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青銅の鏡
精霊達に呟き
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「あなたも呼ばれたのですか?」
「あぁ、お前もか?」
人で有るエドワルド•フィンレイと特別な契約しているシルフィとエルメシアの二人は、最古の精霊王のお一人で有る精霊王フェリスに呼ばれて、精霊樹に築かれた彼の城に来ていた。
精霊王達にはそれぞれ各地にある精霊樹に城を構えていた。
その事を知っているのは、上位精霊のうちでもわずかな者達だけだ…。
人の世界からしたら不思議な事であるが、それぞれの精霊王の居城の側にある精霊樹は、精霊の泉や各地にある精霊樹に続くる道の入り口のようでもあったし、精霊や妖精が存在する世界を支えているものの一つとも言えたんだ。
勿論『世界樹』と呼ばれる特別な場所にも行けるが…。
そこを通れるのは精霊王と後継者となる存在のみでもあった。
上位の精霊になれば精霊王が何処に居られるのか不思議とわかる。だから、側で飛び交う妖精達や、精霊王の従者のように支えている精霊達に居場所を訊かなくても向かっていけるのだ…。
精霊王フェリスの城は緑豊かで、多くの木々や美しい花々が咲き乱れていた。
どの精霊王が居られる場所にも庭園は存在するが、この王の居られる場所が一番美しいと称されてもいた。
向こうの方には、精霊達の内では珍しく主人と認めた人の子、エドワルド•フィンレイが住んでいる屋敷の温室にある樹と同じ樹が多く見えてきた。
そう、『桜』『枝垂れ桜』と呼ばれている樹々だ。
精霊王フェリスが許可して与えたのであるから、当然と言えば当然であるが…。
精霊王フェリスはあの樹の管理者とも言える存在でもあるんだ。
精霊王フェリスはこちらに気がついたように振り返った。
翠色の髪に金の瞳を持つ美しい王。
「我らが精霊王フェリス様、お呼びいただいたとの事で参上いたしました。」
軽く膝を折り頭を下げる。
人とは違うので、我らの場合の挨拶はこのぐらいだ。
もちろん上下関係は存在し、王達には敬意も持っている。
「シルフィとエルメシア、よく来ました。あなた達は人の子、エドワルド•フィンレイと契約していましたね。」
「はい。彼の方は人の子でありますが、不思議な魅力がある方で…単なる契約ではなく主として仰がさせて頂いています。」
「他の精霊達よりも彼の方のお側にいたいと思いましたので…。」
「そうですね、あの者は特別な…ふふふっ、その件で咎める事は有りませんよ。過去の精霊達も人と特別な関係を持つ者は多く存在していましたから…。それよりも、精霊王エルメシアンと、精霊王ヴィズバルトが人の世界で…現在、北の国と称されているオーベルムハイム国で暴れたそうですね。」
穏やかな表情で笑っているように見えるが、その目の奥では怒りが見え隠れしていた。
自分達よりも格上に存在であるこのお方が…
精霊王達の行動に?いや、多分その行動を起こした原因の方にだろう…。
精霊王達の後継者候補である自分達でも、何とか耐えられるぐらいだ。
単なる精霊や妖精では恐怖で地に伏せてしまうぐらいの威圧。
「はっ、はい。あの国では我らが禁とされている忌まわしい呪法で作られたモノが多く存在していました。それにより国全体まではいっていませんでしたが、城自体がかなり澱みの影響を受けていました。その影響と、もともと持っていたものも有るでしょうが…、汚らわしい欲望で、あのお二人が大切にしている私達の主人を汚そうとしましたので…。」
「そのようですね…。『青銅の鏡』と称されるモノは…我が友が自分が愛した人のために使用したのが最初です。精霊の魔力を使えば多少の浄化は可能でしたから…。それを悪用して作られ続けたのが忌まわしいモノ…。」
精霊王フェリスは一旦瞳を閉じて、過去の友のことを思い出していた。
心優しい友は人を愛し、人と結ばれて…。
自らの力を使い、その結果この世を去るように…。
自分は彼に対して羨ましい感情もあったが、『失うのは…』と止めたのだ。
そこまで人と関わり守る必要性があるのかとも説いて…。
友の残された力は閉ざされた大地の奥にまだ残されているが、他の精霊王達と共に魂は輪廻の中に…。
残された魔力に一部魂が残ってしまったのを知ったのは後のこと。
そうでなければ、人ではなく、もう一度精霊として生まれ変わると思っていたんだ。
精霊王まで上り詰めた者は、寿命と共に輪廻の輪に戻り、また精霊として生まれ、精霊王まで上り詰める者が多いんだ。
