【不定期更新】ラッキースケベに憧れて 〜明るく楽しい異世界生活〜

香月ミツほ

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31.レイアヴィーンの食糧難※

セルマに文句を言っていたわんぱく坊主(?)のリネーの背中を見送ったここは、街を囲む城壁の屋上みたいな場所。通路になっていて外敵が来たらここから矢を射掛けることができる。

城壁の中は兵士の詰所兼宿舎。工房はその中の一角を使用したものだ。

麦芽は乾燥させて粉にすれば保存が利くからこの屋上通路で大量に育てているようだ。
城壁は通路部分が幅4mはあるので通り道を確保しても充分広い。それに水を撒くのだから多少なら雨が降っても問題ない。日当たり優先!

でも風に飛ばされると困るので、日によって筵をかぶせる。

この辺はそろそろいいかもな。

セルマの案内で室内の加工部屋へ。
そこには調理設備がなかったので、七輪が活躍している。

「ここでお芋を煮て、こっちで保温します」

すでに作業は終わっているので、保温中だ。それから、試作品の水飴を見せてもらう。

「おぉ、いい感じ」
「カロリーナ様はすごいんです! あっという間にこの硬さにしちゃうんです!!」
「へぇ、すごいな!」

効率のいい魔法の使い方を習得したんだな。
子供達にも教えているけどまだ魔力が少ないので1人では無理っぽい。手分けしてやればいいよね。

「順調そうで良かった。じゃあカロリーナ様に挨拶して帰るね」
「うん!」

城壁は3階建て+屋上通路になっていて、1階は兵士達の個室と通路、原材料の倉庫。2階はラーシュ殿下とカロリーナ様の仕事部屋と応接室。3階は作業部屋と販売用の容器と完成品の倉庫になっていた。

セルマに案内してもらってカロリーナ様にいとまを告げる。お土産に試作品の『琥珀飴』と名付けられたべっこう飴をもらった。うん、上出来!

「これね、1週間に1 度もらえるの!」
「そうなの?」
「うん! 孤児院の子供達と先生にも食べさせてあげたいな、って思ってたらカロリーナ様がどうぞ、って!」
「毎日あげたいくらいなのですが、まだ量が作れなくて……」

カロリーナ様、優しい!!

ただでさえ試作の段階で、少量残して固めるだけだから数が揃わないのは仕方がない。それに、もう1つの孤児院にもあげるからこの頻度になってしまうらしい。

生産が軌道に乗ったらもっと食べられるね。

オレは事業がうまくいきそうでほくほくしながら家に帰った。



*******


実は家で水飴砂糖を作り続けています。
みんな喜ぶし、手順は最初に見せたからメイドの2人が率先して作ってくれる。

秘密はオレから漏れました……。
お漏らししてごめんなさい!!

まぁ、お客様も来ないし、家庭で楽しむ分にはいいよね? 口止めしてるし! 家でお菓子も作れるようになりました。

以前は食べたい人がお高い焼き菓子を給料で少しだけ買って個人が楽しんでいたらしい。上品な甘さのクッキーのようなスコーンのようなお菓子が主流。上品な甘さなのは砂糖が高いので価格を抑えるために控えめにしているから。

もしかして王族とか上流貴族って頭痛がするほど甘いお菓子とか食べてる?

いや、それならカロリーナ様があんなに喜ばないか。砂糖を使わない料理が発達したのかもなぁ。

一番簡単で砂糖も少なくて済むパンケーキがベイセル家……、じゃなかったフェルンストレーム家の定番になってます。砂糖少なめジャムとか、かぼちゃペーストとかつけてね。

ちなみにここのカボチャはまんまるで白い。大きさは普通のカボチャくらい。でも弱火でじっくり加熱すると、ちゃんと驚くほど甘くなるので、ドライフルーツと並んで手軽な甘味代表です。最近知った。

カボチャのしっとりクッキー作ったら美味しそうだな。



「タカラ様、旦那様がお帰りです」
「はーい」

ベイセルが帰ってくるとヴァルターが呼んでくれる。この家は貴族の家にしてはこぢんまりしているので門から玄関までそんなに距離はないはずなのに、ちゃんと間に合うタイミングで呼ばれる。ヴァルターのスキル? 執事のスキル?

「お帰りー!」
「あぁ、ただいま」

お帰りなさいのハグとかまるで奥さんみたいだけど、ちゅうまではしてないから問題ない。恋人だもん!!

