だろう…。
ディングレーはギュンター怒鳴り付けていたスフォルツァとラフォーレンが一転、アシュアークに、どうしてギュンターのキスの相手が、アイリスじゃなきゃならなかったのか。
を、それは苦労して説明してるのをぼんやり見つめた。
“あれだけ苦労して死にかけて…これが結末か?”
凄く口に出して言いたかった。
が、我慢した。
テテュスとレイファスは、突然寝室にアイリスが飛び込んで来てテテュスをきつく抱きしめてるのに、びっくりした。
ファントレイユがそっ…と隣の寝台の、レイファスに囁く。
「何か金髪の…凄い綺麗な人…居たよね?」
「…アシュアーク?」
「ええと…………」
ファントレイユは説明しようにも…確かに在った存在感がどんどん霧散して朧になっていく様に、困惑した。
どんどん…消えて行く。
確かに…あの金髪の美しい人は横に居て…けど、掴まえようとすると、灰のように崩れて…掻き消えて行く………。
レイファスは横のファントレイユの頬に、ぽろっ…と涙が滴り、頬に伝うのを見て、囁く。
「…うん…。
僕も、帰って来られて嬉しい」
ファントレイユは一瞬
『違う…』
と言いかけ、だが頷いた。
レイファスはファントレイユの大人のちゃらい騎士姿を、からかおうとしたけど、記憶がどんどん薄れて行くのに首、捻る。
飛び魔(イレギュレダ)や狂凶大猿(エンドス)や…。
けど、口にしようとすると途端、あれ程…怖かったその姿が、どんどんぼやけて行く。
掴まえようのない、霧のように。
「…確かに、居たよね?」
ファントレイユは咄嗟に顔上げ、大きく頷く。
『うん!!!居た!!!
あの金髪の美しい人は、間違いなく!!!』
テテュスはあんまり…アイリスがきつく、きつく抱く腕の中で、アイリスを必死に抱き返した。
記憶は砂の城のように崩れ、どんどん鮮明さを無くす中、アイリスの温もりだけが、確かなもののように思われて。
その、綺麗な形の青年の頬に頬寄せ、その濃紺の自分を見つめる瞳が、潤んでるのを見つめ返す。
「大好きだ。アイリス。
戻って来てくれて…」
そこ迄言って、喉が詰まる。
決して、決して失いたく無い人。
アイリスも感極まって、言葉が出ない。
ぎゅっ!と小さなテテュスの体を、抱きしめる。
確かに…大きかった。
肩並べる程。
数年先に、きっと会える。
けど今は…………。
小さな、愛おしい息子を抱きしめられた感激で、やっぱりアイリスは言葉出ず、ただテテュスをかき抱き続けた………。
ディアヴォロスはワーキュラスが…微笑むのを感じた。
黄金に輝く彼が身の内に居るのを今は確かに、感じる。
途端、オーガスタスが目前で…潤む黄金の瞳を、向けていた。
もう…体当たるように抱きついていて…ディアヴォロスもが、感激で瞳が、潤んだ。
オーガスタスは無言で抱き付きながら、全身で告げていた。
“来てくれて嬉しい”
ただその言葉だけを、繰り返し繰り返しその温もりでずっと、語り続けていた………。
エルベスは起き上がるアルファロイスの横顔を見つめる。
もう…記憶が薄れ始めていた。
が、解った。
アルファロイスが何を思い…遠い目で消え行く幻影を追うのかを…。
宙に視線を、彷徨わせたまま。
エルベスですら、思った。
抱き止めた、大人のテテュスの感触。
アイリスと…重さは同じくらい。
けれど…そうあれは間違いなく…今のテテュスがそっくり大きくなったような…。
素直で誠実で…木訥な。
が、やはりそれがどんどん…空虚な幻となって消えて行く。
エルベスもアルファロイスも…その感触を思い起こしながらそれが記憶の中から消えて行くのを…黙して宙を、ただ見つめていた。
…びっちり目には見えない茨で取り囲まれていた…その茨が透けて消え行き、一人一人が目を開ける姿に、“里”の癒やし手達が狂喜乱舞し、飛びはね大声で歓声を上げていた。
その大騒動の中、次々に皆が身を、起こし始める。
「…やたら五月蠅いな…」
ディンダーデンが唸って額に手をやりながら、身を起こす。
ディングレーが目を開けた時、冷静な筈のミラーレスが、横で全開の笑顔でぴょんひょん飛び跳ねてるのを見、目を見開き見つめ、視線が吸い付いて離れないのを感じた。
アイリスは飛び起きると叫ぶ。
「テテュス!」
そして首振り、周囲に姿が無いのに寝台から飛び起き…だが長い間眠っていた為、足がもつれ転び駆けても構わず、叫ぶ。
「テテュス!!!」
転び駆ける様を抱き止めた“里”の者が見かねて、テテュスの寝室へとアイリスを、一瞬で送った。
ローランデは目を覚ますと、ギュンターに、きっ!!!と振り向き、オーガスタスもローフィスも憮然。と身を起こしてやはり、ギュンターに怒鳴り付けようとし、ローランデに先越された。
「たかかキスくらい!!!
