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記憶喪失……?
2-26 記憶が戻ったけど忘れたい!
お世話になりました宴会をした翌朝、3頭の馬に乗って町を出た。オレとベイセルが2人乗りでロニーとバルトサールはそれぞれ単独で乗る。
乗馬のできないオレとベイセルが2人乗りするのは当然の成り行き!!
……後ろから腰を抱かれてドキドキする。
たくましい体躯、高い体温、抜群の安定感。
そして規則正しい馬の上下運動。
やば……。
この状態で夜までお預け!?
絶対むり!!
「ベイ、セル……ぅ……、休憩、お願いぃ……」
「お、おい大丈夫か?」
「大丈夫、じゃ、ない~!!」
さすがに青姦はできないけど、木陰でヌいてもらっちゃった。
「まったく……。こんな休憩ありえませんよ。師団長、明日はどうにかしてくださいね」
「おう、任せておけ」
ロニーに呆れられつつ、ベイセルがどうにかするよう請け負っているけど、どうにもならない気がするよ。どうするの?
「今夜のお楽しみだな」
エロい顔でそんなことを言われたらまたしたくなっちゃうよ?
そして夜。
野営用のテントの中で散々搾り取られた。
そうか、出すもんなくなれば大丈夫だよね。ベイセルってば天才!!
*******
3回の野営を経て、目的の町……、いや村? 漁村だな。
キアトリル王国って言ってたのに漁村?
「ここはまだグバシュルヌ帝国南部にある、漁村チカパシです。記憶がなかなか戻らない人はここの祠に祈りを捧げて記憶を返してもらうそうです」
「なにそれすごい!!」
まさにファンタジー!!
オレは覚えてなくても問題ないけど、ベイセルは仕事の都合とかあるもんね。気合を入れてお祈りするぞー!!
その祠は大きな海峡の狭まった部分の崖を少し降りたところにあった。南を向いた岩の窪みで、8畳くらいの広さだ。広いのか狭いのか。
そこの1段高くなった所に御神体であろう直径20cmほどの水晶玉が置かれ、手前に横長の供物台と燭台がある。
それなりに静謐な空気を感じる。
用意のいいロニーがそこに果物を並べて蝋燭に火を灯した。
「それではお二方、それぞれ御神体をよく撫でながら記憶を返してもらえるよう、祈ってください」
「えっ!? 御神体なのに触っていいの?」
「そのように言われています」
ロニー調べでそうなのなら従うべきか。
先にベイセルがよく撫で、次いでオレもしっかり撫でてから並んで跪き、手を合わせて祈る。
思い出さなくても不自由してないけど、でもベイセルとのエロエロしい愛の日々は思い出したいかも。
イケオジの男臭い色気……。
うん。
思い出すべき!!
それまで適当だった気持ちを入れ替え、真剣に祈りを捧げた。
ふわり
ん?
風とも違う何かが頬を撫でた気がする。
目を開けるとオレとベイセルはほんのりと光っていた。
「おぉぉぉぉ、ファンタジー……」
「なんとも幻想的だな」
「でも記憶戻ってないよ?」
「あと2ヶ所行かなくてはなりません」
おう、3ヶ所行くのか。
不思議な心地のまま、もと来た道を辿り、崖の上に行く。そして次の祠へ。え? 戻るの?
「順番が決まっているのです」
お詣りする順番は東、西、真ん中だそうだ。
同じように崖を下り、西側の洞窟に入る。中には東と同じく水晶玉が置いてあるのでよく撫でて祈った。
じわり
先ほどの光が体に染み込むようにして消えた。
いよいよ最後の祠へ降りるとそこは東西の2つの祠より広く、学校の教室くらいの広さがあった。崩落しないよね?
それにしても。
「これが御神体か?」
「すごく……、大きいです……」
そこにあったのは直径30cmの軸の上に直径50cmはある塊のついた水晶。よく言えば松茸、忌憚ない意見として言わせてもらえばペニス。2つの水晶玉と1本のキノコ水晶。
……生殖器崇拝かな?
「これも撫でるの?」
「はい」
なんとも言えない顔でベイセルがささっと撫で、オレは嬉々として撫でまわす。ベイセルのは充分な大きさだけどオレのは少しくらい大きくなってもいいので。ご利益あるかも知れないからね!
そしてまた跪いて祈る。
オレはどうやってベイセルと出会ったのか。
どんな風に付き合いを深めたのか。
プロポーズはどうだったのか。
たぶんオレが初めて身体を繋げた人。
初めて『愛』を感じた人。
きっと大切な思い出だから、余すことなく思い出したい。
神さま、オレの思い出を返してください。
ようやく本気になって祈り始めると、なんだか身体が揺れる。寄せては返す波に身を任せるような穏やかな揺れ。隣を見るとベイセルも揺れていた。
ゆらり ゆらり ゆらり
視線に気づいて手を伸ばすから、オレも右手を伸ばす。指先が触れ、離れ、今度こそ、と手を繋ぐ。
オレたちの記憶を返してください。
楽しめました?
オレが心の中で神様にそう問いかけると、御神体の先端から真珠を溶かしたような柔らかな光が溢れ出した。その光は洞窟内を満たし、上も下も分からなくなる。まるでラノベで神様に会える白い空間だ。もしかしたらこれは神域なのかも知れない。
そんなことをぼんやり考えていたら、いつの間にか気を失ったらしい。
*******
「んん……」
「う……、ここは……?」
「師団長!! 記憶は!?」
「記憶? なんの……」
「ぅお……、お、思い出したぁ!!」
出会いって、オレたちの出会いって!
オレいきなり乗っかったの!?
週末アナニーライフを楽しもうとしていたらガン勃ちのイケオジが牢屋で捕まってて、夢だと思っていきなり乗っかったんだったぁっ!!
オレのバカ! 変態! マヌケ!
なんでこんなに適当な生き方してるんだよ!!
「うわぁぁぁぁぁっ!!」
「タカラ! どうした? 苦しいのか?」
オレは涙目。
恥ずかしい記憶に胸が苦しいです……。
「ベイセルは……、思い出した?」
「あぁ。リンホウの牢内にエロい姿で忽然と現れたかわいいタカラをはっきりとな」
「やめてぇぇぇぇっ!!」
騒ぐオレを抱き上げて宥め、呆れるロニーと共に崖を登った。
ちなみにバルトサールは馬の番のため、祠には下りていない。
「いかがですか?」
「あぁ、あいつらの小言が面倒だな」
記憶が戻った確認なのにあいつらじゃ伝わらないんじゃない?
「副師団長のお名前は?」
「イングヴァル= セーデルブラード」
「参謀殿は?」
「アンセルム= レンネゴード」
「情報屋は」
「モーゼスだな」
「そのモーゼス殿からの情報でお迎えに上がりました」
「そうか」
そう言えば!
前と同じシチュエーションで声をかけられたっけ。行商人だか露天商だかも同じ人だったけど、あの人も仲間かな?
「そうだ。あいつは陸路、モーゼスが海路の情報を集めている」
もちろんそれぞれ1人ではなく、さらに仲間がいるらしい。そこまではベイセルも知らないみたいだけど。
オレたちは無事記憶が戻り、今度こそキアトリル王国への帰路に着く。早くオレの相棒こと天馬の十六夜に会いたい。オレしか乗せない真珠色に輝く馬で、とても頭がいい。乗馬のできないオレでもちゃんと乗せてくれる気遣いのできる馬だ。天馬といいつつ空は飛べないけど。
ユピピアの公子様と婚約者の第二王女(16)がとっても仲良しだとか、第二王子のラーシュ様と結婚した食いしん坊伯爵令嬢のカロリーナ様が懐妊したとか、参謀補佐のヤルステットさんと副師団長補佐のビョルクさんが結婚したとか、ビョルクさんのお姉さんで調剤師のマルタさんが婚約したとか、おめでたい話をいろいろ聞いた。
オレたちが記憶を無くしていた期間て2ヶ月もないよ? なのになぜそんなにおめでたい事が続くのか。
「ご懐妊は偶然ですが、お二人が行方不明になっていつ何があるかわからないと不安を煽られてそれぞれの仲が進んだのです」
あの師団長でさえ行方不明になるんだ、と思ったんだって。ベイセルって頼り甲斐が半端ないもんね。そりゃあ不安にもなるか。
ふふふ、二人がかりで身体を張って縁結びしちゃったなー!