その理由はわからないが、創造神が関与しているのだろう…。
「エドワルド•フィンレイが邪な魂の持ち主達に狙われているようです。お前達は彼の側で守り続けることを許します。また、他にも彼の家族達と契約している精霊達もいましたね。その者達も側に…。そして自分達が信じるモノを守りなさい。人の寿命は我らにとっては些細なもの…。関わる事も良い糧となるでしょう…。」
精霊王フェリスはそれだけ伝えると、ふっと目の前から姿を消した。
他の精霊王達のもとに行ったのか、それとも精霊樹の頂点とされる世界樹の方に行ったのか…。
それよりも…
「直ぐに他の者に伝えましょう。」
「そうだな…。今アガットと、グィーン、ウィン、ロルフ…あぁエイーリィアにも伝えた。森のほうに集まるようにとも…」
「ありがとうございます。では行きましょうか…。」
二人で頷き合い、その場を後にして森に移動した。
既に彼らは集まり…他にも三名程集まっていた。
我らの主人と関わりだし、次代の精霊王候補とされる上位の精霊がここまで集まるのも珍しい。
あの屋敷の者達だけが特別なのだろう。
自分達の主人が中心として存在しているからでもあるが…。
彼の双子の妹も、主人よりは少し下がるが他の者達以上には特別な存在ではあるが…。
彼女に何かあれば、主人の心は大きく揺らぎ傷つく…。
双子特有の絆のせいでもあるのだろうが…。
よって、扱いは主人と同じにしていた。
彼女自身の魅力に、自分達と同等の力を持つ上位精霊のエイーリィアが膝を折ったのはいつからか…。
「精霊王からフィンレイ侯爵家…私達が契約している者達の側に付く許可をいただきました。」
「ふふふっ、そうしたら私は堂々と、可愛いレイチェルの側に居られるのね。今度からは堂々と侍女の格好で側に…。」
エイーリィアが嬉しそうに微笑んでそう言った。
以前、侍女の姿で彼女を守ったのもエイーリィアだ。
特別な契約をすれば、契約者に自分の魔力も、それ以外も提供できるし、その逆もある。
側に居られればそれが常で…。
エイーリィアの気持ちは自分達にも充分理解できる。
「我らも専属執事兼護衛の姿になるか?」
「侍従の格好でも良いかも知れない…そっちの方が動きやすい?」
妖精や精霊は基本性別は決まっていない。どちらの姿を取るのも自由なんだ。
魔力の性質で姿を決める者もいるが…。
そう言えば、過去に…
いや…今はそんな事はいいだろう。
人と交わり子を成した精霊はほんのわずか…
単なる精霊では無理だが…
ふとそんな事まで考えた…。
「…」
「どうした?」
「私達の主人に不快な事をした者がいるようです。少し先に行っていますね。」
他の者にそう告げると、シルフィとエルメシアは先に人の世界に…。
そこで見たのは…
主人であるエドワルドには、不快なマーキングがされていたんだ。
怒りが湧き上がるが、とりあえず抑える。
人の世界で自分達の力は多少の制限がある。
これは別世界の別次元と言ってもいい精霊界から人間界にきた影響とも言えるが…。
自分達の力をフルに使えば、均衡が崩れるのも理由の一つだろう。
残された証拠の針を元に、元の身体を作り上げ、同じものを複製させて…。
人の罪は人の裁きが必要だ。
ただ、例外で精霊が裁くこともあるが…。
フィンレイ侯爵家の侍従の姿に変わり、魔物の虫を飛ばす。
人と共に自分達も二手に分かれて…。
犯行に及んだ者は、ある程度人の裁きを受けたら自分達でも裁こうと考える。
人によってどれだけの恐怖を与えるのか…。
そんな事を考えていたんだ。
そして、捕らえた者は、自分達にとっても捕らえた者達にとっても小物だ…。
そこからまだ先に存在するものを感じ取る。
密かに小物の首に、とあるものを…。
時間がくればそれは…。
思わず口角が上がるが…
「そっちは終わったか?」
「えぇ、とりあえず戻りましょう。私達の主人の元に…。」
そう言って大切な主人の元に急いだ。
ちょうど眠りから覚めて、この世界で医師という存在の者の診察も受けたようだし…。
侯爵には犯人を捕える際に自分達が協力し、また主人であるエドワルドの側につくことも伝えているから大丈夫。
どんな反応が来るのかワクワクしながら、主人には特別なものを紅茶に混ぜて…。
これは害があるものではない。ただ特別なものとだけ…。
お茶とお菓子をワゴンに乗せて部屋に入室した。
主人であるエドワルドの驚きの反応が嬉しくて、またあの場でいた精霊達が姿を現せた事での驚きの表情が楽しくて…。
思わず笑ってしまいそうになる。
ここまで精霊に執着される者達も珍しい。
それが人にとっていい事なのかどうかはわからないが…。