どうして君はさっさと出来ないんだ!!!」
直ぐ様飛び起きたラフォーレンとスフォルツァが追随する。
「天下の垂らしでしょう!!!」(ラフォーレン)
「相手がアイリスってだけで、あの“間”の長さは、何だ!!!」(スフォルツァ)
最後に追随して、アシュアークまで叫んでた。
「どうして私が相手じゃ、ないんだ!!!」
「………………………」
スフォルツァとラフォーレンが同時に、叫ぶアシュアークに振り向き、どっちがアシュアークに説明するかを譲り合った。
オーガスタスとローフィスは口開けたまま怒鳴り付けそびれ、はっ!と気づくオーガスタスへ、ローフィスが顎しゃくり、促す。
オーガスタスは寝台飛び出し、“里”の者が気を利かせ、ディアヴォロス、アルファロイス、エルベスらが眠る別寝室へと飛ばす。
ローフィスはほっ…。
と吐息吐くと、睨むシェイルに怖気て振り向く。
途端、シェイルが怒鳴った。
「傷は…?!
あれだけ無茶したんだから!
また開いてたら、もう容赦しないからな!!!」
「痛むが…開いてない………」
「ホントだな?!」
ゼイブンが、思い切り情けないローフィスに同情し、顔を下げた。
ギュンターはローランデに怒鳴られ続け、キョロキョロしたいのを必死で我慢した。
だって…幻影判定の部屋に居たはずだ。
“…どうして一緒の部屋に寝てるんだ”
心の中で“里”の奴らを呪いつつ、ローランデの怒号を聞き続け、どこで腕を掴み、口づけで黙らせようか。と、顔下げたまま、機会を伺い続けた。
止まぬローランデの罵り声のその向こう…笑いこける、ディンダーデンの笑い声を聞きながら、心の中でディンダーデンに怒鳴り付ける。
“笑ってないで、ローランデを止めろ!!!”
「日頃あれだけ平気な君がどうして!!!
あそこで躊躇うんだ?!
どれだけみんなが苦労して、あの幻影から出ようとしていたのか!!!
君は解らないくらい馬鹿か?!
しかもたかが、キスだ!!!
しかも君は、垂らしが代名詞だろう?!」
ゼイブンは止まぬ噴出したローランデの怒号の周囲で、“里”の者らが…サーチボルテス、アッカマン達迄も、狂喜で飛び跳ねてるのをぼんやり見つめ…流石、アースラフテスは居ないな…。
と、ほっとしてる自分に気づいた。
アースラフテスまで飛び跳ねていたら、きっとこれはまだ夢で、目が覚めたらまたあそこに戻ってるんじゃないか…。
と思い、きっと大層、ぞっとした事だろう…。
ディングレーはギュンター怒鳴り付けていたスフォルツァとラフォーレンが一転、アシュアークに、どうしてギュンターのキスの相手が、アイリスじゃなきゃならなかったのか。
を、それは苦労して説明してるのをぼんやり見つめた。
“あれだけ苦労して死にかけて…これが結末か?”
