どうにかしたいの!

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カイル目線

お茶会

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サヤは、この国の事を知りたいといい、本の閲覧等を許可した。
出来るだけ、この屋敷内では自由にさせて良いと命じて。
この世界に来て、不安なことも多いだろう。
自身で知識を求める事はいいことだと。
でも、私に頼って欲しい気持ちもあるのだが……
異性にあまり接してこなじゃったのが裏目に出たか……

「サヤはどうしてる?」

ついつい執事に聞いてみた。
「気になるのなら、お茶会でもされますか?外でされたら、少しは会話が弾むかもしれませんよ」
「そうだな、では、そのように」
「かしこまりました」


そう言って、準備をしたお茶の席。
庭先も考えたが、ちょうど見頃な花が溢れている場所が良いだろうとメイド達の案で、この部屋にした。温室のような感じで、色んな植物があり、綺麗な花も咲いている。
中央にテーブルと椅子が準備されていた。

彼女の部屋に飾りたくて、匂いのきつすぎず、そして、心和らげるものをと、執事と相談しながら、花を摘んで待っていた。

彼女の気配を感じ、振り向く。

「あぁ、サヤ。来たのですね。」

笑顔で声かけ、摘んだ花を執事に渡していた。
彼女の部屋にと……

執事はそれを持って、側のメイドにいけるように指示をだす。


サヤが周りを気にしているのがわかる。
その姿も可愛らしく、愛おしく感じてしまう。

ついつい周りを観察するのに夢中なサヤに気付いて欲しく、側に行く。


「サヤ、座って」

そう言って、彼女をエスコートし、椅子を引く。
少しドキドキして、ぎこちない動きになっていないか心配だったが、大丈夫そうだ。

ケーキと紅茶を準備され、彼女の前に置かれる。
私はコーヒーのみだ。


「お口に合えば良いけど、どうぞ」

そう声かけて、すすめる。

促され、ケーキにフォークをさし、口に運ぶ動作は可愛らしいが……
…………………………

彼女の表情が固まった。
口に合わなかったのか……

でも、素知らぬ顔でお茶を飲んでいた。
彼女なりの心遣いだろう。


紅茶を飲んだ途端、パーッと明るく微笑む。
コロコロ変わる表情が可愛らしく、ついつい見つめてしまった。
そう言えば、シンも言っていたなぁ……
つい先日の会話を思い出して

「シンが言っていた通りの反応ですね。」

⁇?

「アヤノも同じ反応だったらしいですよ。」

目を見開き、驚きの表情も可愛らしい。
どこまで私を落としていくのだろうか……

「シンからは、あまり詳しくは教えてもらえてはいないのですがね……」


それから、サヤに色んな事を聞いた。
住んでいた国の事を、文化など
でも、「全部を知っているわけではないから、わかることだけ」と話してくれた。

私も自身のこと、この世界のことを教えた。
それも、全てではないが、話せる範囲で。
短時間で全てを話せるわけないし、理解できるはずもないから……

彼女の事をもっと知りどうすれば彼女の気を引けるのか、そんな事も考えていた。


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