二人はそんな事を考えながら、今後を楽しみに思ったんだ…。
「あぁ、お前もか?」
人で有るエドワルド•フィンレイと特別な契約しているシルフィとエルメシアの二人は、最古の精霊王のお一人で有る精霊王フェリスに呼ばれて、精霊樹に築かれた彼の城に来ていた。
精霊王達にはそれぞれ各地にある精霊樹に城を構えていた。
その事を知っているのは、上位精霊のうちでもわずかな者達だけだ…。
人の世界からしたら不思議な事であるが、それぞれの精霊王の居城の側にある精霊樹は、精霊の泉や各地にある精霊樹に続くる道の入り口のようでもあったし、精霊や妖精が存在する世界を支えているものの一つとも言えたんだ。
勿論『世界樹』と呼ばれる特別な場所にも行けるが…。
そこを通れるのは精霊王と後継者となる存在のみでもあった。
上位の精霊になれば精霊王が何処に居られるのか不思議とわかる。だから、側で飛び交う妖精達や、精霊王の従者のように支えている精霊達に居場所を訊かなくても向かっていけるのだ…。
精霊王フェリスの城は緑豊かで、多くの木々や美しい花々が咲き乱れていた。
どの精霊王が居られる場所にも庭園は存在するが、この王の居られる場所が一番美しいと称されてもいた。
向こうの方には、精霊達の内では珍しく主人と認めた人の子、エドワルド•フィンレイが住んでいる屋敷の温室にある樹と同じ樹が多く見えてきた。
そう、『桜』『枝垂れ桜』と呼ばれている樹々だ。
精霊王フェリスが許可して与えたのであるから、当然と言えば当然であるが…。
精霊王フェリスはあの樹の管理者とも言える存在でもあるんだ。
精霊王フェリスはこちらに気がついたように振り返った。
翠色の髪に金の瞳を持つ美しい王。
「我らが精霊王フェリス様、お呼びいただいたとの事で参上いたしました。」
軽く膝を折り頭を下げる。
人とは違うので、我らの場合の挨拶はこのぐらいだ。
もちろん上下関係は存在し、王達には敬意も持っている。
「シルフィとエルメシア、よく来ました。あなた達は人の子、エドワルド•フィンレイと契約していましたね。」
「はい。彼の方は人の子でありますが、不思議な魅力がある方で…単なる契約ではなく主として仰がさせて頂いています。」
「他の精霊達よりも彼の方のお側にいたいと思いましたので…。」
「そうですね、あの者は特別な…ふふふっ、その件で咎める事は有りませんよ。過去の精霊達も人と特別な関係を持つ者は多く存在していましたから…。それよりも、精霊王エルメシアンと、精霊王ヴィズバルトが人の世界で…現在、北の国と称されているオーベルムハイム国で暴れたそうですね。」
穏やかな表情で笑っているように見えるが、その目の奥では怒りが見え隠れしていた。
自分達よりも格上に存在であるこのお方が…
精霊王達の行動に?いや、多分その行動を起こした原因の方にだろう…。
精霊王達の後継者候補である自分達でも、何とか耐えられるぐらいだ。
単なる精霊や妖精では恐怖で地に伏せてしまうぐらいの威圧。
「はっ、はい。あの国では我らが禁とされている忌まわしい呪法で作られたモノが多く存在していました。それにより国全体まではいっていませんでしたが、城自体がかなり澱みの影響を受けていました。その影響と、もともと持っていたものも有るでしょうが…、汚らわしい欲望で、あのお二人が大切にしている私達の主人を汚そうとしましたので…。」
「そのようですね…。『青銅の鏡』と称されるモノは…我が友が自分が愛した人のために使用したのが最初です。精霊の魔力を使えば多少の浄化は可能でしたから…。それを悪用して作られ続けたのが忌まわしいモノ…。」
精霊王フェリスは一旦瞳を閉じて、過去の友のことを思い出していた。
心優しい友は人を愛し、人と結ばれて…。
自らの力を使い、その結果この世を去るように…。
自分は彼に対して羨ましい感情もあったが、『失うのは…』と止めたのだ。
そこまで人と関わり守る必要性があるのかとも説いて…。
友の残された力は閉ざされた大地の奥にまだ残されているが、他の精霊王達と共に魂は輪廻の中に…。
残された魔力に一部魂が残ってしまったのを知ったのは後のこと。
そうでなければ、人ではなく、もう一度精霊として生まれ変わると思っていたんだ。
精霊王まで上り詰めた者は、寿命と共に輪廻の輪に戻り、また精霊として生まれ、精霊王まで上り詰める者が多いんだ。
その理由はわからないが、創造神が関与しているのだろう…。