凄く口に出して言いたかった。
が、我慢した。
テテュスとレイファスは、突然寝室にアイリスが飛び込んで来てテテュスをきつく抱きしめてるのに、びっくりした。
ファントレイユがそっ…と隣の寝台の、レイファスに囁く。
「何か金髪の…凄い綺麗な人…居たよね?」
「…アシュアーク?」
「ええと…………」
ファントレイユは説明しようにも…確かに在った存在感がどんどん霧散して朧になっていく様に、困惑した。
どんどん…消えて行く。
確かに…あの金髪の美しい人は横に居て…けど、掴まえようとすると、灰のように崩れて…掻き消えて行く………。
レイファスは横のファントレイユの頬に、ぽろっ…と涙が滴り、頬に伝うのを見て、囁く。
「…うん…。
僕も、帰って来られて嬉しい」
ファントレイユは一瞬
『違う…』
と言いかけ、だが頷いた。
レイファスはファントレイユの大人のちゃらい騎士姿を、からかおうとしたけど、記憶がどんどん薄れて行くのに首、捻る。
飛び魔(イレギュレダ)や狂凶大猿(エンドス)や…。
けど、口にしようとすると途端、あれ程…怖かったその姿が、どんどんぼやけて行く。
掴まえようのない、霧のように。
「…確かに、居たよね?」
ファントレイユは咄嗟に顔上げ、大きく頷く。
『うん!!!居た!!!
あの金髪の美しい人は、間違いなく!!!』
テテュスはあんまり…アイリスがきつく、きつく抱く腕の中で、アイリスを必死に抱き返した。
記憶は砂の城のように崩れ、どんどん鮮明さを無くす中、アイリスの温もりだけが、確かなもののように思われて。
その、綺麗な形の青年の頬に頬寄せ、その濃紺の自分を見つめる瞳が、潤んでるのを見つめ返す。
「大好きだ。アイリス。
戻って来てくれて…」
そこ迄言って、喉が詰まる。
決して、決して失いたく無い人。
アイリスも感極まって、言葉が出ない。
ぎゅっ!と小さなテテュスの体を、抱きしめる。
確かに…大きかった。
肩並べる程。
数年先に、きっと会える。
けど今は…………。
小さな、愛おしい息子を抱きしめられた感激で、やっぱりアイリスは言葉出ず、ただテテュスをかき抱き続けた………。
ディアヴォロスはワーキュラスが…微笑むのを感じた。
黄金に輝く彼が身の内に居るのを今は確かに、感じる。
途端、オーガスタスが目前で…潤む黄金の瞳を、向けていた。
もう…体当たるように抱きついていて…ディアヴォロスもが、感激で瞳が、潤んだ。
オーガスタスは無言で抱き付きながら、全身で告げていた。
“来てくれて嬉しい”
ただその言葉だけを、繰り返し繰り返しその温もりでずっと、語り続けていた………。
エルベスは起き上がるアルファロイスの横顔を見つめる。
もう…記憶が薄れ始めていた。
が、解った。
アルファロイスが何を思い…遠い目で消え行く幻影を追うのかを…。
宙に視線を、彷徨わせたまま。
エルベスですら、思った。
抱き止めた、大人のテテュスの感触。
アイリスと…重さは同じくらい。
けれど…そうあれは間違いなく…今のテテュスがそっくり大きくなったような…。
素直で誠実で…木訥な。
が、やはりそれがどんどん…空虚な幻となって消えて行く。
エルベスもアルファロイスも…その感触を思い起こしながらそれが記憶の中から消えて行くのを…黙して宙を、ただ見つめていた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
草食系ヴァンパイアはどうしていいのか分からない!!
アキナヌカ
ファンタジー
ある時、ある場所、ある瞬間に、何故だか文字通りの草食系ヴァンパイアが誕生した。
思いつくのは草刈りとか、森林を枯らして開拓とか、それが実は俺の天職なのか!?
生まれてしまったものは仕方がない、俺が何をすればいいのかは分からない!
なってしまった草食系とはいえヴァンパイア人生、楽しくいろいろやってみようか!!
◇以前に別名で連載していた『草食系ヴァンパイアは何をしていいのかわからない!!』の再連載となります。この度、完結いたしました!!ありがとうございます!!評価・感想などまだまだおまちしています。ピクシブ、カクヨム、小説家になろうにも投稿しています◇
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
婚約破棄したら食べられました(物理)
かぜかおる
恋愛
人族のリサは竜種のアレンに出会った時からいい匂いがするから食べたいと言われ続けている。
婚約者もいるから無理と言い続けるも、アレンもしつこく食べたいと言ってくる。
そんな日々が日常と化していたある日
リサは婚約者から婚約破棄を突きつけられる
グロは無し
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる