【不定期更新】ラッキースケベに憧れて 〜明るく楽しい異世界生活〜

香月ミツほ

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24.地図※

和平調停を結んだのにちょっかいをかけてくるリンホウ王国への仕返しは副師団長さんに一任された。

オレたちは家に帰って夕食を食べ、まったりしながら気になっていたことを口にする。

「ベイセルは確か西方師団の師団長だったよね。ならやっぱり東方師団、北方師団、南方師団もあるの?」
「北方師団と南海師団だな。東は高い山が連なっていてその向こうは海だから師団を置く必要がない」

西にはリンホウとユピピア?
北にもどこかの国があって南は海? 東は山脈だけ? そういえば地図を見たことがないな。

「ベイセル、地図を見たいんだけどもしかして国家機密?」
「詳細に書かれたものはそうだな。機密でないものは一般用、商人用、私設護衛団用がある」

商人用と護衛団用はそれぞれの関係者しか見られないらしい。一般用なら誰でも見られるのか。



「これが一般用だ」

書斎に置いてあるというので見せてもらったのは確かにざっくりとした地図だった。



それでもこの国「キアトリル王国」が南東の端にあって南は海、南北に長い国だということは判った。しかも南半球!?

西側に2国が隣接してて南がリンホウ、北にユピピア。その向こうはヴィシュヴェテル帝国でユピピアは帝国領。北は山と森と湖の国レイアヴィーン。北とも友好を結んでいるけど国境の森に住む魔獣が時折襲ってくるので、北方師団は主にその害獣対策師団。

「褐色肌の友達がいるんだけど、どこの国から来たんだろう?」
「褐色肌なら砂漠の国アーシクナーン連合国のどこかかもな」
「砂漠の国!!」

布を巻いて駱駝に乗るレーチェ親子を想像したらめっちゃかっこいい。民族衣装はどんな感じだろう。

ユピピアを支配下におく帝国は『グバシュルヌ帝国』で、本国と4つの公国を合わせて帝国、または帝国領というそうだ。関わりそうもないから覚えなくていいや。

西の端に辺境ハルワボーゾってある。
ここは?

「そこは高い山に遮られ、海からは岩礁が多くて近寄れないから、どんな場所かは誰も知らない。大きさも適当だ」

吟遊詩人が色々歌うけど想像でしかないからますます謎が深まる。浪漫ですね。

「地理の勉強ついでに北のレイアヴィーンの特産品を味わってもらおう」

そんな雄の顔で味わうか、なんて言われたら期待しちゃうよ?

抱き上げられ、書斎からベイセルの寝室へ運ばれる。ここのところ毎晩抱かれてるけど、抱き潰さないよう抑えてくれてたから、余計に期待しちゃう。

めちゃくちゃにして!!

寝衣はガウンというか浴衣。
ベイセルはゆったりしたズボンも履いてるけどオレはトランクスに浴衣なのでベッドに寝かされ、膝を割られると脚が剥き出しになる。

ベイセルは嬉しそうに太腿を撫で上げ、トランクスの中、脚の付け根をくすぐる。回り込んでお尻の丸みと弾力を楽しみ、蕾を掠める。

「あっ、は……、んぅ……。ね、特産品、て?」
「あぁ、もう少し後にな」
「気にな……、あぁっ!」

帯を解かれ、おへそを舐められた。

ジリジリと上に上がってきて、胸の先を舐めてくれるかと期待したのに避けて脇に行ってしまう。やわやわと揉んではくれるのに!!

指先が胸の飾りに近づいては離れ、離れては近づく。何度か焦らされて痛いほど勃ち上がった赤い小粒は、べろりとひと舐めされただけで衝撃的な快感を弾けさせた。

「……胸だけでイったのか?」
「え……?」

ぼんやりとしながら言われた言葉を咀嚼する。
え? 乳首イキ、したの?

見れば確かにオレの薄い腹は乳白色の雫に濡れていた。

「そう、みたい……」
「すごいな」
「すごいのはベイセル」
「いいや、タカラだ」
「ベイセルが上手なの!」
「タカラの感度がいいんだろう」

おかしなやりとりになって、笑ってしまった。和やかに続きをねだる。

「早くてごめんね? 続き、してくれる?」
「当然だ」

今度は口づけから。
いたずらなバードキスから深い口づけ。手はゆっくりと頭を撫で、耳をくすぐり、顎、首、鎖骨、肩と撫でていく。やがて唇が離れ、下に下がっていった。脇の下の前あたりを甘噛みされるの、気持ちいい!! 脇の下は舐めて欲しいし、鎖骨もいい。さっきイったのが嬉しかったのか、執拗に乳首を責められる。

「涙目になってるぞ?」
「だって……」

気持ち良すぎてどうしていいか分からないんだよ!

「あぁ、本当にかわいいな」
「ん……、キス、嬉し……」

再び口づけをもらえて夢中になる。
肉厚な舌が口内を蹂躙する幸せに懸命に応えていると、また勃ち上がった花芯が透明な雫を溢す。はしたなく腰を振り、硬い腹筋に擦り付けてしまうのは仕方のないことだろう。

「こっちは準備万端だな。後ろはどうだ?」
「後ろも、もう……」

くちゅ。

太い指が触れると秘所はすでに潤っていた。
本当に便利な身体になっている。

ぬぷ、くち、ちゅぷ……。

毎日欲望を注がれて熟れた蜜壺は、いやらしい水音を響かせながら指をはむ。すぐに指を増やされ、受け入れの準備ができていることを確かめられた。

「タカラはここが濡れるが、私のモノはさすがにすぐには入らない。が。これを使うと……」

いつもと違う小瓶。
香油じゃないのかな?

オレの後孔は濡れるけど、スムーズな挿入のためにはやっぱり香油があった方がいい。なにしろベイセルのは大きいから。

初めて見る小瓶から粘り気のある液体が流れ出てベイセルの天を衝く怒張を包み込む。

不意に抱き起こされて貫かれた。

ぐぷんっ!!

「ひぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」
「くっ!」

痛みなどまるでなく、自重を利用して欲望が最奥へと誘われた。当たり前のように絶頂する。

「あ……、あ……、あ……」

内部がうねり、楔を締めつけては勝手に快楽を貪る。朦朧とした意識の中で、互いの体温だけがはっきりと感じられた。



衝撃から立ち直るころ、改めて押し倒されて今度は緩やかに穿たれた。

浅く、深く、角度を変えて行き来する肉棒。
すでに知られている良いところを刺激されるたびに身体が跳ねる。幾度となく大波に飲み込まれ、気がつけば朝だった。

5度目の絶頂までは覚えているので、6度目に気を失ったのだろう。温かな湯船の中で目が覚めた。

「んん……。あ……、さ?」
「すまん。起こしたか」
「へ、き……」

声が枯れている。
すでに身体は洗い終わっていたようですぐに上がり、果実水を飲ませてもらった。

「まだ早いから寝ていい。それとも茶を飲むか?」
「ベイセ……、は?」

まだ少し声が出しにくい。

「仮眠をとったら出仕する」
「ん。寝る……」



見送りたかったけど、寝坊した。

「タカラ様、本当にご無理なさっていらっしゃいませんか?」
「ヴァルター、大丈夫だよ。オレ今、すっごく幸せだもん」

求められる幸せ。
それに疲労回復茶に滋養強壮薬を入れた……、って長いな。薬湯と呼ぼう。これ飲めば20~30分で楽になる。すごい!!

出回ってないのって、もしかして高かった……?



*******



体力が戻った昼過ぎ、神殿に顔を出した。

「神のお導きに感謝を」

まずはお決まりの挨拶をして礼拝。
ベイセルと想いが通じ合った今となっては、こちらの神様を崇め奉らなければなるまい。神様、どストライクな絶倫イケオジと縁を結んでいただいてありがとうございます!!

だめだ、思い出したらムラッとしちゃう。神聖であろう神殿で……!

でも豊穣の女神とか繁栄の神様を祀っていればワンチャン許される?

後で聞いてみよう。

お布施をして孤児院にお邪魔する。
ユピピアのお土産は買い損ねたので、さっき屋台でドライフルーツ入りクッキーを買ってきた。日持ちもするし、充分な数があるはず。

孤児院に行くと、この前の姉妹が出迎えてくれた。
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