どうにかしたいの!

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異世界トリップですか?

落ち着こう

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しばらくして、メイドさんが主人らしい人を連れてきた

………………………………………

「大丈夫ですか?気分の優れないところはありますか?」
「えっと………」
「医師の診断では身体に異常が無いと言っていたが?」
そばに執事らしき人がいる。
「はい。カイル様。そのように聞いております。」

「あぁ、そうだ、私はカイル。カイル・ブレイドです。この屋敷の主人です。カイルと呼んでください。貴方の名前は?」
「牧原 沙耶(まきはら さや)    です。」
「マキハラサヤ?」

首を傾げている。もしかして……

「『サヤ』と呼んでください。」
「名前は『サヤ』なのですね。もしかして家名が『マキハラ』?」

そうだと答えると、不思議そうにしていた。
驚いた事に、姿形、声もゲーム内とそっくり………
そう、某イケメンゲームのカイル殿下にだ


嘘でしょ……

「そうそう、サヤはアヤノを知っていますか?」
もしかして………
「彩乃、ここに居るんですか?無事?」

思わず起き上がり、立ち上がろうとした所を制止された。
眩暈がおこり、ふらつく身体を支えられた。

「アヤノはここには居ません。弟の所に保護されています。貴女と同じ髪の色と瞳です。彼女も『サヤは?』と言っていたとか……」

執事からグラスを受け取り、どうぞと渡してくれる。
落ち着こう…………
そう思って、グラスを受け取り少し飲む。
冷たい水を飲んで、少し落ち着いた。

「貴女方2人は渡り人ですね。この世界には時々そう言う方が来られたと報告があります。サヤは私が偶然発見したのです。渡り人は国家の保護対象であり、見つけた者が高貴の場合は、その者に保護義務が有りますから、ここでゆっくりと休んでください。」
「保護義務ですか。」
「そうです。」

ゲームの中ではそういうのは無かった………類似世界?
しかも、ゲームや小説とかの、よくあるある『異世界トリップ』
彩乃が無事なのは良かったけど、会わないと………
あと、元の世界に戻れるのだろうか………

考え込んでいる私を心配そうに見つめている。
助けてもらったのに、お礼、言ってない

「あの、助けてもらってありがとうございます。それ……」
「あぁ、今は食事をして、身体を休めてください。後でゆっくりと話しましょう。」

そう言って、カイル様は席を外した。
残された私は、取り敢えず、元気をださないとと思い、メイドさんがワゴンで押して持ってきてくれた食事をベットの上でいただいた。
まるでお姫様の朝食のようだ…………なんて思ってしまったのはご愛敬と思っほしい。
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