「後でタカラに相談がある」
「相談?」
「あぁ。夕食の後でな」

なんだろう?
疑問はさておき、ベイセルは3日振りに帰ってきたので、夕食の前にシャワー。洗ってあげましたとも!! だってベイセル不足なんだもん。

髪は真面目に洗って身体は抱きつきながら洗う。もちもちの筋肉を楽しみながら洗ってたら当たり前だけど勃ってしまい、抜きっこした。はぁ、幸せ。

夕飯も美味しいし、デザートも美味しい。
今日のデザートはカッテージチーズのフルーツソース和え。うまー!!

ごちそうさまでした!!



「で、相談て?」
「これなんだがな」
「………………根っこ?」
「ぶふっ! まぁ、そうだ。正確にはクワズイモの根だな」
「クワズイモ!!」
「知ってるのか?」
「前の世界にもあったけど、同じかな?」

多少見た目が違っても、前の世界と同じ野菜や果物がたくさんある。けど、絶対ではない。それにクワズイモなんて熱帯植物園で葉っぱを見ただけだから根っこは見たことがない。

オレの手首くらいの太さでめっちゃグネグネ曲がってる。

「これが?」
「毒があるのだが食べられないか、と持ちかけられたんだ」

北の国レイアヴィーンは森と湖の国。
王政ではなく、いくつかの少数民族がそれぞれの縄張りで暮らしているらしい。

森の恵みで慎ましく暮らしているのだが、今年は雨が多く、食べ物が少ないという。こういう事は数年ごとにあるので食べられるものを増やしたいそうだ。

雨が多い年はこのイモが育ちやすいので、このイモが食べられればかなり助かるようだ。

「オレが知ってるのはその根を加工して澱粉を取り出して食べる人がいたらしい、ってことかな?」
「食べられるのか!」
「他に食べるものがなくて飢えたときに、って話だよ?」

明日、オレが知ってる方法を試してみることになった。でも毒抜きが充分にできないとお腹壊すのでは?

「それは大丈夫なやつで試すから問題ない」

……犯罪者とか、そういう?
まぁいいや。

あっという間に相談が終わり、ベイセル補充ターイム! あっ! ヤバい!!

「ベイセル、クワズイモ素手で触ってたよね? オレ、かぶれるかも知れないから手を洗ってきて」
「そうなのか? そういえば幼い子供はかぶれることがあると言ってたな」

幼い子って……。
でも昔、ウルシにかぶれたから嫌なんだよ。これから色んなところを触ってもらうわけだし。

しっかり洗ってきてね!!



「んっ……、く……、あぁ……っ、あんっ」
「確かにこれはかぶれそうだな。赤ん坊の肌のようだ」

赤ちゃん美肌?
幸いなことに異世界で肌荒れすることもなく、ツルスベをキープできてます。ベイセルの剣だこのある硬い手のひらで撫で上げられるの、気持ちいいんだよねぇ。

申し訳程度のムダ毛がいやらしいところを強調するためにあるみたいって喜ばれるのには驚いた。脇の下は乳首と同じくらい感じるからだけど、恥ずかしい。

薄いけどしっかり全身を覆う皮下脂肪が、触り心地を良くしている模様。でも全身隈無く撫で回されると前も後ろもぐしょぐしょになってしまう。早く入れてぇ……。

「はやく、ここにちょうだい?」
「ああ」

仰向けで膝を抱えて足を広げ、軽く腰を揺らしてねだる。ベイセルは短く返事をして熱杭を蜜壺に押し当てた。

待ち侘びたモノがゆっくりと押し入ってくる。

充分柔らかいけど、それでもいっぱいいっぱいだ。小刻みに前後しながら進むそれは、芯は硬いのに表面は柔らかく、優しくていやらしい。

「ひぁんっ!!」
「ここが好きなところだな」
「すきっ! でも、奥も……!」

いいところ押されて身体が跳ねる。
でもそこでは奥の飢えが満たされない。

「んんんん~~~~~~!!」

奥に届いた淫茎に最奥への狭い通路をノックされると、それだけで中イキした。目がチカチカする……。

「もう少しがんばってくれよ?」

オレだけ先に気持ち良くなってしまったけど、もちろんまだまだ頑張ります。ていうかまだ足りない。

もっともっと、いっぱい気持ちよくしてぇ……。
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