21 / 46
王城より
しおりを挟む
ウラジミール王国、人族が誇る最大の国である。
そこで王都と呼ばれる場所に、立派な王城が建てられていた。
そこの持ち主であり、その王国を統べるものは、カレン・フォード・ウラジーミルという女性であった。
彼女は女神の生き写しと言われるほどの美貌と、2年前の最恐大戦より王位を継承されてから、その類稀なるカリスマ性と知力から、終戦後間も無くして国を再建、および統治を行い、民からも官僚からも信頼される賢王と称されていた。
だが、彼女にも一つだけ、不満に思われていることがあった。
それは、世継ぎの問題である。通常この国では14歳で婚約者を決め、16歳で婚姻を行い、世継ぎを作らなければならない。
だが、カレンはすべての見合い話を蹴り、断固として夫を娶る意思がないのだ。
たったそれだけの事と思うかもしれない、確かに彼女の時代でならば、特に気にすることもないだろう。だが、彼女が突然死んだりしてはどうだろう、そうでなくても、人には寿命がある。
彼女がいなくてはこの国は成り立たない、この平和な国の次の世代、また次の世代と続かせるためには、どうしても世継ぎが必要なのである。
そして、今もこの女王との交渉が行われている。
「女王様、またお見合い話を蹴ったそうですね!」
「ええ、そうです」
「前からも進言しているはずです、あなたが世継ぎを残さなければ、この国は本当に終わってしまいます!」
「それなら、養子を取ればいいでしょう」
「下手に養子を取るよりも、あなた様の優秀な血を引いた子の方が、この国のためになるのです!」
「私の意思は無視ですか?」
「国を統べる者の立場になった以上、こういった事は仕方がない事なのです。
あなた様が王位の継承を望まれた時、それを承知で受けたはずです!」
「・・・・・・」
「黙っても無駄です。女王様!」
「・・・・・・」
「女王様!…………はぁ、わかりました。無理強いは、今は!しません。そのうち否が応でもご自分の立場がお分かりになるはずですので。
では、これで失礼します」
そう言って、部屋の外に出て行った臣下を見て、カレンはため息をついた。
「わかっているのです。私だってわかっているのです。でも、どうしても、それだけはダメなのです」
彼女には愛する人がいる。
その人は2年前の大戦で、弱り切っていた騎士団の代わりに、私に黙ってたった1人で戦場に赴いた。
表向きは、大戦で勝利したのは騎士団全員が奮戦した結果と記されているが、実際は違う。
その人が、たった1人で戦った結果終戦することができたのである。
2000のそれも魔族相手にたった1人で挑んでいった彼ような人のことを一般的には無謀というのだろう。だが、結果はどうだろう、2000の敵をボロボロになりながら倒し、敵の将を足止めしていたから、我が国は今でも存続していられる。彼がいなければこの国は2年前に滅んでいたはずだ。
だが、私がいけなかった。当時、私と彼は仲が悪かったわけではなかったが、それでも当時の王女という立場から、どうしても彼との間に壁があった。
そして、終戦の前夜、食事の時、私は彼と言い争いをして不仲になってしまった。その時の私はひどい奴だったと思う、特に非もないその人に罵詈雑言を浴びせ、挙げ句の果てには持っていた飲み物が入ったグラスを投げつけ、出ていけと言ってしまった。
そして、次の日、朝早く誰も使用人すらも起きていない時間帯で部屋にノックをすることが響いた。
ノックををしたのはその人で、彼は私に、昨日はすまなかった、と言ってきた。私は素直に許してもいいと思ったが、寝ぼけていたこともあり、
許さない、絶対に
と言ってしまった。すると、彼は、わかった、というと廊下を歩く音が響いていった。
私は少し怪訝に思い、扉を開け、外を覗くとそこには誰もいなかった。私は特に考えもせず、扉を閉じ眠りについた。
その時、私は誰これ構わず叩き起こしてでも、彼を探すべきだった。そうすれば、彼を永遠に失うことなど、あり得なかった。
そして起床時間の少し前、荒々しくドアを叩く音が聞こえ、目を覚ました。