※最後の御神体は松茸水晶、またはセプタークォーツで検索してみてください。どぴゅっ!
乗馬のできないオレとベイセルが2人乗りするのは当然の成り行き!!
……後ろから腰を抱かれてドキドキする。
たくましい体躯、高い体温、抜群の安定感。
そして規則正しい馬の上下運動。
やば……。
この状態で夜までお預け!?
絶対むり!!
「ベイ、セル……ぅ……、休憩、お願いぃ……」
「お、おい大丈夫か?」
「大丈夫、じゃ、ない~!!」
さすがに青姦はできないけど、木陰でヌいてもらっちゃった。
「まったく……。こんな休憩ありえませんよ。師団長、明日はどうにかしてくださいね」
「おう、任せておけ」
ロニーに呆れられつつ、ベイセルがどうにかするよう請け負っているけど、どうにもならない気がするよ。どうするの?
「今夜のお楽しみだな」
エロい顔でそんなことを言われたらまたしたくなっちゃうよ?
そして夜。
野営用のテントの中で散々搾り取られた。
そうか、出すもんなくなれば大丈夫だよね。ベイセルってば天才!!
*******
3回の野営を経て、目的の町……、いや村? 漁村だな。
キアトリル王国って言ってたのに漁村?
「ここはまだグバシュルヌ帝国南部にある、漁村チカパシです。記憶がなかなか戻らない人はここの祠に祈りを捧げて記憶を返してもらうそうです」
「なにそれすごい!!」
まさにファンタジー!!
オレは覚えてなくても問題ないけど、ベイセルは仕事の都合とかあるもんね。気合を入れてお祈りするぞー!!
その祠は大きな海峡の狭まった部分の崖を少し降りたところにあった。南を向いた岩の窪みで、8畳くらいの広さだ。広いのか狭いのか。
そこの1段高くなった所に御神体であろう直径20cmほどの水晶玉が置かれ、手前に横長の供物台と燭台がある。
それなりに静謐な空気を感じる。
用意のいいロニーがそこに果物を並べて蝋燭に火を灯した。
「それではお二方、それぞれ御神体をよく撫でながら記憶を返してもらえるよう、祈ってください」
「えっ!? 御神体なのに触っていいの?」
「そのように言われています」
ロニー調べでそうなのなら従うべきか。
先にベイセルがよく撫で、次いでオレもしっかり撫でてから並んで跪き、手を合わせて祈る。
思い出さなくても不自由してないけど、でもベイセルとのエロエロしい愛の日々は思い出したいかも。
イケオジの男臭い色気……。
うん。
思い出すべき!!
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ふわり
ん?
風とも違う何かが頬を撫でた気がする。
目を開けるとオレとベイセルはほんのりと光っていた。
「おぉぉぉぉ、ファンタジー……」
「なんとも幻想的だな」
「でも記憶戻ってないよ?」
「あと2ヶ所行かなくてはなりません」
おう、3ヶ所行くのか。
不思議な心地のまま、もと来た道を辿り、崖の上に行く。そして次の祠へ。え? 戻るの?
「順番が決まっているのです」
お詣りする順番は東、西、真ん中だそうだ。
同じように崖を下り、西側の洞窟に入る。中には東と同じく水晶玉が置いてあるのでよく撫でて祈った。
じわり
先ほどの光が体に染み込むようにして消えた。
いよいよ最後の祠へ降りるとそこは東西の2つの祠より広く、学校の教室くらいの広さがあった。崩落しないよね?