「エドワルド•フィンレイが邪な魂の持ち主達に狙われているようです。お前達は彼の側で守り続けることを許します。また、他にも彼の家族達と契約している精霊達もいましたね。その者達も側に…。そして自分達が信じるモノを守りなさい。人の寿命は我らにとっては些細なもの…。関わる事も良い糧となるでしょう…。」
精霊王フェリスはそれだけ伝えると、ふっと目の前から姿を消した。
他の精霊王達のもとに行ったのか、それとも精霊樹の頂点とされる世界樹の方に行ったのか…。
それよりも…
「直ぐに他の者に伝えましょう。」
「そうだな…。今アガットと、グィーン、ウィン、ロルフ…あぁエイーリィアにも伝えた。森のほうに集まるようにとも…」
「ありがとうございます。では行きましょうか…。」
二人で頷き合い、その場を後にして森に移動した。
既に彼らは集まり…他にも三名程集まっていた。
我らの主人と関わりだし、次代の精霊王候補とされる上位の精霊がここまで集まるのも珍しい。
あの屋敷の者達だけが特別なのだろう。
自分達の主人が中心として存在しているからでもあるが…。
彼の双子の妹も、主人よりは少し下がるが他の者達以上には特別な存在ではあるが…。
彼女に何かあれば、主人の心は大きく揺らぎ傷つく…。
双子特有の絆のせいでもあるのだろうが…。
よって、扱いは主人と同じにしていた。
彼女自身の魅力に、自分達と同等の力を持つ上位精霊のエイーリィアが膝を折ったのはいつからか…。
「精霊王からフィンレイ侯爵家…私達が契約している者達の側に付く許可をいただきました。」
「ふふふっ、そうしたら私は堂々と、可愛いレイチェルの側に居られるのね。今度からは堂々と侍女の格好で側に…。」
エイーリィアが嬉しそうに微笑んでそう言った。
以前、侍女の姿で彼女を守ったのもエイーリィアだ。
特別な契約をすれば、契約者に自分の魔力も、それ以外も提供できるし、その逆もある。
側に居られればそれが常で…。
エイーリィアの気持ちは自分達にも充分理解できる。
「我らも専属執事兼護衛の姿になるか?」
「侍従の格好でも良いかも知れない…そっちの方が動きやすい?」
妖精や精霊は基本性別は決まっていない。どちらの姿を取るのも自由なんだ。
魔力の性質で姿を決める者もいるが…。
そう言えば、過去に…
いや…今はそんな事はいいだろう。
人と交わり子を成した精霊はほんのわずか…
単なる精霊では無理だが…
ふとそんな事まで考えた…。
「…」
「どうした?」
「私達の主人に不快な事をした者がいるようです。少し先に行っていますね。」
他の者にそう告げると、シルフィとエルメシアは先に人の世界に…。
そこで見たのは…
主人であるエドワルドには、不快なマーキングがされていたんだ。
怒りが湧き上がるが、とりあえず抑える。
人の世界で自分達の力は多少の制限がある。
これは別世界の別次元と言ってもいい精霊界から人間界にきた影響とも言えるが…。
自分達の力をフルに使えば、均衡が崩れるのも理由の一つだろう。
残された証拠の針を元に、元の身体を作り上げ、同じものを複製させて…。
人の罪は人の裁きが必要だ。
ただ、例外で精霊が裁くこともあるが…。
フィンレイ侯爵家の侍従の姿に変わり、魔物の虫を飛ばす。
人と共に自分達も二手に分かれて…。
犯行に及んだ者は、ある程度人の裁きを受けたら自分達でも裁こうと考える。
人によってどれだけの恐怖を与えるのか…。
そんな事を考えていたんだ。
そして、捕らえた者は、自分達にとっても捕らえた者達にとっても小物だ…。
そこからまだ先に存在するものを感じ取る。
密かに小物の首に、とあるものを…。
時間がくればそれは…。
思わず口角が上がるが…
「そっちは終わったか?」
「えぇ、とりあえず戻りましょう。私達の主人の元に…。」
そう言って大切な主人の元に急いだ。
ちょうど眠りから覚めて、この世界で医師という存在の者の診察も受けたようだし…。
侯爵には犯人を捕える際に自分達が協力し、また主人であるエドワルドの側につくことも伝えているから大丈夫。
どんな反応が来るのかワクワクしながら、主人には特別なものを紅茶に混ぜて…。
これは害があるものではない。ただ特別なものとだけ…。
お茶とお菓子をワゴンに乗せて部屋に入室した。
主人であるエドワルドの驚きの反応が嬉しくて、またあの場でいた精霊達が姿を現せた事での驚きの表情が楽しくて…。
思わず笑ってしまいそうになる。
ここまで精霊に執着される者達も珍しい。
それが人にとっていい事なのかどうかはわからないが…。
二人はそんな事を考えながら、今後を楽しみに思ったんだ…。
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