扉を開けると、血相を変えた騎士団員の1人が、私に報告してきた。
なんでも、団長の装備が軒並み無くなっており、寝室には誰もいなく、しかも、王都から1キロほど離れた場所で激しい戦闘が行われているとか。
その報告を聞き、私も血相を変え急いで着替え、制止すらも振り切り、見張り台に登って、彼を探した。
私の莫大な魔力があれば、彼を魔術を使って彼を探すことも可能だ。そして、見つけた、血だらけになりながら襲い来る敵を切り倒し、魔銃で撃ち抜く彼の姿を。
私は居ても立っても居られなくなり、彼と同じく幼少期から馴染みのある実力者を引き連れ、彼の元に向かった。
だが、それがいけなかった。私が行った結果、戦局が傾いたのだ。彼は結局、敵を退けたのだが、私は敵に呪いをかけられ瀕死の重傷を負い、彼に伝えることを伝え、目を閉じた。
目を覚ますと、そこはいつも通りの寝室の天井だった。私は自分が生きていたことに驚き、扉から出ると、たまたまきていた使用人に驚かれ、みんなを読んで来る、と言って去って行った。
しばらくすると、戦場に一緒に行ってくれた幼少期からの友人が来た。だが、その中に彼の姿はなかった。
私は、彼はどこにいるのか、と聞いたが、全員俯いて答えてくれない。
ようやく口を開いた友人は、ついて来てくれ、と言うので私はついていくことにした。ついていった先には大きな棺が置いてあった。友人はそれを指し示すと、彼に挨拶してこい、と言った。
私はしばらくその意味が理解できなかった。そして、理解した時にはすでに棺の前に立っていた。
その中には目を閉じて、まるで眠ったように横たわる彼の姿があった。
私はしばし呆然としたが、現実を理解し途端、大粒の涙が溢れて来た。情けなく、泣き叫び、棺にしがみつく、こんなに悲しんでも、彼は一切反応してくれはしない、なぜなら彼の魂はもうここにはないのだから。
その日から、私は部屋に閉じこもり、ご飯もろくに取らず、ただ呆然と目の前の空間を見続けていた。
すると、ある日私の部屋に友人が、これを読め、と言ってドアの隙間から手紙らしき物を入れてきた。
私は無気力にそれを手に取り、宛名を見ると、私は今までの無気力が嘘のようにすごい速さで手紙を開いた。宛名に彼の名前が書いてあったのだ。
読むと、確かにこれは彼の字だった。
"これを読んでいると言うことは、俺はもう死んでいるということだろう。
それに対して間接的にでも、お前が関わっているのだとしたら、何も負い目に感じることはない、お前に罪はない。むしろ、俺が弱かったのが原因だ。
もしこれを読んでいる時に、ショックでふさぎ込んでいるようなら、今すぐ部屋を出て国の再建にできることをしろ、それだけが、俺の願いだ。 "
私はその手紙を読んで、すぐさま行動に移した。単純な女だと笑われてもいい、でも私にとってはその手紙の内容は何よりも尊い物だったのだ。
できることはなんでもした、そして王位を継承した後も、他国と同盟関係を取り付け、国も豊かにした。
2年間、それを続けて行なっていき、遂に国を本当の意味で再現することに成功した。
だが、それだけのことを成し遂げ、民からも官僚からも賢王と讃えられても、私には虚しさしかなかった。原因はわかっている、私が真に褒めて欲しいのは彼だけなのだ、あの無愛想だけど、どこか暖かい言葉で私をねぎらって欲しかった。
その思いは16歳になった今でも、心に募っている。
「あなたは最強なんでしょう、なんで死んだのよ……」
私は夜の寝室で1人でお酒を飲んでいた。もう、3本も開けてしまったからか、酔いが回っていて、本音を話してしまう。
「ジンから聞いたわよ、あなたは私を生き返らせる時に、私はこの国に必要だと、言ったそうじゃない。
私の気持ちも考えてよ、バカ!」
そう言って、私は壁にお酒の入ったグラスを壁に投げつけた。
壁がまるで血のように赤く染まる。
「お願いだから戻ってきてよぉ、グレイがいなきゃ頑張った甲斐がないじゃない……」
いつもでは考えられないほどの弱々しい声でそう呟き、私はひっそりと涙を流した。