それにしても。
「これが御神体か?」
「すごく……、大きいです……」
そこにあったのは直径30cmの軸の上に直径50cmはある塊のついた水晶。よく言えば松茸、忌憚ない意見として言わせてもらえばペニス。2つの水晶玉と1本のキノコ水晶。
……生殖器崇拝かな?
「これも撫でるの?」
「はい」
なんとも言えない顔でベイセルがささっと撫で、オレは嬉々として撫でまわす。ベイセルのは充分な大きさだけどオレのは少しくらい大きくなってもいいので。ご利益あるかも知れないからね!
そしてまた跪いて祈る。
オレはどうやってベイセルと出会ったのか。
どんな風に付き合いを深めたのか。
プロポーズはどうだったのか。
たぶんオレが初めて身体を繋げた人。
初めて『愛』を感じた人。
きっと大切な思い出だから、余すことなく思い出したい。
神さま、オレの思い出を返してください。
ようやく本気になって祈り始めると、なんだか身体が揺れる。寄せては返す波に身を任せるような穏やかな揺れ。隣を見るとベイセルも揺れていた。
ゆらり ゆらり ゆらり
視線に気づいて手を伸ばすから、オレも右手を伸ばす。指先が触れ、離れ、今度こそ、と手を繋ぐ。
オレたちの記憶を返してください。
楽しめました?
オレが心の中で神様にそう問いかけると、御神体の先端から真珠を溶かしたような柔らかな光が溢れ出した。その光は洞窟内を満たし、上も下も分からなくなる。まるでラノベで神様に会える白い空間だ。もしかしたらこれは神域なのかも知れない。
そんなことをぼんやり考えていたら、いつの間にか気を失ったらしい。
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「んん……」
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「師団長!! 記憶は!?」
「記憶? なんの……」
「ぅお……、お、思い出したぁ!!」
出会いって、オレたちの出会いって!
オレいきなり乗っかったの!?
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オレのバカ! 変態! マヌケ!
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「タカラ! どうした? 苦しいのか?」
オレは涙目。
恥ずかしい記憶に胸が苦しいです……。
「ベイセルは……、思い出した?」
「あぁ。リンホウの牢内にエロい姿で忽然と現れたかわいいタカラをはっきりとな」
「やめてぇぇぇぇっ!!」
騒ぐオレを抱き上げて宥め、呆れるロニーと共に崖を登った。
ちなみにバルトサールは馬の番のため、祠には下りていない。
「いかがですか?」
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「参謀殿は?」
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「情報屋は」
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「そうか」
そう言えば!
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「そうだ。あいつは陸路、モーゼスが海路の情報を集めている」
もちろんそれぞれ1人ではなく、さらに仲間がいるらしい。そこまではベイセルも知らないみたいだけど。
オレたちは無事記憶が戻り、今度こそキアトリル王国への帰路に着く。早くオレの相棒こと天馬の十六夜に会いたい。オレしか乗せない真珠色に輝く馬で、とても頭がいい。乗馬のできないオレでもちゃんと乗せてくれる気遣いのできる馬だ。天馬といいつつ空は飛べないけど。
ユピピアの公子様と婚約者の第二王女(16)がとっても仲良しだとか、第二王子のラーシュ様と結婚した食いしん坊伯爵令嬢のカロリーナ様が懐妊したとか、参謀補佐のヤルステットさんと副師団長補佐のビョルクさんが結婚したとか、ビョルクさんのお姉さんで調剤師のマルタさんが婚約したとか、おめでたい話をいろいろ聞いた。
オレたちが記憶を無くしていた期間て2ヶ月もないよ? なのになぜそんなにおめでたい事が続くのか。
「ご懐妊は偶然ですが、お二人が行方不明になっていつ何があるかわからないと不安を煽られてそれぞれの仲が進んだのです」
あの師団長でさえ行方不明になるんだ、と思ったんだって。ベイセルって頼り甲斐が半端ないもんね。そりゃあ不安にもなるか。
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