そこで王都と呼ばれる場所に、立派な王城が建てられていた。
そこの持ち主であり、その王国を統べるものは、カレン・フォード・ウラジーミルという女性であった。
彼女は女神の生き写しと言われるほどの美貌と、2年前の最恐大戦より王位を継承されてから、その類稀なるカリスマ性と知力から、終戦後間も無くして国を再建、および統治を行い、民からも官僚からも信頼される賢王と称されていた。
だが、彼女にも一つだけ、不満に思われていることがあった。
それは、世継ぎの問題である。通常この国では14歳で婚約者を決め、16歳で婚姻を行い、世継ぎを作らなければならない。
だが、カレンはすべての見合い話を蹴り、断固として夫を娶る意思がないのだ。
たったそれだけの事と思うかもしれない、確かに彼女の時代でならば、特に気にすることもないだろう。だが、彼女が突然死んだりしてはどうだろう、そうでなくても、人には寿命がある。
彼女がいなくてはこの国は成り立たない、この平和な国の次の世代、また次の世代と続かせるためには、どうしても世継ぎが必要なのである。
そして、今もこの女王との交渉が行われている。
「女王様、またお見合い話を蹴ったそうですね!」
「ええ、そうです」
「前からも進言しているはずです、あなたが世継ぎを残さなければ、この国は本当に終わってしまいます!」
「それなら、養子を取ればいいでしょう」
「下手に養子を取るよりも、あなた様の優秀な血を引いた子の方が、この国のためになるのです!」
「私の意思は無視ですか?」
「国を統べる者の立場になった以上、こういった事は仕方がない事なのです。
あなた様が王位の継承を望まれた時、それを承知で受けたはずです!」
「・・・・・・」
「黙っても無駄です。女王様!」
「・・・・・・」
「女王様!…………はぁ、わかりました。無理強いは、今は!しません。そのうち否が応でもご自分の立場がお分かりになるはずですので。
では、これで失礼します」
そう言って、部屋の外に出て行った臣下を見て、カレンはため息をついた。
「わかっているのです。私だってわかっているのです。でも、どうしても、それだけはダメなのです」
彼女には愛する人がいる。
その人は2年前の大戦で、弱り切っていた騎士団の代わりに、私に黙ってたった1人で戦場に赴いた。
表向きは、大戦で勝利したのは騎士団全員が奮戦した結果と記されているが、実際は違う。
その人が、たった1人で戦った結果終戦することができたのである。
2000のそれも魔族相手にたった1人で挑んでいった彼ような人のことを一般的には無謀というのだろう。だが、結果はどうだろう、2000の敵をボロボロになりながら倒し、敵の将を足止めしていたから、我が国は今でも存続していられる。彼がいなければこの国は2年前に滅んでいたはずだ。
だが、私がいけなかった。当時、私と彼は仲が悪かったわけではなかったが、それでも当時の王女という立場から、どうしても彼との間に壁があった。
そして、終戦の前夜、食事の時、私は彼と言い争いをして不仲になってしまった。その時の私はひどい奴だったと思う、特に非もないその人に罵詈雑言を浴びせ、挙げ句の果てには持っていた飲み物が入ったグラスを投げつけ、出ていけと言ってしまった。
そして、次の日、朝早く誰も使用人すらも起きていない時間帯で部屋にノックをすることが響いた。
ノックををしたのはその人で、彼は私に、昨日はすまなかった、と言ってきた。私は素直に許してもいいと思ったが、寝ぼけていたこともあり、
許さない、絶対に
と言ってしまった。すると、彼は、わかった、というと廊下を歩く音が響いていった。
私は少し怪訝に思い、扉を開け、外を覗くとそこには誰もいなかった。私は特に考えもせず、扉を閉じ眠りについた。
その時、私は誰これ構わず叩き起こしてでも、彼を探すべきだった。そうすれば、彼を永遠に失うことなど、あり得なかった。
そして起床時間の少し前、荒々しくドアを叩く音が聞こえ、目を覚ました。
扉を開けると、血相を変えた騎士団員の1人が、私に報告してきた。
なんでも、団長の装備が軒並み無くなっており、寝室には誰もいなく、しかも、王都から1キロほど離れた場所で激しい戦闘が行われているとか。
その報告を聞き、私も血相を変え急いで着替え、制止すらも振り切り、見張り台に登って、彼を探した。
私の莫大な魔力があれば、彼を魔術を使って彼を探すことも可能だ。そして、見つけた、血だらけになりながら襲い来る敵を切り倒し、魔銃で撃ち抜く彼の姿を。
私は居ても立っても居られなくなり、彼と同じく幼少期から馴染みのある実力者を引き連れ、彼の元に向かった。
だが、それがいけなかった。私が行った結果、戦局が傾いたのだ。彼は結局、敵を退けたのだが、私は敵に呪いをかけられ瀕死の重傷を負い、彼に伝えることを伝え、目を閉じた。
目を覚ますと、そこはいつも通りの寝室の天井だった。私は自分が生きていたことに驚き、扉から出ると、たまたまきていた使用人に驚かれ、みんなを読んで来る、と言って去って行った。
しばらくすると、戦場に一緒に行ってくれた幼少期からの友人が来た。だが、その中に彼の姿はなかった。
私は、彼はどこにいるのか、と聞いたが、全員俯いて答えてくれない。
ようやく口を開いた友人は、ついて来てくれ、と言うので私はついていくことにした。ついていった先には大きな棺が置いてあった。友人はそれを指し示すと、彼に挨拶してこい、と言った。
私はしばらくその意味が理解できなかった。そして、理解した時にはすでに棺の前に立っていた。
その中には目を閉じて、まるで眠ったように横たわる彼の姿があった。
私はしばし呆然としたが、現実を理解し途端、大粒の涙が溢れて来た。情けなく、泣き叫び、棺にしがみつく、こんなに悲しんでも、彼は一切反応してくれはしない、なぜなら彼の魂はもうここにはないのだから。
その日から、私は部屋に閉じこもり、ご飯もろくに取らず、ただ呆然と目の前の空間を見続けていた。
すると、ある日私の部屋に友人が、これを読め、と言ってドアの隙間から手紙らしき物を入れてきた。
私は無気力にそれを手に取り、宛名を見ると、私は今までの無気力が嘘のようにすごい速さで手紙を開いた。宛名に彼の名前が書いてあったのだ。
読むと、確かにこれは彼の字だった。
"これを読んでいると言うことは、俺はもう死んでいるということだろう。
それに対して間接的にでも、お前が関わっているのだとしたら、何も負い目に感じることはない、お前に罪はない。むしろ、俺が弱かったのが原因だ。
もしこれを読んでいる時に、ショックでふさぎ込んでいるようなら、今すぐ部屋を出て国の再建にできることをしろ、それだけが、俺の願いだ。 "
私はその手紙を読んで、すぐさま行動に移した。単純な女だと笑われてもいい、でも私にとってはその手紙の内容は何よりも尊い物だったのだ。
できることはなんでもした、そして王位を継承した後も、他国と同盟関係を取り付け、国も豊かにした。
2年間、それを続けて行なっていき、遂に国を本当の意味で再現することに成功した。
だが、それだけのことを成し遂げ、民からも官僚からも賢王と讃えられても、私には虚しさしかなかった。原因はわかっている、私が真に褒めて欲しいのは彼だけなのだ、あの無愛想だけど、どこか暖かい言葉で私をねぎらって欲しかった。
その思いは16歳になった今でも、心に募っている。
「あなたは最強なんでしょう、なんで死んだのよ……」
私は夜の寝室で1人でお酒を飲んでいた。もう、3本も開けてしまったからか、酔いが回っていて、本音を話してしまう。
「ジンから聞いたわよ、あなたは私を生き返らせる時に、私はこの国に必要だと、言ったそうじゃない。
私の気持ちも考えてよ、バカ!」
そう言って、私は壁にお酒の入ったグラスを壁に投げつけた。
壁がまるで血のように赤く染まる。
「お願いだから戻ってきてよぉ、グレイがいなきゃ頑張った甲斐がないじゃない……」
いつもでは考えられないほどの弱々しい声でそう呟き、私はひっそりと涙を流した。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる